重森三玲の庭園 造形美の世界 |
造園界の鬼才・重森三玲さんの生誕110年を 記念して平成十八年の秋に東京で、そして更に翌 年に、京都・静岡で「重森三玲の庭・地上の小宇 宙」と題した展覧会が催された。 重森千青さんが監修された、内容のある素晴ら しい展覧会だった。 私は三玲氏を直接には存じ上げなかったが、そ の著書や数多くの作品から受けた啓蒙の大きさは 計り知れないと思っている。 庭園だけでなく、あらゆるものの見方の基礎と なる美意識の核心を学ばせて頂いたものと認識し ている。 全国の古庭園を調査・発掘・実測をされ、その 詳細を日本庭園史図鑑と後の日本庭園史大系とし て刊行された功績はとても大きい。 その過程で学ばれた、古典が示す伝統的な造形 感覚を重視しつつ、さらにより斬新な創造を求め られた姿勢こそが、正に氏が唱えた「永遠のモダ ン」の実践そのものだったと言えると思う。 |
旧重森邸庭園(京都市) |
重森三玲の作品 重森三玲の作品は、以下の年表に掲載したよう に大変な数である。寺院や神社の庭園のほかに個 人の邸宅・茶室がとても多いことに気が付く。種 々の理由により消滅してしまった作品がかなり多 いことにも驚いてしまうが、残念ながらそれは個 人邸の庭園というものの背負った宿命なのかもし れない。 基本的には見学可能な代表的作品はそれぞれの 地方の庭園サイトに掲載してあるので、以下の表 のサイト名をクリックして御覧頂きたい。 このサイトでは、三玲氏の作品の歴史的な経緯 と、その作品の特徴が最も率直に表現された個人 邸庭園の写真を掲載した。個人の邸宅であり、通 常は非公開なのだが、歴史的な作品の資料保存と いう意味合いから、特別に撮影の許可を頂いたも のである。 そんなわけで、写真の無断転載や、無許可の訪 問はくれぐれも御遠慮願いたい。 |
重森三玲作品紀行 |
非公開個人邸庭園 及び非公開寺院庭園 |
ここに掲載した作品は通常非公開であり、一般 的な観光で拝観する事は不可能である。しかし、 三玲の作品にはかくも創造的で、芸術的な庭園作 品があったのだ、ということだけでも知っていた だきたいと思い掲載した次第である。 情緒的な自然主義庭園とは全く異次元の、石組 造形を中心とした抽象的な、創造力に富んだ空間 が構築されていることに改めて感動する。 |
小河氏邸庭園 |
(島根県益田市) |
昭和33年から完成まで5年をかけ完成させた 力作で、石組の妙と迫力を備えた想像を絶する枯 山水である。 横長の空間に配された二列の芝に覆われた築山 に、躍動しながら連なる石組の力強い美しさに圧 倒される。 ここまでの表現を可能にした施主の庭に対する 愛情と、それに応えた作者の情熱とに最大の敬意 を表したい。 庭園内には、廓然庵と古今亭という茶室が設け られており、三玲ならではの意匠が散りばめられ ている。特に、襖や露地のデザインは、現代アー トを思わせる斬新さに満ちている。 快く御案内下さった当主御夫妻に、心よりの御 礼を申し上げる次第。 |
前垣氏邸庭園 |
(広島県東広島市) |
お訪ねしたのが午前中だったので、南向きの奥が 陰になってしまった。 築山に配された三尊石組などは、当家の旧庭に在 った石を使い、手前の石組には新しく当家の山から 出た石を利用している。 写真左の三尊石組には横石が用いられ、東福寺本 坊の庭を想起させる。 モダンな雲形州浜の意匠に違和感は無く、立石、 築山、そして白砂が創出する空間との調和が見事で ある。舟石の配置も心憎い。 母屋の奥に坪庭が在る。三石のみの狭い空間だが 抽象性の高い、鋭い美意識が感じられる造形だ。 |
旧重森氏邸庭園 |
(岡山県吉備中央町) |
大正13年三玲28歳の処女作である。生家天 籟庵の庭園として創作された。 大仙院の枯滝石組が強く影響しており、荒削り な感は否めないが、その鋭い造形感覚は当初から 並々ならぬ迫力と美意識を備えていた事を立証し ている。 三玲が最初からありふれた自然主義の庭園など 目指していなかった事は明白で、その終始一貫し た精神を知り改めて敬服せざるをえない。 展覧会にも出展された平面図によれば、写真の 滝石組および石橋周辺以外に、白砂による流れ・ 飛び石・舟石や多くの石組が意匠されていたとさ れる。現在は周辺が改修され、石組はそのままだ が、環境はすっかり変わってしまっている。 |
西谷氏邸庭園 |
(岡山県吉備中央町) |
現存する作品としては生家の庭に次いで古い昭 和4年のもので、氏邸は生家からほど近い集落の 高台に位置する見晴しの良い場所に在る。 現在は既に消失した伊賀氏邸の「層巒庭」に次 ぐ、氏三番目の作品である。 主石による滝石組は、天籟庵庭園のアイディア に共通して力強い。氏がその造形の表現方法とし て、当初より枯山水の抽象性に重点を置きつつあ ったことを知ることができる。 細長く狭い空間を上手く活用し、連続する石組 が左側へと続いている。自然主義的な借景を重視 しなかった氏だが、ここでは故郷のたおやかな自 然美を無視できなかったようだ。 |
小倉氏邸庭園 |
(岡山県吉備中央町) |
三玲が故郷に作庭した作品の一つで、前記の西 谷氏邸と同じ集落に位置している。 庭園は「曲嶌庭」と命名されており、曲水に象 徴される大海原に浮かぶ蓬莱嶋が連想される。 既に東福寺方丈の庭が完成しているので、明確 には言えないが、龍安寺様式の石・白砂・苔のみ によって構成された平庭の最初の作品の一つだろ う。作者の、静かだが溢れるような造形意欲が秘 められた傑作である。 三つの集団石組が、蓬莱の神仙三島を表現して いると思われる。大袈裟な石は一つも無く、鋭い 造形感覚と趣味の良い配石が、さして広くはない 仕切られた空間の中に格調高い美の宇宙を創造し ている。 |
増井氏邸庭園 |
(香川県高松市) |
三玲の作品には、茶室を中心とした建築と庭園 や露地を総合的に創作したものが多い。 本来はどちらも単独では存在しえないものとす れば、その設計には統一された美意識が必要なは ずなのである。 当邸の茶室へと至るまでの露地及び茶庭の空間 は、母屋の建築とも調和の取れた居心地の良い美 しいスペースとなっている。 写真正面に見える中潜りが景観としても効果的 で、あの向こうには俗界から隔離された静寂な世 界が在るように思えてくる。 石組・石畳・竹を組んだ塀・蹲など、全てが個 性的でありながら、建築としての一体感の中に見 事に配されている。 |
臼杵氏邸庭園 |
(香川県高松市) |
当邸には茶室「露結庵」を中心とした坪庭と、 写真の蓬莱庭園とが作庭されている。 桃山風の豪華な蓬莱石組を中心とした坪庭に驚 嘆し、更に奥のこの立石の空間に感動した。 象徴的な立石手法はこの当時には既に確立され ているのだが、個人邸においては費用の面からも そうざらには存在し得ない。 庭園に深い理解を持つ施主と、その意向に創造 的に応えた作庭家が居たからこその作品なのであ る。 立っている石の、何と鮮烈な姿であることだろ うか。石の持つ美しさを、かくも見通すことの出 来た造庭家を他に知らない。 今日まで作品を見事に維持管理されている御当 主のご努力も忘れてはなるまい。 |
村上氏邸庭園 |
(兵庫県西脇市) |
曲泉山荘と名付けられた邸宅の前庭として、名 の示す通り枯山水ながら曲水が蓬莱連山の間をぬ うようにして流れる景色をイメージして作庭され たようだ。 写真右奥に見える割れたような立石が龍門瀑を 象徴した石組とのことで、確かに滝の下には鯉魚 石と見える石が置かれている。背後に何も無い築 山に組まれた立石が、深山の崖から落下する荘厳 な龍門瀑を象徴しているとは、何たる次元の高い 抽象であることだろうか。 個人邸宅の庭として、弥栄を祈念した蓬莱思想 に基づいた発想が中心となっており、蓬莱世界の 四神仙島をモチーフとした造形が、個人邸庭園に おける三玲芸術の主題となっていく方向性を見る 事ができるだろう。 |
山口氏邸庭園 |
(兵庫県西脇市) |
前述の村上氏邸庭園と同じ西脇市に残る、三玲 作品の貴重な遺構である。 庭園の広さとしてはむしろ狭い方なのだが、そ こに組まれた石組はまことに意欲的であり、石組 によって美的空間を構築しようとした三玲の情熱 を感じることが出来る。 写真は、景観の中心となっている築山の三尊石 組で、眺めるうちに改めて三玲のバランス感覚の 良さに唸ってしまった。つまり、自然界に存在し た石を、美の素材として、また自然を超越した抽 象的なフォルムとして、それらを組むことによっ て再構築しているのである。 峨々たる深山の景観なのか、あるいは来迎する 弥陀の姿なのであろうか。芸術的連想は無限に広 がっていく。 |
芦田氏邸庭園 |
(兵庫県尼崎市) |
当邸は門構えからして、一目でこの地方の名家 だと判る。格式の高さ、そして洗練された趣味の 良さが、建物全体に溢れ出ている感じがするから である。 三玲の意匠は庭園のみに留まらず、玄関先から 敷石通路に至るまで、建築群と見事に一体化した 総合的なデザインが成されている。 座敷から眺める主庭園は、まことに大胆な構図 となっている。白砂の大海に浮かぶ蓬莱島を連想 させるほどのスケールで、入り組んだ州浜の曲線 と壮麗な石組からはとても鮮烈な印象を受けた。 三玲好みとは異質の巨石も多いのだが、与えら れた条件を見事に生かしきった創造者の仕事であ ることに感動した。石組等伝統的でありながら、 後世に至るまで通用しそうな斬新な抽象美が創出 されている。 |
久保氏邸庭園 |
(大阪府伊丹市) |
日本に経済成長の波が押し寄せようとしていた 時代性もあるのだろうが、後半になるほど巨石を 使用した豪華な庭園が創作されている。 民家の庭園と言うには、やや規模が大き過ぎる のだが、詳細に眺めるとまことに趣味の良い、優 れた意匠によって構築された庭園であることが肌 で感じられる。 写真からも、手前の石組が前景となり、中景の 石組とさらに遠山を髣髴とさせる連続石組とが、 深みのある見事な奥行を感じさせてくれるのであ る。三玲の作品としては、やや古典的な石組が多 いのだが、間に敷かれた敷石の斬新なデザインと のハーモニーにその骨頂を示している。 名だたる旧家に相応しい傑作である。 |
西山氏邸庭園 |
(大阪府豊中市) |
東福寺方丈庭園及び光明院庭園作庭の翌年であ る昭和15年に作庭され、“青龍庭”と命名され ている。 正面の龍門瀑形式の滝石組にはやはり大仙院の イメージの影響が強く出ているのだが、その名の 通り鯉が“青龍”と化していく壮大な姿が奥行き のある白砂の流れとして表現されている。 巧みに配された立石や石橋が、中央の滝石組に 向かって幽谷の景観を見事に抽象している。 従来在った池泉庭を枯山水に改造したというこ とだそうで、超自然的枯山水が示すイメージの世 界を三玲がいかに重視していたかが理解される。 |
井上氏邸庭園 |
(大阪市) |
戦災で消失した今は無き茶室のための、蹲を中 心とした壺庭として作庭された。 三玲は本庭作庭直前に、阿波国分寺の壮絶な石 組主体の庭園を発見している。本庭が茶室へ至る 露地であるにもかかわらず所狭しと立石を組み、 情緒を超越した芸術的とも言える空間を創出する に至ったきっかけとなったのではないかと想像さ れる。 個々の石が示すモニュメンタルな主張が集約さ れ、総合的な美的迫力となって押し寄せてくる。 圧倒的な造形感覚の鋭さと、広がる宇宙観に鳥肌 が立つような感動を覚えた。しかし気がつくと、 写真の如き狭い空間なのである。三玲芸術恐るべ し、としか言いようが無い。 |
小林氏邸庭園 |
(大阪府堺市) |
しっとりと落ち着いた雰囲気に囲まれているこ の地の、静かな邸宅の細長い空間にこの庭園は作 られている。 横長に蛇行する白砂の流れと、玉石の埋め込ま れた特異な出島が交錯する景色が特徴であろう。 玉石で汀を表現した古典庭園は多いが、こんなに 大胆な意匠は滅多に見たことが無い。 対比する苔の築山に組まれた蓬莱石組は、三玲 の真骨頂とも言うべき豪快な青石を組んだもので ある。石そのものの持つ格別の美しさと、見る角 度による表情の変化が氏を魅了したのだろう。 伝統的とも思える蓬莱石組と、斬新でモダンな 近景とが違和感無く一体化して見えるのが、何と も不思議でならない。 |
東口氏邸庭園 |
(大阪府堺市) |
テラスを含む建築の設計と、三玲の造園計画と が共同作業で進められたと伺った。こんな理想的 な邸宅建築もあったのか、とすっかり感心させら れてしまった。 大海原にも見立てられそうなサツキの大刈込の 中に帆を立てて浮かぶ船、という連想をしたのだ が、いくら堺だとはいえ少し陳腐だったかもしれ ない。当然、氏はもっと上質の抽象美を追求され ていたに違いない。 三玲のアイディアはここでも、枯渇することを 知らなかったかの如く躍動している。 庭園全体を刈込で覆いつくす等という発想は、 およそ凡人の思いつくところに在らず、だろう。 石組は相変わらず鋭敏な感覚で研ぎ澄まされて おり、庭園と建築全体は相互に美しさを発揮しつ つ一体化して、見事なハーモニーを奏でていた。 |
春日大社社務所東庭園 |
(奈良市) |
三玲氏の作品としては、東福寺方丈庭に先んじ る初期の作品で、貴賓館の西側にある。 春日神社という特異性を備えたテーマと、超自 然の造形を創造するという趣旨を基に築造されて いる。 神社に因み七五三石組が中心とし、長方形の庭 は苔と白砂によって斜めに区切られている。中央 の五石による石組は、春日大社五祭神を象徴して いるそうだ。 この五石を中心として、X字状に七五三石組が 交差する意匠なのである。 この頃から既に、三玲独自の意匠や壮絶な石組 表現の手法が確立しつつあり、東福寺の造形へと 繋がって行ったことが伺える。 貴賓館の反対側に、稲妻形の遣水を意匠した小 庭も造られている。実にユニークだ 。 |
教法院庭園 |
(京都市) |
当院は日蓮宗の寺院であり、作庭は仏説に基い ているとの御住職の御説明を頂戴した。 私共にも解り易かったのは、使われた七つの石 がそれぞれ「南無妙法蓮華経」の御題目を象徴し ており、また説法を行う菩薩の姿でもあるという お話であった。 白砂と青苔の築山との対比が鮮やかであり、汀 線が作る州浜の妙と、配された石組の存在感がと ても印象的だった。 三玲の石組としては異例とも言うべき寡黙な作 であるが、当院に相応しいテーマとして選ばれた のだろう。それがかえって斬新な美しさを創出す る結果となった。 本堂の中央に座して眺めれば、芸術的な美の境 地を遊ぶ気分となるのだが、それこそが法悦とい うものなのだろうか。 |
浅野氏邸庭園 |
(京都市) |
作庭家にとってこれほど自由に仕事が出来る環 境というのは、生涯でもそう滅多には無いだろう と思えるほど、恵まれた立地条件の中で優れた材 料を豊富に使用した世にも豪華な庭だと言える。 しかも単なる成金的な堕趣味に落ちる事なく、 写真の龍門瀑を中心として、左右に連続する護岸 石組や築山の三尊石組に至るまで、まことに雄渾 で造形美に満ち溢れた創作が成されている。 金閣寺や天龍寺の龍門瀑に深く感銘を受けた三 玲は、生涯数多くの龍門瀑を創作したが、当邸の 滝石組はその内でもかなりの傑作の一つであると 思う。 これ程までに豪華で優美な作品が個人邸に存在 することを思うと、施主がどのような形で何を求 め、作者が如何にそれに応えたのかを知りたくな ってしまう。 |
重森三玲作庭年表
文字色の凡例 枯山水 当サイトに掲載
枯山水 各地方サイトに掲載
枯山水 消滅不明
年代 | 庭園名 | 所在地 | ||
001 | 1924 | 旧重森氏邸跡庭園 | 枯山水 | 岡山県吉備中央町 |
002 | 1928 | 伊賀氏邸庭園層巒庭 | 枯山水 | 岡山県吉備中央町 |
003 | 1929 | 西谷氏邸旭楽庭 | 枯山水 | 岡山県吉備中央町 |
004 | 1933 | 安藤氏邸庭園 | 枯山水 | 大阪市 |
005 | 1934 | 春日大社社務所東庭 | 枯山水 | 奈良市 |
006 | 1934 | 四方氏海印山荘庭園 | 池泉 | 京都府長岡京市 |
007 | 1937 | (春日大社社務所北庭) | 枯遣水 | 奈良市 |
008 | 1939 | 東福寺方丈庭園 | 枯山水 | 京都市東山区 |
009 | 1939 | 北川氏邸庭園 | 枯山水 | 兵庫県西宮市 |
010 | 1939 | 東福寺光明院波心庭 | 枯山水 | 京都市東山区 |
011 | 1940 | 西山氏邸青龍庭 | 枯山水 | 大阪府豊中市 |
012 | 1940 | 斧原氏邸曲水庭 | 枯山水 | 兵庫県西宮市 |
013 | 1940 | 旧中田氏邸庭園 | 枯・池 | 兵庫県西宮市 |
014 | 1940 | 井上氏邸巨石壷庭 | 枯山水 | 大阪市 |
015 | 1941 | 桜井女子高等学校 | 茶庭 | 奈良県桜井市 |
016 | 1941 | 明楽氏邸又楽庭 | 枯山水 | 和歌山市 |
017 | 1943 | 宮地氏邸庭園 | 枯・茶 | 神戸市 |
018 | 1949 | 村上氏邸 曲泉山荘庭園 |
枯山水 | 兵庫県西脇市 |
019 | 1950 | 池垣氏邸庭園 | 枯山水 | 京都市 |
020 | 1951 | 小倉氏邸庭園 | 枯山水 | 岡山県吉備中央町 |
021 | 1951 | 内田氏邸庭園 | 枯山水 | 大阪市 |
022 | 1951 | 料亭江戸っ子庭園 | 流れ | 大阪市北区 |
023 | 1951 | 西禅院庭園 | 池泉 | 和歌山県高野町 |
024 | 1951 | 鍛冶氏邸庭園 | 枯山水 | 大阪市 |
025 | 1952 | 明楽氏邸有楽庭 | 枯・茶 | 和歌山市 |
026 | 1952 | 安田氏邸庭園 | 池泉 | 奈良市 |
027 | 1952 | 西南院庭園 | 池泉 | 和歌山県高野町 |
028 | 1952 | 桜池院庭園 | 枯山水 | 和歌山県高野町 |
029 | 1952 | 正智院庭園 | 枯山水 | 和歌山県高野町 |
030 | 1952 | 石清水八幡宮 社務所庭園 |
枯山水 | 京都府八幡市 |
031 | 1952 | 上林氏邸庭園 | 枯山水 | 大阪府泉南市 |
032 | 1953 | 旧重森氏邸 無字庵庭園 |
枯・茶 | 京都市左京区 |
033 | 1953 | 中村氏邸庭園 | 枯山水 | 岡山市 |
034 | 1953 | 龍泉院庭園 | 池泉 | 和歌山県高野町 |
035 | 1953 | (西禅院庭園) | 茶庭 | 和歌山県高野町 |
036 | 1953 | 本覚院庭園 | 枯山水 | 和歌山県高野町 |
037 | 1953 | 岸和田城八陣の庭 | 枯山水 | 大阪府岸和田市 |
038 | 1953 | 上原旅館庭園 | 枯・茶 | 大阪市中央区 |
039 | 1954 | 少林寺庭園 | 枯山水 | 大阪市中央区 |
040 | 1954 | 左京消防署庭園 | 枯山水 | 京都市左京区 |
041 | 1954 | 木野戸氏邸庭園 | 枯・茶 | 香川県高松市 |
042 | 1954 | 旅館永楽庵庭園 | 池泉 | 鳥取県三朝町 |
043 | 1954 | 笹井氏邸庭園 | 茶・曲水 | 長野県松本市 |
044 | 1954 | 旅館五洲閣庭園 | 枯山水 | 大阪府東大阪市 |
045 | 1955 | 河田氏邸庭園 | 枯・茶 | 京都府京丹後市 |
046 | 1955 | 不動院庭園 | 枯山水 | 和歌山県高野町 |
047 | 1955 | 岩沢氏邸庭園 | 枯山水 | 京都市 |
048 | 1955 | 旅館永楽庵三楽庭 | 枯山水 | 鳥取県三朝町 |
049 | 1955 | 東氏邸驢庵 | 枯・茶 | 岡山県高梁市 |
050 | 1955 | 前垣氏邸壽延庭 | 枯山水 | 広島県東広島市 |
051 | 1956 | 藤井氏邸庭園 | 枯・茶 | 兵庫県 |
052 | 1956 | 富田氏邸庭園 | 枯山水 | 京都市 |
053 | 1956 | 瑞応院楽紫庭・如々庭 | 枯山水 | 滋賀県大津市 |
054 | 1956 | 野原旅館庭園 | 池泉 | 山口市 |
055 | 1956 | 宮階氏邸庭園 | 枯山水 | 京都市 |
056 | 1956 | 龍蔵寺庭園 | 池修理 | 山口市 |
057 | 1956 | 旧若狭氏邸庭園 | 枯山水 | 京都府京丹後市 |
058 | 1956 | 長尾氏邸庭園 | 枯山水 | 徳島市 |
059 | 1956 | 増井氏邸庭園 | 枯・茶 | 香川県高松市 |
060 | 1957 | 菩提院庭園 | 枯・茶 | 大阪市天王寺区 |
061 | 1957 | 岡本氏邸仙海庭 | 枯山水 | 愛媛県西条市 |
062 | 1957 | 越智氏邸旭水庭 | 枯山水 | 愛媛県西条市 |
063 | 1957 | 越智氏邸牡丹庵庭園 | 枯・茶 | 愛媛県西条市 |
064 | 1957 | 織田氏邸島仙庭 | 枯山水 | 愛媛県 |
065 | 1957 | 光明禅寺庭園 | 枯山水 | 福岡県太宰府市 |
066 | 1957 | 宝荘ホテル庭園 | 枯山水 | 愛媛県松山市 |
067 | 1957 | 片山氏邸庭園 | 枯山水 | 大阪府岸和田市 |
068 | 1958 | 寿屋川崎工場庭園 | 枯山水 | 神奈川県川崎市 |
069 | 1958 | 医光寺庭園 | 池修理 | 島根県益田市 |
070 | 1958 | 衣斐氏本邸庭園 | 枯山水 | 兵庫県西宮市 |
071 | 1959 | 田茂井氏邸庭園 | 枯山水 | 京都府京丹後市 |
072 | 1959 | 黒田氏邸庭園 | 枯山水 | 京都市 |
073 | 1959 | 栗須氏邸庭園 | 枯・茶 | 大阪市 |
074 | 1959 | 桑田氏邸宗玄庵庭園 | 枯山水 | 広島県福山市 |
075 | 1959 | 松本氏邸庭園 | 枯・茶 | 岡山市 |
076 | 1959 | 村上氏邸山泉居・ 青山庭 |
茶・曲 | 島根県吉賀町 |
077 | 1959 | 田中氏邸庭園 | 枯山水 | 京都市 |
078 | 1959 | 松本氏邸庭園 | 枯山水 | 大阪府泉南市 |
079 | 1960 | 小河氏邸庭園 | 枯・茶 | 島根県益田市 |
080 | 1960 | 臼杵氏邸庭園 | 枯・茶 | 香川県高松市 |
081 | 1960 | 栄光寺龍門庵庭園 | 枯・茶 | 香川県小豆島町 |
082 | 1960 | 米原商店庭園 | 枯山水 | 京都市 |
083 | 1960 | 福田氏邸鴨月庭 | 枯山水 | 京都市 |
084 | 1960 | 都竹氏邸庭園 | 枯山水 | 大阪市 |
085 | 1961 | 香里団地以楽苑 | 池泉 | 大阪府枚方市 |
086 | 1961 | 瑞峯院独坐庭・閑眠庭 | 枯・茶 | 京都市北区 |
087 | 1961 | 真如院庭園 | 復元 | 京都市下京区 |
088 | 1961 | 松林氏邸庭園 | 枯・流 | 京都府宇治市 |
089 | 1961 | 林昌寺庭園 | 池泉 | 大阪府泉南市 |
090 | 1961 | 山口氏邸庭園 | 枯山水 | 兵庫県西脇市 |
091 | 1961 | 細田氏邸庭園 | 枯山水 | 大阪市 |
092 | 1962 | 三谷氏邸庭園 | 枯山水 | 石川県金沢市 |
093 | 1962 | 志度寺曲水庭 | 池改修 | 香川県さぬき市 |
094 | 1962 | 志度寺無染庭 | 枯山水 | 香川県さぬき市 |
095 | 1962 | 桑村氏邸庭園 | 枯山水 | 兵庫県多可町 |
096 | 1962 | (光明院雲嶺庭) | 枯山水 | 京都市東山区 |
097 | 1963 | 衣斐氏別邸庭園 | 枯山水 | 兵庫県西宮市 |
098 | 1963 | 松下氏邸庭園 | 敷石 | 兵庫県西宮市 |
099 | 1963 | ホテル昭和園庭園 | 枯・茶 | 大分県別府市 |
100 | 1963 | 四天王寺学園校門内 | 敷石 | 大阪市天王寺区 |
101 | 1963 | 教法院庭園 | 枯山水 | 京都市上京区 |
102 | 1963 | 岩本氏邸庭園 | 枯山水 | 広島県福山市 |
103 | 1963 | 興禅寺看雲庭 | 枯山水 | 長野県木曽町 |
104 | 1963 | 光台院新書院庭園 | 池泉 | 和歌山県高野町 |
105 | 1963 | 平井氏邸庭園 | 枯山水 | 大阪府東大阪市 |
106 | 1963 | (光明院蘿月庵露地) | 茶庭 | 京都市東山区 |
107 | 1963 | (小河氏邸露地) | 茶庭 | 島根県益田市 |
108 | 1964 | 有吉氏邸有心庭 | 池改修 | 大阪市 |
109 | 1964 | (有吉氏邸吉泉庭) | 枯山水 | 大阪市 |
110 | 1964 | 青野氏邸庭園 | 茶庭 | 大阪府柏原市 |
111 | 1964 | 岩沢氏邸庭園 | 枯山水 | 京都市 |
112 | 1964 | 小林氏邸庭園 | 茶庭 | 岡山市 |
113 | 1964 | 山田氏邸庭園 | 枯・池 | 兵庫県芦屋市 |
114 | 1964 | 徳矢氏邸庭園 | 茶庭 | 兵庫県芦屋市 |
115 | 1964 | 龍吟庵庭園 | 枯山水 | 京都市東山区 |
116 | 1965 | 旧森氏邸庭園 | 枯山水 | 京都市 |
117 | 1965 | 成田氏邸望州楼庭園 | 枯山水 | 愛知県半田市 |
118 | 1965 | 清原氏邸裏庭 | 枯山水 | 兵庫県芦屋市 |
119 | 1965 | 安国寺庭園 | 枯復元 | 広島県福山市 |
120 | 1965 | 岩田氏邸庭園 | 池泉 | 広島市 |
121 | 1965 | 福泉寺四十八願の庭 | 枯山水 | 東京都港区 |
122 | 1965 | 北野美術館庭園 | 枯山水 | 長野市 |
123 | 1965 | 北野氏邸庭園 | 枯山水 | 長野市 |
124 | 1965 | 貴船神社天津磐境 | 枯山水 | 京都市左京区 |
125 | 1965 | 西川氏邸庭園 | 枯山水 | 大阪府八尾市 |
126 | 1965 | 衣川氏邸庭園 | 枯山水 | 大阪府貝塚市 |
127 | 1965 | 平野氏邸庭園 | 枯山水 | 大阪府泉南市 |
128 | 1965 | (小河氏邸庭園) | 枯追補 | 島根県益田市 |
129 | 1966 | 岡本氏邸庭園 | 枯山水 | 広島県福山市 |
130 | 1966 | 石清水八幡宮 鳩峯寮庭園 |
枯山水 | 京都府八幡町 |
131 | 1966 | 西川氏邸庭園 | 枯・茶 | 石川県金沢市 |
132 | 1966 | 住吉神社住之江の庭 | 枯山水 | 兵庫県篠山市 |
133 | 1966 | 酵素の家庭園 | 枯・敷 | 京都市 |
134 | 1966 | 岩沢氏邸庭園 | 枯山水 | 京都市 |
135 | 1966 | 永楽庵別館庭園 | 枯山水 | 鳥取県三朝町 |
136 | 1967 | 浅野氏邸庭園 | 枯山水 | 京都市 |
137 | 1967 | 勝川氏邸庭園 | 枯山水 | 大阪府吹田市 |
138 | 1967 | 光清寺心字庭 | 枯山水 | 京都市上京区 |
139 | 1967 | 石井氏邸庭園 | 枯・茶 | 奈良市 |
140 | 1967 | 松村氏邸庭園 | 枯山水 | 大阪府吹田市 |
141 | 1968 | 横山氏邸庭園 | 枯・茶 | 三重県菰野町 |
142 | 1968 | 島田氏邸庭園 | 枯山水 | 大阪府泉南市 |
143 | 1968 | 宗隣寺庭園 | 池復元 | 山口県宇部市 |
145 | 1968 | 正眼寺庭園 | 枯山水 | 岐阜県美濃加茂市 |
146 | 1968 | 常栄寺南溟庭 | 枯山水 | 山口市 |
147 | 1968 | (小河氏邸庭園) | 枯追補 | 島根県益田市 |
148 | 1969 | 出原氏邸白波庭 | 枯山水 | 広島県福山市 |
149 | 1969 | 旧友琳会館友琳庭 | 池泉 | 岡山県吉備中央町 |
150 | 1969 | 笹井氏邸庭園 | 枯・茶 | 長野県松本市 |
151 | 1969 | 佐藤氏邸庭園 | 池泉 | 山口県周南市 |
152 | 1969 | 中田氏邸庭園 | 池修理 | 長野県松本市 |
153 | 1969 | 漢陽寺庭園 | 池・枯 | 山口県周南市 |
154 | 1969 | 旧畑氏邸逢春庭 | 枯・茶 | 兵庫県篠山市 |
155 | 1969 | (旧重森氏邸 好刻庵庭園) |
枯・茶 | 京都市左京区 |
156 | 1969 | 天籟庵庭園 | 茶移築 | 岡山県吉備中央町 |
157 | 1969 | 赤木氏邸庭園 | 枯山水 | 岡山市 |
158 | 1969 | 英氏邸白鷺庵仙楽庭 | 枯山水 | 兵庫県姫路市 |
159 | 1970 | 久保氏邸庭園 | 枯山水 | 兵庫県伊丹市 |
160 | 1970 | 山本氏邸庭園 | 枯山水 | 愛媛県今治市 |
161 | 1970 | 霊雲院九山八海の庭 | 枯山水 | 京都市東山区 |
162 | 1970 | 正覚寺龍珠の庭 | 池改修 | 兵庫県篠山市 |
163 | 1970 | (田茂井氏邸庭園) | 枯山水 | 京都府京丹後市 |
164 | 1970 | 深森氏邸庭園 | 枯山水 | 大阪府豊中市 |
165 | 1970 | 竹中氏邸庭園 | 枯山水 | 京都市 |
166 | 1970 | 屋島寺座忘亭庭園 | 茶庭 | 香川県高松市 |
167 | 1970 | 正眼寺庭園 | 敷石 | 岐阜県美濃加茂市 |
168 | 1970 | (旧重森氏邸 無字庵庭園) |
枯補修 | 京都市左京区 |
169 | 1971 | 霊雲院臥雲の庭 | 枯山水 | 京都市東山区 |
170 | 1971 | 芦田氏邸庭園 | 枯山水 | 兵庫県尼崎市 |
171 | 1971 | 広島遊園地聚花園 | 池泉 | 広島市 |
172 | 1971 | 北野氏邸庭園 | 茶庭 | 長野市 |
173 | 1971 | 小林氏邸庭園 | 枯山水 | 大阪府堺市 |
174 | 1971 | 信田氏邸庭園 | 枯山水 | 大阪府堺市 |
175 | 1972 | 石橋氏邸庭園 | 枯山水 | 島根県浜田市 |
176 | 1972 | 石像寺四神相応の庭 | 枯山水 | 兵庫県丹波市 |
177 | 1972 | 清楽寺庭園 | 枯・茶 | 福岡市 |
178 | 1972 | 大正寺庭園 | 枯・茶 | 福岡県北九州市 |
179 | 1972 | 善能寺遊仙庭 | 池泉 | 京都市東山区 |
180 | 1972 | 豊国神社秀石庭 | 枯山水 | 大阪市 |
181 | 1972 | 志方氏邸庭園 | 枯山水 | 兵庫県神戸市 |
182 | 1972 | 岸本氏邸庭園 | 枯山水 | 大阪府高槻市 |
183 | 1973 | 泉涌寺庭園 | 枯山水 | 京都市東山区 |
184 | 1973 | (漢陽寺瀟湘八景庭 ・前庭) |
枯山水 | 山口県周南市 |
185 | 1973 | 福智院庭園 | 池・枯 | 和歌山県高野町 |
186 | 1973 | 静岡ロイヤルホテル | 枯山水 | 静岡市 |
187 | 1974 | 東口氏邸庭園 | 枯山水 | 大阪府堺市 |
188 | 1974 | 本休寺庭園 | 枯山水 | 兵庫県篠山市 |
189 | 1974 | 八木氏邸庭園 | 枯山水 | 京都市 |
190 | 1974 | 千葉氏邸千波庭 | 枯山水 | 岩手県水沢市 |
191 | 1974 | 松山氏邸山月亭露地 | 茶庭 | 福島県郡山市 |
192 | 1974 | (福智院愛染庭) | 枯山水 | 和歌山県高野町 |
193 | 1975 | 松尾大社庭園 | 枯・池 | 京都市西京区 |
194 | 1975 | 佐藤氏邸庭園 | 枯山水 | 山口県周南市 |