熊 公 鍛 冶 工 房


熊公の工房における鍛冶作業の日誌
特別な事柄は印を付け『鍛冶作業記録』にも書き込みます

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2023年04月25日(火)
 工房着:午前9時50分  作業開始:午前10時20分−作業終了:午後3時35分
 工房の気温:15度

 21日(金)はやはり身体が痛くなりお休みにしてしまいました。情けないです。今日も除草作業、腰が重いです・・・。(-_-;)
 でも、お休みの間柔兵衛親方に依頼を受けた忍具の製作方法を粘土を使って考えて居ました。考えた方法で仕上げることが出来るともの凄い充実感があります。

 22日(土) NHK Eテレの『沼にハマってきいてみた』 という番組に柔兵衛親方の道場が取材されました。その時、鍛兵衛(熊公)作の手裏剣(手裏剣道公式手裏剣)が大写しになりました。

 
柔兵衛親方                            熊公の手裏剣

大写しになった『手裏剣道公式手裏剣』

 熊公の作ったマキリ刃は『美の壺』にチョコッと出た事があります。今回『沼ハマ』に忍具が出ました。これで熊公の刃物・忍具共に全国デビューしました。ちょっと嬉しいです。(^〇^)

 今日は工房付属農園北側の畑周辺の除草作業です。気温が低く曇っていたので救われました。今回も腰が重くなりました。またまた明日はお休みになりそうな感じです。

 
 
Before                                 After

 除草作業は2時間ほど掛かりました。腰は重くなりましたが綺麗になって気分が良いです。北の畑は堆肥は入れていませんが畝を立てました。ここにも床屋さん用のシソを植え付ける予定です。
 また、最近は稽古サボっていますが四半的を射る為に座る場所のコンクリートレンガを少し移動して敷き直しました。
 蕗の畑は結構良い感じに成長してきたので確り除草しました。収穫出来そうでもありますが今年は我慢することにしました・・・。

 除草作業後、ノラボウ菜を収穫してから、玉ネギを全て収穫しました。そして、玉ネギの畑を耕して、牛糞堆肥を蒔いて耕運機を掛け、畝を四本立てました。ここには里芋2畝、そして、残りの畝にはピーマン類を植え付ける予定です。

 
      里芋・ピーマン類の畑                 雑草が無くなり綺麗になった工房付属農園

 
良い感じに育ってきた蕗                        研ぎ直した『信州鎌』

 収穫後は2日間使って切れ味が落ちた鎌を研ぎ直しました。この鎌は20年くらい前に戸隠の帰りに信濃町(古間)の『打ち刃物センター』で購入した『信州鎌』です。厚手の鎌なので力強く振り下ろしても平気です。笹の根を断ち切るため土に振り下ろして使ってもビクともしないです。
 鎌には『東郷 寺島 一利』と刻印されています。『東郷』とは『東郷鋼使用』という事だと思います。そして、『寺島さん』は何と熊公の工房のスプリングハンマーを送って下さった方です。きっとこの鎌は熊公が使っているスプリングハンマーで作られた可能性が高いです。偶然とはいえ縁を感じます。

 刃物は切れてなんぼです。今日は研ぎ直しましたから次に使う時は気分良く使えると思います。

 腰はやはり重いです。入浴後湿布を貼りました。明日はお休みになりそうです。柔兵衛親方に依頼された忍具の制作もあるし、里芋やピーマンの植え付けも有りますからあまりのんびりはしていられないです。明日行けるかな〜〜〜?
2023年04月27日(木)
 工房着:午前10時00分  作業開始:午前10時30分−作業終了:午後2時30分
 工房の気温:17度

 昨日もお疲れさん休みにしてしまいました・・・。一日の畑作業で腰が痛くなるようでは情けないですね・・・。昨日はホームページのデータ転送で『FFFTP』を使って転送する実験をしてみましたが、更新することが出来ず悩んでいるところです。作ったHTMLファイルのデータをアップロードすれば良いはずですが、手直ししたものにならないという事で悩んじゃいました・・・。
 ホストアドレスは『ftps.biglobe.ne.jp』とFTPS形式を受け入れる形になっています。『ホームページ Ninja』で転送するとちゃんと更新出来ます。ヤッパリそのままでもアップデート出来るのでしょうか・・・。これはゴールデンウィーク中研究しなければならないです。

 さて、今日は気持ち良い快晴、浅間山を久し振りに眺めました。行き掛けにホームセンターに寄ってピーマンなどの苗と牛糞堆肥、そして、U字溝を購入しました。

 工房に着いたら近くの畑の『Mさん』が帰る準備をしていました。暑くなるから朝の内に作業したということです。昨年蕗を分けて貰い今年は大きく成ってくれています。でもカリンの木の下の蕗は力なくなってしまっているので今年も蕗を分けて貰うことにしました。

 着替えをしてまずは蕗の畑の際に埋設してある雨水の配水管にU字溝を被せて蕗が北の畑方向に伸びてこないようにしてやりました。そして、頂いた蕗を移植しました。
 続いてピーマン類の苗と里芋を植えていきました。今年はピーマン 6株、シシトウ 2株、甘とう美人 2株です。里芋は16株分です。

 
      蕗の畑                        里芋・ピーマン類を定植した畑

 ピーマン・里芋の定植後は北の畑・東の畑の半分・東の畑張り出し分に牛糞堆肥を蒔いてやり、鍬で攪拌して畝を立てました。そして、北の畑にはシソを植え付けました。また、東の畑の半分には畝を二本作り、一本に枝豆の種を蒔きました。ゴールデンウィーク明けに残りの畝に種蒔きします。今年はカメムシを近づけないように、少し忌避剤を使うつもりでいます。

 
  シソを植えた北の畑                      枝豆を蒔いた東の畑西半分

 最後に水をタップリ蒔いてやり、HB−101を撒き終えたのが1時でした。遅い昼飯を食べ午後はどうしたものか考えましたが、時間が中途半端ですから明日から鍛冶作業再開にして、帰路に着くことにしました。

 明日からは柔兵衛親方に依頼された物を作ります。明日は敵の鎧に引っかけて引き倒す『熊手』を制作しようと思っています。柄に取り付ける所は袋状にして、その先に三本爪の鉤手が付く感じになります。
 これはS45Cの角棒から袋状になる部分を打ち出します。『フクロナガサ』を作ったときの要領です。ただ、フクロナガサは極軟鉄を打ち広げました。S45Cの鋼材は32mm×12mmの角棒しかないので、まず袋を打ち出す部分に厚さ6mmのS45Cの板を鍛接して厚みを作ってそこから打ち広げるようにしようと思って居ます。
 併せて『石突』も作る事になります。こちらはSS400の3mm厚の鉄板を切り出し、少し打ち広げて作るつもりで居ます。先週のお休みの時、粘土を使って手順など考えましたが、初めての作業ですから上手く行くかどうか・・・。
2023年04月28日(金)
 工房着:午前9時55分  作業開始:午前10時15分−作業終了:午後4時55分
 工房の気温:20度

 今日『4月28日』はホームページ開設記念日です。2002年からですから21年目です。良く続けてこられました。アクセスカウンターが機能しなくなっちゃったので、何人くらいの方が閲覧して下さっているか分からなくなっちゃったのが残念です・・・・
 それから、一番の問題は5月中旬から『FTPS形式』でデータを転送しなければならないことです。使っている『ホームページ Ninja』はそれに対応していないと思います。転送出来なくなったらこのホームページも閉鎖しなければならないかも知れないです。連休中はその実験をしようと考えて居ます。

 さて、昨日までは畑仕事でしたが、今日は鍛冶作業です。『柔兵衛親方』依頼の『熊手』・『石突』のセットの鍛造です。工房に着いてすぐに作業に取り掛かりました。まずは『石突』を作る際に必要になるだろう治具から作りました。その後材料を切り出し作業開始です。11時頃から鍛造スタートしました。
 『熊手』本体の素材ですが幅38mm 厚さ12mmの鋼材があったので当初考えていた、鍛接して厚みを持たせ袋を打ち出すとしたのをやめにして、直接打ち出すことにしました。

 
   素材と治具                       『熊手』の袋部分の打ち出し

 最初に『石突』を鍛造しました。これが思っていた以上に大変な作業でした。円錐形に窄める作業は手間が掛かりました。治具はもっと尖らせるべきでした。f(^_^)

 『熊手』の方は袋部分の打ち広げ予定通り打ち広げることが出来ました。『熊手』や『石突』を取り付ける棒の径は29mmです。これを包み込む袋は幅10cmは必要になります。計算では9.1cmで良いはずですが、厚さを考えるとそうなります。
 袋と爪部分の接続部は充分に厚みを持たせる必要があります。今回は厚み持たせすぎた感じがして居ます。爪は三本爪です。真ん中の爪を打つのが少々手間取りました。


作品No.1636 『熊手・石突』セット

 素材取りなど粘土で実験して割り出したものでピッタリでした。作業終了したときはもの凄い充実感を味わいました。( ^ー^)

 今日は気温が上がったので、作業は久し振りに暑さを感じました。扇風機を最大で使用しました。これからは熱中症に充分注意をしなければ成りませんね・・・。
 『石突』を鍛造したあとコークスを補充しました。購入後3袋(60kg)使用しました。

 来週は『針』を作ります。断面が●・■・▲と三種類です。▲が作り難いかも知れません・・・。何本か作ってみようと考えて居ます。その他、『折り畳み十字手裏剣』・『火打ち金』・『三枚剥ぎ鉢金』を製作します。焦らずゆっくり製作します。連休はカレンダー通りにお休みすること考えて居ます。 
2023年05月01日(月)
 工房着:午前9時40分  作業開始:午前10時10分−作業終了:午後3時55分
 工房の気温:19度

 5月になりました。1年で一番好きな月です。ホームページのFPTSでのデータ転送、土日と色々試してみてやっと良い感じに転送出来るようになりました。手持ちの『ホームページビルダー』に読み込んで転送するのと、『FFFTP』を使って転送するのと両方共で確り転送出来ることが分かりました。ただ、後者の方が早い感じなのでこれからはこれを使って転送することにします。
 ホームページ自体は『ホームページ Ninja』で作り、転送は『FFFTP』を使うというやり方になります。ホームページ閉鎖もあり得ると思って居ましたから、本当にホッとした気持ちです。

 さて、今日は『柔兵衛親方』に依頼されている『針』三種を作ります。一本ずつで良いのですが、作るのは簡単ですから5本ずつ造ることにしました。断面が、●・■・▲のものです。▲はさすがに鍛造するのは無理なのでまずは治具を作りました。今後の事を考えて、2mm〜7mmの三角形を打ち出せるように考えて作りました。『蜂の巣』のフラットな面に刻みを入れます。まずはコンターで刻みを入れて、その後、三角ヤスリで整えました。

 治具が出来たところで、『断面▲の針』から鍛造しました。治具は役に立ってくれました。続いて『断面■の針』を鍛造しました。こちらは菱形にならないように注意しながら鍛造しました。打つ素材が細いですから、チョットのズレでアウトになっちゃいます・・・。最後に『断面●の針』を作りました。こちらはメッキを焼き落とし、歪みを取るだけです。

 
▽の刻みを入れた蜂の巣                    作品No.1637 『断面●の針』
 
作品No.1638 『断面■の針』               作品No.1639 『断面▲の針』

 作品のカウントの仕方はそれ程難しい作業では無いですからまとめてカウントすることにして、3種類有るので5本ずつをまとめてカウントすることにしました。

 先を尖らせる際、以外と▲を尖らせるのはコツが要りました。正三角形の物を打ち出したのは初めてです。良い経験をしました。

 次は『火打ち金』を作ろうと考えて居ます。使う鋼材はS45Cより白紙2号の方が良いかと考えて居ます。

 明日ですが、当初はカレンダー通りに作業と考えて居ましたが、水道組合の会計報告を作る必要があり、銀行に記帳しに行ったりしなければならないし、外壁のモルタル部分にサイディングを張る工事も入るので、明日はお休みにすることにします。

 データ転送の事が解決したのでこの後の連休は気が楽です。次はアクセスカウンターを復旧する方法を考えなければなりません。『0』に戻っちゃうんだろうな・・・。

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