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移動日第2日目 青春18切符の日に進む   

白山 七倉山・四塚山

8月6日 ガスのち雨のち曇り、町中は豪雨のち曇り
   
8/6 夜中〜明け方にかけての雨にやる気を奪われ、日出1時間ほど前に鳴る太鼓のドンも無しの朝。つまり、天候悪し。とりあえず、5時過ぎ起きだし、乾燥室から合羽・スパッツ・帽子を回収。
天候次第で別山ねらいとし、ロビーで朝食のチラシ鮨を食べるが食が進まない。

6:05小雨&霧の中を出発。視界は50m以上あり。
平瀬道を東進し、天望歩道から南竜に下り、別山をどうするか決める。
東進途中の道の中に幅5−70cm長さ1.5m程の黒百合の群落島。暇に任せ、咲いている数を数える。102花以上有ることは確認。
コザクラをいくつか散見。ロボット監視カメラのあるところは群落が有りそうだが、視界悪化で確認できず。

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写真上左:6:12ナナカマド    中:6:11黒百合の群落島  右:6:11コシジオウレン(ミツバノバイカオウレン)?
写真下段:6:23−24 写真中央右にロボット監視カメラを見下ろす風景

6:26広瀬道−天望歩道分岐着。ここを越えて少し行ったところには黒豆の木の群落。

室堂〜広瀬道〜天望広場下の足元。
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写真上左:6:28ミヤマキンバイ     上中:7:15ミヤマコウゾリナ       上右:6:45ミヤマアキノキリンソウ
写真中左:7:11シモツケソウ      中中:7:13タカネナデシコ(つぼみ)   中右:7:21同左 開花
写真下左:7:12イワオウギ       下中:6:32クロマメノ木の葉       下右:7:13マツムシソウ

6:35広瀬道を別れ、天望歩道にはいる。緩い下りを進むとやや急目の下りになり、やがて天望広場に7:07着く。しかし白一色。北アルプスの眺めや・・・・
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写真上左:6:25広瀬道・天望歩道分岐点標識  中:6:46天望歩道         右:7:06天望広場

その展望台の下にはお花畑。7:11−23しばし撮影。ふとみると、土砂崩れで豆科の植物が根こそぎひっくり返っている。南竜の小屋人に聞くと、環境省の許可無しに元に戻すことはできないのだそう。何となくお役所仕事とも思うが、移植による問題も出てきているし・・・・。

天望広場下の花畑1。
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写真上左:7:10花畑の眺め         上中:7:14花畑の眺め      上右:7:22あざみの仲間
写真中左:7:21シロバナハタルブクロ    中中:7:24ミヤマホツツジ    中右:7:41赤花木イチゴ
写真下左中:7:18黄色○は崩壊場所 矢印の先は崩れ落ちたイワオウギの固まり  下右:同左拡大の図

このあたりから樹林帯に入り、急降下。沢を渡るとやがて南竜ヶ馬場の湿原地帯に出る。8:14−20南竜小屋で一休み。天候の回復は望み薄。素直に下山をきめる。
砂防新道−南竜分岐8:55通過、避難小屋9:05着
避難小屋で湯を沸かし、肉丼(アルファ米)を作って腹ごしらえ。11時30発のバスは諦め。

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写真上左:8:09南竜小屋東の分岐:左手は天望歩道、右手は別山 中:9:55避難小屋と、右:小屋前の広場の眺め

お腹も膨れたので、ゆっくり目で9:55出発。雨は上がっていた。
しかし、雨で川となった道を大人数が下っているのに加え、この状況に往生している方々が多く、すぐに追いついてしまう。追いつくと抜きたくなるサガがここでも発揮。
結局11:18別当出合い着までほぼ休み無し(ただし中飯場上の水場でコーヒー用水1L補給で数分休み)。

南竜小屋〜砂防新道・南竜分岐〜中飯場の花々。
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写真上左:7:56イワイチョウ        上中:8:10ミソガワソウ    上右:8:38ミヤマアキノキリンソウ
写真中左:8:41ミヤマコウゾリナ(黒は開花前)中中:8:52エゾシオガマ   中下右:8:53チドリの仲間(開花済み)
写真下左:8:41シナノオトギリ         下中:ツルニンジン      


汗だくで着いたので、12分後のバスに乗る気がせず、予定通り次の13:30に。その間、乾いた服に着替え、濡れた合羽・シャツ・ズボンを干し、缶ビールを飲み、餌を詰め込み休憩タイム。

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写真上左:11:09別当出合いの吊り橋を遠望  中:11:17吊り橋を帰り見る  右:12:42高見を望む

そのうち、室堂で一緒になった2人連れが降りてきて少々話し込む。時々雨が来るので、干ものをあわてて片づけたりまた干したりしつつ。

13:30定刻に出発。
バスの車掌が市ノ瀬停留所がもうすぐとアナウンス中に、「犬より大きめの動物が崖を駆け上がっていった」と。
通路側の1人もその様子を見たと。車中、ひとしきり「近くに親がいる」・「危ないね」・「人が餌を与えると居着く」・「怖いね、退治しなきゃ」等々・・・。


帰りの車中、百万貫の岩(=胴回り52m、地上高さ13m+地下3m、重量4839トン(129万貫):石川県指定の天然記念物)の紹介。なんでも、昭和9年の土石流で3kmも上流から流れでたものらしい。13:54  (出典:ここをクリック)
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岩塊は、白峰一帯に広く分布する中生代ジュラ紀後期〜白亜紀前期の手取層群に属し、岩相は、灰褐色中粒砂岩と拳大の珪質岩礫を含む粗粒砂岩とよりなるらしい。
その大きさは19.175m×16.160m、体積は1,890立方m、重量は4,839t(約129万貫)と算定され、流出岩塊としては、日本最大級の規模となる。   (出典:ここをクリック)
体積と重さから平均比重は2.56/cm3と砂利程度。砂の1.4-1.7、セシウムの1.7よりかは重い。

車窓を眺めつつ、めぼしい見所をcheck。
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写真左:14:21ダム湖        中:14:28ロックフィル式ダム  
    右:14:32瀬女道の駅から一里野スキー場(加賀禅定道(=一里野〜四塚山〜室堂18.2km)の起点)のリフト建家


いつの間にかウトウトしている中。定刻の16:00金沢駅着。

宿にて濡れ物を分離し、バスルームへポン。急ぎ駅前の観光バスにて兼六園に向かう。
時間的に泉鏡花記念館は閉館。兼六園に着く手前から豪雨。屋根のあるバス停で5分程雨宿り。

雨上がりを急ぎ園に。30分ほどで半周。入園者は日系よりも、豪、仏、中華系が多い。

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写真左:17:16金沢城白石門と豪雨       中右:17:25霞が池と雨の贈り物 

庭園の名物に、根上の松。土を盛り上げた台上に松を植え、成長につれ土面を削り、根を露にする。50-100年はかかる仕事。
数年しか先を見通せない日・米・英の経営学者とは違う造園した方々の哲学を感じる。

時間不足で見残し多々なれど、駅に戻り、奮発して1100円の駅弁入手。
しかし、駅ビル内「金沢百番街」の土産売り場で、もっと豪勢な弁当発見。しかし時遅し。

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写真左:17:53園の噴水             中右:1100円の駅弁 

売り場をうろつくと、5600円の「このこ」があったりする。金沢名物のフグの卵巣は見つけられなかったが、後で調べると売っていたらしい。

宿に戻り、濡れ物を持って大浴場へ。洗濯機に放り込み、40分の間に汗を流し、腰の痛みを緩和。
乾燥機に放り込み、弁当とビールで夕食。すっかり乾いた山道具をハンガーに飾り、
今日の衣類をまとめて袋詰め。残念ながらザックは湿っぽいので、備え付けの空気清浄機の上にさらし乾燥体制。

明日の予定を確認し、23時ごろ就寝。



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