エピソード4 ゴールドメダリオン

                                                         4.棟梁バルカン

怪しげな建造物「火吹き山」に侵入したブードゥーとリンド、突如現れたグールを倒してさらに内部へ向かいます、そこで彼らを待つものとは。

※プレイヤーとキャラクターについての説明はこちらをご覧下さい。


■階下への鍵

DM:まず言わなくてはならないのは、下への階段には鉄製の網で蓋がしてあり鍵がついていること。単純な鍵だから40%以下で成功するよ。やる?
ブードゥー:やろう。
ブードゥー:d100=(55)=55
ブードゥー:55%。おしいな。
DM:だめか…。

ブードゥー:入り口の髑髏調べてみる。
DM:ランタンつけたら?細かいポイント見逃すよ。
ブードゥー:つけようか。グールに不意打ちくらいそうになったし。
DM:ランタン使って調べるってことで。1d20で知力判定して。
ブードゥー:d20=(7)=7
ブードゥー:お!
DM:知力判定成功!初じゃない?
ブードゥー:やった。今日はダイスがいいな。何がわかった?

DM:髑髏の下の床の石が少しずれることが分かった。
ブードゥー:おい。この床ずれるぞ、リンド。動かしてごらんなさい。
DM:いや、ちっちゃなブロック程度のやつ。動かすと鉄製の鍵がでてきた。
ブードゥー:なるほど。こいつが鍵か。開けてみよう。
DM:ジャストフィット!開きました。
ブードゥー:開いたぜ。降りてみるか、リンド。
DM:「オレが網を開けよう。」とリンド。下へ続く螺旋階段だよ。「よし、降りよう。なんか暑いな。」とリンド。
ブードゥー:鍛冶してるのかな?


■番犬対シーフ

DM:螺旋階段を下りると、半径30フィートの円形の部屋で中央には鉄製の螺旋階段があり上にも下にも行ける。なぜ暑いのかというと、北側と南側と東側の3ヶ所に鍛冶場があり、東の鍛冶場の火はまだ落ちていない様子。そこには大なべがあり湯が煮立っている。部屋の中はすごい熱気だ。西側の壁には木製の小屋があり大きな犬が1匹いる。

ブードゥー:まずは東の鍛冶場みるか。
DM:おい、犬を無視するな。小屋から犬が出てきて激しく吠えている。
ブードゥー:なんだ吠えてるのか。なだめる。
DM:「うるさい犬だ。」とリンドが攻撃しようとしている。
ブードゥー:鎖につながれてないの?
DM:つながれてないね。犬は攻撃はしてこないで吠えてるだけ。
ブードゥー:じゃあ。攻撃する必要はないじゃん。買い物にきたんだろ?リンド。
DM:「それもそうだな。なだめてみるか?」とリンド

ブードゥー:西側の小屋って、犬小屋?
DM:割と大きな犬小屋。

DM:なだめるんだったら2d6して。
ブードゥー:2d6=(1+3)=4
ブードゥー:4です。
DM:もう一回ダイス振って。
ブードゥー:2d6=(1+1)=2
ブードゥー:2だ!最高じゃない♪
DM:最悪だね…。犬は攻撃してきた!
ブードゥー:え。ダイスの目は高いほうがいいの?!
DM:そうなの。

ブードゥー:犬に罪はねえが…。
DM:「おい待て。この館の犬だろ?オレは武器を買いにきただけなんだ。主人に合わせてくれ!」とリンドはなぜか犬に説得する。
DM:d20+?=(6)+?=6+?
DM:犬はリンドに攻撃した。外した。
DM:「オレは攻撃したくない。どうすればいい?」とリンド。
ブードゥー:ここがシーフの見せ場だ。戦わずして勝つ!「武器を買いに来た者だ〜。だれかいないかー。犬を攻撃するぞ」と絶叫する。

DM:「ヘル!何を騒いでるんだ!」と下から声がする。
ブードゥー:おお!やったぜ。ヘルちゃん、お座り、伏せ、お手。どうだ!シーフの機転。

裏コメント:ブードゥーにはこういう機転を利かせた活躍をしてもらいたいですね。


■鍛冶屋の棟梁バルカン

DM:螺旋階段を一人の男が上ってくる。「ほお、客人か。玄関から入らぬとは礼儀知らずだな。こんな夜中に何の用だ?」
ブードゥー:玄関あるの?一応、これでも買い物に来たんだ。
DM:リンドが西向くフェニックスの話をすると、「はっ、はっ、はっ、こいつは傑作だ!おおかたギルドの馬鹿どもにいい加減なことを言われたんだろう。オレの名はバルカン。この鍛冶屋の棟梁だ。この店はいつでも開いているし、ちゃんと入口もある。今は男爵の仕事が片付かないので目立たぬようにしているがな。」
ブードゥー:二階にグールがいたぞ。あれはなんだ?
DM:「礼儀知らずを館に入れないためだ。」とバルカン。
ブードゥー:あら…。倒しちゃったことは伏せておこう…。

ブードゥー:男爵の仕事って?
DM:「ジャイアント退治に行くとかで武器が入用らしい。」とバルカン。
ブードゥー:ほー。どんな武器を作っているんですか?
DM:「なあに、一般の兵士向けの剣だ。魔法はいらない。」とバルカン。
DM:「オレは、魔法の武器がほしいんだ。」とリンド。


■重要な情報をよくご存知のバルカンさん

ブードゥー:そうだ。バルカンさんに聞きたいことが。ジャイアントは実は温厚で悪さをしてないって本当ですか?
DM:「あそこのジャイアントはストーンジャイアントだ。普段はおとなしい性格だが、暴れてるってんならなにか理由があるんじゃないか。」とバルカン。

ブードゥー:ふーむ。同じ谷にドラゴンがいるって噂も聞きましたが。
DM:「そいつは知らねえな。またギルドの連中の話か、ルベルバのホラか?」とバルカン。
ブードゥー:ルベルバってまさか、「金の鱗亭」の?
DM:「そうルベルバってのは、「金の鱗亭」の主人の名前さ。」とバルカン。

ブードゥー:なるほどね。さっき、その「金の鱗亭」でエルフが殺された。そのことを知ってますか?
DM:「いや、知らないが。エルフなんて珍しいな。」とバルカン。

ブードゥー:そうですか。ルベルバさんがぶら下げてる金のメダルを知ってますか?
DM:「メダル?あれは鱗だろ?一度見せてもらったが、あれは金属じゃねえよ。みたことないものだ。」とバルカン。
ブードゥー:なるほど。いろいろ教えてくれてありがとう。で、本来の目的、魔法の武器を買いたいのですが?
DM:「おい!オレは魔法の武器がほしいんだ!」と忘れられていたリンドも叫ぶ。

裏コメント:このシーンがあるために、本エピソードはエピソード4の一部にした方が分かりやすいということになりました。


■魔法の武器のお買い物

DM:「おお、そうだった。実は君達が入って来たフェニックスの扉の話もまんざらうそではないんだよ、昔はな。今ではそんな危険を冒すやつも少なくなったが。」とバルカン。
ブードゥー:リンドもギルドにだまされたか、ドジよの〜。ギルドといえば親の仇、村の仇の”アサシンギルドの四長老”はいずこ…。

裏コメント:ブードゥーは幼い頃に故郷の村の人々を”アサシンギルドの四長老”に虐殺された過去があります。仇である”アサシンギルドの四長老”を捜す旅の途中でもあるのでした。

DM:そんな裏設定もあったね。
ブードゥー:よろしく。

DM:「よし特別に1,000GPでどうだ。高品質のソード(ソード+1)」とバルカン。
ブードゥー:まあ、安いな。他にいいものないかな?

裏コメント:いや…。高いでしょ。クラシックでは相場なのでしょうか?

DM:「色々あるが買えないだろ?5,000GP以上あるか?」とバルカン。
ブードゥー:1500ならあるぞ!
DM:「切れ味最高バルカン仕様だ。1,500GPなら対ジャイアント+1も付けるぞ。」とバルカン。
ブードゥー:よし買おう。”巨人殺し”だな。
DM:「その名はなかなかいいな。よし売った。」
ブードゥー:パワーアップ!
ブードゥー:あ…。今の手持ちのロングソード下取りしてくんない…?
DM:「いくらにもならんが、心意気を買って100GPサービスだ。」
ブードゥー:おー。話がわかるなバルカンさん。
DM:巨人殺しバルカン仕様を1,400gpで手に入れた。

裏コメント:今度は安すぎ…ではないですかね?。まあバルカン価格ということで。

DM:リンドは自分の剣を預けて鍛えなおしてもらうそうだ。
ブードゥー:よかったな、リンド
DM:「よし、帰るか。」とリンド。
ブードゥー:よくよく考えたら買い物程度でちょっと苦労したが、帰ろう。


■テトラシャーンの夜明け

DM:鍛冶場のさらに階下に行くと、そこは店舗だった。30フィートの円形の北側が武器庫兼寝室で南側が店になっている。南側に石の扉があり、そこから外へ出れた。「店のまえで『バルカンさーん!』と言ってくれればいつでも開けてやるわい。」とバルカン。外壁と同じ扉なので当然目立たないが、扉の上には『バルカン』と名前が彫ってある。
ブードゥー:普通に入り口があったのね…。これで塔を登るの失敗してたら、とんだ恥だったぜ。今度はガーもつれてきてやろう。

DM:「オレは3日後のジャイアント退治に参加するつもりだ。そこで名を上げて、次はもっとスゲェ奴を仲間にして旅をしてやる。さあ、もう宿屋に帰って寝るとするか。」とリンド。テトラシャーンの町の東の空はもう薄っすらと明るくなってきている。という感じで終了。

ブードゥー:終わりか…。たそがれてる場合じゃない!早く宿に帰って寝ないと!


■冒険を終えて

ブードゥー:とんだお買い物だったな。やっぱり今回の会話のテンポは今までより全然速いよ。ストレス感じないし。
DM:あとは文字入力になれなきゃね。今回のセッション2時間位だったよ。最後の会話除けば。
ブードゥー:ADSL40Mの破壊力だね。毎回このくらいの時間に終われると楽だね。一人用シナリオでも結構楽しいね。一人用ばかりだと淋しいが。
DM:リプレイ見てもなんだか淋しいだろうね。

DM:今回やっと金の鱗亭の主人の名前出せた。ガーは知らないけど。
ブードゥー:そうだね。名前あったのね。今回はゴールドメダリオンのストーリーをかなりフォローできたんじゃない。
DM:実は今回のストーリーの裏で事件が起きてるからね。「金の鱗亭」に帰ると気づくかな?
ブードゥー:そうなの?!

裏コメント:第2回のセッションは終了です。今回は1ON1でしたが、これが集合型だと二人だけで面と向かってやらなくてはいけないので少し気恥ずかしいモノがありますが、チャットなので違和感ありませんでした。コンピュータPRGやってるくらいの感じにちかいかもしれません。
しかし、フルメンバーでプレイした時の醍醐味にはかないませんので、次回こそはフルメンバーでプレイしたいです。


魔法の武器を手に入れたブードゥー、うまく使いこなして活躍する機会はあるのでしょうか?ブードゥー不在時に「金の鱗亭」で起きているという”事件”とは?はたしてガーは無事なのでしょうか?それは次回のお楽しみ。



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