1970年代奥の細道
岩手県南バス14(いすゞ車・富士重工ボディ)
板橋不二男様から頂いた1970年代撮影の岩手県南バスの写真を、カテゴリー別に掲載します。ここでは、いすゞ車の中で富士重工ボディの車両をまとめてみます。
岩2く1563
撮影:板橋不二男様(大東営業所 1976.5.4)
岩手県南バス いすゞBA743(1963年式)
中ドア専用シャーシの短尺車。
登録は1968〜69年頃で譲受車。運転席シートが赤色のビニル張りで、正面窓上に水切り状の突起があるのが特徴です。
岩2く1678
撮影:板橋不二男様(大東営業所 1976.5.4)
岩手県南バス いすゞBA743P(1964年式)
中ドア専用シャーシの短尺車ですが、エアサス。ウィンカーの形やフォグランプの位置などに、上の1563との相違点があります。
岩手ナンバーでの登録は1970年。
岩2く1664
撮影:板橋不二男様(大東営業所 1976.5.4)
岩手県南バス いすゞBA741(1963年式)
富士重工製の中ドア車。
岩手ナンバーでの登録は1970年。
岩2く1570
撮影:板橋不二男様(千厩営業所 1976.5.4)
岩手県南バス いすゞBA741(1964年式)
撮影:板橋不二男様(千厩営業所 1976.5.4)
中ドアの丈が低く、その部分の雨どいはスタンディウィンドウと同じ高さまであるので、中ドアを新設した車両と思われます。元は前ドア車ということになります。
車内には朱色のシートが見えます。いすゞのエンブレムはありません。
岩手ナンバーでの登録は、1968〜69年。
岩2く1650
撮影:板橋不二男様(一関営業所 1976.5.4)
岩手県南バス いすゞBA741P(1965年式)
撮影:板橋不二男様(一関営業所 1976.5.4)
富士重工製ボディの前ドア車で、エアサス。側面最前位の窓が横引きになっているほか、後面方向幕付なので、元々の乗合仕様。ただし、岩手県南バスでは側面や後面の方向幕は使われていないので、譲受車です。岩手ナンバーでの登録は1970年。
岩2く1591
撮影:板橋不二男様(一関営業所 1973.11.3)
岩手県南バス いすゞBU10P(1964年式)
撮影:板橋不二男様(一関営業所 1973.11.3)
富士重工製ボディを持ついすゞ車で、BUとしては最初期の車両。エンジン通気孔の形状が後のBUとは異なり、BA系に似ています。
もともとは前ドアの観光バスだったものを、中ドアに改造したものと思われます。側面最後位の窓は丸形です。
登録は1969年頃で、譲受車と思われます。
岩2く1592
撮影:板橋不二男様(一関営業所 1976.5.4)
岩手県南バス いすゞBU10P(1964年式)
上の写真の1591と同形車で同じように中ドア化改造を施されています。ただし、助士席側面の横引き窓や車掌台窓の縦寸法は、こちらのほうが浅くなっているなど、細部は異なります。
岩2く1671
撮影:板橋不二男様(江刺営業所 1976.4.19)
岩手県南バス いすゞBU10P(1964年式)
撮影:板橋不二男様(江刺営業所 1976.4.19)
上の1591,1592のドア移設前の原型と思われる車両。前ドアのまま路線バスに使用されています。正面窓下には、いすゞエンブレムを外した後の台座が残っています。
側面の画像を見ると、側面最後部の扇形の窓がよく分かります。