梅見に小金井公園まで行ってきた。今日は自転車ではなくバスを乗り継いで行ってみた。いま、テレビで流行りの「路線バスの旅」。
小金井公園の梅林にはたくさんの種類の梅が植えられている。枝に品種の名前の書かれた札が下がっている。
12種類の梅を撮影した。気に入ったのは桃色の見驚。それから、蕾がふくらんでこれから咲こうとしている豊後。
2年前にもここへ来た。その時とは気持ちがだいぶ違っている。
心が落ち着いている。その実感がある。これまでは「この先どうなっていくのか」という不安が何よりも大きかった。今は「何とかやっていけるかもしれない」という小さな希望を持っている。
その希望というものはまだ欠片のようなもので、自信も根拠もない。でも、うつむきがちだった「あの頃」とは何かが違う。
春を待ちわびている桜の木のような気持ちかもしれない。
蝋梅は色はあせて香りも消えていたけれど、午後の陽射しを浴びて輝いていた。
芳流閣、扇流れ
一重野梅、鴛鴦(えんおう)
紅千鳥、見驚
緋の司、宇治の里
八重野梅、白加賀
月の桂、豊後