ラッシュアワー |
RUSH HOUR |
LCD GAME DIGITAL/バンダイ |
Written by T鈴木 |
押し屋 |
交通機関のラッシュアワーって本当に嫌ですよね。
なんでそこまでして満員電車に乗らなきゃならないの?って思うし、ギュウギュウ詰めにされた車内で息も絶え絶えになって移動するときの苦しさと言ったら…。
現在ではダイヤ改正や列車の増発でかなり改善されたそうですが、一昔前は、列車に入りきらないお客さんを無理矢理車内に押し込む「押し屋」という職業がマジで存在したのである(今でもいるのかな?)。
今回紹介する「ラッシュアワー」。そんな「押し屋」さんの苦労を味わえるゲームです。
何というか、時代背景を感じさせるような題材でいいですね〜。
子供が遊ぶものなのに、発想はかなりオッサン的だが(笑
無理やり押し込め |
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東京駅に電車が到着(スクリーン上部にちゃんと「TOKYO」と書いてある)。 入り口ドアからどんどん溢れ出てくるお客さんを、駅員さんを操作して無理やり車内に押し込もう。 電車の入り口は3列。それぞれの列で、4人まで並んでしまったらミスだ。 なお、他のゲームデジタルシリーズ同様、1000点…2000点…3000点と、1000点獲得ごとにごとに500点のボーナスタイムとなるぞ。 (その際は溢れ出ていた乗客は、すべてリセットされる)。 最高得点は19990点だ。 |
ばばぁを助けろ |
画面左端にランダムに現れるおばあさん。 フラフラと倒れそうになっているので、倒れる前に助けに行くと100点のボーナスだ。 そう考えると、チマチマと乗客(1人10点)を押し込むのがバカバカしくなってくるが、あまりおばあさんにかまっていると、その間に次々と乗客が溢れ出てきます。 おばあさんが転んでもミスにはならないので、敢えて放置するのもまた勇気です!(てか余裕のある時以外は放っておこう) また、おばあさんが向こうを向いているときは助けられませんので(これがけっこう時間のロスになる)、うまくこっちを向いたときに助けに行くようにしましょう。 あと100点以内でボーナスタイムに到達するときは、問答無用で助けに行ってよし! ボーナスタイムでは、溢れ出る乗客はすべて一端リセットされるし、端数の得点は後に持ち越されるからです。 |
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最狂の混雑時間 |
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高得点時になると、たまに客が本気で駅員を殺しにきます。 3つの列から客が次々と溢れだし、もはや最後まで押し込むのは不可能な状態。 と言っても、必ずしも最後の1人まで客を押し込む必要はありません。 1人2人押し込んだら隣の列に移動…という風に、やばくなった列から押し込んでいけばいいのです。 こう書くと簡単なように思えますが、最後尾ギリギリで押し込む作業を繰り返すのは、かなりのパニック感です(当然おばあさんなど助けている場合ではない)。 何とかボーナスタイムまでたどり付ければいいのですが、危ない列を冷静に見極め、的確に操作し、このピンチを乗り切れるかどうかが「ラッシュアワー」攻略の鍵なのだ! |
熱いゲームだが、出回りは…!? |
この「ラッシュアワー」、よく出来たゲームには違いないのですが、ちょっととっつきにくい感じがします。 ・斜め視点 ・入り口前に客がいないときは駅員が常に前方に行ってしまう ・乗客と駅員のグラフィックパターンを併用している(駅員のグラフィックには帽子が追加されるだけ) といった具合に、パニック時には大層自分の位置が把握し辛くなっています。 ジャカジャカ点が入るゲームなのでテンポはいいのですが、一種の遊びにくさみたいなものは感じますね。 無論それが個性と言えば個性だし、慣れればどうということはないのですけど。 なお、そのことが影響しているかどうかは知りませんが、他のシリーズに比べてかなり出回りが少ないです(と言っても「ひょうきん教室」や「ノストラダムスの大予言」ほどじゃないけど)。 当然高値になってしまうし、相変わらずコレクター人気は高いですので、見つけたら即GETしておくことをお勧めします。 |
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