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工房着:午前10時45分 作業開始:午前11時20分−作業終了:午後4時45分
工房の気温:33度
今日は『玉形分銅』の製作予定ですが、『苔テラリュウム』造りが趣味の長男が工房で作業したいという事で合流することになりました。
長男は昨日から今日に掛けて当直でした。職場は『亀有』なのでJRを使って指扇駅で合流することになっています。予定では10時15分に合流でした。熊公は10時05分に待ち合わせ場所に行きました。そこで電話をすると、まだ『北与野』ということで、それではと工房へ行きクーラーを着けてすぐに指扇駅に戻りました。すると長男は到着直後で待っていました。
話を聴くと、退勤直前に手術室の看護師長に薬剤のことで連絡を頼まれてしまい、予定より一本遅くなったという事でした。
途中のコンビニで長男の朝食・昼食、そして飲み物を購入して工房へ。長男に頼まれたのは熔岩に穴を開けることでした。ガラス用ドリルビットで開けられると考えて作業したところ、簡単に開けることが出来ました。ただし、このドリルの刃はφ6mmで、これを9mm程に広げる必要がありました。金工用のドリルで穴を広げようとすると熔岩は割れてしまいました。そこでルーターを使って広げることにしましたが、これに時間が掛かりました。やっと穴が仕上がったところで熊公は鍛冶作業に移りました。鍛冶作業スタートは12時過ぎになっていました。

ガラス用ドリルの刃とルーターで穴を開ける 楽しそうに熔岩を割って作業をする長男
まずは球体を掴むヤットコの口先を小さくする作業からスタートしました。口先の穴の径を20mmから15mmにしました。しかし、これでもまだ大きい感じでした。これであればわざわざ口先を丸めて作るのではなく、打ち広げて作った方が簡単でした・・・。

Before After
ヤットコの修正が完了したところで『玉形分銅』の制作に取り掛かりました。

素材 S45C丸棒 φ30mm 長さ30mm 球形に打ち出していく ヤットコはちょっと大きい
予想はしていましたが瓢形に玉の赤道部が窪むようになってしまいました。鎖取り付け部分が無いものであれば球形に打ち出すのはまだ楽なのですが、鎖取り付けの部分をよけて鍛造することになり、どうしても赤道部の窪みを無くすことは出来ない状態でした。

鍛造を終えた『玉形分銅』 グラインダーで削ってほぼ完成状態の『玉形分銅』
球体を掴むヤットコは役に立ちましたが、まだ口先が大きい感じです。グリップ力は期待通りでしたが、先にも書いたように、口先を小さくするならば打ち広げる形の方が良かったですね・・・。
今日も暑い一日、火床に火を入れての作業、作業室の気温は42度になりました。新しくしたネッククーラーが役に立ちました。
分銅の重さは150g程になりました。予想していたものより30g位重くなりました。重い分には削ればいいわけですから、一応これで鎖鎌を造ろうと思って居ます。分銅の荒削りを終えたのは4時でした。
ここから、畑に水遣りをして、長男には持ち帰り用にピーマンやシシトウを収穫させました。熊公はキュウリと唐辛子を収穫しました。
着替えをして帰路に着いたのは4時45分でした。長男と工房で作業して過ごすのはとっても嬉しいことでした。芋掘りでは来たことありますが、息子が作業して居るのをチラチラと眺めながらこちらも作業するのは良いですね!! 色々な工具を使って熔岩に穴を開けたり、頼まれたプラスチックの入れ物に穴を開けるのを見て、「よくこんなに工具集めたね・・・」 と、感心して見ていました。息子達は須賀川の伯父の庭で作業する熊公のこと見て居ます。その頃は道具なんて極々わずかでしたから、きっとそれと比べての言葉だったと思います。熊公自身、よく道具を集めてきたと思っています・・・。ワイフは「あなたがもし死んじゃったら、どう処分すれば良いの・・・?」 と、心配してくれています。確かにそうですね・・・。スプリングハンマーなどはどう処分すれば良いでしょうね・・・。鍛冶作業あと何年くらい出来るでしょうか・・・?
明日の作業は今日鍛造した分銅を仕上げること、そして、鎖鎌の柄の口金を製作する作業に成ります。口金が仕上がったところで鎌の中子の幅が決まります。
今週も色々とあって、30日は31日に教会で行う『普通救命講習』の準備で『光ヶ丘消防署』に機材を受け取りに行かなければならずお休み、31日は講習当日、午後は機材の返却でお休みです。1日は午後4時からですが教会の防火施設の点検に立ち会うので、作業は2時には終了しなければ成りません。 |
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工房着:午前10時15分 作業開始:午前10時35分−作業終了:午後3時50分
工房の気温:35度
今日は充分早めに家を出ましたが『三橋 5』での作業のため到着が遅くなってしまいました。これからはちょくちょくこういうことがあるかと思うとなんだか嫌な気持ちになります。ルートを変えた方が良いかも知れないです。
工房に着いてまずは散水作業からスタートしました。全体に散水して、その後、キュウリの畝の間に水を出しっ放しにして、床屋さん用に『シソ』と『シシトウ』を収穫しました。収穫後は里芋の畝の間に水を流しっぱなしにしました。そして、前々回焼却し残した、お借りしている側の雑草を焼却することにしました。今日はよく燃えてくれました。

里芋の畝への散水 雑草の焼却 あと2山残っています
雑草はあと2山残っています。あと一週間くらい干しておき焼却しようと思っています。里芋への散水は3時頃まで行いました。以前、水が不足したときの里芋はポクポク芋で里芋独特のねっとり感が無くなってしまいました。その為、定期的にタップリ水を与えるようにしています。
焼却処分の際は傍で見て居ないと危ないですから確実に大丈夫という状態になるまでは見ていました。その為鍛冶作業は12時からになってしまいました。勿論、最後は確り水を撒いて消火してきました。
昨日鍛造した分銅を仕上げる作業からスタートです。形を整えるために削ったので昨日よりも6g位軽くなりました。銘は久し振りに『亀甲鍛』を分銅のお尻に刻印しました。ロットナンバーは鎖取り付け鐶の近くに打ちました。球形の物に刻印するのは少々大変でした。
普通分銅だけで作品とすることはしてきませんでしたが、この分銅は作る為にヤットコを新調しましたし、それなりに大変でしたから作品としてカウントすることにしました。

作品2249 『玉形分銅』 柄の中子の入る部分と口金
分銅を仕上げたあとは『鎖鎌』の中子の入る部分を切り出して、口金を製作しました。口金は幅25mm 厚さ3mmのフラットバーを使いました。合わせ目は溶接しましたが、なかなか綺麗に溶接出来ました。
口金が柄に納まるようにしてから、中子の入る部分を切り出しました。コンターを使って切り出し、木工ヤスリを使って3mm位の隙間を作りました。中子はできるだけ長くという指示なので250mmにする予定です。元の部分の厚さは3〜4mmになると思っています。中子の幅は口金部分で28mmとなります。
今日は朝から暑くて、上尾の最高気温は37度を超えたようです。これからもこんな状態なんでしょうか、鍛冶作業には過酷な気温です。
帰路は荒川右岸コースで帰って来ました。良い調子で帰って来ましたが、東京都に入る直前で道路工事で迂回させられ、結局渋滞する道に出なければならず、長い信号を4回も待つことになりました。50分掛からずに帰れると思っていましたが、1時間かかってしまいました。でも、新大宮バイパスを使うよりチョットは早かったのでは無いかと思っています。
明日、明後日は教会での『普通救命講習』の準備などでお休みします。金曜日は2時までの作業、鎌本体の鍛造が出来れば良いと思っています。刃渡りが22cmという指示、中子は25cmにしますから、熊公の火床、一番広げた状態で作業することになります。鍛接上手く出来ると良いですが・・・。 |
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工房着:午前10時10分 作業開始:午前10時30分−作業終了:午後3時35分
工房の気温:27度
昨日は午前中の3時間『普通救命講習』を受講しました。退職後更新してきませんでしたから新規扱いです。久し振りに『救命技能認定証(自動体外式除細動器業務従事者)』を受け取りました。以前は数日後に受け取りましたが、今は即日発行でした。
さて、今日は柔兵衛親方依頼の鎖鎌の本体を鍛造する作業です。天気ですが、台風9号が現在北上中でスピードが少し上がり、コースは東側にずれている感じです。今日はその影響を受け曇天で雨が時々降る感じでした。明日は『板橋の花火大会』で、台風の影響が心配でしたが、今晩通過して明日の午後は晴れてくるようです。花火大会は出来そうな感じです。傘は持って行きましたが、上手い具合に雨に当たらずに済みました。
工房に着いてまずはキュウリの収獲、今日は9本収穫出来ました。また、シシトウを収穫しました。枝豆は帰り際に収穫することにして作業に取り掛かりました。
まずは25mm×19mm×150mmの極軟鉄を切り出し、70mm程センターに切り込みを入れました。続いて白紙2号を厚さ4mm 幅20mm 長さ70mmに打ち出しました。同時に極軟鉄の切り込みを入れたところを広げて鋼を挟み込むように準備しました。更に鎖のメッキを焼き切る作業をして、火床をしっかり暖めました。
鍛接作業は12時40分頃からになりました。久し振りの鍛接ワクワクしました。打ち延ばしていくときの感じでは上手く鍛接できているように思えましたがどんなでしょうか・・・。
しかし、今日は鍛接剤の入った缶をひっくり返してしまい、2/3位駄目にしてしまいました・・・。(´ヘ`;) 新しく作らなければなりません・・・

素材の準備 中子部分を打ち延ばす

刃の部分を打ち延ばす 焼き鈍しを掛ける直前の鎌本体
鍛接してしばらくは直線的に打ち延ばしていき、厚みが10mm位に成ったところでL字に加工します。この鎌は刃の長さが220mm+中子幅、中子の長さが250mmという大きな物です。そのためそのままではスプリングハンマーでは鍛造できないので写真のように一旦片方を曲げてスプリングハンマーで打てるようにしました。まずは刃側を曲げて中子を打ち出しました。
中子が打ち出せたところで刃の曲がりを元に戻し、中子を写真のように曲げて刃を打ち出していきます。親方の指示では刃の幅は22mmということです。現在28mm以上の幅があります。これを22mmにしたらなんだかバランスが悪い感じがしますが・・・。
刃の打ち伸ばしが終了したところで中子を元に戻し、中子・刃の歪みを取り除き、刃側を少し打って刃付けの準備をして、その際に徐々に温度を下げながら作業していきました。最後は焼き鈍しです。しかし、大きいものなので中子は灰入れのペール缶から飛び出てしまいました。
焼き鈍しを掛け終わったのは2時45分頃でした。ここから枝豆を収穫しました。明日は長男夫婦・義妹夫婦が花火大会で我が家に来ますからいつもよりも多く収穫しました。
着替えをして、記録を付け帰路に着いたのは予定より30分以上遅くなりました。今日は4時から教会の防火施設の点検が有ります。熊公は遅れることは伝えてありますが、防火管理者ですからなんとか間に合うように頑張りました。まずは『三橋 5』付近の作業渋滞を避けるため抜け道を使いました。そして、『与野』から高速を使いました。教会到着は4時15分でした。しかし、丁度点検が終わったところでした・・・。神父さんと点検に参加した教会委員さんから様子を確認して帰ってくることになりました・・・。(;^_^A
月曜日ですがまたまた病院行きでお休みです。朝一番の受診なので行けるかな・・・? でも、無理はしない方が良いですね・・・。次回の作業は鎌の成形作業です。刃部が長いですから成形には時間が掛かるものと思います。慌てずに作業していこうと思っています。 |
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工房着:午前10時25分 作業開始:午前10時45分−作業終了:午後2時10分
工房の気温:36度
今日は関東地方は災害級の暑さになるという事でした。朝はやっぱりダラダラしてしまい家を出るのが遅くなりました。オマケに田島交差点近くで除草作業、そして『三橋 6』付近での作業で『三橋 2』過ぎたところから渋滞になり、仕方なく『三橋 5』から抜け道に入りました。それでも工房まで1時間20分近く掛かりました。
とにかく暑くてまずは畑の作物にタップリ水をあげました。そして、液肥も与えました。続いて、キュウリとシシトウ・唐辛子を収獲しました。これだけでタップリ汗をかきました。
今日の作業ですが鎌の成形作業を考えて居ましたが、どうも刃の幅が細すぎると考え依頼された図面をよく見ました。すると22mmではなく32mmのようでした。2が3に見えるような書き方でした。そこでブレードを4mm位広げるように作業しました。厚みには充分に余裕が有るので何とかなりました。

Before 《鎌本体の修正》 After
火床に火を入れての作業ですから今日は少々きつかったです。大体34mm位の幅にする事が出来ました。成形すると30mm位に成っちゃうかもしれないです。厚さは元部分が5mm位、中央部分で4.6mm位に成りました。
鎌本体に焼き鈍しを掛けてから鎖を黒染めして、『玉形分銅』を取り付けてみました。取り付け鐶の合わせ目の溶接は組み上げるときにすることにしました。

『玉形分銅』を取り付けた鎖 タップリ水をあげた里芋の畝間
分銅と鎖を付けた後は柄の中子の入る部分の幅を少し広げるようにヤスリを掛けました。後は本体を成形した後に微調整します。
この段階で1時半頃でした。暑さ『MAX』ですから作業はここまでにすることにしました。今日も里芋の畝間に水を出しっ放しにしておきましたからそれを片付け、手洗い用の水を汲みに行きました。
帰路は『清河寺』から『三橋 2』に抜ける道を使って帰って来ました。車の外気温計は40度でした。今日は関東各地で40度超え、群馬県 伊勢崎市では41.8度の観測史上最高気温を記録しました。上尾も内陸になりますから暑いわけです・・・。
明日の作業は鎌の成形作業ですが、とにかく災害級の暑さですからそんなに頑張らないで帰ってこようと思っています。 |
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