時間 地点
7:33 佐伯市駅前二丁目 ホテル金水苑 洋食の朝食。
バターロールにヨーグルト、オレンジジュース、サラダ、ミネストローネ(これがけっこうおいしかった)、ハム、スクランブルエッグ、キウイ、コーヒーとかなりボリュームたっぷり。昼ごはん抜きになるかもしれないからと思い、苦しいけど全部たいらげた。
五所明神社
ちょっと寄り道。
旅人を守ってくれると解説のあった境内脇のお地蔵さんに旅の安全を祈願した。というか、歩いているときは、神社だろうと寺だろうと何のご利益があるかに関わらず、旅の安全しか祈っていない。たまに健康でありますようにとか、このささやかな幸せが続きますようにとも祈るけど。
8:35 佐伯市城下東町 普賢寺
雲水が掃除をしていた。観てもいいか、一言断り、拝観した。
門の軒先の瓦が花(何の花かな?)というのが珍しいなと思った。
歴代藩主の墓は鍵がかかっており、外から眺めた。
友人T氏が研究していた秋月の古心寺にも秋月藩主の墓があるが、墓の様式が似ている。住職元気かなぁ。座禅会では毎回足しびれてたけど。
9:00 佐伯市大手町一丁目 櫓門
佐伯城の門。
この奥は文化会館になっている。前の二日間が雨や曇りだったので、なんといっても、この青空が嬉しい。雨の日や曇りの日はそれはそれで、情緒があったり、名所を独り占めできたりして違う良さがあるんだけど。
佐伯市 ローソン 歩きの友に、柚子キャンディーを購入。
9:37 佐伯市 217号線から平行に走る川沿いの道へ移動する。プラプラと土手の上を歩くのは気持ちいい。川面がキラキラ光るのを見ていると楽しいが、なかなか写真にはうまく写らない。
自分のまぶたに焼き付けるしかないか。
9:54 佐伯市 水辺の友達 看板
川に来る鳥を書いた看板を、へぇ〜と思いつつ眺めていると、「あ、これはnyarin-goさんと目撃したあの黒くてトサカのある鳥なのでは?」というものがあった。バンという鳥だそうだ。確信はもてないが、「くちばしから額にかけての赤い模様が目立つ中型の水鳥。水辺の草むらで生活し、しげみを歩きながら昆虫や草の実を食べる」という特徴から言って外れてはいないと思う。国土交通省よ、こういう看板、じゃんじゃんつくってくれ。・・・と思ったけど、後日ネットで調べたらどうも様子が違う。で、「とさか 水鳥」で検索してみて、「バリケン」という鳥ではないかと判明。バリケンは家禽だそうで、食べられるらしい。
弥生町小田 佐伯市と弥生町の境 弥生町に入る。
10:20 弥生町小田 そして217号線よ、サヨウナラ〜。
で、なんで椎茸乗ってんだろう?大分県だから?
10号線沿いには門司から〇キロという標柱が1キロごとに立っている。あの歩いていた10号線がここにつながるのかと、また、ほぼ直線でも192キロも着たか(寄り道やらしているのでほんとうはもっと歩いているけど)と思うと感慨深い。
晴れたり、なのに、粉雪がちらついたり、妙な天気だ。天気雨ってきつねの嫁入りとか表現あるけど、天気雪(?)って何か喩えがあるのかな?タヌキの婿入り?ヘ(。□°)ヘ 
10号線はさすが国道だけあって、歩道もしっかり整備してあり、広い。歩くのにはいい。
10:34 弥生町 スバラシイ九州 スバラシイ九州の看板も久々に現れた。この旅でいくつ見ただろう。宮崎県に入ると見られなくなるのかな?
国道だけあって、歩道がちゃんと広めに整備されていて、歩くのには歩きやすい。
11:08 直川村 直川村に入る。とうとう村ですよ。
苺とゴルフ場と鉱泉がこの村の特徴のようですな。一村一品って、すごい。あの看板のイメージで何かしらその市町村の特色が記憶に残るし。福岡県ってそういうのないし。市境の看板ぐらい、大分みたいに県で統一してつくったらいいのにな。
11:23 直川村下直見 直見駅 自由に入れる駅。
道路から少しだけ上がったところに駅があり、その土手に桜が植えられている。春は綺麗なんだろうな。
今回の旅で歩いた道のあちこちに桜の木や梅の木があり、つぼみがふくらんでいた。梅はいくらか咲いているのもあったけど。4月にあるければまた景色が全然違うと思う。
11:45 のどかな景色の中を進む。ほとんど人も通らないので、用心し、蓮さんからもらった防犯ベルを一応首から下げて歩いてはみたものの、カメラなどを取リだすときふ簡単にパッと本体が外れ(ぱっと外れないと防犯ベルの用をなさないのだが)、「ピーピーピー」と大きな音を立てる。
最初のうちは焦って拾ってピンを差込み、音を止めるものの、何度外れて音が鳴っても誰も出てきやしない。というか、民家自体がないところもある。果たしてこんな状況で防犯の効果があるのか疑問だが、お守と思ってつけておくかとあきらめた。
12:40 直川村赤木 ロワーズ
今日は昼抜きで歩くかと考えて少し前に、こずりんからもらったチョコバーを歩きながら齧っていたけど、ちょうどレストランが昼時に見つかった。けっこうお客さんも入っているようで、だいじょうぶだろうと思い、入った。軽く食べとくかとメニュー見たらハンバーグがあるので、思わずハンバーグを選んでしまい、満腹に食べてしまった。ソースはトマトっぽい感じでなかなかおいしい。
13:14 直川村赤木 カブトムシ看板 店を出てすぐのところに、ものすごくでかいカブトムシの立体看板がある。下の重機と比べたらわかるとおりほんとにでかい。コンセプトはよくわからぬが、昆虫の町らしい。
「生まれ変わったらカブトムシになりたい」と言っていた兄2(2番目の兄 発言当時20代)が見たら、喜ぶかも。
そういえば、何ヶ月か前にカブトムシが口の中に入って取れない夢見たな〜。ツノをひっぱっるけど、ヤツは舌の上で足を踏ん張ってて口から出せず、力入れてひっぱって、ちぎれたらいややし、っていう妙にリアルな夢で・・・。ほんとこんな夢見た後は起きてからへこむ。あと耳の中に蜂が入ってブンブン音がする夢ね。

看板の方に進むと鉱泉があるらしいのだが、ちょっと寄るというほど近くはないので、あきらめた。
13:43 スバラシイ九州と門司から205キロ 途中途中の標柱で門司から何キロ、とわかるが、椎茸付きと椎茸なしのがある。差は何なのか。
歩くときには1キロ、また1キロ歩いたと目標にできて助かる。場所によっては、100メートルごとに黄色い小さな標識が出ているところもある。
14:29 直川村 4℃の表示があるが、歩いていると寒さはほとんど感じない。
淡々と歩く。連れはヒロシのみ。
こんな感じの道が延々と続く。→
トンネルがほとんんどないのは、一人で歩くにはありがたい。
14:53 宇目町大原 直川村と宇目町の境 宇目町に入る。ここまでずっと上り坂だったので、キツイ。
「ドライブイン宇目」に寄るかなとおもったけど、直接見ると営業してるかもよくわからなかったのでやめた。
15:07 宇目町大原 重岡駅









ぐびぐびび〜
重岡駅に着いた〜。
バスの時間より若干早いので、駅の写真を撮る。うへっ、すごい時刻表。一日に上りと下りが三本ずつしかない。
(´Д`;) ここも無人駅のようで、ホームに普通に入れる。
映画「なごり雪」の舞台になったそうで。こうなったら、観るしかないよな〜「なごり雪」。臼杵が舞台だし。かばんに入れていたちっこい三脚をつかって、セルフショット。
近くの自販機で「紅茶花伝」を購入し、バス停前に立ったままぐびぐび飲む。(バス乗り逃したらかなりツライので)
むま〜い!!!やっぱりてくてく歩いた後に飲むのは、楽々ドライブで飲むのとうまさがちが〜う。
ずいぶん早めの終了だが、重岡駅から先に進むとバスがない。次の宗太郎駅までかなりある。歩けなくないが、無理はいけない。別にタイムトライアルをしているわけではないし、誰かと競うわけでも修行をしにきたわけでもない。無謀な自分にとっては、安全第一で臆病なぐらいがちょうどいいのかもしれない。
ここから、バスに乗って、佐伯駅まで戻る。予定の時間より少しバスが遅れたので、「もしや、来ないのでは??」とヒヤヒヤした。
バスで重岡駅→佐伯駅 バスに乗りほっとする。坂道をどんどん下って行く。
客は自分ひとりなので、運転手さんが話しかけてくる。
この辺は列車の本数が少ない。バスに乗る人も決まっている。学校に通うのは家族が送迎しているのがほとんどだ、と。
後から、自分のほかに二人乗車したが、どこで降りるか先に聞いているし、一人はいつも乗るお客さんのようで普通に話している。のんびりしてていいな。
運転手さんから情報収集で、重岡駅から先の国道10号線の状況を聞いてみると、民家はほとんどなく、宗太郎駅の近くに家はあるが、それも少し離れている、車は別の道をメインに通っているから、国道10号線はそう走っていない。運転するにはいい道だが、車が少ない分、抜け道として飛ばす車も多い、とのこと。これは一人で歩くのにはきびしい。次は友蔵さんを連れて行くか、ということで、翌日まで休みは取っているが、重岡駅から歩くのは次回と決めた。
佐伯市駅前二丁目 ホテル金水苑 足が疲れているので、部屋に帰りゆっくりと入浴。
昼ごはんもたっぷりハンバーグ食べたし、夕食を食べるにしてはまだ時間が早いので、風呂上りに、しばし睡眠。ホテルの、このパリパリのシーツの感じがいいんだよな〜。
部屋はあったかいし、快適。(うちの家は21畳ワンルーム、暖房器具はホットカーペットと小さい電気ストーブのみなので部屋全体の空気が温まることはない。「かえるさんちに来ると、寒くて鼻が赤くなる」と言わしめる部屋なので。たまに息が白くなるときもあるし・・・)
19:11 佐伯市日の出町2-11 欧風家庭料理 KOYAMA
洋風の建物で、カウンターと別にテーブル席3コーナーがそれぞれ丸く区切られて半分ぐらい奥まったカタチになっている。トルコのカッパドキアそばの洞窟レストランを思い出した。建物は綺麗だが、席に手作り主婦風のパッチワーク座布団が引いてあるのはもったいないと思った。壁と一体になっている椅子の部分は触るとすごく冷たいので、直接座らせるわけにいかないのはわかるけど、ちがう感じのクッションがよいのでは・・。あとテーブルクロスも。テーブルの足が足踏みミシンだっり、太い切り株だったりするので、それは隠すよりも見せるべきものではないかと思った。・・ってケチつけてもしようがないけど、使ってる人が設計した人の意図をわからず使ってる感じがした。
空腹ならコースを頼むところだが、疲れていてモリモリ食べるというほどではなく、単品で鶏のハーブ焼きとミニサラダ、グラスワイン(赤 モンテプルチアーノ ダブルッツオ)、コーヒーを注文。パンが手作りのようでなつかしい味がしておいしかった。ハーブ焼きもオレガノとかバジル(かな?)がきいていて、美味。食べてる最中に明日はどうするかな・・と考えていると、駅で見たひな祭りのポスターを思い出し、「そうだ、杵築に行こう!」と決めた。217号線を歩き、杵築城近くを通るときは日没時だったので、町を散策せずに通り過ぎてしまったから。
佐伯市駅前二丁目 ホテル金水苑 ホテルに帰り、睡眠。翌日は、歩きの続きではなく、杵築でのんびりできるので、ラクな気分。続きを歩かないのももったいない気がするけど、また、次の楽しみに取っておけばいい。
歩いた距離 27km
歩数 54,000歩

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