Paratheraps melanurus

Gunther, 1862
パラテラプス、メラヌルス?と発音すれば良いのでしょうか。
別名 BLACK-BLOTCH-CICHLID. BLACK-TAIL-VIEJA.
分布はグアテマラのLago Peten Itza. Rio de la Pasion. 


2004年9月27日。

新しく我が家に仲間入りです。
メラヌルスといえば、成魚の姿はアクアログや海外サイトでしか見たことがなく、
グアテマラのペテン湖採集ワイルドものということで、サイズ的には少し小さかったのだが
画像を見てぜひ大きくしてみたいと思ったので購入にいたりました。
本物のメラヌルス(本物とはなんぞや?ということは置いといて・笑)
なのかどうかは、現時点の姿ではわからないです。
しかし生息地も一致しているし、あまり見たことがない幼魚の色合いであるので
楽しみではあります。
実際、このちょっと黄色っぽい7cmほどの幼魚が、
成長してどのような姿を見せてくれるのか?ワクワクです。

関東のショップ、まっかちんさんにお世話になりましたが、
購入時に9匹いたこともあり、どの個体にしようか悩みに悩みました。
まだはっきりとした性の特徴が現れてきていないため、

各鰭の大きさ、顔つき、お腹のラインを比べてみたりして、
じっくりと選びましたが最終的には賭けみたいなもんでした(笑。
気長に付き合ってくれたHさんや、実際に見に行ってくれたBさんに感謝です。
よって♂の確率は52%(希望的観測。

しかーし!金色の目が非常に気になる。
金色の目であまり良い思いをしたことがないのである(汗。

さて、とりあえず120*45に入れて飼育しているが、
『どこ?どこにおんのん?』状態である(笑。

餌は冷凍赤虫と小粒の人工フードを食べているが、
これも水槽が広すぎて、ちょっと具合が悪いかもしれない。
他の魚も調子良さそうにしているので、また移動により
ややこしいことになっても嫌なのでとりあえずはこのまま様子を見る事にしようと思う。

満腹状態にすると、かわいいおちん○んが?(これも希望的観測。



2004年11月

約一ヶ月半が過ぎました。
10cmぐらいになってます。
餌は口に入るものならなんでも好き嫌いせずに食べてくれます。

Donald.Conkel氏の洋書では以下の様に説明されている。

この種は一般的には湖に住むが、石の底に比べて砂の底を好みます。
それは最も近い近似種のシンスピと比べて大きく深く?ありません。
その食料源は岩や木の表面に大量に生育する藻、植物質の底有機堆積物および小さな甲殻類です。
サイズは19cmです。
灰色の年少者の色は紫の色調によって増強されます。
また、個体の暗い側線に伴うバーは、尾部の付け根の先端から身体のおよそ中間の前まで及びます。
(現在うちの個体は消えてしまっている)
背鰭の付け根に不規則な斑点が生じ、二番目の水平なバーとなります。
成熟した雄と雌の両方は、尻鰭と尾鰭まで広がる身体の低いセクションは青を備えた明るいオレンジの色になります。
求愛中、目は金色になり、ボディの低い部分は青黒くなります。
メラヌルスは産卵がやや困難で、 300〜500 の多量の小さな稚魚が卵から生まれます。
この種は、比較的小さなサイズ、そしてその明るい色と振る舞いにより、非常にポピュラーであり、
他のテラプス種の中で同種個体に対する攻撃性は最も少ないです。 

さてこの説明ではサイズが19cmと書かれている。それが最終サイズとすると寂しいのである。
しかしUWE WERNER氏のドイツの洋書によると、♂で40cm、♀で30cmになると書かれているし、アクアログでもそのようになっているので
こちらの説を信じたいところではある。
とにかく大きく育って欲しいです。

印象としては薄いブルーに発色したボディが尾の方から濃い黄色に染められてきて、エラブタ下周辺は赤く発色しつつあるという感じです。

気になる♂確率ですが、87%と言っちゃいましょう(笑。
餌をやるまえに撮影すれば良かった。お腹パンパン(爆。


2005年1月

13cm〜14cmぐらいでしょうか。
少し餌の量が多すぎたのかかなり太ってしまいました(汗。
画像ではわかりにくいですが、背鰭付け根付近のボディには青黒いシミが出て、
腹にも黒いシミがポツポツと出て来ていますが
色的にはシンスピのような色合いで、かなり顔が小さくて赤く染まってきています。
コブは出そうな感じはしないですが完全単独だからでしょうか。

最終的にどのような成魚になってくれるのか?
かなり美しい魚に育つような気はしますが、メラヌルスなのかというのは
現時点ではまだ判断できないところです。
少なくともアクアログ上段のドイツのJ.G氏のメラヌルスのようにはなりそうにないです。






2005年2月16日 

落としてしまいました(泣。
去年の末ぐらいからやけにお腹がふっくらしているなと思って、餌は控えめにしていたのですが
←2005年1月23日の画像です。
かなり腹が膨れ泳ぐ元気が少しなくなりつつあったので、
この時点で餌は完全にSTOPしました。
少し泳ぐようになりましたので
フラジール、ビオフェルミン、パラザンD、などを餌にまぜ時折、少量を与えていました。










←2005年2月7日 元気を取り戻して泳ぎも活発になり復活かと思われました。

餌は2日に一回ぐらいディスカスフードを少量与えていました。
















←2005年2月15日 今回も朝に少しディスカスフードを与えたところ、
夜には腹が異様に膨れ、呼吸も薄く、底に沈んだままでした。
餌は同じものを隣のテトラカンサスの方が大量に食っているので問題ないと思われます。

で横たわるようになり、浮けない感じで次の日の朝には…



結構、鰭の棘条や軟条も綺麗に揃っていて、
背鰭もかなり大きく、腹鰭も長く、素質的には良い魚だったと思います。
全長14.5cmまで育っていただけに残念です。








なにが原因なのか少しでもわかればと思い、腹を裂いてみました。
グロテスクな画像になりますので、興味のある方だけご覧になってください。

解剖画像を見る。


Good Shot!    画像をクリックすると拡大されます。