エピソード13 マジックブルーケース
2.青色の魔法の箱
”テックル”である人物から依頼を受けます。世界の命運を左右するというその依頼内容とは。
※プレイヤーとキャラクターについての説明はこちらをご覧下さい。
■アニッコ先生
君たちはヴァーホー三世に付いて要塞に入る。その内部は道具箱の中身をぶちまけた様な乱雑な迷宮であった。広い通路、狭い通路、曲がりくねった階段、危険な梯子、巨大な籠を滑車で昇降させるエレベータ。
もう二度と外に戻ることは出来ないのではないか、という不安を抱きつつ、一つの部屋の扉の前に到着する。扉の隙間から植物の蔦が這い出して、周囲の壁まで緑が覆っている。
「ここがアニッコ先生のお部屋です。先生は私の父、ヴァーホー二世の親友なのです」。
とヴァーホー三世。
DM:部屋の中は不思議な機材と植物に囲まれており、壁一面に植物とパイプが絡み合うように張り付いている。白くて長いヒゲを生やしたシワだらけのノームがいる。
「ヴァーホーくん。ごきげんよう」。
「アニッコ先生。先日お話いただいた件ですが…」。
DM:アニッコ先生とヴァーホー三世はなにやら相談している。そして、アニッコ先生が君たちに向かって言う。「どうも。わざわざこんなところまで来てくれてありがとう。君たちにお頼みしたいことがあるんだが」。
リラ:お頼みしたいことが、と来たわよ。なんか冒険者っぽい〜♪でもなんか、その『図面』見てあげるから頼みを聞け的な流れなのかな。報酬欲しいなぁ。欲しいなぁ。
DM:うう。読まれている(汗)。
オブリビオン:早速、来ましたね。ノームの依頼には良い思い出がない。ボクたちの能力試し以外の依頼でしたら仲間に提案できますけど、一体、どうしたのですか?
DM:アニッコ先生は話しだす。
「君たちを試す?そんないじわるなこと、ノームがするはずがないだろ。依頼というのは簡単だよ。”箱”を私の元に届けてほしいのだ。私は『植物とゴーレム技術の融合』を長年研究している。私の研究の最高の成果が、ここタングとカル国との国境の”嘆きの森”にある。その研究にはヴァーホーくんの亡き父上、ヴァーホー二世にも手伝ってもらっていたのだ。その研究成果に関係している”箱”を、”嘆きの森”のドルイドがタングに運んできてくれるのだ。君たちにはその”箱”を受け取って、私の元に届けてほしいのだ」。
DM:「報酬は、君たちの持っている『図面』をヴァーホーくんが解読してくれる、ということにしたいのだが」。リラの方をちらっと見て、咳払いを一つ。「その”箱”はタングを、いやゴルマンを、いやいや世界を救うかもしれない鍵なのだ。”箱”を私に届けてくれた暁には、キュプラ男爵から謝礼がもらえるだろうから、君たちと山分けといこう」
ジョナサン:”箱”の材質、外見はどんなものでしょう。特に粗雑に扱ったとき、どれだけ耐えてくれるかとか。
DM:「”箱”は樫の木で作られており、鉄で補強しているので頑丈だぞ。さらに魔法で補強されている。滅多なことでは壊れはしない。何より特徴的なのは、『青色の魔法の箱(マジックブルーケース)』なのだ。”箱”は簡単には開けることはできない仕組みになっている。”箱”を開けるのが私の役目なのだ。だから私の元に持ってきてほしい」。
ジョナサン:それと"嘆きの森"から来るドルイドの特徴は?
DM:「どんなドルイドが来るかはわからない。その辺りの見極めも、歴戦の冒険者たる君たちには期待しているのだよ。明日の朝、タングの”声の波紋亭”という酒場にドルイドが”箱”を持って来ることになっているのだ」。
オブリビオン:ボクたちが今いる街がタングですよね。”嘆きの森”からドルイドが”箱”を届けてくれるのなら、ここで待っていればいいんじゃないの。その”箱”、或いは『植物とゴーレム技術の融合』の技術が誰かに狙われているって事ですか?
DM:アニッコ先生の目が真剣な光を帯びる。「君たち。このタングに邪悪軍が侵攻してくるという噂を知っているかね。実は、邪悪軍も”箱”を狙っているのだ。だからこの依頼は確実かつ極秘裏に遂行してもらいたいのだ。そのために、君たちにもあまり”箱”に関する秘密は明かさない方が、お互いのためなのだよ」
。
フィルバート:悪党どもが動き出している、ってわけか。そいつは見て見ぬ振りというわけにはいかないな。しかし結構厄介なことになりそうだなぁ。安易に決断するのは俺の悪い癖なんで、ここはみんなの判断に任せることにするぜ。
DM:「…ところで、そこのドルイドくん。その腕はどうしたんだ?」とアニッコ先生。
リリィ:ぬ?なんだ。ワシは先の冒険で獅子奮迅の活躍をしたが、その代償として左腕を失ったんだ。
DM:「ほう。なるほど」とアニッコ先生はリリィのことを興味深そうに見る。「ドルイドくん、一日私の元にいなさい。失くした腕を取り戻してさしあげよう。これも報酬の一部だよ」。
■当然ここは交渉ですね
ナイロ:依頼内容は明日の朝、タングの”声の波紋亭”という酒場でドルイドから”箱”を預かってくれば良いのですね。
ジョナサン:<交渉>判定をします。協力して頂けるとありがたいです。
ジョナサン:1d20+3=(13)+3=16
この<交渉>判定にリラ、ナイロが協力に成功する。+4の状況ボーナスがつく。
DM:畳み掛けるような交渉(笑)。みんな<交渉>技能高いですね。<交渉>をまともに使ったのは初めてではなかろうか。今回はシティ・アドベンチャーなので、<情報収集>などの技能も活躍すると想いますよ。ジョナサンのしたたかな話術と、リラとナイロの巧みなフォローに、ノームは説き伏せられたらしい(笑)。
ナイロ:私達がアニッコ先生の使いの者だとどうやって証明すればいいのでしょう。
ジョナサン:こちらのクレリック様の言う通り、使いの者だと証明する手段が必要になると思うのですよ。そこで、この極秘裏の任務の最中だけ、我々がテックルのノームの方々が作った魔法のアイテム辺りを借りるというのはどうでしょう。
DM:「え…」とうろたえるアニッコ先生。「あは、あはは。そうだな、私の使いだという目印が必要であるな。用心深いな、君たち」。自分の指に嵌めている指輪を引っこ抜く。「えーっと、私が常に嵌めているこの指輪があればドルイドもわかるであろう。これはただの指輪ではないぞ。魔法の力を秘めておる。それは…」。
赤みを帯びた鉄の指輪。『リング・オブ・マイナー・エレメンタル・レジスタンス』。着用者を常時、[電気]の攻撃から守る。1ラウンドあたりの合計ダメージ15ポイント軽減する。
DM:「さ、さあ!持って行くがよい…。後で返してね」となぜか焦っている様子のアニッコ先生。
リリィ:このDM。目印のことまで頭が回っていなかったようだな。
DM:…『リング・オブ・マイナー・エレメンタル・レジスタンス』はナイロに渡しておきますね。
リラ:報酬の件は確かなのね?完遂した後で、謝礼が出なかったので報酬なしはご勘弁。
DM:「報酬は出るに決まっていよう。何せこの世界”ライス・キャッスル”を救うのだからな。私が得た報酬は、ここにいるヴァーホーくんを含めた8人で均等に配分しようではないか」とアニッコ先生。
リラ:あと、こちらの希望なんだけど、前金が出せるなら欲しい。それが難しければ、冒険に必要な物品の援助をお願いしたいわね。
DM:「君たちちゃっかりしてるね…」とアニッコ先生。「先生、ここは私が」とヴァーホー三世。「城壁の向こうがタングですよ。”声の波紋亭”まで歩いて30分ほどでしょう。ドルイドが来るのは明日ということですから。今晩の宿代があれば十分でしょう。それは私が出しましょう」。ということで、今日の宿代はヴァーホー三世から得たことにしましょう。
「…ということで、依頼受けてくれるかな?」とアニッコ先生。
オブリビオン:皆さん見事な交渉術ですね。しっかりマジックアイテムまでGETしましたしね!『図面』の件もあるからボクに断る理由は無いよ。それとは別に報酬も貰えるんだから、みんなOKだよね?
フィルバート:オブがやるっていうなら、俺としては反対する理由は無いぜ。
リラ:ま、報酬面待遇面でアタシは文句はないわ。いいんじゃない?
ナイロ:特に反対する要素もないですしオブちゃんがやる気ですからね。
ジョナサン:もちろん依頼を受けます。
リリィ:よっし。そういうことならワシも賛成だ。では早速…。
DM:「これ、ドルイドくん。君は明日まで私に付き合ってもらうよ。腕を取り付けるのだ」とアニッコ先生。
リリィ:なんだとー!
DM:ということで、リリィはアニッコ先生に腕を取り付けてもらうためにここに残ります。明日、君たちが”箱”を持って戻ってくるまで退場してもらいます。DMの負担を軽減する目的でもあります(笑)。
裏コメント:DMやりながらパーティーの一員のNPCをロールプレイするのはたまにしんどいのであります。
フィルバート:そうか、リリィの腕を治してくれるってのか。そいつはありがたいぜ。よし!”箱”は任せてくれ、アニッコ先生。全力を尽くすことを俺の剣に誓うぜ。ピロリロリーン♪友達を助けてくれるということでフィルのアニッコ先生への忠誠心があがった(笑)。
オブリビオン:みんな、ありがとう!アニッコ先生、”箱”はボクたちが無事に持ち帰りますよ。それから、リリィさんを宜しくお願いします。
リリィ:おいコラー!
DM:「そうそう。”箱”は簡単には開けることができない仕組みになっていることは先ほど言ったとおりだ。が、万が一のために、君たちに”箱”を開けるヒントを授けよう」。楽しげにアニッコ先生は伝える。
『辺境』の寒村に住むたった一人のドワーフの理容師は、自分でヒゲを剃らない村人すべてのヒゲを剃るが、しかし、自分でヒゲを剃る村人のヒゲはまったく剃らなかったという。
この理容師は、自分のヒゲをどうしたのだろうか。
オブリビオン:一応、思い当たる事はないかな?【知力】判定しておきます。
オブリビオン:1d20+4=(4)+4=8
オブリビオン:あらら。出目が悪い。
DM:伝家の宝刀のオブリビオンの【知力】判定がー(涙)。とりあえず、論理的に考えてみてはいかがでしょうか。
ドワーフの理容師がヒゲを剃る場合は?
ドワーフの理容師がヒゲを剃らない場合は?
ナイロ:万が一、”箱”を開けなければならなくなったその時に考えましょう。
■タングでの情報収集
DM:場面はタングの街に移ります。大国ゴルマン国境の街だけあり、他国との交易も盛んで活気に溢れている。時刻は午後。君たちは宿を探して、一晩ゆっくり休んで次の日を迎える…、わけですが。今日の時間がまだ残っているので、<情報収集>判定を2回まで行えることとします。<情報収集>する対象は自由です。同一の対象に対して2回判定することも可能です。出目10は可能です。出目20は時間的に不可。<情報収集>判定のかわりに他の行動(例えば買い物など)をすることも可能です。他の行動をしたい場合は宣言してください。
ジョナサン:それではさっそく<情報収集>をば。対象は「ここ1週間の間、タングの街に出入りしている人物」です。
ジョナサン:1d20+1=(11)+1=12
DM:ジョナサンが得た情報です。タングは交易が盛んな街なので、いろいろな国の人間が出入りしている。人間だけとは限らない。ゴブリン、オーク、オーガどもも時折見かける。邪悪軍のスパイが紛れ込んでいてもわからないだろう。
ジョナサン:タングは交易が盛んということですから、人間じゃないからって入国禁止という訳にはいかないか。スパイが入っていても不思議でないし(笑)。あとは買い物します。
DM:自分がスパイと言う皮肉。いいですね。ナイスなロールプレイです。
ナイロ:”嘆きの森”について。
ナイロ:1d20+2=(8)+2=10
DM:タングは自然の城壁に囲まれていると言っていい。急峻な岩山がタングを囲んでいる。一箇所だけ深い渓谷があり、そこには緑豊かな”嘆きの森”が広がっている。
ナイロ:次は「”嘆きの森”のドルイド」について情報収集します。
ナイロ:1d20+2=(1)+2=3
ナイロ:相変わらず…(涙)。
DM:得られた情報は特になしです。
リラ:とりえず気になるのは「邪悪軍の最近の動向」かな。あとは…。
しかし。一番期待されていたローグのリラの出目は振るわず。何も情報を得ることができなかった。
リラ:ダイスの機嫌が悪いよ。
オブリビオン:ボクが気になるのは「”嘆きの森”での研究」だね。そもそも、”嘆きの森”がどういう存在なのかを街の人に尋ねましょう。
こちらも出目が振るわず、特に目新しい情報を得ることはできず。
オブリビオン:邪悪軍が侵攻してくる噂があるそうなので、「邪悪軍の動向」についても聞きます。
オブリビオン:1d20+1=(9)+1=10
DM:邪悪軍がタングが位置する国境からゴルマンに侵攻してくるという噂がある。あくまで噂であり、タングの住人も半信半疑の状態である。
フィルバート:あんまり情報収集をするのは柄じゃないんだが、「邪悪軍」について聞いてみよう。
フィルバート:1d20=(18)=18
DM:フィルバートの情報収集シーンはかなりレアな映像ですね。邪悪軍がタングからゴルマンに侵攻してくるというのは本当らしい。邪悪軍はカル国から攻め込んでくるとのことだ。実際、邪悪軍のスパイがすでに潜入しているらしい。
フィルバート:と、いうことらしいぜ、ナイロ。
ナイロ:邪悪軍のスパイが居るとなると迂闊には動けませんね。まぁスパイを利用するという手もありますが…。それはそうとカル国は完全に邪悪軍の支配下なのでしょうか。今もスヨン姫が無事である事を祈りましょう。
DM:カルの王都は邪悪軍により陥落したというのが、”ライス・キャッスル”の共通認識です。スヨン姫の安否は不明です。
裏コメント:スヨン姫はエピソード7に登場です。パーティーの活躍により邪悪軍の手から逃れました。
DM:みなさん、ダイス目がイマイチでしたね〜(汗)。これはクライマックスの戦闘でダイス目が爆発する予兆だろうか。
リラ:ダイスの神様には敵いませんことよ。戦闘で活躍しなくてもいいのでこういうときに活躍したい。
DM:(笑)。情報収集は終了し、場面は次の日になります。
■ドルイドの使者
DM:その前に、DMの演出を入れますね。
雲間に冷たく光る三日月が見え隠れし、時折闇夜の空を照らす。
”嘆きの森”の中。ドルイドたちが集まっている。その中心に、真白な眉毛とひげが驚くほど長い長老めいた者と、引き締まった体格の若者。長老が若者の青い箱を手渡す。
「この”箱”をタングの”声の波紋亭”まで持っていくのだ。そこに”テックル”の使者がいる」
若者はうなずく。
「恐らく邪悪軍の追手が迫るであろう。しかしお前は我らの中で最も早く駆ける者。なんとしても”箱”を開け、その中の”種”を持ち帰るのだ」
若いドルイドはタングに向けて森の中を駆けだした。
■再会
DM:翌日。朝一番で君たちは”声の波紋亭”に向かう。”声の波紋亭”までの道すがら、とある一団とすれ違う。タングには奇妙な風貌の者達が群れ集っているので、取り立てて目立つ一団ではないのだが。先頭を歩いているのは冒険者風の男だ。その横に灰色の毛で、茶色のまだら模様の豹のような生物が2頭従っている。さらに後からフード付きマントを羽織り身体を隠した2人の人間が付いていく。すれ違った後に、冒険者風の男が声をかける。
「よう、ジョナサン」。
ジョナサン:相手の一団から30フィートばかり離れたところで。やあ、3人に奇妙な動物2頭とは、また随分珍しい旅団ですねえ。この街にはどういったご用件で来られたんですか?
DM:「おい。何言ってるんだよ。俺だよランフォートだよ」と冒険者風の男が言う。男は確かにジョナサンの知るランフォートだった。金色の短髪でやせた頬に無精ひげを生やしている。ジョナサンが邪悪軍にいたころは表面上は仲良くしていた男だ。ジョナサンがどう思っていたのかは自由に演じてください。ランフォートは黙って立っている。ジョナサンが近づいて来てくれることを期待しているようだ。
裏コメント:ランフォートは本エピソードの「序〜ジョナサンの過去」で少し登場しています。
ジョナサン:ああ、あなたでしたか。あの変わり物好きのランフォートさん。あなたの影響で私もスパイクト・チェインなんて使う様になりましたよ。ランフォートは、ジョナサンに対して幾らか先輩風を吹かしていた。ジョナサンの指南役という設定にします。戦闘の技術とかは彼に教わったという事で。またジョナサンは、邪悪軍からもカル国からも報酬を貰って、美味しい思いをしたまま逃げ仰せようという魂胆でいます。なんといっても混沌にして中立ですから。
DM:だんだん設定が固まってきましたね。「おう。お前はスパイクト・チェインの扱いに関しては才能があったんだろうな。今度勝負してみたいな」とランフォート。
ナイロ:そんなタイミングでフィルと話中。スヨン姫の話で昔を思い出し、今までの冒険談を二人で話してる感じで。
フィルバート:望むところです。ナイロが「そういえば…」、フィルが「ああ、そんなこともあったなぁ!」という感じでしょうか。良いコンビです。
DM:ナイロとフィルバートのコンビもいい感じですね。パーティーの中でもさらに絆の深い仲というのがいいですね。フィルバートはナイロの秘密を知っていますしね。
裏コメント:前回セッションエピソード12で、フィルバートはナイロの出生にまつわる秘密を得ています。内容についてはエピソード12のリプレイが発表される日をご期待ください。
オブリビオン:豹のような生物について<知識>判定をしておきます。
オブリビオン:1d20+5=(16)+5=21
DM:<知識(自然)>で判定すね。オブリビオンの知識が炸裂ですね。豹のような生物はクレンシャーだ。脅威度1だから今の君たちにとっては敵ではないだろう。しかし、絶叫による【スケアー】の能力はあなどりがたい。オブリビオンはモンスター・マニュアルを見ていいですよ。全ての知識を得たことにします。
オブリビオン:見ました(笑)。こんなの連れてるなんて、危険な奴ですね。あの動物、時には人型生物も襲うんだよ。あいつが飼い馴らしたのかな?随分と懐いてるようだね。
ジョナサン:お連れの動物もたいそう変わっていますねえ。ところでお連れのお二方の紹介もして頂きたいのですが、お願いできますか。
DM:一歩ジョナサンに近づいて出来る限り小声で話す。「あの二人は俺の命令では動かないんだよ…、参っちまうぜ。俺も近頃忙しくてな。ジョナサン、お前も忙しいんだろ。じゃあまた今度な。近いうちにこのタングに筆頭魔将軍ザメンホフ様の軍が攻め込んでくるぜ。戦争に巻き込まれる前に、お前もずらかった方がいいぜ」と言って、いそいそと歩いて行ってしまう。
リラ:昨日の情報収集が空振りに終わったので、まだふてくされます。
DM:まだひきずってんのかっ?!次は”声の波紋亭”に場面を移します。
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