第３回　「予想発表」


レポーター（以下Ｒ）「開幕から１ヶ月が経ち、セパ共になかなかの混戦模様。チーム創設から
　　Ｂクラス続きの楽天が初のＡクラスを狙って躍進中と盛り上がりを見せています。本日は、
　　皆さんが今後の展開をどう予想したか？楽しく見て行きたいと思います。ゲストはこの方、
　　いや、むしろレギュラーのＧｏｈさんです」
Ｇｏｈ（以下Ｇ）「そうなんだよ。楽天優勝って書きたかったんだけど、そこまで思い切る勇気は
　　無く・・・。あっどうも、Ｇｏｈです」
Ｒ「セリーグは大補強した本命巨人が出遅れ。パリーグは逆に本命無き戦いと、見事な大混
　　戦となっておりますが、それだけに皆さん予想が難しくなったのでは無いでしょうか」
Ｇ「パリーグだと、西武・楽天をどう評価するか。セだと巨人の扱いをどうするか。本来なら当て
　　やすい順位予想が難解だったね」
Ｒ「そしてもう一方。久々にまともなゲスト、府中競馬場在住Ｋ氏さんです」
Ｋ氏（以下Ｋ）「どうもご無沙汰してます」
「にゃ〜」
Ｒ「・・・と、ネコ銀さんです。ってなんで喫茶店にネコが！？」
「にゃ〜」
Ｇ「この喫茶店の店員も、平然としてるのが慣れたものというか・・・」

Ｒ「まず、Ｇｏｈさんとモコモコさんの予想が、セパ共に完全にリンクしました」
Ｇ「まぁこればっかりは仕方無いというか、本来ならかぶるのは好きじゃないんだけど、見方が
　　同じだったという事なんだろね」
Ｒ「そして注目の楽天ですが、全員３位予想です」
Ｇ「これを見ると思い切って優勝予想しても良かったかなぁ」
Ｒ「結果的にはという事になるんですが、３人共通の項目が多い中、山Ｑさんが勝負したという
　　形になりました」
Ｇ「特にパリーグだけど、自分のファンチームであるロッテを優勝予想にしてるから、他の人が違
　　うチームで固まった場合は必然的にそうなるよね。でもロッテを２位にしてる人が２人いるし、
　　ぶっちゃけオリックス以外が優勝したならそれがどこでも納得するよ」
「にゃ〜」
Ｇ「ほら、銀もそう言ってるし」
Ｒ「今の頷いたんですか！？さっきメニューで頼んだキナコ餅が届いてそれに反応しただけなん
　　じゃ・・・。それにしても４月を首位だった西武に対する評価が全体的に低いですね」
Ｋ「今年は五輪という事で、西武の一番の危惧は選手層。仮に好調なら選手が持っていかれる。
　　五輪に選手が選ばれないぐらいなら順位が低い。それでちょっと評価し辛かったんですよ」
Ｇ「若いチームだから流れ掴むとどう転ぶか解らないんだけどね。パリーグは全体的に若返ってる
　　から、それに逆行しているオリックス、若手を育てつつも主力はベテランなソフトバンクが苦戦
　　してるのをみると、球界が世代交代の時期に来てるのかもしれないね。それが上手く融合して
　　るチームが選手層厚いという事になるんだろうね」
Ｒ「セリーグもそうなんですが、今年は個人成績を見ても、新顔が物凄い多いんですよね。各チー
　　ムのローテーション投手に必ず去年までいなかった投手が入っています」
Ｇ「今年いきなりタイトル争いがどうかというのはともかく、３年ぐらいすると個人部門が入れ替わ
　　るかもなぁ」
Ｋ「あの巨人でさえ坂本とか出てきたし、もっと使えばいいのにって若手はたくさんいますね」

Ｒ「ではまずセリーグの個人部門です。Ｇｏｈさんがついに首位打者から井端を外しました」
Ｇ「だって２００３年から５年間書き続けてるのに、１回も当たらないんだもん・・・本当は僕だって井
　　端って書きたかったんだよ！」
「にゃ〜」
Ｇ「おおっ、そうだよな銀」
Ｒ「なんでネコと会話が成立するかな！」
「にゃ〜」
Ｇ「おおっ解ってくれるか銀！」
Ｒ「何を解ったのかなこの人は！」
Ｋ「銀が言いたかった事は、井端はチームバッティングでセカンドゴロ打ってＯＫって打撃するから
　　打率が伸びないって事ですね」
Ｒ「いやいやいや、何で解るんですか！？」
Ｋ「これぐらい基本ですよ」
Ｇ「まぁそれはともかくとして、山Ｑさんも２年続いてた二岡の指名を外したね」
Ｒ「怪我で出てないのは仕方ありませんか」
Ｇ「しかしみんな固まったなぁ」
Ｒ「１ヶ月抜けても既定打席に到達出来る打率はいいとして、五輪で抜ける可能性が高い横浜の
　　村田に二人集まりました」
Ｋ「横浜は他に打つ人がいないんです・・・」
「にゃ〜」
Ｋ「解ってくれるか銀・・・」
Ｒ「いや、それはもういいですから！で、一方の投手部門ですが、やはり４月に好調な選手達に票
　　が集まりました」
Ｇ「昨年、４月月間ＭＶＰの高橋尚がそのままタイトル獲ったし、解る気がするね」
Ｒ「その割には、Ｇｏｈさんは吉見に行きませんでしたね」
Ｇ「とても１年間持つとは思えなくてね。僕が驚いてるのはむしろ、何で小笠原に二人も！？」
Ｋ「中日は左の先発で軸がいないんで、小笠原の役割は重要だと思うから、面白いかなと思いま
　　して。まさかかぶるとは思いませんでしたが」
Ｇ「なるほど。確かに今の中日の左投手で１年間働いた実績があるのって小笠原だけだからなぁ」
Ｒ「抑えはいつもの候補二人、そしてホールドが４人揃ったという事で、こちらはよろしいですね」
Ｇ「本当はホールドで押本書きたかったんだけどね。まぁ登板数が違うという事で。さて、パリーグ
　　行きましょう」

Ｒ「パリーグですが、ローズ・ダルビッシュが大人気です」
Ｇ「まぁ今の日本人野手で可能性があるのは山崎武ぐらいだし、どうしても外国人に集まるのは仕
　　方無いよね。その点、首位打者はさっぱり解らないや」
Ｋ「本当は首位打者に多村って書きたかったんですよ。でもね・・・」
「にゃ〜」
Ｇ「うん、その通りだ銀」
Ｒ「今のは私にも解りましたよ。既定打席に達しない可能性が高いと言いたかったんですね」
Ｋ「そうです。あなたも銀の言葉が解るようになりましたか」
Ｒ「いや、解りたくないです・・・」
Ｋ「しかし、Ｇｏｈさんの松田はまた無茶な所に行きましたね」
Ｇ「今まで通算２盗塁の選手で、足の早いイメージが全く無い松田だけど、今期は盗塁２位とあり
　　えない事になってるから思わず書いちゃったよ」
Ｒ「確かに最初見た時は、松田って誰？と思いました」
Ｇ「まぁ遊びの要素も適度に入れたいからね」
Ｒ「そうやってまた最下位をとるんですね・・・」
Ｇ「だってガチガチで固めるの趣味じゃないんだもの。そうならない様に頑張ってもらおう」
Ｒ「そしてダルビッシュはいいとして、他はどこに触れましょうか？」
Ｋ「山Ｑさんが２箇所勝負になった所があるんで、そこでしょうか」
Ｇ「こういう所がどっちに転ぶかで勝負が決まるんだよね」
Ｒ「Ｇｏｈさんの成瀬もですが、皆タイトルの可能性はある選手ですから面白い所ですね」

Ｒ「ここで井端来ましたか」
Ｇ「どっかには入れたかったんだよ」
Ｒ「それは解りますが、面白いのが他の３人がリーグ首位のチームが日本一になる予想の中、
　　Ｋさんだけが多村で２位チームからの日本一なんですよね」
Ｋ「多村をどっかに入れたかったんです」
Ｒ「・・・そうですか」
Ｇ「オールスターＭＶＰは運だからともかく、交流戦優勝チームが全員ばらけたのは面白いね」
Ｒ「あれ？ロッテ・中日と優勝予想の人がいるのに、自分のファンチームと対応してませんね」
Ｇ「僕は自分のファンチームである中日の戦い方的に、交流戦で勝ち越しはともかく優勝までは
　　どうかなと思うし、山Ｑさんもロッテがリーグ優勝にも関わらずここで選んでないから、何か考
　　えた部分があるんでしょう」
Ｒ「山Ｑさんの最初に送られてきた予想だとロッテだったんですよ。で、〆切り前に中日に変更
　　してくれと訂正が来まして」
Ｇ「ああ、そうなんだ。じゃロッテに不安があるというよりは、単純に中日が強いと見たか」
Ｋ「元々情報重視で相手を分析して、それを実践で確実なデータとしてから相手の優位にたって
　　最後に競り勝つという中日だから短期決戦よりは長期戦に強さを発揮するチームだけど、昨
　　年の日本シリーズで、慣れないパリーグや短期決戦に対する苦手意識が無くなった可能性
　　を考えると、今年の交流戦はどういう戦い方をするか注目でしょう」
Ｒ「なるほど。単純に流れを掴んだチームが強いではなくいろいろあるんですね」
Ｇ「勿論、流れってのは重要だけどね。昨年は日ハムがこの貯金分でリーグ優勝した事だし、
　　明暗が出るのかどうか、楽しみだね」

Ｒ「今年から○×の代わりに始まった数字当てクイズです」
Ｇ「これ一番近い人という事だから、仮に久保田が怪我して２０試合ぐらいで終わったりしたら、
　　最低値を予想したＫ氏の勝ちという事になるんだよね？」
Ｒ「そうなりますね」
Ｋ「その代わり、有利な最小・最大の数値を狙うと当てにくくなるという事で諸刃の剣ですね」
Ｇ「他人がどれくらいの予想するかなんて想像もつかないからね。素直にピンポイントで当てに
　　行くのが正解だと思うよ」


Ｒ「さて、ここまでＧｏｈさんとＫ氏さんをお迎えして一通り見てまいりましたが・・・」
「にゃ〜」
Ｒ「・・・お三方を迎えて見てまいりましたが、今年は何と言っても五輪で主力選手が抜けるというのが、
　　一つ大きな要素となります。強いチームからは当然多くの選手が選ばれる事が予想されますが」
Ｋ「選手層が重要な要素になりますね」
Ｇ「逆にいえば、若手がチャンスを活かせるかどうか。そういう意味では物凄い楽しみな１年です」
「にゃ〜」
Ｇ「ああ、そうだね。確かにＷＢＣの時みたく、燃え尽き症候群なんてのもあるかもしれない」
Ｒ「たった一鳴きしただけで絶対そんな長い事言ってませんよ！」
Ｇ「まだまだだな君も。銀の言葉が理解出来るように精進しなさい」
Ｒ「・・・努力します」
Ｇ「じゃ終わろうか」
Ｒ「では、次回はオールスター休みでの中間発表でお会いしたいと思います。本日のゲストは、Ｇｏｈ
　　さん、府中競馬場在住Ｋ氏さん、ネコ銀さんでした。ありがとうございました」
Ｇ「ではまた」
Ｋ「失礼します」
「にゃ〜（次はこだわりのキナコって企画やるにゃ）」
Ｒ「は！？・・・いやいや、きっと幻聴に違いない・・・」