エピソード4 ゴールドメダリオン
2.エルフ殺害事件
金の鱗亭の二階で突如として鳴り響いた悲鳴。悲鳴の聞こえた部屋に駆けつけた冒険者が目にしたものとは。
※プレイヤーとキャラクターについての説明はこちらをご覧下さい。
■部屋の中には…
ブードゥー:部屋の中見えないか?
DM:40フィート×20フィートの部屋で北の壁に割れた窓。東にベッド。西に扉。
ブードゥー:魔法使い風の人は?
DM:部屋の中央にローブ姿の人が倒れていて、その上を鼻の長い鳥の様な生物が2匹飛んでいる。
ブードゥー:なんだ?!気持ち悪いぞ。一応、ロングボウで射撃の準備はする。
DM:こいつらは長い鼻で倒れている人を刺している。
ブードゥー:おいおい。さらに気持ち悪いぞ。ということは倒していいんだな。撃つ!
ガー:攻撃、かな。
裏コメント:スタージです。蚊とコウモリが合体したようなモンスターです。
DM:じゃ、イニシアチブ判定。
DM:d6=(4)=4
DM:ブードゥーどうぞ。
ブードゥー:d6+3=(5)+3=8
ブードゥー:いっただき!
ガー:俺はイニジアチブなかったね。
DM:先生は両手用武器でしょ。だから最後。ブードゥー→モンスター→ガーの順で。
■対スタージ戦 第1ラウンド 〜ブードゥー刺される〜
DM:ブードゥーは近射程だから命中判定プラス1していいよ。
ブードゥー:撃つよ〜。エイっ!
ブードゥー:d20+3+1=(3)+3+1=7
ブードゥー:7でっす!
DM:はずした。
ブードゥー:あとはよろしく。
DM:次はモンスターです。2匹はローブ姿の人から離れてブードゥーと先生に1匹づつきたよ。先生鎧着てるの?
ガー:着てる、はず。
DM:じゃ、急降下で先生に。
DM:d20+?=(11)+?=11+?
DM:はずし。次はブードゥーへの攻撃。
裏コメント:申し訳ございません。私nigaはクラシックのルールブックを持っていないので、スタージの攻撃ロールの修正値がわかりません。
ブードゥー:オレはレザーアーマーだから。普段から着てても違和感ないでしょね。
DM:d20+?=(20)+?=20+?
ブードゥー:おい。
DM:ダメージね。
DM:d3=(1)=1
ブードゥー:ふー。というか、このモンスター何物だ?
DM:クリティカルじゃん。でもダメージは1。そのかわりモンスターの鼻が刺さってるよ。以降毎ラウンド血を吸います。
ブードゥー:ほげ〜。助けてー、ガー。単なる足手まとい…。ブードゥーとガーはそういう関係か。だんだん構図できてきたな。
ガー:さて、オレか。
ガー:d20+3=(1)+3=4
ガー:あれ?
DM:だめじゃん。
■対スタージ戦 第2ラウンド 〜ガー刺される〜
ブードゥー:オレ、行動できるの?
DM:ブードゥーは弓は撃てないよ。ダガーかな。
ブードゥー:ロングソードは一階に置いてきたか。じゃあシルバーダガーで刺すぞ。
ブードゥー:d20=(16)=16
ブードゥー:16ですが。命中かな?
DM:当たりだ。ダメージは1d4。
ブードゥー:少な!
ブードゥー:d4=(4)=4
ブードゥー:おお!やったぜ。
DM:すごいね。でも生きてる。モンスターは血を吸います。
DM:d3=(1)=1
DM:またダメージ1だ。
ブードゥー:ヒィ〜。助けて〜、ガー。
DM:次は先生に攻撃。
DM:d20+?=(20)+?=20+?
DM:オレってすごくない?
ガー:ちくしょー。
DM:d3=(2)=2
DM:先生にも刺さってダメージ2。ダメージd3なんだよ。
ガー:うーん。
ブードゥー:シーフには十分効いてるぞ、マスター様。
DM:先生の番だけど、自分に貼りついているモンスターを攻撃するのはポールアームでは無理でしょ?
ガー:そうだなぁ。殴るか。
ブードゥー:ダガー貸そうか?元祖短剣戦士殿。
ガー:あまってるんなら貸してくれ。
ブードゥー:渡していいの?マスター様。
DM:ダガー貸すのは次のラウンド。このラウンドは殴りで。命中判定は通常通りで、ダメージは1プラス筋力修正ね。
ガー:よし。
ガー:d20+3=(4)+3=7
ガー:…。
DM:結局はずれか…。
ブードゥー:しかし二人とも血吸われて…すごい絵ヅラだな。
DM:その時、一陣のつむじ風が。
DM:d20+?=(16)+?=16+?
DM:クラリスの助太刀。先生の敵に攻撃。
DM:d8+?=(4)+?=4+?
DM:先生の敵は撃破。
ブードゥー:おお。部下よ!来てくれたのだな。
■対スタージ戦 第3ラウンド 〜ブードゥー自力でなんとか脱出〜
DM:ブードゥーどうぞ。
ブードゥー:タア!
ブードゥー:d20=(15)=15
ブードゥー:どうだ。
DM:命中。
ブードゥー:d4=(1)=1
ブードゥー:ど、どうだ…。
DM:モンスターは死んだね。よかったね。
ブードゥー:おお。神よ!
DM:意外とスリリングだったな。
ブードゥー:熱かったよ、マスター様。はあ、はあ。
■魔法使い風の人の正体は?
DM:で、どうする。部屋を調べる?
ブードゥー:そうだな。魔法使い風の人の様子は?
DM:ローブ姿の人はエルフだった!残念ながら死んでいる。「おかしいぞ、剣で刺された跡がある。」とクラリスが言う。
ブードゥー:それはおかしいな、ガー。一応窓の外の様子も見てみよう。
DM:「そういえば、もう一人の方がいないようだが。隣の部屋かもしれない。」と店主。
ガー:隣の部屋を見てみよう。
ブードゥー:了解。行こう。
DM:西の壁に木の扉があるが、開けるの?
ブードゥー:オレが開けよう。何か出てきたらよろしく、ガー。
ガー:OK。ポールアーム構えて待ってる。
ブードゥー:よし、開ける。どうだ?
DM:鍵はなく、簡単に開いた。部屋の作りはさっきの部屋と左右対称。
ブードゥー:矢をつがえとこう。
DM:ベッドの下を人型の生物が物色している。
ブードゥー:「おい。何やってる?」と声をかける。
DM:無視。ひたすら物色。
ブードゥー:先生(ガー)、ひとつお願いします。
DM:じゃ、イニシアチブ判定。
ブードゥー:なんじゃあ。戦闘か?
DM:d6=(3)=3
ブードゥー:d6+3=(1)+3=4
DM:ガーは最後。クラリスは見てる。
■謎の男
ブードゥー:「動くな!なにやってるか答えないと。撃つぞ!」と叫ぶ。
DM:探し物がなかったのか、そいつは起きあがった。手には血塗られたソードがある。
ブードゥー:エルフを殺したのはお前か!?
DM:外見は普通サイズの人間。ただし、鼻がすこし長く出っ歯が特徴。見た目は強そうじゃないけど危なそう。「もう一人はどこだ?」と言う。
ブードゥー:もう一人とはだれだ?
DM:魔法使い風の客は2人いたのでその片割れってことかな。
ブードゥー:知るか!エルフを殺したのはお前か?質問に質問で答えるな!
DM:ここにいないと判断したのか、「じゃあ、そいつが持っているのか。」と言って、北の壁の窓を割って外にいった。ここは二階だぞ!
ブードゥー:おい!どうする?ガー。
ガー:ナイフを投げよう。
ブードゥー:窓の外を見る。
DM:2人とも知力判定して。1d20で知力以下。
ブードゥー:なんだ?
ブードゥー:d20=(20)=20
ガー:d20=(19)=19
ブードゥー:なぜ!
DM:すごい値だすね。さっきの戦闘で出してれば…。窓の外にはさっきのやつの姿はない。
ブードゥー:何探してたんだろ。一階にもどるか。主人はどんな様子だ?
DM:エルフの死んでいる部屋では今度は店主が物色している。「こんなに部屋を壊して…。」とぶつぶつ言いながら。ここの店主はケチで有名らしい。東側の隠し戸棚から何かを出した。
ブードゥー:何出したの?
DM:小袋だね。中から金貨を出してる。その中にちょうど店主の首にあるメダルくらいのモノを見つけて、
「これでもいただくか。」と。
ブードゥー:店主とさっきの妖しげな男はグルか?
DM:はい、もう一度知力判定して。
ブードゥー:d20=(17)=17
ブードゥー:ああー。
DM:階段を上がってくるいくつかの足音が聞こえた。男爵城の兵隊たちが事件を聞きつけてやってきた。「この死体と荷物は我々が回収する。」と言って運んでいる。
ブードゥー:一体どういうことだ?「待て。そのエルフを殺した男が今逃げたんだ。」と兵隊に言う。
DM:「我々が来る途中でそういった男は見かけなかったが…。」と兵士。
ブードゥー:なんでエルフが死んでるのがわかったんだ?
DM:客が知らせた。兵士も何人か飲んでたし。「領内で起きた事件なのであとは我々にまかせてほしい。」と言って引き上げてしまった。そのとき窓の外を大きなこうもりが飛んでいった…。
■テトラシャーンの夜は更けて
ブードゥー:ふーむ、謎だらけだ。というか、盛り上がったところだったんだけどな。
DM:なかなか進まないね。
ブードゥー:オンラインでの初DMはどうだった?
DM:文字を入力するのが大変。プレイヤーの時もしゃべり時が難しいと思う。
ブードゥー:確かに。マスターが説明するのかな?というタイミングを待つ感じはあるね。初めてオンラインでプレイヤーしてみて感じた。
DM:プレイヤー同士の会話のタイミングも難しいよ。
ブードゥー:そうだね。そろそろプレイの快適さを求める改善策を考えよう。
DM:チャットでプレイヤー同士相談したりするのも時間かかるしね。次回はもっと戦闘を増やそうかな。今日はお開きにしようか。
一同:おつかれさま。
裏コメント:第1回のセッションは終了です。ストーリーの方はまだ序章と言った感じがしますね。
これまで数回オンラインセッションを重ねてきて、各自DMやPCを体験して、現状のオンライン環境の問題点や改善点が少しづつ浮き彫りになってきました。今後はオンラインセッションプレイの快適さを目指した施策を考えていきたいと思います。
エルフはなぜ殺害されたのでしょうか?店主の持つ金竜の鱗とエルフが持っていた金のメダル、2つのゴールドメダルの持つ意味は?店主の話は真実か?また店主の怪しげな行動…。これら多くの謎が冒険者にどのように絡んでくるのでしょうか?それは次回のお楽しみ。
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