第2回 「途中経過」


レポーター(以下R)「復興支援も兼ね、初めて福島県でオールスターが開催。小学生
  球児達がたくさん球場につめかける姿が見られたのは喜ばしい限りです。そして、
  オールスターという事は、恒例の中間発表。今回のゲストはこの方」
ゆうすずみ(以下ゆ)「まずはこれを」
R「これを読めばいいんですか?」
「にゃ〜」
R「え〜・・・まず最初に・・・底なしの胃袋 眠れぬ森のネコ・・・ハンバーグ銀!」
ゆ「そして・・・気分は乙女 でも男 きまぐれオレンジ・ロード・・・メルヘンチックすずみ!」
R「いやいや、あなた女性でしょうが!」
Mr.X(ペケ)(以下X)「最後に・・・人間生き恥標本 脳みその逃避行 毎日日曜日男
  ・・・パンパース・ペケ!」

R「お前ら全員帰れ!」
ゆ「せっかく出落ちの挨拶を準備したんですから乗ってくれないと」
R「自分で出落ち言わないで下さい」
ゆ「どうやらお気に召さなかったようですね。ではもう一つの候補を」
R「いや結構です」
X「わたしは通称『まゆなしのペケ』と申します。わたしの性格はつかみどころがなくひとえ
  に申しあげられませんが・・・人はわたしを性格無比 無敵の要注意人物とよびます」

R「黙ってろ要注意人物!」
ゆ「私は野球に詳しくありませんからね。せめてここぐらいは盛り上げようと思っただけです」
R「WBCではGohさんの通訳としてアメリカに行くという話もあったそうですが、相変わらず
  野球は見ないのですか?」
ゆ「はい全く。選手も知らなければルールも解りません。レフトってどこですか?ショートって
  なんですか?ピッチャーってサードですか?」

R「ええ・・・今回は、統一球変更の隠蔽問題とか、いろいろと突っ込んだ話題があるのです
  が・・・」
ゆ「大丈夫ですよ。野球の知識は銀がいますからね。通訳します」
R「(それが一番納得いかない・・・)」

セ・リーグ
  現在
優勝 巨人 巨人 巨人 巨人 巨人
2位 阪神 中日 阪神 阪神 阪神
3位 中日 広島 ヤクルト ヤクルト 中日
4位 横浜 阪神 中日 中日 ヤクルト
5位 広島 横浜 広島 広島 広島
6位 ヤクルト ヤクルト 横浜 横浜 横浜
パ・リーグ
  現在
優勝 楽天 ソフトバンク 西武 日本ハム 西武
2位 ロッテ 西武 ソフトバンク オリックス ソフトバンク
3位 西武 楽天 日本ハム ロッテ ロッテ
4位 日本ハム オリックス ロッテ ソフトバンク 日本ハム
5位 ソフトバンク ロッテ 楽天 西武 楽天
6位 オリックス 日本ハム オリックス 楽天 オリックス


R「今回も項目毎に行きます。まず順位予想ですが、ペケさんが応援している阪神が好調で、
  一時は首位になる頑張りを見せています」
X「(Vサインを出して)『サインは2』!つまり優勝はできなくとも、あわよくば『2番』くらいは
  狙いたいということだ!」

R「それから注目は、横浜が打撃陣の好調で4位。パリーグでは楽天が創設以来、初の首位
  ターンとなりました」
「にゃ〜」
ゆ「パリーグは、ここ数年を象徴する実力拮抗で最後まで順位争いが読めない。セリーグは
  2強4弱の形ですが、3位争いが全チームに可能性がある分、2強にとって確実に白星を
  計算出来る相手チームがいない。意外に2強のどちらかが下に飲み込まれる可能性があ
  るそうですよ」

R「なるほど。統一球の影響を抜きにしてもホームランが良く出る横浜と神宮で、ここをホーム
  にしている両チームとも打線が良いですから、例えば打線が強力な巨人でも、裏ローテを
  ぶつけて打ち勝つという計算が立ち難くなっているのですね」
「にゃ〜」
ゆ「こういう紛れがあるシーズンこそ、先発の読みをずらしたりといった戦略や戦術の部分で
  の面白さがあると良かったのですけどね」

R「確かに、完全予告先発になって、その手の面白さは排除されてしまいました」
X「正攻法には奇襲を!常識には非常識を!まともには変態を!」
R「変態はお前だ!」
X「ああっ今ので約5秒のロスタイムだ!!とっとりもどさねばっ!!」
R「・・・パリーグですが、今年も交流戦でセリーグを圧倒し、勝率5割でもBクラスという接戦。
  首位から最下位まで全く解りません」
「にゃ〜」
ゆ「優勝候補と思われていたソフトバンク、日本ハムがいずれも7月にして最下位を経験。
  特にソフトバンクは怪我人が出ても強いと言われていただけに、やはり投手陣に怪我人
  が出るとなかなか難しい物がありますね」

R「元々ファルケンボーグが1年間働ける選手では無いのですが、やはり怪我で抜けた所に、
  今年は穴を埋める森福が不調で調整の為に先発すらした程。序盤を支えていた千賀、
  岩嵜を配置転換した事によって歯車が狂ってしまいました」
X「我々は世の中の歯車となるよりも、世の中の味付けをする調味料になろうではないか!」
R「今はそんな物よりも、もう一度勝ち試合のパターンを確立したい所ですね」
「にゃ〜」
ゆ「3時間半ルールが無くなって終わりのイニングが見えなくなった分、中継ぎの重要性が
  物凄くあがっています。そこで先発の駒が足りないからと、好投している中継ぎから配置
  転換すると他にしわ寄せが来るんですよ」

R「確かに、上手くいっている部分は動かしちゃいけないというのは鉄則かもしれません」
ゆ「はい。ここからは少し極論になりますが、それならば先発はとりあえず3回、良くて5回
  までで良いと、2軍で好投している選手から補充して、他の形を動かさない方が良いと
  思います」

R「元々先発を目標にしていた中継ぎ投手もいますから、調子が良いのに先発させてくれ
  ないというのがモチベーション低下を招きませんか?」
「にゃ〜」
ゆ「それはあるかもしれませんね。まぁ極論なんで、今年のソフトバンクはこれで失敗したと
  いう分析程度で良いかと」

R「解りました。次は個人部門です」

セ・リーグ
  現在
打率 ルナ(中) ルナ(中) ルナ(中) 西岡(神) ルナ(中)
本塁打 バレンティン
(ヤ)
ブランコ(横) ブランコ(横) ブランコ(横) ブランコ(横)
打点 ブランコ(横) 和田(中) ブランコ(横) 阿部(巨) ブランコ(横)
盗塁 丸(広) 大和(神) 丸(広) 丸(広) 丸(広)
  現在
防御率 スタンリッジ
(神)
前田健(広) 小川(ヤ) ホールトン
(巨)
榎田(神)
勝利 小川(ヤ) カブレラ(中) 菅野(巨) メッセンジャー
(神)
ホールトン
(巨)
セーブ 西村(巨) 岩瀬(中) 西村(巨) 西村(巨) 西村(巨)
中継ぎ 山口(巨) 山口(巨) 山口(巨) 田島(中) 山口(巨)


R「個人部門のセリーグですが、昨年と比較にならないぐらい打撃部門がハイレベルな争い
  です。これは、やはり統一球の問題に触れない訳にはいきません」
「にゃ〜」
ゆ「まずは簡単に流れを説明すればどうかと」
R「そうですね。まずは昨年までの2年間。WBCで露骨となった日本選手のパワー不足を
  解消しようと、メジャーに近いボールにして日本人選手の技術向上を目的に、反発係数
  が低いボールにしました。メーカーは価格の問題などもあって、ミズノ社の独占となり、
  それが統一球で、俗に言う飛ばないボールです」
「にゃ〜」
ゆ「それまではメーカーも4社あり、球場側がどのボールを使うか選択出来たんですね」

R「はい。ともかくこの変更により、皆さんご存知の通り、この2年間、本塁打数は激減。
  投手有利な状況が続いていたんですが、突如、今年は春先から本塁打が量産され、
  誰もが疑問に思った物の、メーカー発表では変更無し。ところがこれはNPB側から
  変更を言うなと指示されていた物で、夏に選手会がNPBに問い詰めた所、実は反発
  係数の微調整を行っていた事が発覚。当初、この変更を指示した事務局長は、コミッ
  ショナーに相談したと言っていた物の、その後、コミッショナーは知らなかったと発言。
  この2重の隠蔽に対して、第3者委員会が設置される流れとなりました」
ゆ「ボール云々の話は良く解りませんが、これは隠さなければいけない事だったんですか?」
R「投打のバランスが悪かったから変更しましたと、最初に発表すればそれで良かったと
  いう気がしますね。まぁ統一球を導入したのが今のコミッショナーですから、たった2年
  で失敗だったとは言えなかったのでしょうが」
ゆ「なるほど。仮にコミッショナーが最初から指示を出していたとしても、隠蔽する理由は
  あると」

R「裏の利権に関しては解りませんが、プライドとかメンツの部分という、子供っぽい理由
  ではある事になりますね。そもそもコミッショナー本人が失敗と思っていればですが。
  ただ、少なくとも周囲から失敗だという声は一杯届いていたでしょう」
「にゃ〜」
ゆ「それに関してですが、この飛ばなかった2年間、選手会側からメジャーより飛ばないん
  じゃないかと苦情があがっていたらしいのですが、実は、それでもメジャーより反発係数
  が高いという検証結果が出てるそうです」

R「そうなんですよ。この検証結果まで嘘の数字だったりするとどうにもなりませんが、
  数字を信じるであれば、日本人の非力さが浮き彫りになった結果ですね」
ゆ「元々日本人とアメリカ人は筋肉や骨格からして違いますから、単純にパワーで比較しよ
  うとするのは無理があるとは思いますが、日本ではウェイトトレーニングの理論や方法な
  どがアメリカに比べて遅れてますからね。その差もあるかもしれません」

R「確かに、日本人がメジャーに行った後、途端にスピードボールを投げるようになのは、
  向こうでのトレーニング方式の違いが大きく、ボールのせいではありませんね」
「にゃ〜」
ゆ「それともう一つ。今年の飛ぶようになったボール。それでも3年前より飛ばないそうです」
R「はい。ですから、今年ここまで本塁打数が伸びてますが、それで新記録が作られるよう
  な事があれば、それはとても価値のある数字になります」
ゆ「それにしても成績を見ると外国人の名前が一杯並んでますね。これは毎年の事なの
  ですか?」

R「そうですね。本塁打、打点に関しては、やはり仕方が無いと言わざるをえません。
  一方、投手部門ですが、ライアン小川、菅野、藤浪といったルーキー勢が、凄い成績
  をあげています」
ゆ「ライアン小川というのは日系人ですか?」
「にゃ〜」
ゆ「なるほど、大リーグで同じ投げ方をしていた名前の選手がいるんですね」
R「はい。ちなみに藤浪は日曜日に登板していた事から、昔の村田兆治に肖って、サン
  デー藤浪と呼ばれているそうですよ。後半戦は巨人戦を避けて木曜日のローテにする
  なんて話も出ていますが」
X「『サンデー』の日本語っていうと・・・なんでー?」
R「・・・・・昔は五輪の翌年は新人の当たり年なんていう流れがあったのですが、ここ数年
  に続き、また今年も新人の当たり年という事になりました」
X「期待できそうなのは1年のあなたたちだけね 今年は与作だわ」
R「・・・(怒)・・・つ、次はパリーグの個人部門です!」
ゆ「おお耐えた。成長しましたね」

パ・リーグ
  現在
打率 長谷川(ソ) 長谷川(ソ) 栗山(西) 栗山(西) マギー(楽)
本塁打 中田(日) ラヘア(ソ) アブレイユ
(日)
李(オ) アブレイユ
(日)
打点 浅村(西) 李(オ) アブレイユ
(日)
中田(日) 李(オ)
盗塁 陽(日) 片岡(西) 西川(日) ヘルマン(西) ヘルマン(西)
  現在
防御率 田中(楽) 田中(楽) 成瀬(ロ) 成瀬(ロ) 金子(オ)
勝利 田中(楽) 野上(西) 成瀬(ロ) 摂津(ソ) 十亀(西)
セーブ 益田(ロ) 益田(ロ) ファルケンボーグ
(ソ)
益田(ロ) 大石(西)
中継ぎ 佐藤達(オ) 岩嵜(ソ) 岩嵜(ソ) 佐藤達(オ) 佐藤達(オ)


R「パリーグですが、こちらは一転、日本人選手が頑張っています。特にGohさんが2年
  前に首位打者として指名した浅村が、よもやの打点部門トップです」

ゆ「そのGohさんですが、長谷川の話題を出しておいてくれと頼まれました」
R「あの人、何故かパリーグ首位打者部門の的中率が高いんですよね。しかもリックや
  鉄平といった伏兵で的中しているんです。今年も長谷川は4月の〆切時点で打率が
  2割8分。当然ながら10傑にすら入ってない状態での指名」
ゆ「春先にパンヤでぐにさんが言っていたのですが、今年の長谷川は何かやってくれそ
  うな雰囲気を持っていると」

R「なるほど。確かにぐにさんも日本シリーズMVPで指名していましたね。打撃部門とい
  う訳では無いのですが、ブラゼル、カーター、フェルナンデスといった、統一球になって
  結果を残せず解雇された選手が、ボールの変更に伴いシーズン中の再契約という形
  で戻ってきました」
「にゃ〜」
ゆ「特にブラゼルの加入は、野手の競争レベルが高い割に4番がいないロッテでは大き
  な存在になるかもしれません」

R「投手部門では、楽天のまーくんが前半戦13勝0敗と負けなしで防御率が1.22と首
  位。2位の菊池雄星が1.57で、これも驚異的な数字なんですが、それが霞むぐらい
  凄い成績を出しました」
「にゃ〜」
ゆ「オールスターでも中2日で物凄いボールを投げてましたね」
R「凄かったですね。まさに『黄金の腕からくりだす豪速球』といった感じでした」
X「イヤかれの場合『ゴールデンウィークからくりだすとび石連休』といった感じスね」
R「・・・それにしてもパリーグは各チームのエースが結果を出しています」
「にゃ〜」
ゆ「ダルビッシュ、岩隈といった、今は海を渡っている若いエース達が切磋琢磨した結果
  が、今のパリーグを形作っているかもしれません」

R「そうですね。それがそのまま日程に余裕があって登板が増える交流戦の勝敗差にも
  出てると思います」
「にゃ〜」
ゆ「それと今年のパリーグはやはり大谷でしょう。あの騒がれる新人嫌いなGohさんが、
  大谷を見て凄いスイングしてるなと感心していました」

R「後で触れようかと思ったんですが、せっかく名前が出たので聞いてみましょう。すず
  みさんは・・・いや、ネコ銀さんは2刀流についてどう考えてますか?」
「にゃ〜」
ゆ「長く野球やるならどちらかに専念すべき。学生とプロでは使う体力の質が違うんで、
  投げて打って走ってで体力が持つのは若い内だけ。だそうですよ」

R「なるほど。確かに、ベテランになると1試合の中でも力を抜く場所を作らないと、1年
  間を怪我なく戦うのは無理だと言いますね」
「にゃ〜」
ゆ「特にプロの世界だと怪我をしてない選手はいないぐらいですし、もし大きな怪我をす
  れば働けなくなる訳ですから、それで一生が決まる事までありますしね」

R「手を抜くという言葉は聞こえが悪いですが、手を抜くのと気を抜くのは違う訳で、瞬発
  的な動きで怪我するのは疲労が一番の敵ですから、その確率を少しでも下げるのは
  重要な事かもしれませんね」
X「ほう さすがは『人間ヘルス・センター』!いうことがちがう」
R「だまれっ『人間ゲームセンター』!」
「にゃ〜」
ゆ「それはそれとして、今のままじゃただ2刀流をしたというネタ的な結果だけで終わって
  しまうんで、将来、こういう凄い選手がいたんだよと語り継がれるぐらい、ある程度の
  実績を残すまでは2刀流として頑張って欲しいと」

R「大谷とは状況が違いますが、日本で唯一の延長戦ノーヒットノーランとなった試合。
  江夏が投げてはノーヒットノーラン、打ってはサヨナラHRというのは伝説ですし、そう
  いった記録や記憶に残る選手に成長して貰いたい物です」

  結果
日本シリーズMVP 柳田(ソ) 坂本(巨) 高橋由(巨) 坂本(巨)
オールスターMVP 澤村(巨)
新井貴(神)
内川(ソ)
バレンティン
(ヤ)
ブランコ(横) マートン(神) 村田(巨)
交流戦優勝チーム ソフトバンク 広島 巨人 ロッテ 巨人


R「大谷の話題が続きますが、オールスターでも2刀流を見せ、そしてレフトからノーステ
  ップでの返球は迫力がありました」
X「はっはっ たしかにおれは『鉄砲肩』だがコントロールが悪くてな。ちなみにオヤジは
  『胃酸過多』だった」

R「誰も聞いてません。妙に現実的な予想が並んでいたオールスターMVPは、今年も的
  中者は無し。正解率が高い交流戦優勝も残念ながら今年は正解者が出ませんでした」
「にゃ〜」
ゆ「投手がMVPになる事が珍しく、また近年の調子を見るとオールスターに出る事すら
  予想できなかった新井貴。当たるとすれば内川だけでしたね」


ファン球団クイズ
[R](全体)大谷(日)の出場試合数は? 40 40 55 30
[Goh](中日)井端の三振数は? 65 65 80 30
[K氏](横浜)多村の出場試合数は? 65 85 66 90
[山Q](ロッテ)角中の安打数は? 135 110 111 185
[モコ](オリックス)左投手の勝利数は? 12 18


R「本来なら結果が出ていないのでさっと流す所なんですが・・・井端はWBCで燃え尽
  きましたかね?」
「にゃ〜」
ゆ「あまりにも劇的すぎましたからね。今年の鎌田年度代表選手はもう決まりじゃないか
  っていうぐらいの活躍でしたし、もうそっとしておいてあげていいんじゃないですか?」

R「WBCの為に調整を早めた吉見、浅尾、大島が怪我をして、井端がこの調子だと、
  また中日はWBCに選手を出さないなんて事にならなければいいですね」

R「さて、これで全ての項目を振り返ってまいりましたが、ネコ銀さんはここまで前半戦
  のプロ野球を見てどうでしたか?」
「にゃ〜」
ゆ「最も印象に残っているのが、ロッテの古谷が後一人、後一球でノーヒットノーランを
  逃した事だそうです」

R「ありましたね。その前に、ファームでノーヒットノーランを達成し、昇格した初登板で
  この快挙。惜しかったですね」
「にゃ〜」
ゆ「ロッテは過去に、現阪神の加藤康介が2軍で完全試合をしても昇格出来なかった
  という事があったので、結果を出した選手が上で報われて良かったと思います」

R「そしてその翌日には、6年前の日本シリーズで8回終了時まで完全試合をしながら
  そこで交代をした山井が、ノーヒットノーランを達成。古谷の前には菊池雄星が9回
  1死までという記録を出していて、不思議と続くんですよね」
「にゃ〜」
ゆ「山井は、西武の西口と並んでノーヒッターに最も相応しい選手ですから、今回の
  達成で野球史に名前が残った事は喜ばしいですね」

「にゃ〜」
ゆ「それともう一つ。ヤクルトの阿部健太が2003年以来、3580日ぶりの勝利投手に
  なったそうです」

R「確か近鉄に入団したルーキー時代にあげた完投勝利が最後でしたね。約10年ぶり
  ですか」
「にゃ〜」
ゆ「近鉄球団最後の負け投手として名前が残っていましたが、このブランク記録は、
  大リーグを経由して16年ぶりという大家を除けば、国内のみの選手として最長
  だそうです」

R「トレードや解雇からのトライアウトを経由してる苦労人が報われると嬉しいですね」

R「恒例となりつつある酷いゲストに負けず、何とか最後まで乗り切った夏の対談も、
  やっと終わりを迎えました。途中経過ではモコさんが高い的中率を見せて首位、
  以下は団子状態で接戦の様相を呈しています。これが後半戦でどのような動き
  を見せるのか、次は年末の結果発表でお会いしましょう。本日のゲストは、ゆう
  すずみさん、ネコ銀さん、それにもう来ないで下さい、Mr.X(ペケ)さんでした」
X「そんなコトゆー子はペケちゃんぶつじょ!!
「にゃ〜」
ゆ「解りました、いいですよ」
R「え?銀は何と?」
ゆ「天気もいいし」
R「はい」
ゆ「トイレいかない?だそうです」
R「あなたは天気がいいとトイレにいくのかっ!?」

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