著者による情報提供ページです。
「すべて分析化学者がお見通しです! -薬物から環境まで微量でも検出するスゴ腕の化学者」
著者 津村ゆかり、立木秀尚、高山 透、堀野善司
2011年2月23日発売、技術評論社(奥付の発行日は2011年3月25日)
四六判/256ページ 定価1,659円(本体1,580円)
ISBN 978-4-7741-4552-5
輸入食品に危険物が混入していないか? 被疑者は麻薬を使ったか? 水や大気は汚染していないか? 鉄骨の強度は安心か? これらは時に、大きな事件に発展することもある。 そんな社会の安心と安全の基盤を支えているのが化学分析員、通称「分析屋」だ。 普段はあまり表に出てこない「分析屋」の仕事ぶりをたっぷり紹介しよう。
書籍紹介(技術評論社) ネット書店へのリンクなど
書籍紹介(ブログ)
著者紹介(ブログ) 立木さん(医薬品分析)、高山さん(鉄鋼分析)、堀野さん(環境分析)
1-1 きれいな水とおいしい水
1-2 天使として生まれて悪魔にされた化学物質
1-3 地球温暖化と環境分析
1-4 土壌汚染・地下水汚染問題と分析
2-1 食品分析でわかること
2-2 こうして決まる安全の基準値
2-3 食品分析の実際−農作物中の残留農薬を例に
2-4 分析結果が社会を変えた
<コラム> ソムリエのすごさを紹介! (堀野)
3-1 医薬品分析とは
3-2 医薬品分析いまむかし
3-3 現代の医薬品分析
3-4 医薬品分析とコスト
<コラム> 蘭引(らんびき) (立木)
4-1 鉄と鋼と分析の奥深い世界
4-2 強い鋼を目指してナノまで分析
4-3 さびない鉄とは?
4-4 製造現場と分析−溶けた鋼からサンプリング
4-5 製品への加工も分析が重要
4-6 元素を分析する基本「湿式分析法」
<コラム> 高炉といえば (高山)
5-1 乱用薬物取締りの最前線
5-2 薬物犯罪を立証する鑑定のいろいろ
5-3 法律と科学の間で
5-4 鑑定研究の最前線−違法ドラッグへの対応
<コラム> 5を切り上げるか切り捨てるか (津村)
6-1 単位と濃度とトレーサビリティ (堀野)
6-2 質量と体積をはかる (津村)
6-3 「正しい分析値」って? (津村)
6-4 サンプリングの話 (津村)
<コラム> pH計いまむかし (立木)
7-1 不可能な分離を可能にする「クロマトグラフィー」 (立木)
7-2 分析界のMS「質量分析」 (立木)
7-3 吸光光度法 (堀野)
7-4 X線分析のちょっとした話 (高山)
<コラム> 分析部門の分社化 (高山)
8-1 輸入食品はどうやって検査されている? (津村)
8-2 貴金属の分析 (高山)
8-3 目で判定!? 鋼の火花試験 (高山)
8-4 分析屋雑感 (津村)
管理者:津村ゆかり