譲受車

日野1

譲受車のうち日野車が多く見られたのは、岩手県南バスと花巻バスでしたが、岩手県交通成立後も引き続き数多く転入しています。
ここではそれらのうち、特に初期に多かったRB10をまとめてみます。“その頃”に残っていたのは、ほとんどが県交通成立後の譲受車でしたが、一部に県南バスカラーのものも残っていました。

日野RB10(1967年式)
岩22か806
岩22か806

撮影:水沢営業所(1984.7.1)

岩22か799
岩22か799

撮影:水沢営業所(1985.8.17)

神奈川中央交通から転入した車両。正面の系統幕の幅が広い点や、側面の方向幕の位置、出入口表示の幅の広さなどが神奈川中央交通の特徴。また後ろの方の窓から見える車内の座席が赤いことも出自を知る手がかりです。
登録は県交通設立の1976年ですが、岩手県南バス時代に転入しているため、県南バスカラーで就役しています。

日野RB10(1966年式)
岩22か837
岩22か837

撮影:千厩営業所(1985.8.11)

岩22か1046
岩22か1046

撮影:釜石営業所(1985.9.25)

元京浜急行。県交通成立後に登録しています。神奈中からの車両とほとんど同じですが、出入口表示幕の大きさや座席の色などに違いがあります。
配属は県南バスエリアで、一関、釜石、千厩などで見られました。
県交通のRB10は、1985年末までに全廃されており、この写真もぎりぎりで撮れたと言ったところのようです。

岩22か822
岩22か822

撮影:千厩営業所(1985.8.11)

岩22か822
岩22か822

撮影:千厩営業所(1985.8.11)

元京浜急行。車体は富士重工製です。
ウィンカーが小さな丸型で、特徴があります。
富士重工のRB10はこのときこの1両しかなく、置いてあった場所の関係でドア側を撮影することはできず、その後間もなく廃車になってしまいました。なお、正面の「ワンマン」表示の四角い板が中心からずれているのが分かります。
(注1)

(注1)53様によると、岩22か822のボディに京浜急行時代の旧番D-3623が見えたとのこと。
ページ上部へ戻る
メニュー

80s岩手県のバス“その頃”