二宮 邦次郎
備中高梁生まれの牧師。松山女学校( 松山東雲学園)初代校長。

《生い立ち》
 岡山の金森通倫によってキリスト教を知り、新島襄の勧めで同志社速成神学科に学び、帰郷して日曜学校を開設した。再度、同志社で学び直したあと高梁で本格的な伝道を開始し、高梁教会の設立に尽力した。

《受洗》
 
受洗は新島襄から授かった。
 
また、今治で横井時雄を助け、小松に開拓伝道を行い小松(伊予小松)教会設立へと、続いて松山伝道を行い松山第一基督(松山)教会を設立させて牧師に就任した。 キリスト教主義女子教育の必要性を感じて(1886)9月松山女学校( 松山東雲学園)を創立、以来校長を兼務して伝道と教育に尽力した。

 さらに(1891)松山夜学校 (松山学院)を開設して労働者教育に尽くしたり、(1898)施療院を夜学校に設置して教会付属とすることで地域に貢献した。


《牧会活動》
 
教会から1年間の休暇をとり、巡回伝道師として函館教会の設立をはじめトド休会、熊本教会を支援した。こうしたことを通して自給独立の基礎固めをした。のち、 京橋(霊南坂)教会を再興して牧師に就任した。

《著作等》


出 典 『キリスト教歴史』