廃車体

元岩手県南バス(日野車・・・RC100)

岩手県南バスの廃車体のうち、RC100Pだけをまとめてみました。RC100Pは、RB10のロングサイズであるRB120を強力にしたもので、主に貸切バスや特急バスに用いられる型式です。
岩手県南バスには、色々なボディスタイルの車両が存在しました。

廃車体
岩手県交通

撮影:大船渡市地の森(1985.8.24)

岩手県交通 日野RC100P
岩手県交通

撮影:大船渡市地の森(1985.8.24)

岩手県南バスが富士急行から譲受した流線型の貸切車。
前面の5角形の社名表示は県南バス独特のもので、後付けです。後部の丸みのあるスタイルはあまり見慣れないスタイルです。
なお、同型車(岩22か600)が1984年まで県交通カラーで特急バスに使用されていました。

廃車体
岩手県交通

撮影:北上市下門岡(1986.5.2)

岩手県交通 日野RC100P
岩手県交通

撮影:北上市下門岡(1986.5.2)

県南バスのロングサイズの貸切車で丸型3連のテールライトを持ちますが、県南バスにしては大人しいスタイルのように感じます。
金産車体です。

現役時代の写真発見
RC100P
岩手県交通 日野RC100P

上の写真と同じような車両をなんと現役時代に撮影していました。1977年に貸切で仙台市に来ている姿で、角度が上の写真に近いのはもちろん偶然です。テール灯が上の廃車体が3連なのに対し,こちらは2灯のようです。
既に岩手県交通成立後。1977年時点でも「なんか古い貸切バス」ということでシャッターを押したのだと思います。

撮影:広瀬通り(1977.8.7)

廃車体(岩22か259)
岩手県交通

撮影:釜石市唄貝(1986.9.23)

岩手県交通 日野RC100P(1966年)
岩手県交通

撮影:釜石市唄貝(1986.9.23)

富士重工のボディを持つRC100Pの廃車体です。前面明かり窓付き、2枚ガラス、窓下モール付の貸切仕様です。
(注1)

廃車体
岩手県交通

撮影:陸前高田駅前(1988.3.12)

岩手県交通 日野RC100P
岩手県交通

撮影:陸前高田駅前(1988.3.12)

金産ボディのRC100Pの廃車体です。前面窓は2枚ガラスで、窓上に明かり窓がある高速バス風のスタイル。冷房装置もついています。
岩手県交通カラーに塗り替えられており、「一般貸切」の文字があるため、県交通成立後にも貸切登録だったようです。

廃車体
RC100P

撮影:北上営業所(1984.6.12)

岩手県交通 日野RC100P(1967年)

帝国車体のRC100Pの廃車体です。前面だけは、後のREに見られるヒサシつきのスタイルになっています。このような過渡期のスタイルが、かつては数多く見られたようです。
県交通では貸切に使用されていたようで、前面窓上の幅の広い枠の中央に「岩手県交通」の文字が見えます。
(注2)

(注1) 現役時代の登録番号「岩22か259」は、岩手県交通ファン様が2004年にこの廃車体を調査したところ判明。
(注2) 鈴木文彦(2004)「岩手のバスいまむかし」によると、元京浜急行。
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80s岩手県のバス“その頃”