2017.01.06多良岳 肥前山口駅付近からの多良・経ヶ岳望遠。いくつもの尾根が重なる眺め。
↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 12:50多良駅跨線橋から、多良岳〜経ヶ岳全景。板尾岳の標高は低いのが、手前のため高く見えている。
↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 12:50多良駅跨線橋から、多良岳〜経ヶ岳拡大。右手のタワラギ山・板尾岳の稜線の向こう側に経ヶ岳がある。
タクシーで2970円、約20分で多良岳東方の中川キャンプ場に着く。今日の予定は経ヶ岳か五家原岳のどちらかを登り、残りは明日登ろう。 午前中下山なら、雨にも遭わないだろうと。 13:30発、バンガローが建ち並ぶ入口鳥居から約1時間強の道のり。初めは樹林帯の中。 2万5000分ノ1地形図上の道は沢近くをひたすら登るルートだが、実際の道は、途中から右に折れて尾根方向に進む。石がゴロゴロと歩きにくいが、傍らにはほぼ100m毎に「登山口から○○m」の案内看板があり歩行の目安となる。 13:40尾根に着くと、石ゴロは少なくなり、比較的歩きやすくなるが、やがて尾根を外れ、山腹を巻くような形で緩やかな登り道を進む。 沢は樹木がじゃまして見えないが、遥か下に有るようになる。親子連れ、単独行とすれ違う。30分も歩くと、沢を横切り、苔むした大石ゴロゴロの沢沿いの道となる。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 左:13:32中川キャンプ場登山口 中:13:52稜線の看板 右:14:18沢に合流
やがて、多良川水源の地につく13:51。稜線まで20分ほどジグザグゴロの階段登り。 やがて傾斜が緩くなり稜線につく。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 左:14:30多良川水源地 中:同水源 右:14:43稜線の眺め
左手に鳥居と石段があり、荷物をデポして小ザックで登る。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 左〜中:14:43稜線にある看板の図。 右:14:46役の行者座像
途中から山腹を巻くようになり、梵字岩をすぎると、ロープのある直登ルートになり、997mピーク(国見岳)と祠のピーク(多良岳)との鞍部に飛び出す。すぐ右手には菩薩像が安置。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 左:14:54梵字岩 梵時は○内に拡大 中:14:55登山安全を おもじょに逢わないよう
右:14:58稜線鞍部の標識
左手の997mピーク(国見岳)に立ち寄るが、樹間に五家原・経ヶ岳がかろうじて見える程度で視界は良くない。鞍部に戻り、祠のある985mピーク(多良岳山頂)に着く。北西方向に経ヶ岳を眺められる。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 多良岳頂上の三眺 左:15:05多良嶽神社上宮 中:15:08前岳を望む 右:15:1前岳へ進む道
休憩ののち、前岳に向かう急な下りを経て、最低鞍部まで来る。ここから巻き道へのルートが分岐する。帰りはこちらを使おう。 登り道は大きな岩がゴロゴロとお出迎え。その一つの座禅岩は7段のアルミ梯子で頂に着く。周囲360度(前岳方向&多良岳方向を除く)の眺め良し。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 左:15:21座禅岩への登り 中:15:22座禅岩から多良岳(上宮)を望む 右:15:24前岳への壊れた梯子
崖が多く見える経ヶ岳(赤↓矢印)は、多良のマッターホルンと呼ばれているらしい。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 左:15:00 右:15:22 長崎県に位置する五家原岳(赤↑矢印)は送信塔が林立する。逆光気味でシルエットのみ。 今居る多良岳の山嶺は佐賀県であり、この南面を80〜100mほど下ったところにある巻き道が長崎県との県境となっている。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 左:15:00 右:15:22
雲仙・普賢岳、諫早湾方向も良い眺め。諫早湾のギロチン堤防の海側と水湖側の色彩の差が気になる所。水湖のほうが白っぽい。水深?水質汚濁? ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 左:15:00 右:15:23
多良駅から見る栃尾山は、後ろの経ヶ岳(1076m)より高く見えた。実際はタワラギ山の尾根上のコブ(975m)であり、座禅岩から眺めるかぎり、あまり目立つ山ではない。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 経ヶ岳〜多良駅の眺め。その先は有明湾が一望。
座禅岩の前岳方向の下りにある木製2段梯子は片側がポキっと折れていてスリル満点。途中の岩も奇岩多々。樹木がじゃまをしていい写真は撮れないが。 着いた前岳(「本多良」とも呼ばれているよう)は多良岳唯一の三角點(3等点)が鎮座。眺めは良くない。帰路、鬼の岩屋という奇岩を見つつ多良岳との鞍部着。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 左:15:29前岳(本多良)982.7m 傍の岩の上はもっと高い 中&右:15:37鬼の岩屋 と呼ばれる奇岩
鞍部からは、ロープの張られた急降下を滑るように下り、左右の岩柱(鬼の門)を見つつ水平道に降り着く。 直ぐに六体地蔵菩薩像を過ぎ、デポ地点に帰り着く。16時頃 ザックを回収し、金泉寺につくと傍らに山小屋らしき建物。平日なので当然の事ながら入口には錠が掛かっており入れない。16:07 テント場があるはずだが、場所がはっきりしないので、雨除け出来る南面のコンクリート張りテラスにご厄介になる。テント料金500円と「○○の再建の寄付」分の合計698円(=小銭全部:ただし2円不足)を賽銭箱に収める。 寝る支度を整えて、五家原岳に向かう。しかし案内看板がない。とにかく高見へと進むがどうもおかしい。5分後地図を見ると名もない尾根上を進んでいる。 あわてて引き返すが、すっかり気がそがれ、明日2座を目指すべくそれぞれのルート偵察。 五家原は黒木への峠まで、次いで経ヶ岳は、西岳東面を急な下りの後、苔むしたゴーロの上の道を巻き、笹山南峰の南の鞍部まで。そこでは、日はまだ沈んで無いが、西空が赤くなっており明日も期待できそう。(2日前の天気予報では明日は曇りのち夕方雨)。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 左:15:46多良−前岳間の鞍部からの下り(鬼の門付近) 中:15:49六体地蔵菩薩蔵
右:17:10笹岳南峰南の鞍部での夕日
夕食は、最近主流の「力(ちから)ラーメン」。フリーズドライ食は軽くて良いのだが、喉を通らないことが多くなったので変更。餅は重いし、ラーメンは崩れやすいが、腹持ちも良く暖まるし。 暖房用にとホット用ペットボトル500ml&ポットにお湯を満たす。 水道が凍りついても水に困らないようにチャックつきポリ袋(約2L*1枚、1L*2枚)に水を満たし、手提げ用ポリ袋にチャック部分を上にして入れ吊しておくべく引っかけるところを探すが無い。やむなくコンクリの上にそっと置いておく。 19時過ぎ就寝。明日は3時起き4時発としてしたのだが・・・・・。 100均のレジャーシート2枚を袋状にテープ張りした簡易雨除けの中に、100均のアルミ蒸着発泡シートを2枚重ねで敷いて防寒対策。 ホッカイロミニ4つを、左右の足の甲、ズボンのポケット、上着のポケットに貼り付け、焼酎を100ccほど煽ってシュラフ+シュラフカバーに潜り込む。 風が強く、笹や木々が揺れる音がざわざわ。上弦の月が葉陰に見え隠れして、明日も天気は良さそうと寝る・・・。 が、下からの寒さで30分後目が覚める。寝姿を変えても20分ほど。 ポットのお湯を飲んだり、残りの焼酎を飲んだり、ペットボトルで暖めたりするが細切れ睡眠。 コンクリ床からの冷気が原因なので、シートを4重に重ね、インナーシュラフを下に敷いても細切れ睡眠。 2時頃、杉の枯葉を少々敷き詰めるとやや暖かくなったので、さらに2−3cm厚で全面に敷き詰め。 次の目覚めは1H30M後の朝4時。1時間も寝過ごすハメに。 コースタイム(ネット情報)中川キャンプ場−1.10−稜線−0.30−多良岳−0.25−前岳−0.30−金泉寺・山小屋=2:35 実績(休憩0:21含む) 中川キャンプ場−1.12−稜線−0.28−多良岳−0.28−前岳−0.38−金泉寺・山小屋=2:46
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