画像掲示板 過去ログ
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UR系・4R系の事など
Re:UR系・4R系の事など
PR系の解説で
>外観的には、後部の通気孔と屋根のダクトが4R系と左右対称の位置にあるのが区別できる点です。
とありますが、後引戸仕様のPR系は標準仕様とは左右逆転した配置になっており、エンジン音を聴かない限りは2サイクルエンジン車と全く区別がつきませんでした。
此処には写真を出しませんが、必要でしたらあります。
また、4R系は1973年式が最終年式のように言われていますが、1974年式がごく少数存在しました。
富士重工R13のホイールアーチは、1970年の後期形に移行した少し後から、まずリヤーのみが上部が直線状のオーバーフェンダーになり、1974年頃からフロントも同様の形態になりました。
一般的に70年代製造の4・5・6R・PR系はリヤーのみが新形態という仕様ですが、写真の協同バス4R82(1974年式)は、フロントも直線状になっています。
同車は1台のみの在籍で、車体製造銘板は昭和49年5月となっていました。
ただし製番は「369101」で、1973年末期の受注である事が判ります。
また、フロントホイールアーチが同形態の4R105は九十九里鐵道にも数台在籍し、製造銘板は昭和49年初頭(何月だったか失念したが5月よりは早期)の表示でした(公式側からの写真あります)。
私が知る限り、昭和49年製造の4・5・6R・PR系はこの2例のみであり、協同バスは9m車を入れたかった為の措置、九十九里鐵道は2サイクルエンジン車に強い拘りがあった為の措置ではないかと推察します。
上記推察が正しければ、PR系で昭和49年製造車は存在しない筈です。
写真撮影データは1986年5月 協同バス本社車庫(行田市)です。
Re:UR系・4R系の事など
こんばんは。
リアの画像、ありがとうございます。これは本当に有難い画像です。
まずは、日産自動車のページに関連画像を加えました。
詳しくは該当ページをご確認いただければと思うのですが、富士重工の左側面・後面のエンジン通期孔状については、キュリアス(2018)「廃バス見聞録2」で確認しておりました。
しかし、他のボディメーカーには、また異なる事例が多く、正確な法則性はつかめないため、詳細説明は避けてきました。
また、鈴木文彦(1999)「日本のバス年代記」P94に、一連の画像があり(出自は同じと思われます)、左側面の通気孔が写っており、大きな視点で見ると、初期UR=民生RF、後期UR=日産デ4R、という傾向が想像できました。
しかし、初期車の後面画像がないため、これの裏付けが得られず、4R系とほぼ同じという点だけ記載してきました。それが、今回BA10様提供のNUR591の後ろ画像により、初期車についてもほぼ裏付けられたと思います。
他のボディメーカーについては、まだ解決できませんが、本文にも写真を追加しました。ここでもダイジェストでまとめた画像を添付します。
Re:UR系・4R系の事など
次にPRについてです。
これも、せっかくアドバイスを頂きながら、大変失礼な回答になってしまうかと思いますが、日本バス友の会(1985)「日本路線バス総合カタログ」以降、鈴木文彦(1999)、和田由紀夫(2012)「UDマークのバス達」等に記載があったため、後ろ引戸仕様の左右逆転は理解しておりました。
それを記載していなかったのは、イレギュラー仕様については、話が分かりにくくなるので割愛したからです。
もっと大きな理由は、標準車も含めて、PRの後ろ姿の写真がなかったからです。
もしお持ちであれば、標準車、後ろ引戸車の後ろ写真をご提供いただけますでしょうか。
ご気分を害されたら、申し訳ありません。
Re:UR系・4R系の事など
引き続き、4R系についてです。
これも、またまた大変失礼な物言いに受け止められるようであれば、申し訳ありません。
1974年式の存在は、頂き物の写真等で様々な方からご指摘を頂いており、「埼玉県の廃車体」のページでも、写真を掲載しております。
特に4R82については、後継のU系に同じサイズがなかったこともあり、しばらく生産されていたというご指摘も頂きました。
これも、書かなかった理由は二つほどあり、一つは、1974年以降の生産車両は、飽くまでもイレギュラーな「型落ち」事例だと解釈したからです。4Rだけでなく、日野RBとか、富士重工5Eとか、近年のエルガミオとかでも、新モデルの発売後に旧モデルが納車された事例がありますが、それをどこまでフォローするかは難しい判断だと思います。
一応、カタログから外れた時点で、終わったと判断するのが妥当かな・・・などと思って書いています。
二つ目の理由は、やはり写真がないからでした。
前回頂いた1973年式の4R94のように、特殊な車両も写真があれば、分かりやすく表現できます。
九十九里鐵道の新ホイールアーチの4R105は、全く知識がありませんでした。本当に、ご好意に甘えてしまって申し訳ありませんが、画像提供いただけますでしょうか。
Re:UR系・4R系の事など
管理人様
御返答、有難うございます。
御要望のPR系標準車と後引戸車のリヤーの写真、九十九里の74年式4R105の写真等、お送り致します。
他に、本文中に廃車体の写真しか掲載が無い形式や、公式側の掲載が無い形式の写真等、色々とありますので、メールでお送りします。
不要なものがございましたら、無理にお使い下さらなくても結構です。
すみません、新規スレッドを立てます。
UR系の解説で
>両者の外観上の区別は難しい場合もあります。
>後部のエンジンルーム付近の外観も日産ディーゼルの4R系とほぼ同じです。
とあり、北村車体車の写真が掲載されていますが、富士重工車体のUR690系は4R系とはかなり異なる形態のグリルで、容易に判別出来ました。
添付画像は希少車スレで出した1967年式UR690のリヤーで、中央点検蓋の開口部(網の部分)が4R系と比較してかなり幅が狭いのが判ります。
また、4R系では左側面最後部に開口部がありますが、UR690系では点検蓋に開口部がありません(江ノ電の初年度形690では開口部があり、いつから変更されたのかは不明です。)。
尚、上記は690系だけに言える事で、591系はリヤーの開口部が全く異なる形状でした。