2009年9月から専門学校のパティシエ科でデッサンの授業(非常勤)を受け持たせていただいております。

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2010年度作品

利幸学園 中部コンピュータ・パティシエ・保育専門学校 ホームページ http://www.rkg.ac.jp/

2010年度もあっという間に終わってしまいました。。

2010年度第一回目の作品と卒業制作の作品を並べます。
★作品を並べる順番はバラバラです。
一回目のテーマが「タマネギ」。卒業制作の作品はケーキ。

タマネギは私がかなり手を加えたものが多いので卒業作品と比較できないところがあります。
卒業作品は生徒自身の個性がしっかりと出ていてとても面白いと思いました。
半年間という短い期間でしたが、楽しい思い出がたくさん。
特に、豊橋公園でのスケッチは途中、「はないちもんめ」で大はしゃぎしていた生徒たちの表情が
忘れられません。そして今ちょっとさみしい気分になっています。

楽しく描いてそして遊び心が大切だぞー


 牧野 香奈絵 

陰影のつけ方で迷っていたようですが、よくここまでまとめました。
線に力強さが感じられます。端正な形のタマネギになりました。
いろいろな色を重ねることで深みが出て楽しい作品になっていきます。
卒業制作ケーキ
画面いっぱいに大きく描かれており好感が持てます。
もう少し色に元気がほしかったですね。


 岡本 梨沙

一つのタマネギを角度を変えたり描き方を変えてみたりして3つの絵にまとめました。
淡彩(水彩)画のような上品な色合いでとてもきれいです。
少ない色数でよくまとめました。
卒業制作ケーキ
こんなお菓子もあるんですね。いつもコツコツと描いている姿が印象的です。
グラデーションに苦労していました。



 木ノ本 光

少ない色数でタマネギを描き、下部の影や背景でいろいろな色を使い面白い作品ができました。
たくさんの色を使って遊んでください。そうすればもっと楽しくなります。
真ん中の緑がタマネギを生き生きとさせていますね。
卒業制作
二つ描くつもりが時間が足りなくなり右側の絵師が描けませんでした。
キウイはオレンジなど、それらしく描かれています



 堀内 綾乃

形の整ったタマネギです。端正な楕円を描きまとめました。
下部の影でちょっと悩んで諦めてしまったかな?
少ない色数でしたが、よまとまっていますよ。かわいらしいタマネギですね。
卒業制作
大きく描かれています。スポンジの部分は消しゴムで消さなくてもよかったかもしれません。
いつもまじめにコツコツと描いていました。



 鈴木 恵実子

生き生きとした色鮮やかなタマネギです。描いた大きさもとてもいい。
観ていて気持ちのいい絵になりました。この調子で頑張って。
瑞々しい、なんだか生でかじりつきたくなるようなタマネギです。
卒業制作
元々描写力のある人です。形の取り方も色の塗り方もしっかりしています。



 村瀬 真夕

デッサンらしい陰影のつけ方です。描写力がありますね。
落ち着きのある端正な作品となりました。
あとはタマネギ表面の一本一本の筋のつけ方を正確に描けば完璧になります。
卒業制作
助言の必要がないくらい自ら進んで挑戦していくタイプ。
色彩においても配置においてもセンスの良さが感じられます。



 加治屋 悠介

最初、どうやって描けばいいのかかなり迷っていたようですが、よくここまで頑張りました。わからないときはたくさんの色を使ってごまかしちゃえ(こんなこと言っちゃいかんのですけど)。
元気があっていいよ。
卒業制作
最初はどうなるか心配でしたが、最後の最後で何とかまとめてくれました。



 遠山 汐里

陰影にこだわった作品です。なめらかな陰影は指でこすることで表現しようとしました。その上に色鉛筆で薄く色を重ねました。タマネギの光沢が感じられる作品になりました。
下の落書きも遊び心満載で、かわいらしいです。
卒業制作
最後にしっかりとまとめてくれました。
色もはっきりと塗られていて見ごたえのある作品になりました。



 寺西 みさ

とてもかわいらしいタマネギです。光の当たった光沢のある部分をとてもよく表現しました。色合いも上品でとてもいいと思います。一つの物を見る角度を変えて描き分けることも大切ですね。
右上のタマネギももう少し色を重ねるともっと良くなると思います。
卒業制作
大きく描かれていて好感が持てます。
もう少し色彩がはっきりしていればもっと良くなるでしょう。



 千賀 正文

スジのつけ方で最後まで悩んでいたようですが、これで十分です。
一生懸命描いているうちに濃くなっちゃったね。
観ていて努力の跡がうかがえる好感のもてる作品です。
卒業制作
絵に対して苦手意識のある中でよく粘りコツコツと描いてくれました。目に見えて上達したのがわかります。

努力度はトップクラスでしょうね



 村本 彩菜

最初のうちは全く自信がなかったけど我慢して描いているうちにだんだんと形ができて、陰影をつけているうちに面白くなってきた結果がこのような楽しい作品になったという感じでしょうか。
色がなかなか出なかった苦労の跡が見てとれます。
卒業制作
普段からコツコツと描いている姿が印象的でした。
毎回、3時間という長時間で途切れることのない集中力には頭が下がります。
このケーキの「らしさ」がとてもよく出てると思います。



 白井 友理

ほぼ真横から見た構図ですが、スジの流れ方、陰影のつけ方などはっきりした描き方で色も鮮やかでとてもきれいです。とくにタマネギの赤、黄、緑がいいですね。色がなかなか乗らなかったので苦労していたようですが、これで十分です。 卒業制作
普段から色が薄めだったのが今回は勇気を出して強めの色を出すことに成功しました。端正な形の取り方がまじめな性格を表しているようです。



 宮島 友美

手探りで描いていましたね。その結果、いくつもの絵となって最終的に右のタマネギに色を付けた形となりました。陰影の効いた、また、光の当たった部分には光沢のあるタマネギらしいかわいらしい作品となりました。色を重ねることで深みのある作品となりました。 卒業制作
色の配置は面白いと思いますが、形のバランスがちょっと残念ですか。
それでも色の塗り方などを頑張ってまとめてくれました。



 児玉 夏実

3時間でたった一つのタマネギを描くのは大変だったろうと思いますが、よく頑張ってくれました。色を重ねることにより、より深みのある作品となりました。影にかなりの苦労をしていましたが、よくまとまりました。どんどん色を使いましょう。 卒業制作
ほぼ2日(6時間近く)かけてこの作品を描いてくれました。本当に頑張りました。頭が下がります。その成果がこの絵に出ています。いうことなしです。色彩、明暗、質感なども感じられ素晴らしい作品になりました。



               河島 未祐

淡彩風(水彩)の素敵な作品ができました。これがこの作者の個性です。
生き生きした瑞々しいタマネギです。お洒落な雰囲気が漂っています。
少ない色数でセンスのある表現をしました。後はできるだけ画面の中央に描くようにしていきましょう。
卒業制作
常に独創的な発想で見る人を楽しませてくれます。
デッサン力もあり、描きはじめると集中力を発揮してくれます。
今回はだれも挑戦しないクレヨンでの制作。力強い楽しい作品になりました。



 大山 英里

他の人とは一味違った描き方をしています。なんだか楽しい作品となりました。
実物のタマネギとは程遠いのですが、どこかこの描き方には惹かれるものがありますね。
個性の強いおもしろい作品です。この個性を大切にしたいね。
卒業制作
いつも薄くなりがちな色を今回は勇気を持って力強く塗ってくれました。
同じような色合いにまとまりがちですが、元気のいい作品になりました


 塚本 菜花

ハード系の色鉛筆の色がなかなか乗りにくい中でよくここまで塗りました。
薄めの色ですが、よくまとまっています。思い切った色遣いが成功のもとだと思います。画面の中からぼんやりと浮かび上がってくる絵で、上品な仕上がりで、これはこれでアリだね。
卒業制作
いつも形をとるのに苦労してましたが、今回はほぼ2日かけて力の入った制作。色も形もしっかり描かれています。頑張りました。



 藤井 亜衣

大変元気のいい描き方は好感が持てます。陰で悩んでいたようですが、
よくまとまっています。色鉛筆を使う段階でだんだんと面白みが出てきたと思います。この描き方に自信を持っていいです。絵に対して攻めの姿勢が感じられ好感が持てます。
卒業制作
最後ということもあり、ほぼ二日かけてかなり力の入った作品となりました。元気の良さが感じられ見ていても気持ちがいいです。これからもこの元気の良さを生かしてください。



 石上 一葉

一つのタマネギをいくつものパターンで描き分けた遊び心満載の楽しい作品となりました。実際にはない色を一つ一つに塗り分けた実験的な作品、この姿勢は大切ですよ。デッサン力もありますね。後は背景のつけ方も覚えるともっと楽しくなると思います。 卒業制作
元々デッサン力のある人です。とくに元気のいい作品を描かれて見ていて楽しいこれからもその元気の良さを生かしてください。

 山本 翔太
欠席のため描けませんでした。 卒業制作
自信がないせいか描くときどうしてもモティーフが小さくなってしまいがちだったのを頑張って大きく描いてくれました。こうしてみるとけっこうきれいに仕上がっています。