2013年11月30日  群馬県甘楽郡下仁田町(妙義山駐車場)

期待されていたアイソン彗星は太陽に接近したところで溶けてしまったというニュースが流れる頃、月の加減も良い11月30日に、星見に行きました。場所は、長野県妙義山の駐車場。夕方、用事があったので、それを済ませて8時に現地に到着。同業者が2人、先にいました。
この日は、最近、マイブームとなっているお気楽直焦点(ノータッチガイドの30秒露出)で、M45を狙います。
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到着して、先ず妙義山を前景に固定撮影。この間に赤道儀を赤道儀をセッティング


M45が天頂付近に登るまで、秋の星座を撮影。
5mmレンズ、LEE No.2フィルター使用。

  日が替わって、2:40頃、M45を30秒露出で撮影。
16枚(8分相当)撮影して、コンポジットしました。
カメラは、PENTAX K−5Usを使用。
刷毛で掃いたような、青いガスが写ってくれて、ちょっと感激です。


北の空を見ると、北斗七星がかなり上がってきました。
北斗七星の周りには、銀河が多くあるので、その中から、高度の高い位置にある、M81とM82を狙ってみると、うまい具合に視野に収まりました。これも、30秒露出の16枚コンポジットで。

フィルム撮影では、全然撮れなかった対象(撮ろうとも思わなかった)ですが、デジタルカメラのお陰で、こうも簡単に、そこそこ撮れてしまいます。技術の進歩に驚くばかりです。




星見の風景。
夜半を過ぎたので、冬の大三角形も西に傾いています。


明け方近くになったとき、北斗七星の下にラブジョイ彗星が来ていることを思い出しました。
何気なく、双眼鏡で覗いていると彗星らしいものが見えるので、念のため写真を撮ってみると尾がはっきりと写っていました。

(50mmレンズ)
200mmレンズで撮影。エメラルドグリーン色の核がとても綺麗です。


M45の直焦点もうまくいき、想定していなかったM81、M82。そして、まったく期待もしていなかったラブジョイ彗星も捉えることができ、収穫のある一夜でした。



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