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在宅自立支援型介護のノウハウ集
私たちは母の介護を、母の家で母の自立を支援する形で行っています。母は自分の家で立派に自立している
と思っていると思いますが、実際は誰かが24時間見守り、寄り添っていないと無理です。このような形で介護
を行うことは結構大変ですが、本人のためには最善と思って頑張っています。
このような形で介護を行う場合に参考になると思われるノウハウまたはアイデアを下記に紹介します。
○項目別表示
- 日常生活上の生活行動は部分作業でよいからできるだけ一緒に行う。
- 部屋はできるだけ模様変えせず、同じ状態にしておく。
- 本人が昔行っていた趣味などをいつでも行えるように身の回りに置いてあげる。
- 本人の自叙伝や写真集を作ってあげ、いつでも読んだり、ながめたり出来るようにしてあげる。
- おかしなことを言っても、間違ったことをしても危険がない限り、決して言下に否定しない。
まず、よい聞き手になってあげる。
- 徘徊は危なくない限り、自由に任せ、そっと付いて歩く。
- 明るく、楽しい雰囲気を作り、できるだけ笑わす。
- 常に相手の心の動きを読み、その動きに添った対応をする。
- 相手がこちらを拒絶し、最悪の関係になった場合、30分位身を隠し(ただし、相手の安全だけは注意できる場所)、
その後、話し掛ければうまく行くことが多い。
- 精神的なストレスは与えない。良い緊張感を与える。
- お金はある程度渡しておく。
- 寝具はベッドが良い。
- 本人が自分の頭はおかしいと訴えたときは、痴呆とかボケとは言わず、「老化現象だよ。年取ると誰でもなるよ。」と言ってあげる。
- 質問には、たとえ理解できないと思っても誠実に分かり易く答えてあげる。
- 心優しい、包容力のある介護をするには、介護する人も心のゆとりのある生活をする必要がある。
- 相手の気分を変える小道具をできるだけ多く見つけ出し、日頃から準備をしておく。
- 介護はできれば一人で背負わずに、何人かで分担する。
- 頭の調子が良い時間帯は貴重であり、その間に良いコミュニケーションをできるだけたくさん行う。
- うそも方便
- 理想の介護とは、富士山のような泰然自若とした心を持って、常に寄り添ってあげること
○一括表示:すべての項目が一括して表示されます。
(2004.5.18)
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