エピソード4 ゴールドメダリオン

                                                            3.火吹き山

テテント男爵城の城下町テトラシャーンの夜は更けた。しかし物語は続く。
その夜、一人の男が盗賊ブードゥー・チャイルドに冒険の話を持ちかけてきました。ブードゥーが体験した奇妙な冒険とは?今回はその物語について語ることにいたします。

※プレイヤーとキャラクターについての説明はこちらをご覧下さい。


DM:ネットの通信速度が速くなった。今日はキャラクター同士の会話メインでいこう。一応、ゴールドメダリオンの続きなのだ。
ブードゥー:はい〜。エルフの死体が持って行かれたところかな?
DM:その後です。では始めます

裏コメント:ついにやってしまった一人用シナリオ。1ON1。今回のセッションにはPCはnigaしか参加できなかったので、元々はエピソード4外伝(=エピソード5 火吹き山の冒険)シナリオでした。しかし終わってみるとエピソード4本編に絡む部分が多かったので、エピソード4の続編とすることにしました。
また、今回より88はネット環境が今までの32KからADSL40M!にパワーアップ。これでオンラインプレイもスムーズになるでしょうか。


■真夜中のテトラシャーン

DM:エルフ殺害事件の騒ぎの後、ブードゥーとガーは宿泊部屋へ戻った。ガーは疲れて(酔っ払って?)寝てしまっている。そこへ、誰かがドアをノックする音が聞こえてきた。

ブードゥー:「だれだ?」と聞く。
DM:「オレの名前はリンド・ロンド。おまえのナイフ投げの腕は見事だったな。その腕を見込んで話があるんだが。オレと一緒に「火吹き山」に来てくれないか?」と男の声。
ブードゥー:まだドアは開けずに、「何しに行くんだよ。」
DM:「「火吹き山」を知らないのか?まあ、”山”と言っても店の名前だがな。この街の中央に位置する武器屋を街のみんなはそう呼んでいるんだ。」と男は言う。ドアはそのままなのね。
ブードゥー:なんだ。武器屋か。いい武器が売っているのか?
DM:「魔法の武器を売っている。」と男が言う。
ブードゥー:ほう、いいね。行ってみるか。ドアを開けよう。
DM:ドアを開けると、酒場でガーにいちゃもんをつけたデブがいた。
ブードゥー:「ぬお!あんたか。」ガーは寝かせといたほうがいいな…。「よし、付き合おう。オレの名はブードゥー・チャイルド。」
DM:「助かるぜ。」とリンド。

裏コメント:ブードゥーの相棒ガーは寝てしまったという設定で、ブードゥー一人の冒険が始まります。

DM:「実はオレはこの街に来てから、この塔から武器を鍛える音は聞くんだが、この武器屋が開いているのを見たことがないんだ。町の盗賊ギルドの奴に聞いた話なんだが、この店には特別な入り方があって、中に入ってからもいくつかの試練をクリアしなければ武器を買うことが出来ないらしい。だが、無事に試練をクリアできれば素晴らしい魔法の武器が手に入ると言うんだ。」とリンド。
ブードゥー:ほう。

DM:「盗賊ギルドの奴から『西向くフェニックス』という言葉を聞いた。塔の中腹に扉があって、その両側にフェニックスの石像があるんだ。こいつらは南向きに設置されているんだが、この向きを西側に向ければその扉が開くとオレは思う。」とリンドは言う。
ブードゥー:おもしろいな。
DM:「まずその場所に行くためにシーフの助けが必要なんだ。ロープを石像に架けてそこまで登ってもらいたい。」
ブードゥー:よくオレがシーフだってわかったな…。
DM:いや、シーフぽかったから…。
ブードゥー:そうか…、わかったよ。で、ロープ持ってる?オレ持ってないんだよね。
DM:「ロープはオレがもっている。鉤爪もついている。これでどうだ。」とリンド。
ブードゥー:おっしゃあ!じゃあ、さっそく行くか!一応、フル装備で。
DM:よし出発!


■火吹き山

DM:街の中心に目立った塔がある。高さ50フィートのこの石の塔は、30フィートの高さまでは直径30フィートの円形で、そこから上20フィートは少し細くなり直径15フィートの円形で、赤レンガで作られている。塔の太い部分には窓らしき小さな穴が何ヶ所か開いていて、そこからは火山のように白煙が立ち上り、たしかに「火吹き山」の名にふさわしい外観だ。
ブードゥー:おお!こんな建物があったとは!
DM:いかすでしょ。

ブードゥー:さっそくフェニックスはどこだ?
DM:塔には扉が一ヶ所だけある。塔の太さの変わる部分にあり、2匹のフェニックスの石像が両側に位置する。向かって右側の石像は眠った格好で下を見据えている。左側の石像は翼を大きく広げて真っ直ぐ南を向いている、という感じ。
ブードゥー:ということは、鍵は左側のフェニックスか?

DM:ちなみにリンドの装備はプレートメールとトゥーハンドソード。これから壁登るんで、鎧は今着ていない。
ブードゥー:リンド、お前も上るのか?
DM:「そうだ、まずあそこにロープを架けて登ってほしい。」とリンド。

ブードゥー:一応、ロープが脆くないか確認。丈夫なら上るぞ。
DM:大丈夫。まずロープを架けよう。「弓矢につけて打て。」とリンド。
DM:1d20の10以上。敏捷力修正ありでどうぞ。
ブードゥー:ふふふ。オレの腕前をみろ!
ブードゥー:d20+3=(7)+3=10
DM:成功か。よかった。
ブードゥー:ふー。外れるかと思ったぜ。

DM:なんとかロープは架かったね。リンドがロープを引いて確認する。「よし、大丈夫だ。次は登ってくれ。」
ブードゥー:よし登ってやるか。
DM:ロープを登るから普通に敏捷力判定で行きましょう。敏捷力以下を10フィートごと。高さ30フィートだから3回やって。
ブードゥー:スルスル登るぜ。
ブードゥー:d20=(12)=12
ブードゥー:らくちん。
ブードゥー:d20=(9)=9
ブードゥー:ふふ。
ブードゥー:d20=(7)=7
ブードゥー:着いた〜。
DM:楽勝だったね。足場の幅は約5フィートで足場からも白煙が立ち上っている。これは石の隙間から蒸気が漏れているためである。
ブードゥー:さあ。フェニックスちゃん〜♪

裏コメント:DMのストーリー展開のおかげで、今回のブードゥーはシーフっぽいですね。

DM:「オレも今から登るぞ!」とリンド。
ブードゥー:結構足場せまいぞ。大丈夫かよデブ。
DM:d20=(4)=4
DM:d20=(3)=3
DM:d20=(8)=8
DM:リンドも到着。
ブードゥー:やるじゃん。
DM:「ちょっとまて。荷物を上げる。」と言って、鎧を吊り上げる。
ブードゥー:ファイターは面倒だね〜。

DM:リンドの装備も到着しフル装備となりました。フェニックス調べる?
ブードゥー:調べよう。左のやつから。
DM:南向いてるやつね。長い首の付け根に継ぎ目があるよ。
ブードゥー:動かしてみろよリンド。あんた力あるんだろ。
DM:ちなみに扉は木製の片開きタイプ。扉を調べてみる?
ブードゥー:容易には近づかない。扉を観察する。
DM:「よしまかせろ!俺が動かす!」とリンド。筋力判定します。
DM:d20=(10)=10
ブードゥー:動いたか?
DM:ゴゴゴ。首が西を向いた。が、特に変化はない。
ブードゥー:あれ?右のフェニックスも調べよう。
DM:扉は勝手には開かない。「よし、これで扉は開くはずだ。」と言ってリンドが扉を開けた。
ブードゥー:なんだ…警戒しすぎたか…。


■火吹き山の中へ

DM:リンドは武器を持って入ってしまったよ。続く?
ブードゥー:続く。オレも武器を持っていく。
DM:部屋に入ると、今入ってきた扉は閉まってしまった。
ブードゥー:中はどうなってる?

DM:中は、直径15フィートの円形の部屋で、中央に下に向かう鉄製の螺旋階段がある。螺旋階段の入口横には剣先を口に入れている髑髏のオブジェがある。この部屋にもいくつか小さな窓があり、月明かりがわずかに入るため中の様子は大体分かる。

DM:ランタン持ってないよね?
ブードゥー:フル装備だから持ってるよ。でもいらないでしょ。
DM:まあ、部屋の様子は大体分かるけど。では、ランタンは使わないってことで続けます。

DM:d6=(3)=3
DM:d6=(2)=2
DM:おおー、不意打ち失敗!
ブードゥー:なに!
DM:音もなくグールが2体襲ってきた。
ブードゥー:おいおい。すかさず距離をとって弓だ。
DM:リンドは両手用なんでビリです。アンデットも遅いのでブードゥーから攻撃できるよ。


■対グール戦 第1ラウンド 〜グールは死なないというかすでに死者〜

ブードゥー:矢だ!
ブードゥー:d20+3=(1)+3=4
ブードゥー:おお。
DM:すごいな…。はずれ。
ブードゥー:リンドに期待。

DM:悪いけど先にグールの攻撃だ。二人それぞれに攻撃するよ。両手の爪で引っかき!
DM:まずはリンドに。
DM:d20+?=(5)+?=5+?
DM:d20+?=(1)+?=1+?
DM:外れた。

裏コメント:申し訳ありません。例によって私nigaがDMではないので、モンスターとNPCの修正値が不明な場合があります。

DM:次はブードゥーに。
DM:d20+?=(8)+?=8+?
DM:d20+?=(7)+?=7+?
DM:はずれ。よかったね。
ブードゥー:よけた。

DM:じゃリンド行きます。
DM:d20+?=(15)+?=15+?
ブードゥー:お!
DM:よし!命中!
DM:ダメージは。
DM:d10+2=(4)+2=6
DM:修正してダメージ6だけどグールはまだ死んでない。
ブードゥー:手ごわい。


■対グール戦 第2ラウンド 〜ブードゥーの剣のお手並み〜

DM:ブードゥー、どうぞ。
ブードゥー:弓撃てるの?近くない?
DM:近い。剣だね。弓捨てればそのラウンドで攻撃していいよ。
ブードゥー:弓は捨てる。ではロングソードを抜き打ちで。
ブードゥー:d20=(18)=18
ブードゥー:どうだ!
DM:おおー。当たり。ダメージは?
ブードゥー:d8=(8)=8
ブードゥー:すげえ。
DM:うおっ、一撃粉砕!
ブードゥー:なんか。剣の才能あるんじゃないの!?オレ。
DM:ソードの方がいいんじゃない?
ブードゥー:ガーに見せてやりたかったぜ。
DM:ガーがすねるぞ…。

DM:では、グールのリンドへの攻撃。
DM:d20+?=(12)+?=12+?
DM:d20+?=(18)+?=18+?
ブードゥー:あ。
DM:うおっ、一撃命中した。
ブードゥー:d6=(1)=1
DM:ダメージは1だ。でもプラス麻痺なんですけど…。
ブードゥー:デブー。大丈夫かー。と弓を拾っておく。
DM:セービングスロー判定成功すれば問題なしです。
DM:d20+?=(15)=15
DM:よっしぁー
ブードゥー:しぶといの〜。

DM:デブ倒れず!攻撃いくよ。
DM:d20+?=(15)=15
DM:d10+?=(5)+?=5+?
DM:グール粉砕しました。なんとか無事だったね。
ブードゥー:おつかれさん。



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