TOP PAGE

「2003 AIGジャパンオープン観戦日記」(10月1日〜2日)有明テニスの森公園     備忘録として残しておきます。


 ロディックのサーブが見れるということで観戦を決めたんですが、なんとケガのため直前に出場をキャンセル。がーん
 落胆しましたがグロージャンとスリチャパンのプレイに期待することにしました。一番痛いのは主催者か
 シード選手がコケる可能性があるので観戦日は本戦の2R、3Rあたり。

 10月1日、JRダイヤ改正初日の6:00「のぞみ」の自由席で出発。東京駅から新橋へ移動し「ゆりかもめ」で有明まで。
 11時前に到着しチケットを購入して、さっそくセンターコートへ入りました。

 おおー、やってる!(当たり前か、、)浅越選手がA・パラに逆転され、むちゃむちゃ機嫌が悪く荒れてました(^^;。
 観客席は3割ぐらいしか埋まっておらず、ゆったりと観戦できます。
 次の試合はお目当てのグロージャンです。グロージャン小さい。でも175cmって日本人の平均ですよね。鈴木貴男と同じぐらいかな。
 相手はウィンブルドンでヒューイットを倒した2m6cmのクロアチアのカルロビッチ!で、でかい、ありゃー反則だろ

 試合前の松岡修造の解説では、グロージャンはとにかく反応が速く、いろんなことをしてくるのでそこに注目して下さい。って言ってましたが、、、うーんよくわかんなかったです。リターンの反応はたしかに早い。グロージャンって見た目はあんまし上手そうに見えなかったですね。っていうかかなり強い学生のプレイスタイルってかんじ?。あれで二児のパパとは、、、。サーブが威力ありましたよ。カルロビッチはなんだかぱっとしなかったですねー。第2セットはタイブレークに持ち込むもののグロージャンに翻弄されてました。
 
続いて、鈴木貴男 VS ウェスリー・ムーディの試合を観戦。ファーストセットは楽にとるものの、セカンドに入るとムーディの動きがよくなり接戦になりますがタイブレークで勝利。鈴木は、うーんストロークになると苦しいですね。

 落ち着いたところで、会場をぐるっと1周。コロシアム構造になっているセンターコート以外に1,2,3,4番コートを使用し運営していました。ちなみに、1,2と3,4は広域公園の5,6番コートのようにくっついており、コートの間にぼろい網をひいて仕切っていました。自由席のチケットで入れるんですが、コートの横側から間近で観戦できます。
 選手の道具などばっちり確認できました。しかしお世辞にもきれいな環境とはいえず、あの中でトップクラスの選手たちがプレイしていると不思議な感じがします。でも慣れてるんでしょうね。広島の広域公園のほうが3倍ぐらいきれいかな まあ、古いから仕方ないか。

 広場には各メーカーのブースと飲食できるテナントが設営されています。。
 選手のサイン会などもやってました。なぜか大道芸人もいました。けっこうおもしろかったです。
 飲食のテナントなんですが、タイ風ラーメンだったっけなとか南アフリカ料理とかやってたんですがテナントの数が少なかったです。普通の飲食テナントをもう少し入れて欲しいなぁ。会場のあちこちで同じことを言ってる人がいました。

 練習コートにも見物人がたくさんいます。サインをもらうために待ってる人が多いみたいですね。アンチッチと誰か?の練習で乱打がおもしろかったです。ネットの上10〜30cmぐらいをハードヒットで20往復ぐらいふつうにやってました。
 会場内を歩いていると、普通に選手も移動しています。気がつかれない選手もいれば、サイン攻めにあってる選手もいました。みんないい体格してます。女子は普通かなぁ。加藤純なんかも普通の体格でした。インドネシアのウィジャヤがうろうろしていて、なんだか大会を楽しんでるかんじでした

 5,6番コートでは主にダブルスをやっていました。女子ダブルスは見応えがあります。雁行陣では後衛は全力でラリーをして少しでも押し込んだら、強引にポーチで決めてました。すごい迫力!女子ダブルスは参考になるかな、、、と思いましたが、こりゃダメだ。

 本村選手は昨年の覇者カールセンと対戦しましたが、うーん子供と大人ぐらいの体格の差が、、、。辛そうでした。
 杉山VS吉田を見ましたが吉田選手が調子いいのか杉山選手が悪いのか、いい勝負してました。杉山選手が左手薬指第1関節を骨折する瞬間も見ました。あれで折れちゃうとは運が悪いですね。かわいそうに。なんとか勝ちましたが。次の準決勝ではそれが原因で第2セット途中でリタイアしております。

 センターコートは試合がもつれたものが多く、スリチャパンVSディック・ノーマンは夕方からスタート。
 スリチャパンは思うような展開にもっていけず、わずかなスキでブレークされ第1セットを取られます。かなりイライラしているご様子。でも全力のサーブとストロークは迫力ありましたよ。ちなみにコートの外ではとても礼儀正しい好青年だそうです。
 相手のノーマンですが、長身でサウスポーなんですが痩せていて(痩せてるように見えただけかも)、風貌は、ボルグのように長めの天然パーマにヘアバンド、白いTシャツに短めの半ズボン、長めのソックスにローカットの白いシューズ、、、どーみても、かっこわるいこのまま大田川の河川敷をランニングしてても違和感ないね プレイ中は静かにたんたんと進め、ポイントの間ではだらだらと移動し、ありゃースリチャパンいらつくよなぁ。あれが彼のペースなんでしょうね。でもいいかんじなんです。ボールボーイにも紳士的で、終盤は逆転され、雄たけびをあげたりしましたが、バックハンドのアングルへのスピードショットなどかっこよかったです。グランドスラムでもいつも2,3Rまではいってますね。

 最後のフィリポーシスの試合はすっかり暗くなってしまいました。スカッドサーブはたしかに速かったですね。いろんな角度で見ましたが、あれはリターンできません。あと、気になったのがサーブやショットの際の息づかいが、、、。「う゛!」、「ぅお゛ぅ!」 って犬が威嚇で、うなってるような声がとても変(失礼)でした。でもフィリポーシス強かったです。

 この日はこれで終了です。興奮していたせいかものすごく疲れていて、浜松町のホテルにチェックイン後、晩御飯を食べてバタンキューでした。ちなみにホテルは前日に予約という段取りの悪さ


 2日目は、まず第一試合の16歳のシャラポワVS森上を観戦。シャラポワのファンというか取り巻き?が多かったですね。身長183センチです。でも日本女子もかっこいいと思いました。森上選手や浅越、吉田、藤原など日本女子ってかっこいいと思います。体格とパワーで負けてても、それを感じさせない気迫が伝わってきてプロ魂を感じました。

 観客もまばらな1番コートに移動して女子シングルスをコート横で立って観戦してると、ジュニアっぽい女の子が大きなラケットバッグを持って僕の横に立って観戦しだしました。近所のジュニアかな?と思っていたのですが、その試合が終わるとコートに入り、なんとタイのタナスガンと試合を始めました。え゛ー!(≧∇≦;)っとびっくりしてそのまま見ていたのですが、さすがにタナスガンに苦戦し、かわいそうに。と思ってましたが、1時間後に結果を見ると逆転勝ちしてました。中国のJie ZHENG(鄭潔)(読み方がわからない)という若い選手でした。

 再びセンターコートへ戻り、鈴木貴男VSスリチャパンの試合を観戦。うーん、ファーストがぜんぜん入らない。そしてストロークでは圧倒的にスリチャパン有利です。どう見ても勝てそうにない、、、。スリチャパンはずっと調子が悪いのかイライラしてましたが、2−6,6−7(3)で勝利。
 そのまま、シュトラーVSケンドリックの試合を観戦。シュトラーはフットワークが軽い!スキをつくのがうまいアグレッシブベースライナーですね。ミスも少ないし今大会で一番強そう!と感じました。、、、でもやっぱ地味だな。12月のマスターズカップ出場はほぼ間違いないでしょう。9位につけるフィリポーシスは出場は微妙か。

 そして2番コートに移動してノバクの試合を観戦。でかい!肩幅も広いし、胸板も厚い。ロボットみたいでした。試合はサウスポーの選手に逆転負け。


 ゴーセンのブースに少しだけおじゃませてさせていただきました。
←ゴーセンの、ストリンギングチームのボス?兵庫県の「くまや」(クマヤストリングサービス)の松本さんです。とても怖い(厳しい?)(^^;印象を持っている人が多いかと思いますが、優しい方です。でもスタッフには厳しいかな。あはは
 ちょうど韓国の李のプレステージを張られていました。さすが作業が丁寧で正確です。お忙しい中、お相手をしていただきありがとうございました。


 李のプレステージはクラシックプレステージの大きい方。珍しいです。鉛がびっしり貼ってあります。メインンがアルパワー、クロスがVS TEAMです。ゴーセンのスタッフの方の話によると、メインにポリ、クロスにナチュラルの選手が増えているらしいです。
  今年のジャパンオープンでは男子はハイブリッドも含め、ポリエステルが多いそうです。




 夕方になり、帰りの新幹線の時間もあるため、フィリプーシスとマリオ・アンチッチの試合を少し見て帰ることにしました。うーん、やっぱりフィリポーシスごついです。アンチッチが細く見えました。

 再び、ゆりかもめに乗り帰路へ。噂の大江戸温泉が路線の近くにあります。レインボーブリッジなど夜景がきれいでした。1泊2日の貧乏旅行でしたが大満足です。事前にチケットセンターでひかりの乗車券を安く買ったので、帰りはひかりです。


おわり  最後まで読んでいただきありがとうございます。

後日わかったこと・・・・・フィリポーシスリタイアの原因は首を寝違えたためだそうです。


決勝の結果
●男子シングルス決勝  シュトラー7-6 (7-5),6-2グロージャン
●女子シングルス決勝  シャラポワ 2-6,6-2,7-6 (7-5) アニコ・カプロス

TOP PAGE