フランクミルズの引き出し
フランクミルズを初めて聴いたのは、ご多分に漏れず「愛のオルゴール」が1979年に大ヒットした時だったと思う。もしかすると、日本語歌詞を付けたさこみちよの「潮騒のメロディ」をTBSラジオで先に聴いてしまった可能性があるが・・・。
1970年代〜80年代にかけては、ちょうどイージーリスニングというジャンルの音楽が注目を集め、流行曲が増えて行った時期。フランクミルズに続いて、若手ピアニストのリチャード・クレイダーマンとか、同じくピアニストのピエール・ポルトとか、パンフルートのザンフィルとか、色々なインストルメンタル・アーティストの楽曲が日本に上陸した。
しかし、この時期に共通する不運な出来事として、1980年代初めにレコードはCDへと切り替えを余儀なくされた。今までなら新しいレコードと並んで古いレコードもいつまでも売っていたが、CD化の流れは速く、店頭からレコードはいつの間にか消えていた。CD化されない作品は、入手困難になっていった。
商売になるものは商品化される。しかしそうでないものは、いつまでたってもCDにならない。フランクミルズは海の向こうで、音楽活動を続けているのかすらわからない状態。一部の作品のみがCD化される不完全な状態のままで、未だ入手できない楽曲も少なくない。ここでは、そんなフランクミルズのアルバムをレコード時代から振り返ってみることにする。
赤文字の曲名は、私が個人的に気に入っている曲。
フランクミルズ(1979)「詩人と私(THE POET AND I)
フランク・ミルズが1979年に発表したファーストアルバム。世界的にヒットした「愛のオルゴール」を含むアルバムだが、表題曲は「詩人と私」。私はこの「詩人と私」の抒情的なメロディが気に入っている。ピアノとスキャットの掛け合いによる安心できるメロディ運び。本人も当初は「詩人と私」をシングルA面に選んだと聞いたことがある。また「スパニッシュ・コーヒー」もリズムのある好作品だと思う。
なお、「愛のオルゴール」は1974年に作られたそうで、コピーライトが1974年と書かれているのはそのせいかもしれない。
曲目、ジャケットデザインもそのままに、1997年にCDとして復刻された。
(LP:ポリドール 1974年の記載あり)
(CD:ポリドール 1997年)
なお、「愛のオルゴール」は1974年に作られたそうで、コピーライトが1974年と書かれているのはそのせいかもしれない。
曲目、ジャケットデザインもそのままに、1997年にCDとして復刻された。
- 街角のカフェ(FROM A SIDEWALK CAFE)
- シルバー・ブルームのテーマ(THEME FROM THE SILVER BROOM)
- 詩人と私(THE POET AND I)
- ラヴズ・ライク・ザット(LOVES LIKE THAT)
- ホエン・ユー・スマイル(WHEN YOU SMILE)●
- スパニッシュ・コーヒー(SPANISH COFFEE)
- ユー・ドント・ラヴ・ノー・モア(YOU DON'T LOVE NO MORE)●
- 古風なワルツ(VALSE CLASSIQUE)
- ヘネシーの島(HENNESSEY'S ISLAND)●
- ブラックフット・カントリー(BLACKFOOT COUNTRY)
- 愛のオルゴール(MUSIC BOX DANCER)
(LP:ポリドール 1974年の記載あり)
(CD:ポリドール 1997年)
フランクミルズ(1979)「夢見るピアニスト(SUNDAY MORNING SUITE)」
フランクミルズの2枚目のアルバム。「愛のオルゴール」に続いて「夢見るピアニスト」がヒットし、これをメインに据えたアルバムだが、原題は「サンデー・モーニング組曲」をタイトル曲としている。
「メアリー、スコットランドの女王」の美しい旋律がこのアルバムの魅力。(なぜか映画「蒲田行進曲」の挿入曲としても使われていた曲) その一方で、「ピアノ・レッスンNo.5」「ミスター・トランペット・マンお先にどうぞ」などユーモアあふれた曲があるのもフランクミルズの多様な才能を物語る。
なお、本国ではこちらが1枚目のアルバムで、日本での1枚目が2枚目になるらしい。
CD黎明期の1983年に日本でCDが発売されたが、間もなく廃盤になった。
(CD:ポリドール 1983年)
「メアリー、スコットランドの女王」の美しい旋律がこのアルバムの魅力。(なぜか映画「蒲田行進曲」の挿入曲としても使われていた曲) その一方で、「ピアノ・レッスンNo.5」「ミスター・トランペット・マンお先にどうぞ」などユーモアあふれた曲があるのもフランクミルズの多様な才能を物語る。
なお、本国ではこちらが1枚目のアルバムで、日本での1枚目が2枚目になるらしい。
CD黎明期の1983年に日本でCDが発売されたが、間もなく廃盤になった。
- 夢見るピアニスト(PETER PIPER)
- 楽しき仲間たち(MOST PEOPLE ARE NICE)
- 二人に愛を(WHEREVER YOU GO)
- メアリー、スコットランドの女王(MARY, QUEEN OF SCOTS)
- スキー・フィーバー(SKI FEVER)
- ピアノ・レッスンNo.5(PIANO LESSON #5)
- インターリュード(INTERLUDE)
- ミスター・トランペット・マンお先にどうぞ(AFTER YOU MISTER TRUMPET MAN)
- ロシア風バレー(BALLET RUSSE)
- ブギーを踊ろう、ママ(MAMA, WON'T YOU BOOGIE WITH ME?)
- サンデー・モーニング組曲(SUNDAY MORNING SUITE)
(CD:ポリドール 1983年)
フランクミルズ(2007)「SUNDAY MORNING SUITE」
輸入盤CD。上で紹介したLP「夢見るピアニスト」と同じジャケットデザインで同じ原題なので、それのCD化かと思いきや、微妙に異なる。
原盤から3曲(「ミスター・トランペット・マンお先にどうぞ」「ロシア風バレー」「ブギーを踊ろう、ママ」)が抜け、次のアルバム「ハッピー・ソング」から青文字の3曲が加わっている。
(フランクミルズの引き出し2を見てもらえば分かるが、どうやらこちらの方が原盤に近い内容のようだ)
原盤から3曲(「ミスター・トランペット・マンお先にどうぞ」「ロシア風バレー」「ブギーを踊ろう、ママ」)が抜け、次のアルバム「ハッピー・ソング」から青文字の3曲が加わっている。
(フランクミルズの引き出し2を見てもらえば分かるが、どうやらこちらの方が原盤に近い内容のようだ)
- サンデー・モーニング組曲(SUNDAY MORNING SUITE)
- 夢見るピアニスト(PETER PIPER)
- 楽しき仲間たち(MOST PEOPLE ARE NICE)
- 二人に愛を(WHEREVER YOU GO)
- オン・ザ・ムーヴ(ON THE MOVE)
- リフレクションズ(REFLECTIONS)
- ピアノ・レッスンNo.5(PIANO LESSON #5)
- メアリー、スコットランドの女王(MARY, QUEEN OF SCOTS)
- インターリュード(INTERLUDE)
- ハッピー・ソング(THE HAPPY SONG)
- スキー・フィーバー(SKI FEVER)
フランクミルズ(1980)「ハッピーソング」
「愛のオルゴール」「夢見るピアニスト」のヒットに気を良くしてか、同じように可愛いピアノ曲の「ハッピーソング」を発表。それをメインにしたLPが1980年に発売された。レコードジャケットはフランクミルズ本人。美男子の若手ピアニスト、リチャードクレイダーマンに対抗したわけでもなかろうが。
このアルバムは日本ではCD化されていない。輸入盤の話も聞かない。1980年という時期の悪さが災いしたか。
実は「ハッピー・ソング」は原盤では1枚目のアルバムに入っており、このアルバム自体、日本でしか存在しないものかもしれない。
上の曲目に※印をつけた曲は、後のセレクト盤等でCD化されている(アレンジが変わっている場合もあり)。その一方で、※のない曲はCD化はされていないようだ。
(LP:ポリドール 1980年)
このアルバムは日本ではCD化されていない。輸入盤の話も聞かない。1980年という時期の悪さが災いしたか。
実は「ハッピー・ソング」は原盤では1枚目のアルバムに入っており、このアルバム自体、日本でしか存在しないものかもしれない。
上の曲目に※印をつけた曲は、後のセレクト盤等でCD化されている(アレンジが変わっている場合もあり)。その一方で、※のない曲はCD化はされていないようだ。
- 暴風雨警報(STORM WARNING)※
- オン・ザ・ムーヴ(ON THE MOVE)※
- リフレクションズ(REFLECTIONS)※
- ウィッシュ・アイ・ワーンド・アローン(WISH I WEREN'T ALONE)●
- ハッピー・ソング(THE HAPPY SONG)※
- 401・ウェスト(401 WEST)※
- 子供の歌(A CHILDREN'S SONG)●
- ドゥードゥル・バッグ(DOODLE BUG)
- Cスケールのバラード(BALLAD ON A C SCALE)
- ザ・カントリー・パイパー(THE COUNTRY PIPER)
- ブレーカウェイ(BREAKAWAY)※
(LP:ポリドール 1980年)
フランクミルズ(1981)「ロマンスへの前奏曲」
1981年発売のアルバムは、日本では4枚目になる。オリジナル曲だけでなく、他アーティストの既発表作品のアレンジものも加えた構成となった。多くのイージーリスニングの奏者はそれで成り立っているので、フランクミルズだからといってそれが許されないわけではない。(■印=オリジナルではない曲)
やはりこのアルバムも日本ではCD化されていない模様で、CDは輸入盤を購入した。
(輸入CD:カナダEMI 1982年)
やはりこのアルバムも日本ではCD化されていない模様で、CDは輸入盤を購入した。
- ロマンスへの前奏曲(パートT)(PRELUDE TO ROMANCE)
- スマイル(SMILE)■
- 想い出の9月(TRY TO REMEMBER)■
- 帰り来ぬ青春(YESTERDAY WHEN I WAS YOUNG)■
- ウイザウト・ユー(WITHOUT YOU)■
- ア・スパニッシュ・ラヴ・ソング(A SPANISH LOVE SONG)
- アンティシペイション(ANTICIPATION)
- ロマンスへの前奏曲(パートU)(PRELUDE TO ROMANCE)
- 悲しみのクラウン(SEND IN THE CLOWNS)■
- 愛の喜び(PLAISIR D'AMOUR)■
- セプテンバー・ソング(SEPTEMBER SONG)■
- ムーラン・ルージュの唄(MOULIN ROUGE)■
- サムホエア・ア・チャイルド・イズ・スリーピング(SOMEWHERE A CHILD IS SLEEPING)
- ロマンスへの前奏曲(PRELUDE TO ROMANCE)
(輸入CD:カナダEMI 1982年)
フランクミルズ(1982)「恋人たちのロンド」
引き続き1982年のアルバムで、日本では5枚目。やはりこれも国内ではCD化されなかった。原題は「RONDO」。
アルバムタイトルや曲目からの先入観もあるが、クラシック的な雰囲気が漂うアルバム。
「ア・クラシカル・ロック」はアルバム「ハッピーソング」に入っていた「ブレーカウェイ」の題名を変えたもの。
「ア・ソング・フォー・アンドロメダ」は以前の「メアリー、スコットランドの女王」とも似た美しい旋律とオーケストラ演奏がぴか一。
輸入盤CDは、カナダで発売されたもの。ブックレットには最後の3部作の題名が分割されてしまっており、全10トラックなのに12トラック分の記載があるなど、本家発売とは思えないミスもある。
(輸入CD:カナダEMI 1982年)
アルバムタイトルや曲目からの先入観もあるが、クラシック的な雰囲気が漂うアルバム。
「ア・クラシカル・ロック」はアルバム「ハッピーソング」に入っていた「ブレーカウェイ」の題名を変えたもの。
「ア・ソング・フォー・アンドロメダ」は以前の「メアリー、スコットランドの女王」とも似た美しい旋律とオーケストラ演奏がぴか一。
輸入盤CDは、カナダで発売されたもの。ブックレットには最後の3部作の題名が分割されてしまっており、全10トラックなのに12トラック分の記載があるなど、本家発売とは思えないミスもある。
- 恋人たちのロンド(Chickadee)
- ア・マインド・オブ・ハー・オウン(A Mind Of Her Own)
- アー・ユー・スティル・ラヴィング・ミー(Are You Still Loving Me?)
- ヒーズ・オールライト(He's Alright)
- ロンド・イン・アメリカ(Rondo In America)
- ア・クラシカル・ロック(A Classical Rock)
- ア・ソング・フォー・アンドロメダ(A Song For Andromeda)
- ピアノ・ロック・バンド・オーケストラのための協奏曲第1番(Concerto No.1 For Piano Rock Band And Orchestra)
- 1)アンダンテ(Adante)
- 2)アダージョ(Adagio)
- 3)アレグロ(Allegro)
(輸入CD:カナダEMI 1982年)
フランクミルズ(1983)「冬の祭典 ア・スペシャル・クリスマス」
クリスマスアルバムで、1983年発売予定だったが直前で中止になったとのこと(「ザ・トラベラー」のブックレットによる)。どうやら、所属会社(レーベル)の移動が原因らしい。
写真はカナダで発売されたLPで、カナダEMIからの発売。CDも出ているという話もあるが、事実は不明。
クリスマスのスタンダードを収めているが、B面トップの「大聖堂の鐘は鳴る」はフランク・ミルズのオリジナル曲。また、「What Child Is This?」は「グリーンスリーヴス」としても知られる。
(輸入LP:カナダEMI 1983)
写真はカナダで発売されたLPで、カナダEMIからの発売。CDも出ているという話もあるが、事実は不明。
クリスマスのスタンダードを収めているが、B面トップの「大聖堂の鐘は鳴る」はフランク・ミルズのオリジナル曲。また、「What Child Is This?」は「グリーンスリーヴス」としても知られる。
- ファンファーレ/諸人こぞりて(Fanfare/Joy To The World)
- ウェンセスラスはよい王様(Good King Wenceslas)
- ああベツレヘムよ(Oh Little Town Of Bethlehem)
- この御子は誰なるぞ(What Child Is This?)
- さやかに星はきらめき(Oh Holy Night)●
- 世の人忘るな(God Rest Ye Merry Gentleman)
- 神の御子は今宵しも(Oh Come All Ye Faithful)
- 大聖堂の鐘は鳴る(Cathedral Bells Are Ringing)
- 天なる神にはみ栄えあれ(It Came Upon A Midnight Clear)
- もみの木(Oh Cristmas Tree)
- 牧人(まきびと)ひつじを(The First Noel)
- 我らはきたりぬ(We Three Kings)●
- きよしこの夜(Silent Night)
- 天(あめ)には栄え(Hark The Hearld Angels Sing)●
(輸入LP:カナダEMI 1983)
フランクミルズ(1985)「ザ・トラベラー(TRAVELER)」
1985年に発売されていたというアルバム。日本ではLPレコードが発売されているが、CDが発売されたかどうかは不明。邦題はなく、原題をカタカナ書きにしただけ。
旅をテーマにしたオリジナル曲のアルバム。世界の様々な音楽をイメージしたようで、新たなチャレンジが見て取れる。「ア・ソング・フォー・ハルコ」は純日本風のメロディで、明らかに日本をイメージしている。
(LP:ポリドール 1985年)
(輸入CD:カナダEMI 1985年)
旅をテーマにしたオリジナル曲のアルバム。世界の様々な音楽をイメージしたようで、新たなチャレンジが見て取れる。「ア・ソング・フォー・ハルコ」は純日本風のメロディで、明らかに日本をイメージしている。
- ロッキー・マウンテン・サンライズ(Rocky Mountain Sunrise)
- ザ・トラベラー(The Traveler)●
- マリアッチ・フェスティバル(Mariachi Festival)
- ア・ソング・フォー・ハルコ(A Song For Haruko)
- ジャスト・フーリン・アラウンド(Just Foolin' Around)
- ザ・ストリーツ・オブ・テル・アヴィヴ(The Street Of Tel Aviv)
- ローズ・アイランド・デイズ(Rose Island Days)●
- ワン・ウィーン・ナイト(One Vienna Night)
- サッドネス・イズ・グッバイ(Sadness Is Goodbye)
- ムーヴィン・オン(Moving On)
(LP:ポリドール 1985年)
(輸入CD:カナダEMI 1985年)
フランク・ミルズ(1986)「愛の情景(TRANSITIONS)」
「愛のオルゴール」などの可愛いピアノ曲のヒットから10年も経っていない時期の作品でありながら、このアルバムの雰囲気は、それらのヒット曲とは全く異なっている。静かで暗い。そして、シンセサイザーを多用しており、以前のアコースティックで楽しい演奏を期待していた人は、完全に裏切られる。
のっけからドラマの始まりを予感させる「心の町」、かつての「スパニッシュコーヒー」を連想させる格好いい「ニューイングランドのスケッチ」、決意を秘めた旅立ちを連想させる「涙のラストテーマ」がいい。
なお、「嵐の中の恋」は邦題は異なるがアルバム「ハッピーソング」に入っていた「暴風警報」のリメイク。原曲に入っていた暴風雨のような効果音がなくなり、シンプルなキーボード曲になった。原題は同じ。
なお、このアルバムからレーベルが東芝EMI(原盤はキャピトル)に変っている。
のっけからドラマの始まりを予感させる「心の町」、かつての「スパニッシュコーヒー」を連想させる格好いい「ニューイングランドのスケッチ」、決意を秘めた旅立ちを連想させる「涙のラストテーマ」がいい。
なお、「嵐の中の恋」は邦題は異なるがアルバム「ハッピーソング」に入っていた「暴風警報」のリメイク。原曲に入っていた暴風雨のような効果音がなくなり、シンプルなキーボード曲になった。原題は同じ。
なお、このアルバムからレーベルが東芝EMI(原盤はキャピトル)に変っている。
- 心の町(HEART OF THE CITY)
- 早春の海辺(SEASCAPES)
- ニュー・イングランドのスケッチ(SKETCHES OF NEW ENGLAND)
- 一人ぼっちのダンサー(SHADOWS OF THE DANCER)
- 悲しい瞳(SIGNS OF CONFLICT)
- ダイヤモンドの贈り物(DIAMOND IN THE ROUGH)
- アイランド・ホッピング(ISLAND HOPPING)
- 愛の誓い(LET'S NOT LEAVE THIS WAY)
- 嵐の中の恋(STORM WARNING)
- 涙のラストテーマ(TRANSITIONS AND TRIUMPHS)
フランクミルズ(1987)「OVER 60 MINUTES WITH...FRANK MILLS」
輸入盤のベスト盤CDで、1979〜85年までに発売されたアルバムからポピュラーな楽曲をセレクトして16曲を集めたもの。日本で入手の難しいアルバム「ロマンスへの前奏曲」から2曲、アルバム「恋人たちのロンド」から3曲、アルバム「TRAVELER」から4曲が入っているのは有難い。
(輸入CD:カナダEMI 1987年)
- 愛のオルゴール(Music Box Dancer)
- 嵐の中の恋(Storm Warning)
- 詩人と私(The Poet And I)
- サンデー・モーニング組曲(Sunday Morning Suite)
- 夢見るピアニスト(Peter Piper)
- ピアノ・レッスンNo.5(Piano Lesson #5)
- スキー・フィーバー(Ski Fever)
- ア・スパニッシュ・ラヴ・ソング(A Spanish Love Song)
- ロマンスへの前奏曲(Prelude To Romance)
- ロンド・イン・アメリカ(Rondo In America)
- ア・クラシカル・ロック(A Classical Rock)
- ピアノのための協奏曲第1番(Concerto No.1 For Piano)
- ザ・トラベラー(The Traveler)●
- ローズ・アイランド・デイズ(Rose Island Days)●
- ワン・ウィーン・ナイト(One Vienna Night)
- ムーヴィン・オン(Moving On)
(輸入CD:カナダEMI 1987年)
フランクミルズ(1991)「GATHER ROUND THE PIANO」
友人たちのコーラスが入ったアルバム。
ブックレットによると、1988年のコンサートで、観客がミルズの演奏に合わせて歌い始め、それがその後のコンサートの伝統になった。遡れば、子供の頃のミルズ家のパーティでは、家族や友人がピアノの周りに集まって歌ったという。そんな雰囲気をアルバムにしたものらしい。
輸入盤。
(輸入CD:カナダEMI 1991年)
ブックレットによると、1988年のコンサートで、観客がミルズの演奏に合わせて歌い始め、それがその後のコンサートの伝統になった。遡れば、子供の頃のミルズ家のパーティでは、家族や友人がピアノの周りに集まって歌ったという。そんな雰囲気をアルバムにしたものらしい。
輸入盤。
- Hail, Hail The Gang's All Here
- 私を野球に連れてって(Take Me Out To The Ballgame)
- The Old Lamplighter
- エーデルワイス(Edelweiss)
- ビア樽ポルカ(Beer Barrel Polka)
- Beautiful Brown Eyes
- アメイジング・グレイス(Amazing Grace)
- Let The Rest Of The World Go By
- ピクニック(She'll Be Coming Round The Mountain)
- モリー・マローン(Molly Malone)
- 夕日に赤い帆(Red Sails In The Sunset)
- シェナンドー河(Shenandoah)
- I'm Looking Over A Four Leaf Clover
- スループ・ジョン・B(Sloop John B)
- 峠の我が家(Home The Range)
- 聖メリーの鐘(Bells Of St. Mary's)
- ユー・アー・マイ・サンシャイン(You Are My Sunshine)
- 希望のささやき(Whispering Hope)
- ザ・トラベラー(The Traveler)
- Now Is The Hour
- テキサスの黄色いバラ(Yellow Rose Of Texas)
- おやすみアイリーン(Goodnight Irene)
(輸入CD:カナダEMI 1991年)
フランクミルズ(1993)「Homeward」
1993年にカナダでデジタル録音された新アルバム。「家路につく」ことをテーマにした選曲で、オリジナル曲でないものでも、このテーマに基づく曲が含まれている。
ブックレットによると、オリジナル曲は「THE LAND THAT I CALL HOME」の3部作を含めた6曲。(つまり■印はオリジナルではない曲)
輸入盤で、2000年頃に渋谷のタワーレコードで購入した。まだネットオークションも一般的でなかったから、こういうものが手に入るのは有難かった。日本盤はいまだに出ていない。
ブックレットによると、オリジナル曲は「THE LAND THAT I CALL HOME」の3部作を含めた6曲。(つまり■印はオリジナルではない曲)
輸入盤で、2000年頃に渋谷のタワーレコードで購入した。まだネットオークションも一般的でなかったから、こういうものが手に入るのは有難かった。日本盤はいまだに出ていない。
- THE LAND THAT I CALL HOME (part 1)
- FAIR AND TENDER LADIES■
- スカイ・ボート・ソング(SKYE BOAT SONG)■
- REMINISCING WITH YOU
- アメイジング・グレイス(AMAZING GRACE)■
- 家路(COMING HOME)■
- マギー、若き日の歌を(WHEN YOU AND I WERE YOUNG, MAGGIE)■
- WITH SOMEONE LIKE YOU■
- THE LAND THAT I CALL HOME (part 2)
- ダニー・ボーイ(DANNY BOY)■
- モーンの山(THE MOUNTAINS OF MOURNE)■
- MERY'S SONG
- シェナンドー河(SHENANDOAH)■
- THE LAND THAT I CALL HOME (part 3)
- THE ROAD TO HOME
- NOW IS THE HOUR■
フランクミルズ(1993)「Best of Frank Mills Happy Music」
カナダで発売されたベスト盤の輸入CD。ベスト盤とはいうものの、新たにデジタルレコーディングしたもので、比較的原曲に忠実ではあるが、よく聞くと違和感を覚える曲もある。
トランペットが弱い「スキーフィーバー」、スキャットが弱い「詩人と私」、バックコーラスが聞こえない「愛のオルゴール」など。大体において、アーティストのセルフカバーというのは、原曲を上回ることがないような気がする。
「Frank's Rag」はこのアルバムが初出で、初期をイメージする可愛いメロディだが、ブックレットには1992年とある。新曲か・・・。
(輸入CD:カナダMacola Recoad 1993年)
トランペットが弱い「スキーフィーバー」、スキャットが弱い「詩人と私」、バックコーラスが聞こえない「愛のオルゴール」など。大体において、アーティストのセルフカバーというのは、原曲を上回ることがないような気がする。
「Frank's Rag」はこのアルバムが初出で、初期をイメージする可愛いメロディだが、ブックレットには1992年とある。新曲か・・・。
- 愛のオルゴール(Music Box Dancer)
- (邦題不明)(Frank's Rag)
- 早春の海辺(Seascapes)
- 恋人たちのロンド(Chickadee)
- ロマンスへの前奏曲(Prelude to Romance)
- 夢見るピアニスト(Peter Piper)
- スキー・フィーバー(Ski Fever)
- ピアノ・レッスンNo.5(Piano Lesson No.5)
- 詩人と私(The Poet And I)
- ハッピーソング(Happy Song)
- サンデー・モーニング組曲(Sunday Morning Suite)
- ラヴミー、ラヴミー、ラヴ(Love Me, Love Me, Love)●
(輸入CD:カナダMacola Recoad 1993年)
フランクミルズ(1994)「A Traditional Christmas」
1983年の「A Special Christmas」の大反響により実現したという2枚目のクリスマスアルバム。
こちらは伝統的なクリスマスソングを集めたという趣向らしい。
「When A Child Is Born」は「哀しみのソレアード」というポップス曲と原曲は同じ。
発売はカナダのレーベルで、上記1993年の2枚に続く、デジタルの新録音。日本版は発売されていない模様で、これは輸入盤。
(輸入CD:カナダMacola Recoad 1994年)
こちらは伝統的なクリスマスソングを集めたという趣向らしい。
「When A Child Is Born」は「哀しみのソレアード」というポップス曲と原曲は同じ。
発売はカナダのレーベルで、上記1993年の2枚に続く、デジタルの新録音。日本版は発売されていない模様で、これは輸入盤。
- ファンファーレ(Fanfare)
- 荒野の果てに(Angels We Have Heard On High)●
- 天を降りし神の御子(英)(Away In The Manger)
- ヒイラギとツタ(The Holly and The Ivy)
- 三隻の船(I Saw Three Ships)●
- ヒューロン・キャロル(The Huron Carol)
- ひいらぎ飾ろう(Deck The Halls)
- 世界に告げよ(Go Tell It On The Mountain)
- ダビデの村に(Once In Royal David's City)●
- 天を降りし神の御子(米)(Away In The Manger)
- 羊を飼うもの夜牧場にて(While Shepherds Watched Their Flocks)
- メアリーの少年(Marry's Boy Child)
- サムホエア・ア・チャイルド・イズ・スリーピング(Somewhere A Child Is Sleeping)●
- ウエン・ア・チャイルド・イズ・ボーン(When A Child Is Born)
- フラット・バロック(Flat Baroque)
(輸入CD:カナダMacola Recoad 1994年)
フランクミルズ(1996)「goodnight My Love」
クラシックから現代音楽まで、子守唄を集めたインストゥルメンタルアルバムとのこと。
アコースティックピアノだけでなく、シンセサイザーの演奏もある。テーマから必然ではあるが、全体的に静かな演奏が多い。
輸入盤。
アコースティックピアノだけでなく、シンセサイザーの演奏もある。テーマから必然ではあるが、全体的に静かな演奏が多い。
輸入盤。
- ブラームスの子守唄(Brahms Lullaby)
- きらきら星(Twinkle Twinkle)
- エリーゼのために(Fur Elise)
- フレンチ・チャイルズ・ソング(French Child's Song)
- 橋の上で(Sur Le Pont)
- 月の光に(Au Claire De La Lune)
- ワルツ第5番(Waltz In A-Flat)
- グッドナイト・マイ・ラヴ(Goodnight My Love)
- 五月に(In May)
- ハッシュ・リトル・ベイビー(Hush Little Baby)
- ロッカバイ・ベイビー(Rock A Bye Baby)
- 希望のささやき(Whispering Hope)
- かわいい馬(Pretty Horses)
- (邦題不明)(Mary Had/Yes Jesus)
フランクミルズ(1997)「Canada」
1997年の新録音で、カナダに関連する民族音楽などを集めてフランクミルズが演奏したということらしい。このアルバムを聴きながら、カナダを旅した気分になれるということだろうか。CDジャケットにも「ピアノとオーケストラによる60分のカナダ旅行」というような文言がある。
もともと日本には馴染みのない曲が多く、日本で発売されることは当面なさそうだ。これも輸入盤。
もともと日本には馴染みのない曲が多く、日本で発売されることは当面なさそうだ。これも輸入盤。
- Farewell to Nova Scotia
- Red River Valley
- I'se The B'y / Alouette (medley)
- Peter Amberly
- Four Strong Winds
- Jack Was Every Inch A Sailor / Donkey Riding (Medley)
- Canadian Sunset
- Tillsonburg
- Ode To Newfoundland
- Squid Jiggin' Grounds
- Blue Canadian Rockies
- If You Could Read My Mind
- The French Song
- O Canada
フランクミルズ(1997)「GOES TO THE MOVIES」
映画音楽を集めたアルバムで、1997年にカナダで発売された輸入盤CD。カナダEMIの発売。
「シルバー・ブルームのテーマ」はフランクミルズのオリジナル曲で、初期のアルバム「詩人と私」に収められていたのと同じ。
「シルバー・ブルームのテーマ」はフランクミルズのオリジナル曲で、初期のアルバム「詩人と私」に収められていたのと同じ。
- 美女と野獣(Beauty And The Beast)
- レインマン(Rainman)
- ストリーツ・オブ・フィラデルフィア(Streets Of Philadelphia)
- 愛と追憶の日々(Terms Of Endearment)
- 悲しみのクラウン(Send In The Clowns)
- ムーラン・ルージュの歌(Theme From Moulin Rouge)
- シルバー・ブルームのテーマ(Theme From The Silver Broom)
- スマイル(Smile)
- オールウェイズ・ラブ・ユー(I Will Always Love You)
- 煙が目にしみる(Smoke Gets In Your Eyes)
- 炎のランナー(Chariots Of Fire)
- ローズ(The Rose)
- 好きにならずにいられない(I Can't Help Falling In Love With You)
- ジュラシック・パーク(Jurassic Park)
- 恋に落ちた時(When I Fall In Love)
フランクミルズ(2000)「Music Box Dancer」
2000年にイギリスのリッチモンド・レコーズというレーベルから発売された輸入CDで、題名の通り11曲目まではファースト・アルバムの曲を並べ替えただけ。最後の3曲の選出基準は不明だが、初期フランクミルズの特徴ある楽しげなメロディを集めたといったところか。1993年のセレクト盤にもあった「frank's rag」の初出は不明。
またこのCDのブックレットにはかなり細かいフランクミルズのバイオグラフィとディスコグラフィが掲載されている。(フランクミルズの引き出し2 参照)ディスコグラフィは、日本での発売年やアルバム曲とは異なるようで、詳細は不明だが、面白い資料。
またこのCDのブックレットにはかなり細かいフランクミルズのバイオグラフィとディスコグラフィが掲載されている。(フランクミルズの引き出し2 参照)ディスコグラフィは、日本での発売年やアルバム曲とは異なるようで、詳細は不明だが、面白い資料。
- 愛のオルゴール(music box dancer)
- スパニッシュ・コーヒー(spanish coffee)
- ユー・ドント・ラヴ・ノー・モア(you don't love no more)
- 古風なワルツ(valse classique)
- ヘネシーの島(hennessy's island)
- ブラック・フット・カントリー(blackfoot country)
- 街角のカフェ(from a sidewalk cafe)
- シルバーブルームのテーマ(theme from the silver broom)
- 詩人と私(the poet and i)
- ラヴズ・ライク・ザット(love's like that)
- ホエン・ユー・スマイル(when you smile)
- (邦題不明)(frank's rag)
- ハッピー・ソング(happy song)
- 恋人たちのロンド(chickadee)
フランク・ミルズ(2002)THE VERY BEST of FRANK MILLS
これもイギリスのリッチモンド・レコーズというレーベルから発売された輸入CDで、20曲も入っているベスト盤。ジャケット写真がアルバム「ハッピーソング」の拡大写真なので、似た内容かと思いきや、全く関係ないベスト盤。
このCDのすごいところは、日本でCDはもちろん、レコードとしても発売されていない楽曲を含んでいる点。ブックレットにあるディスコグラフィ(2000年盤と同じもの)(フランクミルズの引き出し2 参照)を見ると、どうやら初期の楽曲の中には日本のアルバムに漏れたものも多いようだ。「401 WEST」はアルバム「ハッピーソング」のものとはアレンジが異なり、トランペットはなく、ピアノをメインにしている。私はこのアルバムの演奏のほうが物悲しい雰囲気で好き。「WIND SONG」は日本的雰囲気が漂う落ち着いた曲で、元は「LOVE ME, LOVE ME, LOVE」のB面曲で、ボーカル入りだった曲。このアルバムではインストゥルメンタルだが、盛り上がりの部分で予想をちょっと下回る終わり方が気になる。
(輸入CD:英Richmond Records 2002年)
このCDのすごいところは、日本でCDはもちろん、レコードとしても発売されていない楽曲を含んでいる点。ブックレットにあるディスコグラフィ(2000年盤と同じもの)(フランクミルズの引き出し2 参照)を見ると、どうやら初期の楽曲の中には日本のアルバムに漏れたものも多いようだ。「401 WEST」はアルバム「ハッピーソング」のものとはアレンジが異なり、トランペットはなく、ピアノをメインにしている。私はこのアルバムの演奏のほうが物悲しい雰囲気で好き。「WIND SONG」は日本的雰囲気が漂う落ち着いた曲で、元は「LOVE ME, LOVE ME, LOVE」のB面曲で、ボーカル入りだった曲。このアルバムではインストゥルメンタルだが、盛り上がりの部分で予想をちょっと下回る終わり方が気になる。
- 愛のオルゴール(MUSIC BOX DANCER)
- 詩人と私(THE POET AND I)
- ロンド・イン・アメリカ(RONDO IN AMERICA)
- アー・ユー・スティル・ラヴィング・ミー(ARE YOU STILL LOVING ME?)
- ア・ソング・フォー・アンドロメダ(A SONG FOR ANDROMEDA)
- ブレーカウェイ(BREAKAWAY)
- 401 ウェスト(401 WEST)
- (邦題不明)(ONE SUMMER DAY)
- ラヴミー・ラヴミー・ラヴ(LOVE ME, LOVE ME, LOVE)
- ア・マインド・オブ・ハー・オウン(A MIND OF HER OWN)
- 愛の喜び(PLAISIR D'AMOUR)
- サムホエア・ア・チャイルド・イズ・スリーピング(SOMEWHERE A CHILD IS SLEEPING)
- ロマンスへの前奏曲(PRELUDE TO ROMANCE)
- オン・ザ・ムーヴ(ON THE MOVE)
- (邦題不明)(MY LITTLE LOVE)
- (邦題不明)(WIND SONG)
- 夢見るピアニスト(THE PETER PIPER THEME)
- ア・スパニッシュ・ラヴ・ソング(A SPANISH LOVE SONG)
- (邦題不明)(ANTICIPATION)
- MARY'S SONG
(輸入CD:英Richmond Records 2002年)
フランクミルズ(2013)「フランクミルズ〜ベストセレクション〜」
日本で入手できるベスト盤だが、1枚目と2枚目のアルバムから順番を少し入れ替えた程度の内容。
「POET AND I」からは全曲、「SUNDAY MORNING SUITE」からは日本版・原版共通の8曲をセレクトしている。
古いCDが入手困難な今、初期のヒットナンバーが手軽に手に入るという意味では、貴重なCD。
(CD:Mercury 2013年)
「POET AND I」からは全曲、「SUNDAY MORNING SUITE」からは日本版・原版共通の8曲をセレクトしている。
古いCDが入手困難な今、初期のヒットナンバーが手軽に手に入るという意味では、貴重なCD。
- スパニッシュ・コーヒー
- ユー・ドント・ラヴ・ノー・モア●
- 古風なワルツ
- ヘネシーの島●
- ブラックフット・カントリー
- 愛のオルゴール
- 街角のカフェ
- シルバー・ブルームのテーマ
- 詩人と私
- ラヴズ・ライク・ザット
- ホエン・ユー・スマイル●
- 夢見るピアニスト
- 楽しき仲間たち
- 二人に愛を
- メアリー、スコットランドの女王
- スキー・フィーバー
- ピアノ・レッスンNo.5
- インターリュード
- サンデー・モーニング組曲
(CD:Mercury 2013年)
フランクミルズ(2018)「The Frank Mills Story」
2018年に発売されたベスト盤。
1972年に発表された「Love Me Love Me Love」から、1974年発表の「Music Box Dancer」(邦題:愛のオルゴール、1979年にブレイク)を経て、1986年発表の「Shadows of the Dancer」(邦題:一人ぼっちのダンサー)まで、フランクミルズ自身が選曲した全盛期の集大成ともいうべきベスト盤。
後のリメイクではなく、初期の録音をそのまま収録しているのは有難い。「リフレクションズ」はボーカル入りで、初期のアルバムに入っていたものとは異なるが、こちらが原曲ということだろうか。
ラストの「Lest We Forget (Where Poppies Grow)」は今回の(最後の?)書き下ろし作品らしい。郷愁のあるフルートで始まり、フランク・ミルズ自身のボーカルをメインに、最後はなぜかニニ・ロッソにも似たトランペットソロで終わる。
(輸入CD:米Peter Piper Music 2018年)
1972年に発表された「Love Me Love Me Love」から、1974年発表の「Music Box Dancer」(邦題:愛のオルゴール、1979年にブレイク)を経て、1986年発表の「Shadows of the Dancer」(邦題:一人ぼっちのダンサー)まで、フランクミルズ自身が選曲した全盛期の集大成ともいうべきベスト盤。
後のリメイクではなく、初期の録音をそのまま収録しているのは有難い。「リフレクションズ」はボーカル入りで、初期のアルバムに入っていたものとは異なるが、こちらが原曲ということだろうか。
ラストの「Lest We Forget (Where Poppies Grow)」は今回の(最後の?)書き下ろし作品らしい。郷愁のあるフルートで始まり、フランク・ミルズ自身のボーカルをメインに、最後はなぜかニニ・ロッソにも似たトランペットソロで終わる。
- ラヴミー・ラヴミー・ラヴ(Love Me Love Me Love)●
- リフレクションズ(Reflections of My Childhood)●
- 詩人と私(The Poet and I)
- ヘネシーの島(Hennessy's Island)●
- 愛のオルゴール(Music Box Dancer)
- 夢見るピアニスト(Peter Piper)
- サンデー・モーニング組曲(Sunday Morning Suite)
- サムホエア・ア・チャイルド・イズ・スリーピング(Somewhere a Child is Sleeping)●
- ア・クラシカル・ロック(A Classical Rock)
- ウィッシュ・アイ・ワーンド・アローン(Wish I Wheren't Alone)●
- ア・ソング・フォー・ハルコ(A Song For Haruko)
- ローズ・アイランド・デイズ(Rose Island Days)●
- 一人ぼっちのダンサー(Shadows of the Dancer)
- ムーヴィン・オン(Moving On)
- サッドネス・イズ・グッバイ(Sadness Is Goodbye)
- (邦題不明)(Lest We Forget (Where Poppies Grow))●
(輸入CD:米Peter Piper Music 2018年)
ディスコグラフィ(シングル)
- 1979 愛のオルゴール/詩人と私
- 1980 夢見るピアニスト/インターリュード
- 1980 スパニッシュ・コーヒー/ラブミー、ラブミー、ラブ
- 1981 ハッピー・ソング/オン・ザ・ムーヴ
- 1982 街角のカフェ/スキーフィーバー