六義園の紅葉を観に行くつもりだったところ、新型コロナの感染が拡大しているので遠出はあきらめた。代わりに実家に近い称名寺へ行ってみた。
予想通り、人出は少なく、のんびりと色鮮やかな銀杏を眺めることができた。
小さな赤ちゃんを抱いて散策している夫婦がいた。訊いてみるとまだ4ヶ月という。
娘が生まれたときには小金井公園のそばに住んでいた。毎週末、公園を散歩していたので、季節のめぐりがよくわかった。
自分にもあんな時代があったと懐かしく思い出した。
称名寺の裏には小高い丘の「市民の森」が広がっている。小学生の頃、ぐるっと歩いて金沢文庫駅まで戻った。あの時は父と一緒だった。
朝、遅く出てきたので境内を歩いているうちに昼近くになった。金沢文庫の展示は見ずに帰ることにした。
バスで金沢文庫駅に戻り、上大岡へ出て、百貨店でカキフライ定食を食べた。
秋が深まってきた。