もの運び自転車(6) 2007年6月

もの運び自転車の6回目です。このテーマでは最終回にします。作り足らないところもありますが、まぁいいでしょう。イベントなどではこれで十分利用できそうです。イベントで使ってみたり、店頭に置いてみたいなぁと思っています。

作業報告の1回目の最初に書いたように、店先に置いて商品を運んだり、ワゴン的な使い方として商品を展示して販売に利用したりする自転車です。自分の身近なところから自転車の利用を提案していこうと思っています。


完成状態

フロントバスケットを開いた状態。何を入れるかなぁ、、、。この大きさだったら「置いておくだけ」で十分に注目されそうですね。

バスケットをおりたたむと上面にも何か載せられそうです。バスケットを組み立てるとボリュームがありますので、このようにサイズが変わると違和感も少ないようです。また、この大きさになるとバスケットの「横置き」も考えられますね。


チェーンケース部

鉄板を溶接して作っています。試作というと市販品の流用を考えますが、やはり作った方がいいですね。市販品をちょっとした改造で流用している自転車も見かけますが、基本的なラインが違っている場合がほとんどですから、やっぱり手を動かして作っていく方がいいと思いますね。「うまく流用して、、、」なんていう考え方の方がかえってむずかしいです。

形状、構造ともにもっと考えましょう。マークは適当に置いただけで意味はありません。どこからかクレームがつきそうな名前です。やめておけば良かった。

 


リアキャリア部

太めのパイプ製にして丈夫な感じを出してみました。フロントキャリアにイメージを合わせる意味もあります。この形式はヨーロッパの自転車メーカーで良くみるタイプですね。日本の自転車ではあまり見ません。なんでかなぁ。

使い方としては荷物をヒモでキャリアに固定するよりも、なにか別のもの、、、バスケットなど、、を取り付けるアタッチメント的な状態になると思ったので、この形式にしてみました。システム的に発展していく使い方です。

積載面にはネジ取り付け用のダボを4ケ所溶接してあります。別な自転車でもやってみたい感じ。


フロントキャリアはパイプ製です。黒色にすると締まって見えますね。

ハンドルからフロントホークにかけての構造。もっとスッキリさせたいです。

ハンドルバーはいろいろ考えましたが、補強バーを付けることで落ち着きました。ちょっと時間切れぎみです。

フレームの中ではこのシート部の形状に一番の特徴があります。好きなカタチと言ったところです。「もの運び自転車」以外でもやってみたい形式です。


次回の報告は7月8日までに更新します。テーマは何か適当なモノを。「どっちのサイクルショー2007」も接近してきているので、部品系がいいかと思っています。

季節のテーマとしては、蚊取り線香をモチーフとした「かとり君の自転車」とか、梅雨入り企画なんか、、、くだらな系もやってみたいです。


「モノ作り協同組合」、だんだんまとまってきました。

迷走思考の結晶。頭を水平にしましょう。現実離れに注意。思考変換装置。考えても始まらぬ。無理は禁物。保証はいたしかねます。習うより慣れろ。やってみなはれ。時々休むべし。


こんな話しですがわかってもらえますか?

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