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“オバQ”最後の活躍
川崎丸型、通称”オバQ”。
高速バス専用ボディとして流線型でまとめられたそのスタイルは、一世を風靡したスマートなデザインだったと言います。しかし、
“その頃”にはその鈍重なスタイルは、既に過去のものになっていました。一般の利用者から見ても「昔の観光バス」と揶揄される“オバQ”は、岩手県交通においてもそろそろ役目を終えようとしていました。
ニュータウンのオバQ
撮影:西松園2丁目(1987.10.17)
新興住宅団地である松園ニュータウンを行くオバQ。
松園営業所にはオバQが1両が配属され、朝夕の一本木線を中心に運用されていました。
写真は、日中の間合い運用で、市内線である上田線に入った姿です。
都会のオバQ
撮影:内丸(1987.10.18)
盛岡市の中心部である中央通りを行くオバQ。これも松園ニュータウンから走ってきた市内線です。
(岩22か1741)
田舎のオバQ
撮影:掘割(1987.10.18)
雫石のローカル線を行くオバQです。
この車両(岩22か1739)は、前年まで滝沢営業所にいましたが、雫石営業所へ移りました。古いロマンスカーが最後は雫石営業所に集まってくるというのは、当時から変わりません。
古都のオバQ
撮影:上の橋(1987.11.7)
みちのく小京都のシンボルでもある擬宝珠の上の橋を渡るオバQ。古いもの同士、似合いの風景といえるでしょうか。
車両は滝沢営業所配属(岩22か1740)で、市内線の「青山天神線」に間合い使用されているところです。
岩手山とオバQ
撮影:小岩井農場(1988.2.6)
小岩井農場で行われる「岩手雪まつり」会場への臨時バスには、毎年オバQが割り当てられました。写真は滝沢営業所からの応援車。
雄大な岩手山とのコラボが楽しめる活躍場所です。
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