その後の廃車体
八戸市交通部2(いすゞ以外)
青森県八戸市の八戸市営バスの廃車体を見ていくと、最近では採用されていなかったメーカーの車両などがかつてはあったこともわかってきました。廃車体
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撮影:牧場主様(八戸市 2006.5.7)
八戸市交通部 日産UR690
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撮影:牧場主様(八戸市 2006.5.7)
北村製作所製の丸型ボディを持つ廃車体。正面にはUDのエンブレムがついており、後面には「NISSAN」と言う丸いエンブレム。つまりUDエンジンを積んだ日産自動車製のディーゼルバスです。後面のエンジン通気孔が日産ディーゼル製のバスよりも大きいのが特徴。またこのボディはルーバー状の通気孔も特徴です。
車番は126。
廃車体
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撮影:岩手県交通ファン様(南郷村 2005.7.16)
八戸市交通部 日産デ4R82(1970年式)
八戸市交通部のUD車。当時は同交通部にも日産ディーゼルや日野などの車両があったようです。
この4R82はショートサイズの大型車で、サッシ窓へのモデルチェンジにより、側面最後部の窓が幅広になったのが特徴です。
車番は159。
廃車体
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撮影:牧場主様(階上町 2006.6.25)
八戸市交通部 三菱MS513N(1979年式)
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撮影:牧場主様(階上町 2006.6.25)
八戸市営の貸切車。呉羽ボディの平屋根車で、マスク形状など三菱B35型に近くなっていますが、まだ各部に呉羽の前モデルの面影を残します。
廃車体
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撮影:牧場主様(八戸市 2006.9.9)
八戸市交通部 日産デRA50P
富士重工のセミデッカーボディを持つ貸切車。後面の通気孔が左側にあると言うことから型式を推察しています。
1970年代後半の製造で、当初は路線バスと同じカラーでしたが、1980年代中頃に貸切の新カラーに塗り替えられました。スケルトンボディの台頭で、これまでの色を使いながら直線的で斜めラインを用いたデザインに変えていく傾向は、下北交通、三八五バスなどと同じ方向性です。