1970年代奥の細道
国鉄バス4(秋田県)
板橋不二男様から頂いた1970年代撮影の国鉄バスの写真の中で、秋田県の十和田南営業所の車両を掲載します。十和田湖には南側からアプローチする営業所で、青森県側の十和田北線に対し、十和田南線を名乗ります。繁忙期に変わった応援車が入る所もよく似ています。しかし、同じ東北地方でも秋田県は信越自動車部管内なので、日産ディーゼルの車両が多いのが特徴でした。
秋22あ221
撮影:板橋不二男様(十和田湖休屋 1973.10)
日本国有鉄道 日産デ4R104
国鉄バスの十和田湖休屋駅を出発する旧カラー。日産ディーゼルのツーマン車です。
方向幕には「十和田南」と出ており、十和田湖−十和田南駅を結ぶ十和田南線。まだツーマン運行だったようです。
秋22あ39
撮影:板橋不二男様(十和田南営業所 1977.7.14)
日本国有鉄道 日産デ5RA106(1971年式)
メトロ窓の2扉車。エアサスの高出力車なので、十和田南線用に新車で配置されたのでしょう。窓の中に「ワンマン」表示があり、十和田南線もこの時はワンマン化されていたことが分かります。
車番は、638-1501。
秋22あ43
撮影:板橋不二男様(十和田南営業所 1977.7.14)
日本国有鉄道 日産デ5RA106(1971年式)
メトロ窓の2扉車で、上の写真と同形車。続き番号で秋22か39〜47の8両があったようです。
同じ十和田湖に向かう路線でも、青森ではワンマン化後は前ドア車が投入されますが、十和田南では2ドアでした。
車番は、638-1504。
秋22あ45・秋22あ695
撮影:板橋不二男様(十和田南営業所 1977.7.14)
日本国有鉄道 日産デ5RA106(1971年式)
左は、上の写真の638-1504とは登録番号、車番ともに2番違いの638-1506。
右は、三菱B800L(1977年式)と思われます。下の写真のバスの左隣の車両に534-7404という車番が見えますので、それとは同形車だと想像します。
西日本方面へ配置される車両が、新車として十和田湖輸送に先行配置され、シーズンが終わると本来の配置場所へ移動していくのだと思います。
秋22あ112
撮影:板橋不二男様(十和田南営業所 1977.7.14)
日本国有鉄道 日産デ6RA107(1972年式)
冷房付エアサスの観光タイプ。貸切バスとして使用されています。登録番号から見て、新車で十和田南営業所に配置されたようです。
車両は648-2902。
型式は推定です。