パテを削って綺麗な面ができたら、乾燥させて脱脂し、サフェを吹きます。ここで一番重要なのは、マスキングのやり方です。ロッカーパネルとかドアの上部など、吹き付けたくない部分は、とにかく覆っておけばよいのですが、塗る部分と隠す部分の境目の処理は、ちょっと工夫が要ります。今回はドアの稜線のちょっと手前にボカシができるように、稜線よりも少し下に被せ気味に、新聞紙をたるませてマスキングしました。
具体的には、まず、上部のマスキングする方が見える状態に、塗る部分の方に新聞紙が被るようにおいて、テープで固定し、その新聞紙を裏表に捲り上げるようにして、塗る部分を出して、上部に新聞紙を被せます。そうすることで、塗る部分の上側の新聞紙が丸まっている状態になり、マスキングのスレッシュ(境い目)がクッキリ出てしまうのを防げます。また、左右をマスキングする新聞紙も、塗る面から浮かした状態にしておき、あまりキッチリと貼らないままでサフェを吹きます。吹き終わったのが上右の写真で、上部の境目も適当にボケており、左右の境目は大きくボケています。
サフェが乾いたら、#1000の耐水ペーパーで研いでいきます。色吹きの境目もプレスの稜線付近に持ってきたいので、サフェの上部は削り落として、サフェを残す上下幅は、パテを覆い隠す最小限の範囲にしました。これは、結果としては正解だったと思います。ここまでで、すでに夜の作業になっていたので、ここで一晩放置して、色吹きとクリアは翌日としました。
色吹きは、下側の端面と、内側に回り込んだところも塗るので、左写真のようにドアの内側もマスキングしました。内側をマスキングしてから、ドアを閉めて、右写真のようにプレスの稜線より上側をマスキングします。このときもスレッシュがクッキリ出ないように、上側を覆う新聞紙は下端を丸く折り返すように貼ります。横方向は、前後とも開放しておき、スプレーでボカシをつけることにしました。
左は色吹きが完了した写真です。この状態で塗料が8割程乾いたところで、上側を覆っている新聞紙を一旦剥がして、3〜4mm上にずらして貼り直しました。これは、色吹きよりも広い範囲にクリアを塗るためです。それから、おもむろに二液式のウレタンクリアを吹き、マスキングを剥がしたのが右写真です。境目部分には、SOFT99のボカシ剤も使いました。この箇所の補修は、今回の3箇所の中では最も出来が良くて、塗り終わった時点でも補修跡がほとんど分からないレベルになっていました。
あとは、1週間ほど乾燥硬化させて、#1500の水研ぎと、コンパウンドでボカシ部分のザラザラを仕上げて完成です。完成後の良い写真がないのですが、写真ではどう撮影しても全く分からないし、「ここだよ」と言われて肉眼でよくよく観察しても、まあ普通の人が見たら分からないと思います。耐候性の問題は不明ですが、今のところ(約9ヶ月)は全く問題ないです。ここまで仕上がるなら、素人板金も悪くないかな、と自画自賛モードに入ってしまいました。
っと、調子に乗ってこの記事を書いている本日先程、右リアドアの下部と、その下のロッカーパネルを凹ましてしまいました。これまた何とも素人的なミスで、ジャッキをズッコケさせて、ボディに食い込ませてしまったという非常に情けない状況です。早速、板金屋さんに見積もりをお願いしましたら、予想通りロッカーパネル側が3万円、ドア側が2万円だそうで、ドアの方はモールより下側全体にクリアをかけることになるそうです。5万は痛すぎるので、前回同様、ロッカーパネルだけお願いして、ドアの方はあとで自分でやろうかと思っています。あ〜、情けない。
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