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 次は、リアシート脇のカバーですが、これはとても簡単です。まず、リアシートの座面を持ち上げて、その下にあるネジを外します。ネジは写真のように指で回せば外れます。あとは下側に手を突っ込んで、引っ張ればOKです。上端は右写真のように引っかけになっているので、リアシェルフを付けたままの場合は、この引っかけをズラして外してからカバーをとります。

    

 カバーを外すと、こんなんなってます。カバーの裏には金属製のクリップが3カ所。これでボディ側の板金のミミにハマっているだけです。外したところは右写真のように広々としてますので、好きなだけケーブルを通せます。このリアシート脇を外したら、次はセンターピラー下側のカバーを外します。

    

 センターピラー下側のカバーは、適当なヘラ(写真は内装外し用)を隙間から突っ込み、前側と後ろ側を交互に、上部から外していきます。きっかけができれば簡単に下の方まで外せます。くせ者は一番下のフックで、中写真のように室内側に向かって爪が掛かっています。外すと右写真のようになっています。助手席のシートを邪魔にならない位置に動かし、カバーを室内側に少し倒しながら上手く抜けば外れます。ムリをすると、このフックはいとも簡単にポキンと折れるので要注意です。ちなみに私は一つ折りました。

    

 次は助手席足下のカバーを外します。まず、サイドシル側からヘラを突っ込んで持ち上げます。すると、手前側のプラスティックのフックが外れ、さらにもう少し持ち上げて、二番目のラバーのフックを外しながら、真ん中の写真のようにちょっとこじるようにして外します。外したカバーの裏側は、右写真のようになっています。フックは3カ所で、赤矢印の2箇所がラバー製、黄矢印箇所はプラスティック製で、ここもムリをすると簡単に折れてくれます。カバーを外す際に、ラバー製のフックは車体側に残るかも知れませんが、またはめればOKなので問題ありません。外しにくい場合は、無理をしないでグローブボックスを外してからこのカバーを外す方が安全です。

 ちなみに、私の車は、赤矢印のラバー製フックを1カ所なくされました(たぶん、カーナビを付けたショップで)。ラバーフックが2個とも付いている状態で、このカバーをはめるのはかなり難しいので、はめる際に短気をおこして省略されたんだと思います。フックがなくてもバタバタしたりしないので、そのままにしてあります。フックが全部ついてないと気が澄まないという人は、グローブボックスを外した状態で、このカバーを付けた方が良いと思われます。この辺の設計も、分解性のことはあまり考慮されていないようです。

    

 次は、サイドシルのカバーですが、ネジ2本を外して上に引っぱれば外れます。左写真はセンターピラーの付け根を撮影したのもので、矢印の2カ所が+のネジで止まっています。これを外したら、あとは基本的にカバーを上に引っぱるだけなのですが、運が悪いと右写真のようにカバー内側のステー部分が折れて、ボディ側に残ってしまいます。カバーを止めているクリップは金属製で、右に見える長穴に差し込まれているのですが、ここが硬くてカバーにクリップを止めているステー部分の強度の方が相対的に不足しています。なので、これが上手く外れるかどうかは、テクニックもありますが、運もかなりあります。

(このページは、掲載している方法および結果を保証するものではありません)