第２回　「途中経過」


レポーター（以下Ｒ）「黒田の凱旋登板で盛り上がったオールスターが終わりました。
　　恒例の夏対談なのですが、ゲストに予定していたＧｏｈさんが春に引き続き欠席。
　　代役として、この方がかけつけてくれました」
ゆうすずみ（以下ゆ）「あっすみません、フルーツサンデーをください」
「にゃ〜」
ゆ「キナコ餅も」
Ｒ「え〜・・・・・本日のゲスト、ゆうすずみさんとネコ銀さんです」
ゆ「Trick or Treat！ごきげんよう、ゆうすずみです」
Ｒ「おお、野球対談でその挨拶は珍しい。てっきり、こちらではデザートを注文するのが
　　お約束な流れかと思ってました」
ゆ「それはＧｏｈさんが対談を編集する時にするキャラ付けですね。私は特に意識して
　　ませんでした」
Ｒ「なるほど。そのＧｏｈさんですが、腰痛から回復したと思ったら、慢性蕁麻疹が悪化
　　したとか」
ゆ「昨年のように生死の問題には発展していない物の、昼の外出が困難なレベルで
　　は大変みたいですね。あと今は耳が聞こえないそうです」
Ｒ「え？それは大変なんじゃ・・・」
ゆ「とりあえず片耳は聞こえるから何かあったら電話でと、携帯を持たされました」
Ｒ「それＧｏｈさん本人の携帯ですよね？」
ゆ「そうですね。だからこちらから電話すると、これにかかります」
Ｒ「・・・昔ありましたね、このシチュエーション。ええ憶えてますとも！
　　覚悟が決まったところで、各項目を見て行きましょう」

Ｒ「では順位予想ですが・・・（トゥルルルル）・・・ええ、解ってました。Ｇｏｈさんの
　　電話が鳴ってますが、やはり出た方が良いんですよね？」
ゆ「そうですね。では・・・、はい、もしもし」
「明訓高校はどうして国体に出ていない…（ガチャ）」
ゆ「切れてしまいました。今の声は、銀のご主人さまですね」
Ｒ「・・・・・セリーグは、７月に入ったにもかかわらず、全球団が借金生活で、首位
　　から５位までが０．５差という稀にみる大混戦です」
「にゃ〜」
ゆ「阪神がチーム成績の全項目がリーグ最下位で首位という状況もあったらしい
　　ですね」
Ｒ「最下位の中日も差がありませんし、全てのチームに優勝から最下位まで可能
　　性があります。パリーグですが、ソフトバンクが一歩抜け出して、ＡクラスとＢク
　　ラスに分かれた感じがあります」
ゆ「山Ｑさんとモコさんが、上手くすれば全正解の可能性があるという事ですね」
Ｒ「戦前は優勝候補の呼び声が高かったオリックスですが、開幕出遅れから監督
　　の休養、かなりＡクラスは苦しくなったと言わざるをえません」
「にゃ〜」
ゆ「同じポジションで１年間働けない怪我した選手ばかりの大量補強。どこかの
　　金満球団を見てるようにゃと」
Ｒ「あなたがにゃ言わんでください。１年間は投手力を基準に考えられるんで、
　　あの中継ぎ陣を見れば、エースが怪我しただけでここまで崩れるとは想像し
　　づらかったかもしれません」

Ｒ「続いて、セリーグの個人部門です。投手部門は常連組の活躍が、打撃部門では、
　　ヤクルト、横浜勢の活躍が目立ちます」
「にゃ〜」
ゆ「パリーグでは、ダルビッシュをはじめとした各チームのエースが切磋琢磨した事
　　で、他のレベルが一気に上がった事があるそうです。今のセリーグは、各チーム
　　に若いエースが出てきたので、これから数年かけて相乗効果が期待出来るので
　　はと言っています」
Ｒ「なるほど。確かに前田健を代表格として、菅野、藤浪、大野、小川と、複数年活躍
　　して実績をつみましたから面白いですね。当然、相手が絶対的エースならば、対戦
　　する相手投手、また相手打者も気持ちが違いますか」
「にゃ〜」
ゆ「その野手ですが、山田選手というのは、史上初の本塁打王、盗塁王の同時タイ
　　トルがかかっているのですね」
Ｒ「はい。盗塁も１個差の２位ですから、充分に可能性があると思われます。それに
　　筒香の三冠王だって可能性があります。（トゥルルルル）・・・鳴ってますね」
ゆ「また非通知ですね。もしもし」
「プロ野球スタ〜シリ〜ズ ついに定職へ！声優界の三冠王を目指す！落合福嗣！！！」
ゆ「落ちろ（ガチャ）」
Ｒ「せめて野球選手にしてください！」
ゆ「ところで三冠王って何ですか？トッキュウマンモスと関係ありますか？」
Ｒ「は？何ですかそれ？」
ゆ「いえ、解らなければ放置で構いません」
「にゃ〜」
ゆ「なるほど、落合博満の三冠王に合わせてのキャラだから、あながち間違いでは
　　ないと」
Ｒ「申し訳ありませんが元ネタがさっぱり解らないので、次に行かせていただきます」

Ｒ「パリーグの個人部門です。今年は開幕から出場しているおかわり君が順調に
　　２冠。ただし、秋山、柳田が非常に高いレベルで首位打者を争っている為、
　　こちらの三冠王は厳しい状況です」
「にゃ〜」
ゆ「秋山選手は、惜しくも連続試合安打の日本記録を逃しましたが、年間２００安
　　打の期待もかかるし、何より守備が良いから足を引っ張られる心配が無いのが
　　大きいと」
Ｒ「なるほど。確かに守備面で調子を落とすのは良くある話ですね」
ゆ「そうなんですか？」
Ｒ「やはり攻撃と守備というのは別物のようで連動してまして、不思議と攻守が出た
　　後の打席は安打が出たり、逆に失策が続くと、打撃も不振になったりします」
ゆ「打つだけの選手は一杯いそうですけどね」
Ｒ「それは確かにいます。特に守備が悪い外国人選手に多いですが、自分は打つ
　　だけと気持ちを切り替えられる選手は安定して成績を残しています。ベテランに
　　なればなるほど、その辺の切り替えは上手いですね」
「にゃ〜」
ゆ「捕手が打撃成績を残せないというのは、守備に頭を使う事が多いからと」
Ｒ「今の現代野球では、守備だけで打てない選手は使いづらい傾向がありますが、
　　捕手と同様に、セカンド、ショートは、守備面でのサインプレーが多く、全ての
　　打球方向に関係した動きがあるので、若干守備重視ではあります。打撃を活
　　かす為に、守備の負担が少ないポジションにコンバートされるのは良くある話
　　です」
ゆ「なるほど」
Ｒ「投手部門ですが、大谷の覚醒より、オリックスの投手崩壊に触れなければな
　　りません。先程も話題に出ましたが、エース金子が怪我で出遅れ。それでも、
　　他の投手陣を考えたら磐石と思われていたのですが、やはり絶対的エースが
　　いない事で微妙なしわ寄せが各方面にあり、中継ぎまで崩壊してしまいました」
「にゃ〜」
ゆ「無条件で中継ぎを休ませられる日が無い、精神的主柱と２つの意味で痛かっ
　　たと言っています」
Ｒ「こういう時にベテランが一人いると違うんですが。（トゥルルルル）・・・鳴ってます」
ゆ「もしもし？」
「井川選手に質問です。どうすれば自活した生活を送れるようになりますか？」
Ｒ「超マイペースな井川では精神的主柱は難しそうですが・・・」
ゆ「きっと、寮で生活して、好きなアニメの放映日、もしくはゲームの発売日なら、
　　早く帰るために完璧な投球をしますよ」
Ｒ「なんでそんな事を知ってるんですか！」
ゆ「Ｇｏｈさんから、多村と言われたら段差、マックと言われたらメキシコと併せて
　　教えられましたから」
Ｒ「そんなネタ憶えるぐらいなら、大谷とか選手を憶えて下さい！」

Ｒ「残念ながら今年もオールスターの的中はありませんでした」
ゆ「未だに過去一度も的中していないんでしたっけ？」
Ｒ「はい。多大な運が絡むとはいえ、もっと難しい日本シリーズＭＶＰの的中が２度
　　ある事を考えれば、そろそろ当たってもいいと思うんですけどね。（トゥルルルル）
　　・・・鳴ってます」
ゆ「はい、もしもし」
「前回は１等が出るまで２６７回、今度は１５回！銀を吊るした甲斐があったＺＥ！」
Ｒ「だから台風でフレッシュオールスターが中止になるんですよ！！！」
「にゃ〜」
ゆ「にゅうしタイツが・・・にゅうしタイツが・・・と遠い目をしてます」
Ｒ「え〜・・・交流戦ですが、実は優勝という概念が無くなりまして、最高勝率チーム
　　という事になっているのですが、実質同じ事なので、特に不具合が出るまでは、
　　このままの名称で行くとＧｏｈさんが言ってました。参加者の方はご了承ください」

Ｒ「ファン球団クイズですが、結果が出てるのはまだありませんので年末に。
　　これで全ての項目が終わりました」
ゆ「皆さんの正解数を見ると僅差ですね」
Ｒ「はい。山Ｑさんの８個がトップ、最下位がモコさんの６個ですから大混戦です。
　　全ての可能性があるセリーグの順位が勝敗を鍵を握ると思われます」
ゆ「後は必ず正解者が出るファン問題ですね」
Ｒ「その通りです。では最後に、後半戦の見所などを・・・・・ネコ銀さん、何か
　　ございますか？」
「にゃ〜」
ゆ「ここにきて補強される新外国人、夏場から１軍に合流してくるベテラン、また
　　１年間働いた事が無い選手が調子を落とすのも夏場。選手起用が難しい
　　時期だから、監督の采配に注目だと」
Ｒ「なるほど。選手のプライドに配慮しつつ、厳しい所は出していかないといけな
　　いという事ですね。それでは本日のゲストは、ゆうすずみさん、ネコ銀さんで
　　した。また秋にお会いしましょう、ありがとうございました」
ゆ「どうも、お邪魔しました」
「にゃ〜」
（トゥルルルル）
ゆ「はい、こちら大人電話相談室」
Ｒ「違う！」
「明訓高校はどうして…（ガチャ）」
Ｒ「最後はやっぱりそれかい！」