2年間使用したiPhone 14 Proから新製品のiPhone 16へ機種変更した。固定費を節約するためにProはやめた。ストレージも512GBから128GBへサイズダウンした。外で音楽を聴く機会が減ったので128GBあれば十分だろう。
そう思って、曲を少なくしたプレイリストを同期させたところ、厳選したにもかかわらず、全曲を同期させることはできなかった。さすがに128GBは小さかった。ストレージは余裕を持つべきだった。
プリリストを作り直し、ケーブルをつないで最初から同期をやり直し。これにかなり時間がかかった。
ミュージック以外にも手こずった。いくつかのアプリでログインのやり直しを求められた。パスワードリストやChromeのパスワード管理の手助けが必要になった。それでもログインができずにパスワードを再設定しなければならないアプリもあった。
今回は何とか一人で移行をできたけど、製品がより複雑になり、自分が衰えたとき、果たして一人でできるだろうか。ちょっと自信がない。
スペックで大きく変わったのはカメラ。Proをやめたので、これまで3倍まであった光学式ズームが2倍までになった。この点で、最後までProにするかどうか、悩んだ。
結論から書けば、デジタルズームで十分。右サイドのカメラボタンをスライドさせることでズームを変更できるので使いやすい。カメラの用途は、ほとんどがTwitter(現X)の投稿と『庭』への掲載。どちらも、カメラ機能の最大解像度を必要としていない。写真をプリントすることもほぼないので、これで十分。
iPhone 16のいいところは14 Proよりずっと軽くなったこと。これは手で持ってはっきりわかる。せっかく軽くなったのだから、ケースもできるだけ軽くてシンプルなものにしたい。
今回買った色、アクアマリンもいい色なので、ケースは透明にするか、周囲だけを保護するダンパーにする。
あるいは、せっかくいい色なのだから、ダンパーもなしでしばらく使うのも、悪くないかもしれない。
デザインで気に入らないのは、カメラが突起していること。これは前世代から変わらない。ケースなしだとカメラ部分を傷つける恐れがある。ケースを買うか、迷う。
新しい機能は使いはじめていない。正直、これまでの機能だけで十分で、若い頃のように貪欲に新しい機能を試そうという気力が衰えている。ジャーナルも手書きできるメモも使っていない。細かくカスタマイズできるホーム画面もデフォルトのまま。
一番の魅力が軽さというのも、少しさびしい。頭を使って新しい機能にも挑戦したい。
残念なことがもう一つ。付属品は両端ともUSB-Cのケーブルだけ。これまで散々Apple独自規格のLighteningを使わせておいてこれはないだろう。LighteningからUSBーCに変換するプラグが欲しい。ところが、家電量販店へ行って尋ねると、Lightening→USB-Cのプラグはアップルでもサードパーティでも作っていないという。
おそらくメーカーは無線のイヤホンを促しているのだろう。使ってみたいけど、間違いなく外出先で落とすことになるので買う勇気がない。とりあえずの策として、500円でUSB-Cの有線イヤホンを購入した。
ミュージック以外の設定移行が終わり、あらためて見ると、やはり新製品はうれしい。
禁を破って木曜日、缶ビール、それもふだんは呑まない500ml缶を開けて開封を祝った。
これだけは若い頃から変わらない。
さくいん:Apple