HHJ
Updated 2005.8.26 《恐怖》に投票すれば、 デッド・エンド ☆衆議院が解散して9月11日の選挙に突入した。2001年の同じ日にアメリカで同時多発旅客機カミカゼ・テロが起きてから4年、この選挙で小泉純一郎首相が狙うのは自民党と公明党の連立政権を戦争遂行政権に純化することだろう。思想のために最後まで戦い抜くという狂信的な精神が団結して、それを国民が一生懸命支える。ある種の鳥や魚が本能的に一体化した運動するのは、敵に対する《恐怖》がオーケストラの指揮者だからである。本来の意味の思想はどこにも見当たらないので、金のために、と言い換えよう。 他の政党による新しい政府ができなければ、アメリカを中心とする国連の反応はきわめて冷ややかになる。日本国民は民主主義憲法を支持しながら、裏ではそれに反する行動を平気で容認している。悪と戦わないのは、相変わらず将来の生活を夢見て、自分の存在と行為が地球上のさまざまなネットワークと何の関係もないと鎖国時代のように信じたがっているからである。エゴイスチックで、孤独である。外国に期待する権利はない、と断罪されるだろう。 しかし、いくらか楽観的に考えさせる材料がある。安保理改革で常任理事国入りをめざした日本が同盟国アメリカの拒否で敗戦後60年のフィクションを潰されたために、目覚めた国民は少なくないだろう。日本が旧敵国の影を引きずっている現実を知れば、勇気がある人たちはそれに光を当てようと必死に努力するにちがいない。2005年の夏、その影を消そうとすれば、実体であるはずの国が消えてしまう恐れがあるとはいえ、その意志を集めて引っ張る政党がないのは、議会制民主主義にとっては致命的である。何度も言ったように議会は国民が今生きている現実を正しく多面的に表現する義務がある。 HHJが大胆に予想すれば、明日の日本は選挙の結果にかかわらず内乱状態に移行する。現在の政権が倒れると、冒険的なクーデターで軍事独裁政府が樹立されるが、それに対する抵抗が国連のバックアップで強力に広がる。経済的な損失が計り知れない最悪のシナリオ。現在の政権が続くと、中国とロシアなどのアイデンティティと平和が周辺諸国の軍隊あるいはテロ組織によって極度に脅かされるので、自衛のための宣戦布告か極東の幽霊国家に内乱の花を咲かせるか選択せざるをえなくなる。国連加盟国は暗黙裡に、日本の逆手を取った後者の方法に何も問題がないことにする。日本はカフカ(F.Kafka)の小説《審判》の主人公ヨーゼフ・Kのように〈何も悪いことはしていないのに〉次第に崩壊して太平洋の墓場になる。 ☆ H |
Updated 2005.8.18 あれから60年 ロシアと中国による極東戦線 D ☆〈彼らの謝罪あるいは自己正当化がどんなものだろうと、我々はテロリストらに最小限の土地を譲るべきだとは私は考えない。自殺攻撃にはいかなる正当性もない、たとえパレスチナにおいてでも、イラク、ロンドン、エジプト、トルコ、アメリカ合衆国、その他のどこでも。〉〈彼らはいつも何らかの理由を突きつけるだろう。しかし、彼らの言い訳に日陰を貸してやるべきでない。〉 ロンドンでの同時多発テロのあと、かつて世界の海を支配したイギリスのプライドをちらつかせて、ブレア(Tony Blair)首相は7月26日記者会見でそう怒りに満ちた表明をした〔1〕。 7月29日、内藤泰朗記者はイワノフ(Sergei
Ivanov)国防相が29日エトロフ島を視察したというニュースをモスクワから日本に送った。ロシアは太平洋艦隊の近代化と増強を進めるために最新型の原子力潜水艦2隻を2006年末から配備する計画である、と国防相は日本列島の人々に対して情報公開サーヴィスをした〔2〕。その視察とブレア首相の言葉が偶発的に化学反応を起こした、と思う人は少ないだろう。 共同通信はこう伝える〔3〕。 タス通信によると、ロシア軍首脳の北方領土訪問は初めて。11月のプーチン大統領公式訪日に向け、北方4島の戦略的重要性を誇示、日本の4島返還要求への拒絶姿勢を示す狙いとみられる。 8月2日、日本を追いつめるニュースが飛んできた。フランスの新聞ヌヴェル・オプセルヴァトゥールによれば、ロシアと中国がテロリスムとの戦いのシステムを改善する目的で合同軍事演習を実行する〔4〕。〈平和の使命2005〉というタイトルで、18日から25日までウラジオストク沖合いと黄海で陸海空軍が連係する大規模な仕掛けのドラマである。しかし、これは民族紛争を規正するために常任安保理事国に委ねられた国連による委託の枠内における共同リアクションの予行練習である、という。常任安保理事国入りの欲求を挫折させられた日本には、皮肉な展開だ。 報道機関は、パワー・ゲームの冷戦時代を懐かしんでいる。これはアメリカとの対立ではありえないが、〈劇場になる仮想敵国は北朝鮮でも台湾でもない〉とモルテンスコイ (Vladimir
Moltenskoï) 将軍は言う。朝鮮戦争当時と最近のコンテクストから見て韓国と日本を含めた曖昧劇場を連想するのが正しいノイローゼである。 ☆8月16日、バカンス中のフランス国民に向かい、フィガロは、敗戦後60年目の武道館での記念式典を伝えた〔5〕。何のことかと思ったら、政府主催の戦没者追悼式。天皇明仁と小泉首相の言葉は現在の動きに対応していない。ただ首相は、過去の悔恨の表明で初めて中国と韓国の名を挙げて語ったということだ。しかし、それは記者の気前のいい誤解で、唯一侵略と戦前への逆戻りを非難してきた中国は日本政府の油断のならない曖昧さに全然納得していない。東シナ海の尖閣諸島領有の争いは、あるパトスの比喩的な現われである。日本との経済協力が緊密になるにつれて、歴史問題は人間とは何かという問題に進むだろう。 ☆ D 1 Blair : «Il ne faut pas céder le moindre terrain aux
terroristes» Le Figaro
Avec AFP. [26 juillet 2005] 2 産経新聞 2005年 8月 2日 3 2005年 7月30日 4 Exercices antiterroristes conjoints sino-russes L. O.
avec AFP. [16 août 2005] |
updated 2005.8.5 世界が求めるテーマ : 国際テロリズムと自民党の関係 ☆山形県出身の元幹事長加藤紘一が、フジテレビの番組で非常に暗示的な話し方で現在の状況認識を示した〔1〕。郵政民営化関連法案が参院で否決されたら衆院解散、総選挙だ、と小泉首相が決意したことに対して、〈解散すれば自民党は、分裂選挙になってもならなくても負ける。多分、政権は民主党に行き、帰ってこない。自民党が永遠に野党になる。〉〈こんな小さなテーマで自民党をつぶし、日本の政治を混乱させることは絶対に良くない。〉 HHJは郵政民営化に反対だが、それは脇に置いて、この話をHHJの翻訳マシンにかけると、こうなる。〈解散総選挙をやれば自民党は、勝つ。なぜなら、選挙管理委員会が自民党の票数をでっち上げるからだ。自民党は永遠である。〉〈こんな小さなテーマで壊滅するのは恥なので、世界が求める重大なテーマを選んで堂々と戦って消滅しなければいけない。〉 日本の保守的な政治権力が国と家の区別をしないことは、よく知られている。国際社会をそんなルールで乗り切ろうとしても、論理的な力の弱い方が壊れる。コンピューターが無理な要求を聞かないように、だ。 どんなテーマが終末にふさわしいか、と言えば、 A
国際テロリズムと自民党の関係について歴史的に語ること。 B
民主主義憲法を裏切る個別の法律と規則および制度を作った責任について歴史的に語ること。 ☆ 1 Yomiuri online 2005 7.17 |
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2005.7.28 作るべきでなかった番組のテロリズム ☆NHKが番組改変問題でHPに〈編集過程を含む事実関係の詳細〉を載せた。女性団体〈『戦争と女性への暴力』日本ネットワーク〉が訴えた東京高裁の控訴審で制作者側が7月20日陳述した内容である。一般視聴者がたとえ関心を持っても、プロセスに関する情報は決して知ることができないだけに、この文書の公開には歴史的な意義がある。問題点をあげる。 1 2000 (平成12) 年11月16日教養番組部の提案会議において永田浩三チーフプロデューサーと長井暁デスクから〈ETV2001〜シリーズ 戦争をどう裁くか〜第2回〉の企画が提出された。〈裁くことの難しさという観点から女性法廷を扱う〉という説明で、吉岡民夫教養番組部長と原田統括担当部長は提案を了承した。この構想は民主主義的な問題意識に支えられている。永田が制作のために具体的に指示したことは、従軍慰安婦という戦時性暴力を裁く女性法廷の背景と内部での議論、被告と弁護人のいない裁判の是非に焦点を向けること、客観性を保つこと、など。吉岡は、その女性法廷を東京裁判以来の世界的な潮流の中に位置付けると明言した。しかし、委託会社NEPとDJが作った粗編集ヴィデオは裁くことの難しさについて考えさせるために必要なそれらの要素が大きく欠け落ちていた。委託会社がなぜ裏切ったか、問わなければいけない。NHK教育テレビの看板番組の44分を素性の知れない女性団体に与えて、勝手に制作させたようなものである。しかし、翌年1月13日の粗編の試写で、永田は天皇有罪判決のシーンをプロパガンダとして削除させ、その他いくつかの変更を指示したが、驚くべきことにNHKが決めていた方向から脱線したことは許容した。それまで外部の圧力と言えば、12月18日右翼団体がNHKを取り囲んで抗議行動したことだけだ。 ざっと読んで分かるように、〈まるで話が違う〉出来事である。NHKが直接制作していれば、ほとんど問題が起きるおそれはなかった。国民の意識と思考と行為を下描きする報道機関は、そのねじれたプロセスに焦点を当てるべきだった。 2 この文書で次に意外なのは、粗編の試写のあと1月14日モンゴルでヘリコプターが墜落してNHKの記者2人が死亡するという事故の記述が出てくることである。それが番組制作にどんな影響を与えたか、と緊張すると、19日最高責任者である吉岡部長に粗編の試写を行ない、〈企画意図と違う〉と切り捨てられる。これは当然だろう。しかし、修正不能と批判した粗編を何とか修理して立派な建築物に見せようとするから、おかしなことになる。2度目の試写で吉岡部長から再び修正を要求されて、DJの広瀬らスタッフが離脱を宣言した。NHKがみずから修正を繰り返す。吉岡、永田、長井による編集作業は本来の構想を明確に具体化する目的に向けられたものだと言える。そこに墜落事故が引き起こした強迫観念があると読み取るのは難しい。つまり、テロリズムに怯えて公正な番組作りを放棄したどころか、その恐怖と戦っているということだ。 修正が正しかった例をあげると、女性法廷が日本国と昭和天皇に有罪判決を下すシーンを間接的な表現に改めたことだ。日本国とは何なのか、極東軍事裁判のA級戦犯らはどうなのか、と疑問に思う。前者が日本国民に対する有罪宣告をも意味するなら、この女性団体の憎悪はA級戦犯と彼らを支えた富裕階級と区別できない。天皇の戦争責任については、今は触れない。 25日吉岡は伊藤律子番組制作局長に問題の番組をNHKが引き取って編集すると報告した。以後、伊藤と松尾放送総局長が直接制作に関与する。 3 運がよければ、それで放送に間に合ったはずだった。ところが、予算案の審議の時期が来ていた。25日NHKは国会に平成13年度の予算案を提出した。与党の自民党・自由党・公明党の関係議員約250名にどこか不明の場所で頭を下げて予算案の説明をして回った。前に批判したように、個別の議員に対する予算内容の説明は民主主義憲法が保障する表現の自由という権利に危害を与えるにもかかわらず、堂々と慣習的に行なわれている。個別の番組内容についての説明もむろん拒否しなければいけない。陳述文書の中で政治家の干渉がはっきりと書かれているのは、自民党総務部会所属の古屋圭司ら複数の議員である。話題の安倍議員は、〈公平公正な番組作り〉を求めたとあるが、予算資料一式を持って来させるという権力的な在り方を否定しないかぎり批判は免れない。中川議員については、面会が放送終了後の2月2日に行なわれたとあるので、問題にならない。 27日タイミングを合わせて右翼の威嚇行動があった。街宣車数台がNHKの西玄関に包囲網を敷き、メンバー約20人が局内に乱入する。 4 放送予定の30日、最終の試写を終えたのが午前2時。松尾、伊東、吉岡、長井が立会い、それで放送用テープの編集や台本の作成作業に進んだ。しかし、午後4時ころ海老沢勝二会長の秘書から伊東に電話があり、伊東は会長室に行く。5分ほどの時間に、会長はモンゴルの事故について〈しばらく話〉をした。伊東は、問題の番組について説明して他の部局に迷惑をかけていることを詫びた。それから、日本的な展開になる。伊東は松尾にそのことを報告して二人で編集のやり直しを考え、吉岡と相談して元慰安婦の中国人女性と元日本兵の証言シーンの削除を実行した。普通の視聴者が余計な感情を刺激されないでテーマを考えることに配慮するなら、音楽や生々しい映像はない方がいい。しかし、修正が会長のそういう暗黙の指示にしたがったとすれば、海老沢会長(当時)と右翼的な政治家との関係が疑われる。この辺は、裁判で明らかになるのではないか? ☆ ■ What’s NEP ? 〈株式会社NHKエンタープライズ21と株式会社NHKソフトウェアは 平成17年4月1日に合併し、 株式会社NHKエンタープライズとなりました。〉 ■ What’s DJ
? メディアの危機を訴える市民ネットワーク メール・ニュース2004.3.24 NHK番組改変裁判 ; 東京地裁の判決 傍聴報告 |
Updated 2005.7.13 国連の安保理改革: 終戦後60年の決算 ☆国連憲章 第18章 108条---この憲章の改正は、総会の構成国の3分の2の多数で採択され、且つ、安全保障理事会のすべての常任理事国を含む国際連合加盟国の3分の2によって各自の憲法上の手続に従って批准された時に、すべての国際連合加盟国に対して効力を生ずる。 109条 2---全体会議の3分の2の多数によって勧告されるこの憲章の変更は、安全保障理事会のすべての常任理事国を含む国際連合加盟国の3分の2によって各自の憲法上の手続に従って批准された時に効力を生ずる。 国連憲章は、憲章の改正と変更についてそう規定する。 ☆7月6日、日本、ドイツ、インド、ブラジルの4か国は共同で枠組み拡大決議案を総会事務局に提出した。 ■4常任理事国の数を6か国増やして11か国にする。 ■非常任理事国も4か国増やし、安保理全体の国の数は今の15から25に拡大する。 ■新しい常任理事国に与えられる拒否権は、15年後の見直しまで行使しない。 NHKオンラインによれば、それが決議案の柱である。新常任理事国入りを望むG4が拒否権に関して譲歩したのは、アメリカ合衆国が5月16日共同提案国に拒否権付与反対の通告をしたために、〈5大国によるレティサンス(故意の言い落とし)を排除しよう〉という思惑からだとフィガロのバルエ記者は皮肉を言う〔1〕。アメリカ政府当局者は深刻にニューヨーク・タイムズの記者にその理由を語った〔2〕、新しく拒否権を持つ国が出ると安保理が機能麻痺に陥る可能性がある、と。なぜ機能麻痺か、独特の思想を生きる多くの日本人はその思想から必然的に理解不能だろうと思う。したがって、独特の思想を地球のあらゆる地域に製品とともにばら撒こうという欲求は、遠慮してもらう必要がある。 中国とロシアも、プーチン(V.Poutine)大統領と胡錦濤(Hu
Jintao)国家主席の共同声明で世界の分裂回避を訴えた〔3〕。〈(国連の)分裂を回避するため、合意の得られていない問題を決定しようとする、いかなる暫定的枠組みの押し付けにも反対する。〉 アメリカなどの常任理事国が27条のいわゆる拒否権を行使して決議案に同意しなければ、総会が3分の2の多数決で採択しても、決議案は否決されることになる。 ☆7月12日、安保理改革を話し合う国連総会が始まった。日本の大島賢三国連大使は、言う〔4〕。〈(アフリカ連合との)違いを縮めることができれば、両者の立場の合体ができるということで、これがうまくいけば、大いに展望が開ける。〉アフリカ連合(AU)の決議案は、新常任理事国も拒否権を持ち、非常任理事国のアフリカ枠がG4案より1か国多い。アフリカ53か国が日本に拒否権を与えることに賛成するのは、単に援助目当てではないだろう。 常任理事国拡大に反対するパキスタンのアクラム国連大使は、その辺の事情を含めて意味深長に批判した。〈新たに不平等な特権を求める一部の国々に、安保理改革の論議が初めからハイジャックされてきた〔4〕。〉パキスタンと歩調を合わせて、新常任理事国の拒否権保持に反対するグループはイタリアと韓国などである。 ☆ 1 Le G4
renonce au droit de veto pour un siège au Conseil de sécurité Alain Barluet [10 juin 2005] Le Figaro 2 朝日新聞 2005/05/16 3 kyodo 2005年 7月 3日 4 TBSi 2005/07/12 〈あん・ぱさん〉の記事で考えてみると… |
Updated 2005.7.6 自治体はどんな新聞雑誌に どれくらい金を使っているか? 大館市総務課の回答 6月22日付け 郵送 質問の詳細; 〈十八番のだんまり〉 ☆儀礼的な文を除いて、前文を掲載する。 ○大館市が毎月購読している新聞について質問したいと思います。 1 その新聞の名称をすべて列挙してください。 総務課で、北鹿、大舘新報、秋田魁、読売、朝日、毎日、日本経済、河北新報を、議会事務局では、北鹿、大館新報、秋田魁、読売、朝日、毎日、産経、河北新報を、教育委員会事務局では北鹿、大館新報、秋田魁を購読しております。 2 市庁舎では何新聞がどこに配置されてますか。 北鹿、大館新報、秋田魁、読売、朝日、毎日、河北新報を市民ホールに置いております。 3 市庁舎以外での施設では、何新聞が購読されていますか。 中央公民館では、北鹿、大館新報、秋田魁を、その他の地区公民舘等の施設では、主に北鹿、大館新報の地元2紙を購読しております。 4 中央図書館では、何新聞と何雑誌が有料で購読されていますか。 別紙のとおりです。 5 それらの年間購読料をも個別に添えてください。 別紙のとおりです。 6 総計はいくらになりますか。 市全体の額は取りまとめをしておりませんが、総務課分は年間255,636 円、議会事務局は248,220円、市民ホールは212,820円、教育委員会事務局及び中央公民館がそれぞれ68,484円、地区公民館の場合は2紙で32,400円となっております。 ○ 中央図書館の新聞閲覧について、配慮が必要ではないか。 以前は入れ替えをしていましたが、利用者から場所が分からなくなるとの指摘があって、入れ替えを止めた経緯があります。ご指摘により検討させていただいた結果、置き場所を表示して、2カ月ごとに入れ替えをするよう改めております。 ○ 議会の会議録について 1 いつ図書館に送られるのでしようか。 会議録の作成は、完成まで定例会終了から2か月半余の期間を要します。完成後速やかに閲覧できるようにしております。(16年12月定例会の会議録は3月2日に図書館へ送付) 2 大館市は市議会議事録をインターネットに掲載することは、考えていないのですか。 インターネットに掲載する方向で検討しております。 別紙 1 平成16年度新聞購読状況 区分 全国紙 新聞 名 購 入 寄贈 1 朝 日 36,084 2 産 経 35,400 3 毎 日 36,084 4 日本経済 42,816 5 読 売 36,084 ブロック紙 6 河北新報 36,084 県内紙 7 さきがけ 朝 8 〃 夕 36,084 9 大館新報 ○ 10 北鹿新聞 ○ スポーツ紙 11 スポニチ 39、120 その他 12 ヘラルド・トリビュウン 46,800 購入合計金額 344,556円 別紙 2 平成16年度 雑 誌 購入 状 況 雑 誌 名 購入金額 あ 1 AERA 17,850 2 アサヒカメラ 10,400 3 囲碁講座 6,360 4 栄養と料理 8,580 5 おしやれ工房 5,760 6 オール読物 10,480 か 7 家庭画報 12,600 8 キネマ旬報(月2回) 20,840 9 きょうの健康 6,000 10 きょうの料理 5.760 11 暮しの手帳 (隔月・別冊) 5,400 12 クロワッサン(月2回) 9,280 13 群像 11,040 14 芸術新潮 19,360 さ 15 週刊新潮 15,390 16
主婦の友 7,260 17 趣味の園芸 5,760 18 将棋講座 6,360 19 ショパン 9,360 20 じゃらん 3,840 21 新潮 11,700 22 すてきな奥さん 7,880 23 住まいの設計 12,000 24 壮快 6,780 た 25 旅 7,920 26 中央公論 9,600 27 つり人 11,760 28 特選街 6,960 な 29 ナショナル・ジオグララフイック 9,000 30 NAVI 9,360 31 Number(月2〜3回) 12,410 32 日経winPC 11,760 33 Newton 12,000 34 Newsweek(注 日本版) 15,000 35 non−no(月2回) 10,110 は 36 婦人画報 13,600 37 婦人公論(月2回) 13,200 38 プレジデント(月2〜3回) 13,550 39 文学界
10,950 40 文芸春秋 8,690 や 41 山と渓谷 11,480 ら 42 LEE 6.490 43 歴史読本 13,080 ※ 官報 43,152 計 486,112 円 ☆この回答内容には事実と違う箇所や疑問点が少なくないが、HHJは調査確認する暇がないので、とりあえず放任しておく。ただ事実かどうか確認が難しいのは、朝日新聞の特権的な優遇措置について以前はそうでなかったという総務課の弁明である。行政は全国紙を公平に扱ったが、一般市民がそれに反対したために、朝日新聞が相変わらず神棚に置かれたということだ。この経緯を信ずる人は、ほとんどいないだろう。ついでに言うと、日本全国の図書館で他の全国紙を特権的な位置に置いたり定期的に入れ換えたりしているところがあるか?朝日以外に永久保存する自治体があるか?こういう《暗黙の規定》はいつどこで誰が決めたのか、と考えさせられる。 ☆ |
Updated 2005.6.4 犠牲者の映像の記憶 H ☆〈何が憲法前文を書かせたのか?〉という切迫した小論で、ぼくは〈愛国的な心情に反対して、それは地球のあらゆる地域での数え切れない犠牲者の霊が書かせた〉と限定的な結論を言った〔1〕。宗教的な考え方と誤解されないように犠牲者の霊について説明する。この場合、犠牲者とは戦争で生命を失ったり負傷したり衣食住の損害をこうむった人たちすべてを言う。ただし、極東軍事裁判のA級戦犯と容疑者はそれぞれ指導的地位にあったために除く。 犠牲者の霊と言うとき、ぼくは抽象的で曖昧なあるいは伝統的な観念は全然持っていない。アメリカ人でも中国人でも韓国人でも日本人でもいいが、その人たちが自分自身で目撃した戦争犠牲者の映像の記憶を犠牲者の霊であると考えるのだ。悲惨な映像の記憶は、苦痛である。眠っているときは、悪夢になるだろう。映像を歴史的な流れに主体的に位置付けて言葉で説明できれば、少なくとも呪縛から解放されるにちがいない。敗戦後だけではなく、言葉はいつでも映像の記憶と戦わなければいけない。 偶然の悪戯で、この重要な記事は囚われた独裁者の下着姿の写真にかき乱された。人権侵害だが、アメリカ軍関係者がイギリスの新聞ザ・サンにそれを送ったのはサダム・フセイン神話の破壊がイラク統治を容易にするという理由からである〔2〕。日本の敗戦後を想い出すと、真実めいてはいる。対立する者たちは似通うというが、精神的な状況が腐りかけていないか、心配だ。 ☆ H 1 2005.4.4 言葉の樹 2 5月22日 Web ---NHK 朝日、産経、AFP・時事 |
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2005.6.1 サーチで HHJとリヴァー・ポートに ☆5月27日、大館市の農地転用事件で確認したいことがあって、それがインターネットに載っているかどうか調べてみようと思いつき、ヤフー・ジャパンの検索を利用した。すると、あきた北新聞という扇田のミニ・プレスの次に〈リヴァー・ユートピア憲章〉のタイトルが二つ出ていた!HHJの〈MODE ACTUEL MODE
ACTUELLE〉でオンブズマンの会が告発した大館市役所の組織ぐるみの事件について少し触れたが、その貴重な記録である。なぜ〈リヴァー・ユートピア憲章〉かと言うと、PCの怪現象の一つで、ファイル作成のとき何度新しいファイル名を書き入れても、それが消えないので、放っておいたものだ。 試しに、〈HALF AND HALF
JOURNAL〉でサーチすると、トップ・ページが出た。 HHJとリヴァー・ポートがインターネットのサーチに出るようになったのは、ヤフー・ジャパンの無料登録に申し込んでいたためか、ゴーグルのHP探査にようやく引っかかったためか、分からない。アクセスが多くなければサーチには出ないそうだから、HHJのファンあるいはリヴァー・ポートのマニアに感謝しよう。しかし、プロバイダーのビッグローブの検索には相変わらず存在しない。 ☆ |
Updated 2005.5.13 電波放送局を特別扱いするな
☆ライブドアによるニッポン放送買収劇は、フジテレビとライブドアの資本業務提携で幕が引かれた。急成長するインターネット産業をバックアップするのがアメリカの証券会社でなかったら、あれほどのドタバタ騒ぎに発展しなかったはずだ。立見席の気楽な観客には、正義の味方に投げつける敵対的買収という用語は愛国主義的なひがみでしかなかった。防衛策として〈焦土作戦〉を実行するなどという脅迫的な宣告には、国家存亡の危機感が漂っていた。1989年ソニーがアメリカの映画会社コロンビア・ピクチャーズを買収したが、そのときのアメリカ人の心情はどうだったか?…黙って見ていられるか、USAアイデンティが崖から落ちかかってるぞ、ではなかったか? この軽薄な企みは市民に嫌われて、と思うが、3月ソニーは機嫌を取るために最高経営責任者(CEO)兼会長に元CBS社長のハワード・ストリンガーを選んだ〔1〕。逆転劇はルールに沿った自由な戦いなら、見ていて気持がいいものだ。世界化するとはナショナリズムを越えることでもある。日本人は原動力を変えなければ、先進国のグループから落ちてしまうにちがいない。 しかし、そういう危ない状況を予測して、〈ハイテクノロジーの分野での新しいパートナー・シップの浮上に好意的であってほしい〉とフランスのシラク(J.Chirac)大統領は3月末大阪で関西の経済人に向かって語りかけた。日本に対するフランスの投資は2番目に多いという。液晶メーカーのデジタル・エレクトロニクス買収やルノーによるニッサン買収などはグローバリゼーションの好例だ。やがてEUが日本企業の柱と壁を築くことになるかもしれない。 日本文化を愛する保守的なフランス人の懸念は、大陸の外れに住む民主主義的な人々の真情に触れた〔2〕。あまり繰り返して言いたくないが、談合主義(convention)が自由の呼吸器官を苦しめている。それが電波放送局を法律的に特別扱いして世界化の枠から除外しようとすれば、創造力も滅んでしまうにちがいない。畳に横たわる怠惰な精神では。 ☆ 1 ニューズ・ウィーク日本版 2005.3.25 ソニー・アメリカの会長ストリンガーは2004年秋MGM(Metro
Golden Mayer)映画会社買収に成功した。 2 OSAKA (AFP) 26 Mars 2005 8h28
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Updated 2005.5.1 CYBER
TERRORISME セキュリティ・システムを恐れる ☆今年はまだサイバー・テロの記事をアップロードしていないが、インターネットに関係するPCシステムが順調に動いているからである。その他では異変の発生がなくならない。 1 去年10月末カンヌ・ラジオがTV-RADIOプレイヤーのリストから消えていること気づく。カンヌ・ラジオのHPのデザインがイメージと正反対の暗いムードに変わっていた。心配しながら12月のノエルにe-メイルを送ったが、今年は反応がなかった。 2 同じ頃DVDムーヴィ制作中にCD/DVDドライバーが壊れた。NECのサポート・センターに問い合わせてアプリケーション・ソフトの再インストールを試みたが、どういうわけか失敗して、結局、一般ユーザーには困難な修復作業だということが分かった。暇がなく神経の疲労を防ぐために、そのまま放っておいている。 3 e-メイルは、受信拒否のチェックを外されたアドレスがいくつかある。ル・モンドの購読勧誘メイルなど、と言えば、HHJの最新記事を想い起こす人がいるだろう。フランスの知性を代表したこの新聞は昔70年年代には広告を取らなかったものだが、インターネットでは日本の民間放送のようにCMを挿入する小売商人に成り下がっている。最近はフィガロでもそれと同じ手法が使われる。話が逸れたが、このチェックの無効についてメディアトゥール(媒介者)であるプロバイダーに責任を問うのは間違いだろうか? 4 ライブドアとフジTVの争いを報道する3月26日付けフィガロの記事の中で、〈Livemore〉という間違った綴りが何度も出てきた〔1〕。これはインターネット・エクスプローラーがフランス語の信号を誤訳したのではないだろう。〈M.Bush〉〈M.Chirac〉を〈MM.Bush〉〈MM.Chirac〉とすりかえる例やその他の不審な例と同じく、妨害者が存在する。国際テロとの戦争という不確定要素の多い状況の中では、厳しい認識を持って警戒するべきである。 4月23日共同通信社や朝日新聞社、JR東日本などでPCシステムが狂ってしまった。マス・メディアで記事原稿の転送ができないという事態は大変なトラブルだから、テロか、と疑った。しかし、セキュリティ・ソフトの異常が原因だという。安全保障を任せた組織と装置には注意した方がいい、という教訓である。これは、25日のラッシュ・アワーにJR福知山線で起きた電車の脱線転覆事故のニュースを見たときにも最初に想像したことだが、人間が電車を操作していた。過ちの犠牲になって死亡された人々のご冥福を祈りたい。負傷した人たちの将来の幸福を祈りたい。 ☆ 1 Un rebelle de l'Internet
bouscule le vieux Japon des affaires Yann Le Galès [26 mars 2005] |
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