第５回　「途中経過」


レポーター（以下Ｒ）「混戦のパリーグ、ＡクラスＢクラスがはっきりと分かれたセリーグ、早くも予想の
　　明暗が出つつある今年のプロ野球。恒例の中間発表がやってまいりました。本日は皆さんの予想
　　と照らし合わせながら、前半戦を振り返ってみたいと思います。まずはゲストの紹介です」
Ｇｏｈ（以下Ｇ）「いい予想はしてるつもりなんだけど、微妙に勝負に出たのが裏目に出てるＧｏｈです」
Ｒ「いきなりネガティブな発言ですね。そしてもう一方・・・また今年もやってきてしまったこの人」
Ｍｒ．Ｘ（ペケ）（以下Ｘ）「俺はＭｒ．Ｘ（ペケ）、諦めの悪い男」
Ｒ「・・・また元ネタ解らないし」
Ｇ「こっちは解ったけど、一応メジャー作品だから多分途中で知ってるセリフが出てくるよ」
Ｒ「ツッコミはお任せしますよ」
Ｇ「いきなり放棄かい！ほらバナナやるから」
Ｒ「なんでバナナ！？というか、誰ですかこの人ゲストに呼んだの！前回のモコモコさんも悪い影響を
　　受けてセリフネタしかしゃべらなかったし、絶対に何か間違ってますよ！」
Ｘ「終わった時にわかるでしょう　これが正しいか正しくないか　正しくなかったと思い知らせてあげま
　　しょう」
Ｒ「それじゃ駄目じゃないですか！」
Ｘ「さあ、行こーか」
Ｒ「相変わらず人の話きかないし・・・」

Ｒ「巨人の独走に対してヤクルトがどこまで食い下がれるかと思っていたら、いつの間にか中日が迫っ
　　てきているセリーグです」
Ｇ「ファンの僕でも不安要素が一杯なぐらい下馬評が低かった中日だけど、藤井、ブランコの活躍、投
　　手では川井とやっぱり誰か出てくるんだね」
Ｒ「今まで経験をつませて育成をしっかりやってきた証拠ですね」
Ｇ「特に１０勝負け無しの川井は、本名の進から雄大へと改名し大ブレイク。そういえば、改名して話
　　題になったのがいたな。多村仁からスペランカー多村になったんだっけ？」
Ｒ「違います！ちゃんと怪我から復帰して打ちまくってますよ」
Ｘ「安西先生・・・バスケがしたいです」
Ｇ「病院のベッドでいつもそう思ってたろうな。怪我さえしなきゃいい選手なのは間違いないしね」
Ｒ「バスケじゃないですけどね・・・」
Ｇ「あと触れなきゃいけないのが、横浜の大矢監督が休養か」
Ｒ「はい、交流戦から田代監督代行となりました」
Ｘ「田代もここへきて、よーやくカントクらしくなってきたな！」
Ｇ「途中５連勝とか佐伯の本盗なんてのはチーム状態が良く無いと出無いんだけど、やっぱり吉村が
　　１番打たなきゃいけないってのはきついわな」
Ｒ「過去にも長距離が魅力の１番打者というのはいたと思いますが？」
Ｇ「吉村は三振が多すぎる。ブランコについで２位でしょ。長距離が魅力な１番というのは打率はともか
　　く選球眼が良くて四球が選べないといけないんだよ」
Ｒ「なるほど。ではパリーグの方はいかがでしょう？日本ハムが驚異的なチーム打率で首位。投手王
　　国が復活したソフトバンクが、オーティズの加入もあり争っています」
Ｇ「ソフバンは松田、多村と怪我人が戻ってきた上に、長谷川という伏兵の活躍と、問題があるとすれ
　　ば相変わらず固定出来ない捕手ぐらいかね。後は全体的な守備力もか」
Ｘ「ディフィンスに定評のある松田！」
Ｇ「悪い意味でな。まぁ森本とかスペシャリストがいるけどさ」
Ｒ「日本ハムでは春先の不安要素だったセットアップで、建山、菊池と二人にメドがたちました」
Ｇ「それもそうだけど、まさかここまで打つとはなぁ・・・。打率５位までに４人入ってるなんて考えられな
　　いよ」
Ｒ「セリーグでは巨人、パリーグでは日本ハムとここはＧｏｈさんが一人負けの可能性があります」
Ｇ「これセリーグ上位３チームが僕にとってかなり危険なんだよね。巨人−ヤクルト−中日の順番で決ま
　　った瞬間に僕の最下位確定だわ」
Ｒ「単純に確率として６分の１ですか。妙に現実味があって嫌ですね」
Ｘ「はらたいらさんに３０００点・・・！！」
Ｇ「３択じゃねーから！」
Ｒ「パリーグは大混戦ですのでまだ解りませんね」
Ｇ「ロッテが案外だったなぁ・・・」
Ｒ「先日、日本ハムの多田野が９回２死までノーヒットノーラン。他にもダルビッシュが７回終了、楽天の
　　藤原が７回１死までという記録が出てるんですが、全て対戦相手がロッテです」
Ｇ「かと思えば２３点なんて試合もやるし、本気で解らんねこのチームは」

Ｒ「セリーグの個人部門です。Ｇｏｈさんがファンである井端が堂々の首位打者なんですが、予想してい
　　ません」
Ｇ「言うな！」
Ｒ「Ｇｏｈさんは２００３〜２００７年の間、５年連続で首位打者に井端を予想。そして昨年は部門を変え、
　　日本シリーズＭＶＰに。今年はついに井端の名前がありませんでした」
Ｇ「だから言うなって！」
Ｘ「どあほぅ」
Ｇ「うっさい！」
Ｒ「それにしてもブランコが凄いですね」
Ｇ「年棒が２７６０万だよ、中日のスカウトは優秀だなぁ。１年契約だし早くも水面下で来期の争奪戦が加
　　熱してるみたいよ」
Ｒ「史上最高の倍増額は間違いないかもしれませんね」
Ｇ「それにしても中日の選手が多いのに、僕だけ１人も当ててないんだよなぁ・・・」
Ｒ「注目は盗塁部門、そして防御率ですかね」
Ｘ「要チェックや！」
Ｇ「全員に拘ってくるからそうだね」

Ｒ「大人気のローズが骨折で離脱。おかわり君の大爆発で２部門はほぼ決定という中、首位打者が
　　高いレベルで争っています」
Ｇ「さっきも言ったけど、とにかく日ハム勢を何とかしないと」
Ｒ「Ｇｏｈさんの鉄平も春先は良かったんですよね」
Ｘ「まるでこの４ヶ月が夢だったかのように・・・」
Ｇ「終わったかの様に言うな！まだ可能性は充分に残っとるわい！」
Ｒ「一方の投手では、ダルビッシュがこのままいけば、最小失点記録を出すんじゃないかというペース
　　です」
Ｇ「それに引っ張られる様に、涌井も頑張ってるし、高いレベルだわ」
Ｒ「上がそんな状態なのに皆さんの予想に挙がった全員に可能性がまだ残ってるのが凄いですね」
Ｇ「まーくんは勿論、岸だって同リーグでは抜群に強いしね」
Ｘ「涌井がいなけりゃ、どこでもエース張れる男さ」
Ｒ「それにしても、ルーキーの摂津は頑張ってますね。登板数もＮｏ．１です」
Ｇ「勝ちパターンだけじゃなくて負けてる時も投げてるからなぁ」
Ｒ「そしてＧｏｈさんの有銘はビックリ、先発もやりました」
Ｘ「いい仕事したぜ　下手なりに」
Ｇ「何というか・・・もうね、楽天は配置転換が怖くて予想できんわ」

Ｒ「毎年誰かしら当てる交流戦優勝ですが、残念ながら今年は的中が出ませんでした」
Ｇ「でもヤクルトが２位で広島が３位でしょ、パリーグ優勢な中、凄いと思うよ」
Ｒ「残るは当てるのが最も難しい日本シリーズＭＶＰです」
Ｇ「今年は的中率が競ってるし、全員プレイオフ進出が可能性高いチームの選手を書いてるから、ここ
　　の結果が順位に直結なんて事になったら格好いいね」
Ｘ「勝ちたいという思いが強い方が勝つ！！」
Ｇ「勝ちたい気持ちはあるけど、まぁこればっかりは難しいわな」

Ｒ「今年はチーム問題ですので、本来ならこの段階では確定しないのですが・・・」
Ｇ「ロッテが２３得点と。僕とモコが的中になったけど、２３まで行くとは予想出来んわ」
Ｒ「この試合で１イニング１５得点の日本新記録。予想には関係ないですが、その２日後、ヤクルトが１１
　　打数連続安打でこれは世界記録でギネス認定だそうです」
Ｇ「不思議とこういう記録って続くんだよね」
Ｒ「それから他の問題を見ますと、広島の勝利数が１５、横浜の盗塁数が３２」
Ｇ「広島が勝てないな〜。オールスターで稲葉が後逸した様に、外野が見づらいならホームが圧倒的に
　　有利なはずなんだが」
Ｒ「今年はブラウン監督がＡクラスに入らないと契約終了という事で、シーズン中に二人も外国人を補強
　　したり頑張っているのですが、ちょっと苦しんでいる赤ヘル軍団です」
Ｘ「赤は『止まれ』だ」
Ｒ「オリックスの問題では、ここまで合計３６本とやはりローズの離脱が大きいようです」
Ｇ「それがそのまんまチーム状態に出ちゃったし、チームの為には１日も早く復帰してくれないとね」
Ｘ「それが出来れば君が追い上げの切り札になる・・・！！」
Ｇ「そろそろスルーしてないでツッコんでやれよ」
Ｒ「最初にツッコミはお任せしますと言ったじゃないですか。私じゃ手に負えません」
Ｘ「俺を倒すつもりなら…死ぬほど練習してこい」
Ｒ「何の練習ですか！」
Ｇ「何事にも流されない精神力だろ・・・」

Ｒ「これで各部門振り返った事になりますが、暫定の正解数はＧｏｈさんが６個、他は全員７個です」
Ｇ「僕が一番少ない上に潜在的な箇所も少ないんだよな。何とか最下位にはなりたくないものよ・・・」
Ｘ「『負けたことがある』というのが、いつか大きな財産になる」
Ｒ「Ｇｏｈさんは負けすぎです」
Ｇ「うを、こっちにツッコミがきた！まぁ別に勝ちに拘ってない訳じゃないんだけど本命党じゃない悲しさ
　　だな」
Ｒ「勝負勘の悪さではＧｏｈさんの右に出る者はいないぐらいですしね」
Ｇ「せめて夢のあると言ってくれ！それにドリーマー度だったらペケだっけ負けてないぞ」
Ｒ「・・・まぁ確かに。野球の予想には参加してませんけど、普段の競馬を考えるなら、そういう意味じゃ
　　左に出るのはいるかもしれません」
Ｘ「左手は・・・そえるだけ・・・」
Ｒ「ドリーマーじゃなくてただの天然な気もしてきましたが・・・」

Ｒ「では今回はここで失礼したいと思います。次回はシーズン終了での結果発表。後半戦も楽しみに観
　　戦させてもらいます。本日のゲストは、Ｇｏｈさんと」
Ｇ「失礼しました」
Ｒ「今日も自分の世界から戻ってこなかったＭｒ．Ｘ（ペケ）さんでした」
Ｘ「天才ですから」
Ｒ「・・・もうこの人には何を言っても無駄なんですね」
Ｇ「諦めたらここで試合終了だよ」
Ｘ「静かにしろい　この音が…オレを甦らせる　何度でもよ」
Ｒ「戦国時代だったら、てめーなんか叩っ斬ってやるところだ！」