フランスのアール・デコの華といわれた ルイ・イカール Louis Icart (1888-1950) 銅版画(カラーエッチング・ドライポイント)の技法を用い、アールデコ期の美しい女性を数多く描きました。 アールデコ期(装飾美術と訳される1910年代半ばから1930年代にかけて流行した美術様式)を代表する素晴らしいカラーエッチング(銅版画)、もちろん直筆サイン入りのオリジナル作品です。 【サロメ】 1世紀頃の古代パレスチナに実在したとされる女性です。 義理の父は古代パレスチナの領主ヘロデ・アンティパス、実母はその妃ヘロディアといいます。 古代イスラエルの著述家フラウィウス・ヨセフスが著した『ユダヤ古代誌』や、『新約聖書』の「福音書」などに伝わります。 イエスに洗礼を授けた洗礼者ヨハネの首を求めた人物として、キリスト教世界では古くから名が知られ、 その異常性などから多くの芸術作品のモティーフとなってきました。 オスカーワイルドの戯曲で19世紀にも再注目されました。 本作品の額装は、古径(KPF)の高級額装(版画作品の額装では、最高級品)です。 本作品は、1928年制作の貴重な作品です。 ルイ・イカール作品には、現在・当時(1900年代はじめ)のポスター類・印刷・コピー作品もありますのでお気をつけください。 当ギャラリーの下記3点は、第一次世界大戦をテーマに描かれた大変貴重な作品です。 【p_prince】ルイ・イカール 審判 Inquest 1917年頃 【p_prince】ルイ・イカール 祖国防衛 Defense of the Homeland 1917年 【p_prince】ルイ・イカール ギネメールに敬意を Homage to Guynemer 1917年頃 |