熊 公 鍛 冶 工 房


熊公の工房における鍛冶作業の日誌
特別な事柄は印を付け『鍛冶作業記録』にも書き込みます

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2023年11月21日(火)
 工房着:午前9時50分  作業開始:午前10時10分−作業終了:午後3時50分
 工房の気温:10度

 朝はかなり寒くなってきました。日中お日様が当たっていればポカポカですが・・・。そろそろ霜が降りるでしょうか・・・。畑を見回ると白菜が本当に立派になってきました。霜が降りたら収穫してみようと思っています。

 さて、今日は昨日鍛造した『鉄輪八方手裏剣』 2枚の仕上げ作業です。作業の前に刃先を罫書くためのアルミ型を造りました。これは簡単に造れたので、10時45分頃から仕上げの作業です。造った刃先罫書き用のアルミ型は役に立ちました。

 中央のφ30mmの穴はホールソーを使います。前回の物は糸鋸で切り出す感じだったので45分も掛かりましたが、今回は一発でした。

 
ホールソーを使った穴開けの様子               ホールソーと穴開けで出た穴あき円盤

 ホールソーを使うと穴あきの円盤が出来ます。これは何かに使えそうですから取っておこうと思っています。やっぱり道具があると作業がはかどります。

 
       焼き入れの様子                  作品No.1697・1698 『鉄輪八方手裏剣』

 焼き入れは焼き入れ台は使わずに全体を焼き入れ、焼き戻しを強く掛けます。作業終了は3時になっていました。一枚成形するのに2時間15分という感じです。

 今日は作業後に柚子を収穫しようと思って居ましたが、時間が遅くなっていたのでやめにしました。明日は『曲線型卍手裏剣』 2枚の鍛造です。これはあまり時間は掛からないと思うので、作業後収穫するつもりで居ます。
2023年11月22日(水)
 工房着:午前9時45分  作業開始:午前10時05分−作業終了:午後2時55分
 工房の気温:10度

 今日は『曲線型卍手裏剣』 2枚の鍛造作業です。12時半頃には終了する予定なので、その頃に兄貴に来て貰うようにしました。小松菜・チンゲン菜・里芋・柚子を持っていって貰います。

 10時半頃から鍛造作業に取り掛かりました。『曲線型卍手裏剣』は刃をカーブさせるのが少々大変です。今日はカーブを付けたあと、一度打ち広げた段階でカーブの調整をして、更に打ち広げることにしました。この方法が良いことが分かりましたが、やはり最後には微調整が必要でした。

 
   焼き鈍しを掛ける直前                    一気に4つ取ったド〜〜〜!!


柚子農家のおじさん・・・

 『曲線型卍手裏剣』の形、少しスリムにすれば簡単に打ち広げた状態に会わせることが出来そうです。型の見直しをした方が良いかもしれないです。

 兄貴は12時半過ぎに来ました。丁度焼き鈍しを掛ける直前でした。鍛造作業は12時50分頃まで掛かりました。その後、収穫作業に取り掛かりました。

 まずは兄貴に里芋を掘って貰いました。そんなに数はありませんでしたが形の良い物が多かった感じです。次に小松菜・チンゲン菜を収穫して貰いました。熊公は義妹用に収穫しました。

 ここからが大変な柚子の収穫作業です。でも、二人で収穫して行くのでいつもより楽でした。だんだん高枝鋏が入りにくい場所が残ってしまいます。今日はなんと80個収穫しました。良い大きさの物が多くてなかなか良い感じでした。今日の収穫でトータルで250個の柚子を収穫したことになります。

 兄貴は2時半頃に帰りました。熊公はゴミの処理をしてから帰路に着きました。今日は明るい打ちに帰宅出来ました。柚子は途中でケーキ屋さんに20個届け、床屋さんには帰宅してから15個届けに行きました。木にはまだ沢山成っています。今年は300個以上収穫出来る感じです。

 明後日は『曲線型卍手裏剣』の仕上げ作業です。これを仕上げれば手間の掛かる手裏剣の製作は終了です。残っているのは『棒手裏剣』・『角手』・『猫手』です。次は『棒手裏剣』 20本の製作にしようと思って居ます。1日に5本ずつ造って行く予定です。。
2023年11月24日(金)
 工房着:午前9時50分  作業開始:午前10時10分−作業終了:午後4時25分
 工房の気温:13度

 今日は『曲線型卍手裏剣』 2枚の仕上げです。ほんの少しですがデザインを変えてみました。昨日のお休みで『曲線型卍手裏剣』 新たに3つデザインを考えてみました。いずれ作る事になるかと思って居ます。

 工房に着いて、デザイン変更の刃のアルミ型を造りました。あとはひたすら削っている感じです。揃えて作ること出来たと思って居ます。


作品No.1699・1700 『曲線型卍手裏剣』

 
これまでのデザイン                         今回のデザイン  

 上の比較した写真違いが分かるでしょうか・・・。刃付けの仕方は別として、切っ先が少し起き上がっていると思います。おそらくはこちらの方が刺突性がアップするのでは無いかと思っています。


新しく考えた『曲線型卍手裏剣』 今回のものは中央の物

 考えた『曲線型卍手裏剣』ですが、左右の物は刃を立てる感じにした物です。今回のものは中央の物でセンターの正方形の対角線の延長線上に切っ先が来るデザインで、これまでの物より3mm位切っ先が起き上がった感じに成ります。これからはこれを基本形にします。

 焼き入れ・黒染めを終了したのは3時20分頃でした。そこから野菜の収穫です。まずは長ネギを初収穫しました。良い感じに大きく成ってくれていました。次は白菜です。霜が降りてからと思いましたが、この土日に鍋をするような気がして収獲しちゃいました。

 
初収穫した長ネギと白菜

 続いてチンゲン菜・小松菜・ホウレン草を収穫して帰路に着きました。上尾道路の16号・新大宮バイパスのジャンクション付近で大渋滞・・・。新大宮バイパスに合流するのに相当時間が掛かりそうだったので16号に入ることにして、『上江橋』を渡って荒川右岸コースをたどることにしました。橋からは紅色の富士山が綺麗に眺められました。ただ、カメラは手元に無かったので撮影出来ず残念でした。
 富士見市に入った辺りで車がほとんど通らない場所があるので、そこで写真を撮りました。シルエットの富士山綺麗でした。

 
          シルエットの富士山               ケーキ屋さんから届いた『柚子ゼリー』とメッセージ

 帰宅したのは5時40分でした。国道16号に入ってからおよそ50分でした。やはり別ルートを持っておくのは大切ですね・・・。出来ればあと1つ左岸コースで別ルートを持ちたいところです・・・。

 帰宅したら柚子をあげたケーキ屋さんから『柚子のゼリー』が届いていました。もの凄く嬉しいです。まだ木になっていますから届けようかと思って居ます。それにしてもさすがにケーキ屋さんですね・・・。明日、クリスマスケーキの予約に行くので、その際にお礼を伝えようと思って居ます。
2023年11月27日(月)
 工房着:午前9時50分  作業開始:午前10時10分−作業終了:午後4時00分
 工房の気温:9度

 今日から『伊賀流棒手裏剣』の製作です。20本製作しますが無理せず作る事が出来る1日5本ずつのペースで製作します。

 ドレメルのルーターが使いやすくて、少しパーツを増やしておいた方が作業がはかどると考えて注文して置いた物が届きました。今日は棒手裏剣鍛造の前に、切断砥石やサンディングベルトなどをセットしてつでも使えるように作業しました。

 棒手裏剣の鍛造自体は1時間ほどで完了です。そこから成形していきますが、今日は切っ先の成形を先にすることにしました。プロクソンの自在バイスが棒手裏剣を作るのにもの凄く役に立ってくれました。『伊賀流棒手裏剣』はテーパーが付いているので、これまではバイスに挟む際に革などを挟んで固定するようにしました。でも、プロクソンのバイスには棒状の物を挟む切り込みがあるので、そこに竹籤を通して固定すると良い感じにヤスリ掛けが出来ました。

 焼き入れはガスバーナーで行いました。成形スタートして黒染めまで2時間半という感じでした。少し時間が有ったので自宅のトイレのチビ花瓶用の『ケンザン』を作る事にしました。針を銀ロウで鑞付けしましたが、土台を赤める際に針の先を何本か融かしてしまいました・・・。

 
作品No.1701〜1705 『伊賀流棒手裏剣』             自宅トイレのチビ花瓶用『ケンザン』  

 明日も同じ作業です。少し時間が有るはずなので、大きめの『鉄撒き菱』を1つ造る予定です。12月9日(土)教え子の結婚式に呼ばれているので、その時にプレゼントしようと思っています。スピーチも頼まれちゃったのでその時に使うつもりでいます。

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