エピソード13 マジックブルーケース

                                                            1.テックル

あの仲間たちが還ってきた。そして新たなる冒険を繰り広げます。今回はその物語を語ることにいたします。

※プレイヤーとキャラクターについての説明はこちらをご覧下さい。


■序〜ジョナサンの過去

カルの王宮の居館の地下室に集められた冒険者たち。冒険者といえばまだ品がいいが、大半はならず者たちだ。中にはゴブリン類などのモンスターもいる。いずれも金で集められた連中だ。その中にジョナサンはいた。

その地下室に屈強な男が、数人の従者を連れて入ってくる。
「皆の者ご足労すまない…。私がスヨン姫様付きの騎士ハジだ」

”世界の果て山脈”から進軍してきた”邪悪軍”がまさにカルに侵攻しようとしている。ジョナサンたちは、カルのスパイとして”邪悪軍”に潜入するために雇われたのだ。

”世界の果て山脈”の向こう。それから数ヶ月後…。

ジョナサンは”邪悪軍”にいた。凶悪なリッチの団長に従う6人の魔将軍。その中の筆頭魔将軍ザメンホフの軍勢の雑兵としてジョナサンは暗躍していた。ジョナサンはザメンホフの姿を幾度か見たことがある。屈強な全身を禍々しい甲冑で常に覆っている。悪魔の顔ような兜の中を見た者は誰もいない。ただし、ザメンホフはオークだという噂を聞いたことがある。

”邪悪軍”での仲間のギオンランフォートが近づいてきた。この男たちはカルからのスパイではない。自らの意志で”邪悪軍”に加わった者たちだ。
「よおジョナサン。今度スパイとして”ライス・キャッスル”の様子を探ることになったらしいな」
とランフォート。
「うらやましいぜ。俺はカル侵攻の先遣隊でスヨン姫を捕らえる部隊に回されちまった。運があったらまた会おうぜ」
とギオンは言った。

”世界の果て山脈”を越えて、それからさらに数ヶ月後…。ジョナサンは5人の仲間と共に旅をしていた。

『エピソード13 マジックブルーケース』

裏コメント:ジョナサンはエピソード12から参加したPCです。今まで放置していた邪悪軍と絡めた設定を考えてみました。カル国や懐かしい登場人物もちらほら。詳しくはエピソドード7をご参照ください。

DM(niga):エピソード13開幕しました。毎度おなじみ、オープニングの演出をお願いいたします。


■オープニング〜フィルバートの場合

フィルバート(マグネット):よろしくお願いします。では、新しいマーキュリアル・グレートソード(水銀入りの剣)を振り回しつつ。これこそ俺にふさわしい武器だぜ。この感触がたまらないぜ。

隣の木には今まで冒険を共にしてきたグレートアックスが立てかけてある。

フィルバート:相棒。いろいろと世話になったな。…名のある剣士になるのが昔からの夢だったんでな。今までありがとうよ。と傷だらけのグレートアックスを優しく撫でて背中の鞘に収める。さて、これからはお前(マーキュリアル・グレートソード)が相棒だ。活躍してくれよ!じゃないと俺の旧友(グレートアックス)が怒ってしまうぜ。

剣を高く掲げて静かに天を仰ぐ。前より少しだけ柔和な顔つきになったのは信頼できる仲間と共にフィルが成長した証だろう。

フィルバート:フィルのオープニングはこんな感じで。
DM:相変わらずナイスな演出ありがとうございます。マーキュリアル・グレートソードの爆発力に期待しています。

裏コメント:セッション間でのPCのデータ組み直しや最適化は許容しています。フィルバートはシンボルマークの武器を変更しました。それに合わせて特技も変更しています。マーキュリアル・グレートソードはサプリメント「武器装備ガイド」に載っています。扱いづらい武器ですが、クリティカル時のダメージが4倍!


■オープニング〜ナイロの場合

ナイロ(まりあ):ウキウキなナイロです。エピソード13でレベルが上がるかもと楽しみにしています。その前にエピソード13自体が楽しみで仕方ありませんが。なるべく戦闘でもお役に立てるようにしたいです。それと、いつも魔法をケチって余らす事が有るので使い切りたいですね。
DM:戦闘で活躍できなくても、それはそれでおいしいですから。いつもどおりのナイロに期待してます。
ナイロ:あとはミスリル製の盾を満喫します。
DM:期待してますよ。


■オープニング〜ジョナサンの場合

ジョナサン(ヒョッシー):「序〜ジョナサンの過去」のような凝った設定を考えて頂き、ありがとうございます。とてもじゃないですが、私ではこんな凝った設定作れません。
DM:ということで、ジョナサンは二重スパイの形で、今も邪悪軍のスパイという立場です。だからと言って、特別なことをしなくても構いませんし、しても構いません(笑)。いつも通り普通にプレイしてくださればOKです。

裏コメント:ジョナサンは前回セッションエピソード12から参戦した新メンバーです。今回のセッションではジョナサンにもスポットを当てていこうかと思います。

ジョナサン:最近他のセッションで最後に自キャラ死亡という事が多いので。出来る限りの備えを整え、死なないよう頑張る所存です。
DM:私のシナリオはそれほどデッドリーじゃないですから(笑)。しかし、そろそろ戦闘はガチでいきますよ。


■オープニング〜オブリビオンの場合

オブリビオン(88):DM様、皆様、また宜しくお願いします。オブは馬車の内部に設置された実験室に一人篭り、錬金術による実験をする毎日。

ボオン!という派手な音がし、馬車の小窓から煙が外へと立ち昇る。

オブリビオン:コホコホと咳き込みながら、煙を掻き分け馬車を出るボク。顔が真っ黒なのはお約束。
DM:また爆発コントかよ。
オブリビオン:なかなか上手くいかないなぁ…。足止め袋程度なら楽に製作できるんだけど…。

久し振りに眩しい陽光を浴びて、目を細めながら一枚の紙切れに目を落とす。それは、ノームの幻術師”さえずる小鳥”からもらった『謎の図面』

オブリビオン”テックル”の技術は素晴らしいな。ボクの想像を超えた機構が記されているに違いない。
DM:今回のストーリーの導入はまさにその『謎の図面』ですよ。

裏コメント:もうお忘れの方もいらっしゃると思いますが、『謎の図面』はエピソード6でオブリビオンが入手したものです。今まで放置していました(汗)。

オブリビオン:日常では知識の宝庫、戦闘では皆さんの支援という位置付けで行きたいですね。でもPLにオブ並みの知識が無いのが辛いところ。その辺はダイスに助けてもらいましょう。


■オープニング〜リリィ

リリィ(niga(NPC)):道なき道を行くパーティーの先頭を歩くドルイドのワシ。以前の冒険で失った左腕には包帯が巻いてある。ワシの傍らに相棒カンフーの姿はない。カンフーはリプテルの”太っ腹のアナグマ亭”に残してきた。今頃はダイアとバレエと仲良くやっていることだろう。そんなワシの新たなる相棒は、身の丈3mを越しオーガに匹敵する体格、フィルバート並みの筋力のエイプ!赤茶色の毛並みの類人猿だ。名前はジークンドー。パーティーの隊列から上半身一つ抜けて、拳をついて四つん這いの格好でノシノシ歩いている。まあ、みんな仲良くしてやってくれ。ガハハ。

「バオォォー!」と突然ジークンドーが咆哮。挨拶代わり♪

リリィ:ビクゥ!とビビる(汗)。ま、まあ落ち着けジークンドー。そんなわけでよろしく。
一同:よろしくー。

裏コメント:レベルアップしたリリィは動物の相棒を変更しました。そして前回セッションエピソード12で、
リリィは激闘の末に左腕を失っています。その物語についてはいずれ語られる時が来るでしょう。


■オープニング〜リラの場合

リラ:毎度DM様お世話様です。今回も楽しみにしております。ほぼ全身の装備を入れ替えたので新品の服に身を包んだように気分は上々。弓の弦の張り具合を確かめたり、無駄にウィップ・ダガーで抜き打ちしてみたり。

裏コメント:ウィップ・ダガーもサプリメント「武器装備ガイド」に掲載の武器です。ウィップの先端にダガーがついた武器です。遠い間合いからでも攻撃できます。

DM:衣装&鎧を新調する、という演出もかっこいいですね。みんなのイラストが欲しい(笑)。今回はリラがローグらしい場面で活躍できる場を与えたいと思ってます。


■森の中の暗闘

DM:まずここでDMの演出を入れます。

深い森の中。ゴブリンやオークの死体が散乱している。槍に貫かれているもの。植物に絡みつかれているもの。獣にはらわたを食い破られているもの…。しかし同様に人間の死体も転がっている。ドルイドのようだ。この森の中で人間とモンスターとの暗闘が行われていることを物語っている。

その場に悠然と現れた一団。中心にいるのが派手ないでたちの男。紅いマントに全身紅い装束。背中には孔雀のように赤や白の大きな羽を差している。
「素敵♪」
その男はこの惨状を見て恍惚としたようにつぶやく。
「ゲ、ゲイドルフ様。我が隊の3分の1がすでにこの森のドルイドどもによって壊滅しております。やはり森の中では奴らの方が有利なのでは」
と小さなゴブリンが甲高いゴブリン語で喚く。
「…っギャ!」
ゲイドルフと呼ばれた男の手から光の矢が放たれゴブリンは絶命した。
「うるさいわね…。いいか!何としてもドルイドどもが持っている”箱”を手に入れるのだ!さすれば世界は我が邪悪軍の手に落ちる」

DM:それでは。導入に入りますよ〜☆


■導入

「”テックル”に行けば、ノームの幻術師”さえずる小鳥”から手に入れた『謎の図面』の正体が分かるかもしれない」

オブリビオン:あの胡散臭い“さえずる小鳥”がくれた『図面』だから、どこまで信憑性のあるものか真贋つかない部分もあるけど、この『図面』の精巧さは”テックル”の技術と素直に考えるべきだな。実際にカンナン村の湖で見た「月光に反応する巨大噴水」の技術を目の当たりにしたボクにとって、”テックル”は憧れでもあるからね。

裏コメント:カンナン村はエピソード10の舞台となった村です。エピソード10はリプレイ未発表です(笑)。

オブリビオンのたっての願いでノームの技術者集団”テックル”を訪れることにしたパーティー。邪悪軍の侵略されたカルの南に位置する大国ゴルマン。ゴルマンの北に位置するキュプラ男爵領、その国境の街タング。そこに”テックル”が駐留しているという話であった。

オブリビオン:皆さん、お付き合い頂きありがとうございます(笑)。
GM:というわけで、みなさんはゴルマンのキュプラ男爵領の街タングに来ています。
オブリビオン:おおーっ、ゴルマンといえばエピソード1とエピソード4(未完)に登場した国じゃないですか。懐かしいなぁ。

裏コメント:エピソード1とエピソード4はオブリビオンのPLである88ちゃんがDMのセッション。設定を貸していただきました。

ジョナサン:えーと、”テックル”ねえ…。【知力】判定します。

ジョナサンの”テックル”に関する知識は”ライス・キャッスル”(我々が冒険している世界)の一般常識程度でした。

DM:”テックル”は”ライス・キャッスル”の最高の技術者集団で、ジプシーのように”ライス・キャッスル”を放浪している。
ナイロ:ここがオブちゃんが持っていた『謎の図面』の手掛かりが有るかも知れない”テックル”ですね。
リラ:特定の個人ではなくそういう技術者グループの名前と考えていいのかしらん。移動サーカス団みたいなテントがキュプラ男爵領の街タングにちょうど滞在していて、我々はそのテントの前までやってきたところ、という認識であってますか?
DM:そんな感じですね。
オブリビオン:ついに到着したぞ!憧れのテックル!!

フィルバート:新しい仲間のジークンドーと親睦を深めています。切り株をテーブル代わりにジークンドーとフィルが真っ赤な顔をして腕相撲をしている。フンガーッ!と雄たけびを上げるもフィルの負け。これで…253勝253敗か。この漢なかなかやるじゃないか。
DM:久々の勝利に気を良くするジークンドー。「ウホ♪ウホ♪」。
リリィ:仲がいいな二人とも。しかしフィルよ、ジークンドーと互角のパワーとは、お前はバケモノか。

ナイロ:ノームの技術者集団のいる場所に着いたという事ですか?どんな建物ですか?
DM:君たちが目にした”テックル”はこんな感じです。

キュプラ男爵領の城壁の外の平原に巨大な”丘”がある。いや、それは巨大な建造物であった。
縦400フィート、横200フィートはあろうかという底面、高さは200フィートくらいで、四角錐の頂点を切り落としたような、ずんぐりした台形をしている。側壁には無数の窓、煙突、風車、他にも理解不能な物体が雑多に取り付けられている。(まさに「ハ○ルの動く城」の巨大要塞バージョンだ!)。
その周囲を取り囲むように数十のテントが点在している。そしてノームたちが忙しそうに動き回っている。これが”ライス・キャッスル”最高の技術者集団”テックル”である。


■ヴァーホー三世

DM:パーティーが”テックル”の敷地に足を踏み入れると、ビン底眼鏡をかけた若いノームが共通語で話しかけてくる。
オブリビオン:いい味出してますね。エンジニアっぽい感じがします(笑)。
DM:「こんにちは。何かご用ですか」 。
オブリビオン:初めまして。ボクはウィザードのオブリビオンといいます。貴方達の技術と熱意を信じて伺いたい事があります。と言って例の『図面』を見せます。”さえずる小鳥”から譲り受けたこの『図面』、これは一体何ですか?
ナイロ:回りの不思議な光景に目を奪われながらもオブちゃんの成り行きを見守ります。
GM:「むむむ。これは」と唸って「”さえずる小鳥”様から手に入れられたと…。あの高名な幻術士であれば、ありうることですな」。
オブリビオン:…。
GM:「私の先生をご紹介いたします。先生であればこの『図面』の内容がわかると思います」と若いノームは言う。
リリィ:その先生はどこに?
GM:「ほら、あそこに」と大空を指差す。

若いノームが指差す先の上空に、楔形の布が風に乗って優雅に飛んでいる。そしてその布の下に人がぶら下がっている!今で言うハング・グライダーだ。

フィルバート:おー、こりゃ凄いぜ。あれも魔法か?
DM:「いえいえ。あれは魔法ではありません。風に対して翼が受ける揚力を利用した技術で、宙に浮いているのですよ」と嬉しげに話すノーム。
フィルバート:ほう。よくわからないが要するに鳥と同じってことか?
DM:「あなた勘がよろしいですね。そういうことです」。
フィルバート:いやいや、オブといい、頭のいい奴は凄いこと考えて作るもんだなぁ。
オブリビオン:そう、考えることはボクにもできるんだよ。でも、それを現実のモノにする”テックル”の技術は素晴らしいよ!
ジョナサン:あの空飛ぶ布はどれくらいの速度で飛べるんですか。いやー、あれにのって山の上なんかを飛んでみたいものです。
DM:「速度は我々が思い切り走る程度のものです。機動性が悪いのが難点です。乗りこなすにはある程度の技術が必要です。私の先生は上手いものでしょう」。
オブリビオン:すみませ〜ん、少しお話したい事があるのですが〜。大声で大空を飛ぶノームへ声をかけます

ハング・グライダーはしばらく調子よく飛んでいたが、突然の強い風に煽られてバランスを崩したようだ。ぶらさがっているノームも慌てている様子。でたらめに旋回しながら、ハング・グライダーはテントの上に墜落した。テントがエアーマットのようにゆっくり潰れていく。

オブリビオン:少しお話したい事があるのですが〜…ぁぁぁ〜と語尾を延ばしながら視線が地面に近付く感じで。
リリィ:せ、先生がー!?
オブリビオン:やっぱり発明品はこうでないとね(笑)。だ、大丈夫ですかぁ!
リラ:飛んだり落ちたり豪快ねー。
GM:「なんだ、なんだ」「墜落したぞ」「またか、またか」とノームがわらわら集まってくる。君たちの相手をしていた若いノームも「先生〜!」と言って群集に飛び込んで行った。

それから20分後…。

GM:「これはお見苦しいところお見せしました。私がヴァーホー三世です」と小太りの中年のノームが言う。
オブリビオン:ヴァーホー?あーっ!リリィさん、フィル、ナイロ。この人は、スヨン姫を救出した館でボクたちにヘルハウンドをけしかけてきたノームだよ!あれ?三世?二世?どっちだっけ。
リラ:ん。知り合い?
フィルバート:あー、あの犬っころのときのノームか。そういえば、そういう名前だったかもな。
リリィ:なにーっ!?あの時、死にそうな目にあったぞ!あいつは確か二世だった。ということはこのノームは息子か…。
ナイロ:これはまた、とんだ巡り合わせですね。という事はこの方も冗談めいた仕掛けを作るのが好きなのかもしれませんね。オブに小声で囁きます。
オブリビオン:ははは…、そのセリフは冗談にならないよ。巨大なテックルの要塞を見てナイロに言います。
ま、色々試されるのはもう懲り懲りだからね。
ジョナサン:彼らのヴァーホー二世に関する話しを聞いて興味津々で様子を見ています。

裏コメント:ヴァーホー二世はエピソード7に登場です。エピソード7リプレイをご参照ください。
今回のエピソード13は今までのエピソードがいろいろ絡み合っています。

DM:「で、何の用?」とヴァーホー三世。
オブリビオン:あ、そうです。この『図面』に心当たりありませんか?”さえずる小鳥”というノームから頂いたモノなんですが…。
DM:「なんと!あの高名な”さえずる小鳥”様から。ちょっと拝見、…ふむふむ、むむむ!これは」と興奮ぎみのヴァーホー三世。
オブリビオン:”さえずる小鳥”め、”テックル”内では相当高い位置にランク付けされてるぞ。
DM:君たちの”さえずる小鳥”に対する認識が誤っているのだ。
オブリビオン:いや、DMの演出がおかしいんだ。
DM:ぐ…。「しばらくこの『図面』をお貸しいただけませんか」とヴァーホー三世。

「あなた方は冒険者ですね」。ヴァーホー三世は突然思い出したように、「ふむ、ちょどいい。アニッコ先生に紹介してみよう」とぶつぶつ。
「あなた方にご紹介したい人がいます。付いてきてくれませんか」と言う。
「この『図面』の件についてもそこでお話しますよ」と早くもテクテク歩き出している。

リリィ:おいおい。あのノーム行っちまうぞ。どうするオブよ?
オブリビオン:え、なあに?ボクは既にヴァーホー三世の後をテクテクついて行ってますけど。頭の中は『図面』のことで一杯ですので、みんなと一緒にいる事も忘れています(笑)。
ナイロ:その後をテクテク付いていきます(笑)。ヴァーホー二世の事もあるので心配でオブちゃんの監視しています。
フィルバート:そんなやりとりをしている間、腕相撲でジークンドーに勝つフィル。よし!これで259勝259敗!!何とか五分五分に戻したぜ。
リリィ:まだやってんのかよ。
GM:ジークンドーは「ウォ〜」とス○ーウォーズのチュー○ッカのように悲しそうな声を上げる。
フィルバート:…あれあれ?しまった、腕相撲で熱くなっている場合じゃなかった。行くぞ!ジークンドー。とオブの後を追いかける。
GM:「ウッホ!」と嬉しそうにフィルバートについていく、…ってリリィよりもフィルバートに懐いている(涙)。
リリィ:おーい、みんなー。オブたちが行っちまうぞ。

パーティーはヴァーホー三世に従って、”テックル”の要塞に足を踏み入れる。



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