モノ作り協同組合(1)

ラットエンジニアリングに見に来た人たちの工作です。見るだけじゃなくて作りたくなったようです。

迷走思考の結晶。頭を水平にしましょう。現実離れに注意。思考変換装置。考えても始まらぬ。無理は禁物。保証はいたしかねます。習うより慣れろ。やってみなはれ。時々休むべし。

依頼を受けての製作品も載せています。

部品改造
頼まれて加工したものです。シフトレバーの取り付け内径を22.2ミリから24.0ミリに改造しました。どうしても使いたいブルホーン型ハンドルバーとシフトレバーの組み合わせで使用です。
削り代は0.9ミリほどで、バンド部は薄くなりますが、どうにかOKのようです。

こういうモノの場合は加工作業や取り扱い時に部品にキズをつけないように注意が必要です。工作物の動きを何度も確認しながら作業していきます。

頼まれたモノ

オリジナルは細いので太くする改造です。目で見たイメージだけで曲げています。エンジンからの排気口は下側にナナメに出ているので、1つ目の曲げは上側にします。サイレンサーは左側なので、2つ目は左に曲げます。このまま直線でセンタースタンドの間を抜けて、直線に戻しながらサイレンサーに合うように上下位置を調整していきます。

スタンドは操作しますので、どちらの状態でも排気管が当たらないように曲げていきます。

3輪の自転車タクシー 国内最大劇団のミュージカルで使用。

後ろに人を乗せる形式です。人を乗せるシートが取り付きますが、預かりモノなので撮影していません。

重くてもいいので、壊れないように確実に動くことを考えて製作しています。HPでの提案とは違う形式ですが、こんなタイプもアリかなぁ。

自転車パーツがそのまま流用できるスタイルなので、コスト、メンテ上は有利かもしれません。製作上からも簡単でした。

S氏

昔の錠前の修復をしたかったそうです。新品に替えてしまうと旧い雰囲気も変わってしまうので壊れたところだけを修理しています。開けてみるとカンヌキ部が折れていたのでシンチュウでそのまま作り直しています。

愛着のあるモノなのでご自身で直したかったようですが、ちょっとむずかしかったのでラットエンジニアリングで荒取りしたものをヤスリで仕上げてもらいました。

Ken氏

家具の製作(金属枠の製作)

自分の部屋に合わせたサイズが欲しかったそうで、枠は角パイプを溶接しました。木板も自作するそうです。

角パイプの切断、溶接、仕上げ作業ですが、それぞれの作業はプロに劣りますが、手順を踏んで時間をかけて作ればまったく見劣りはしません。この程度の作業はだれでもできます。

モールトン・パイロンのフロントディレイラーアダプター

パイロンのフロントディレイラーにカンパニョーロのガイドプレートを取り付けるアダプターです。アルミの削り出しで2個製作。

もともとシマノ仕様のガイドプレートをカンパニョーロに変更しています。

工業デザイン学科 Kくんの卒業制作

3輪の自転車を作りました。溶接などの金属工作は初めてだそうです。メインとなる部分はKくん自身が作り、細かいところをラットエンジニアリングで手伝いました。

塗装や最後のまとめは学校でKくんが仕上げています。

工業デザイン学科 Kくんの3輪自転車(その後)

卒業制作の3輪自転車が毎日・DAS学生デザイン賞で入選したそうです。自作した自転車での入選ですから大したものです。
車体も塗装されているとずいぶん仕上がった感じがします。

   

 

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