・A1 4472 FLYING SCOTSMAN"(1930年代バージョン)
A1 4472は現在、イギリス国鉄時代の60103(A3)として動態保存されています。A1はナイジェル・グレズリー氏が設計した、車軸配置4−6−2の3気筒旅客用テンダー式蒸気機関車です。1922年から1925年にかけて、50輌が製造されました。その後1927年から1948年には改良型のA-3が28輌製造され、その後A-1も改造が施され、A-3に編入しました。本機は1923年にドンカスター工場で、グレートノーザン鉄道(GNR)の1472として製造されました。1924年にはロンドン&ノース・イースタン鉄道(LNER)の4472に改番され、「フライング・スコッツマン」の愛称が付けられました。テンダーを大型の物に交換し、内部には機関士交代用の通路を設け、更に吸水装置を設置し、長時間の無停車運転を可能にしました。1934年には当時の蒸気機関車としては世界最速の160キロの公式記録を出しました。本機も1947年に改造が施され、A-3に編入しました。
Dapol製のA-1 4472をベースに、煙室扉ハンドル、フロントデッキ周り、ドレイン管の追加、テンダーの加工などを行い、1930年代当時のスタイルを再現してみました。
「FLYING SCOTSMAN」のヘッドマークが目立ちます。
この頃には前面のステップはありませんでした。
通風管がないので、すっきりしています。
ダンパーリンケージは公式側にあります。
排障器を取り付けています。
通風管は非公式側を走っています。
逆転棒も非公式側にあります。