「ヘリに乗ろうゼ!!」に引き続き「Battlefield 2」(以下BF2)版のヘリ乗り講座を書きたいと思います。
基本的な操作方法は、「1942」「BFV」と同じですが、復習を兼ねて再度説明したいと思います。
はじめに
ヘリの操作はキーボードでも可能ですが、個人的にはゲームパッド等がやり易いです。(マウスは力加減や同じ方法に操作し続けるのが辛い^^;)
ただしデメリットとして、ゲームパッドを使用するとラジオチャットでの敵発見の報告(SPOTED)や「Ctrl」キーを使用した視点変更が行えません。

BF2には2人で乗る攻撃ヘリと多人数で乗る輸送ヘリがあります。
また、軍によって性能も異なります。

まず、画面について
攻撃ヘリと輸送ヘリでは画面が多少異なり以下のようになっています。

攻撃ヘリ


輸送ヘリ


画面の文字や配置が国によって若干違いますが表示される情報は同じです。
ヘリに乗った際にはまず視点変更を行います。
なぜなら視点変更した方が視野を広く確保出来るので戦闘や着陸がやりやすくなります。

視点の違い



次に練習するマップと使用するヘリですが、マップはデモでも使用されている「Gulf Of Oman」で、

ヘリはアメリカの攻撃ヘリ「コブラ」を使用したいと思います。

操縦講座
まずヘリの移動方法の特徴ですが、ヘリは機体を傾ける事により移動します。
それにより、横を向きながらの移動等、特殊な移動が可能になってます。

では以下の順番で操縦してみましょう。

上昇・下降
「加速」で上昇、「減速」下降します。
「加速」を放してもスグに落ちる事はありません。




着地する時はユックリ降り、水平計に注意し機体を水平にしましょう。
出ないと着地の衝撃でダメージを喰らったり、ヘリが壊れてしまいます。
もう一つ注意点としては、MAPを見て真下に味方がいないか確認する事ですかね。

また、減速キーでの下降はスピードが遅いので、着地の際は真上から下降するより着地地点へ斜めから侵入した方が早く着地出来ます。
ただ、着地地点が狭い場合や味方がいる場合は下降しての着地を行ったほうが安全です。



豆知識:実際のヘリでは「コレクティブ」という車のサイドブレーキの位置にあるレバーで行うそうです。

移動
「ピッチ(前進)」で機体を前に、「ピッチ(後退)」で後ろに「左ロール」「右ロール」で左右に傾きます。
↑でも説明しましたが、ヘリは機体を傾ける事により移動するので最初は戸惑うと思います。

まずは前に機体を少し傾けてみましょう。少し進んだと思います。
止めるには傾きを元の水平に戻してみましょう。

なお、ヘリのスピードはこの傾け具合と、上昇の力で決まります。
あと傾けた時は上昇キーも押しておきましょう。
なぜなら、機体の上昇の力が前方へ進む力に変わったので、押していないと高度が下がってきます。
押す加減は傾き具合により変わるので、機体の角度により調整しましょう。

前に傾ける、戻すを繰り返し進む感覚を覚えましょう。
なお、左右は前後と原理は同じで、水平方向に進みます。

豆知識:実際のヘリでは「サイクリック」という操縦桿で行うそうです。

旋回
「左に切る」で左に、「右に切る」で右に機体が回転します。
旋回キーを押しすぎるとヘリが回りすぎて制御不能になりやすいので、押しすぎに気を付けましょう。
曲がる際には回転と前進を併用し、行きたい方向に向き進みます。


旋回には上記の回転と前進を併用した方法の他に前進とロールを併用した方法があります。
やり方は左に曲がる場合、「左ロール」を行い次に「ピッチ(後方)」で旋回します。
これは航空機の旋回と同じやり方です。


参考ムービー:wmv形式 1266 KB


次に特定のポイントを支点に周りを旋回する方法ですが、これは斜め前への移動と回転を併用します。
目標を軸に傾け具合と回転のバランスを上手く調整できるよう練習します。


参考ムービー:wmv形式 981 KB

豆知識:回転は実際のヘリでは車のアクセルの位置にあるテイルローター右・左回転用のペダルで行うそうです。

ホバリング
ホバリングは難しいですが、旗取りや補給時など使用頻度は高いので実践前には出来るようにしておきましょう
移動中からのホバリングへの移行は、移動方法と逆の制動をかけます。
力加減が難しいので、何度も練習し加減を覚えましょう。

参考ムービー:wmv形式 678 KB


基本的な操縦方法はこんな感じです。

操縦する際の注意点としては、マップ上にあるオブジェクトに当たらないよう注意しましょう。
低空飛行する際には木や電線に、横への平行移動やバック時には鉄骨が細く見えにくいので注意しましょう。
攻撃講座
攻撃ヘリの武器はパイロットがロケット砲、ガンナーが機銃と画面誘導ミサイルを使用出来ます。
性能は以下のようになっています。

名称 ロケット砲 機銃 画面誘導ミサイル
威力
弾数

輸送ヘリの武器はパイロットは無し、その他の兵士は席により機銃又は手持ちの武器を使用します。

攻撃ヘリの武器の使用方法を以下に記述します。

ロケット砲
ロケット砲は画面上の照準に向かって発射されます。

まずは機体が止まった状態でやってみましょう。
左右交互に照準に向かって発射されると思います。(精密な射撃を行う場合はこれも考慮しましょう)

次に移動しながらやってみましょう。
移動しながらの場合、標準を目標に合わせると着弾がずれてしまいます。
当てるには目標の少し手前に合わせ発射します。

その際の目標と標準の感覚は、目標と機体の距離及び機体の移動スピードによって変わるので、
まずは拠点に置いてあるAPCなどを動かない目標を対象にしましょう。

慣れてきたらシングルプレイでCPU相手に練習してみましょう。

機銃
機銃はヘリによって威力が異なります。
中東のヘリ(ハボック)の機銃はアメリカのヘリ(コブラ)とは異なり爆風が出る為アバウトに狙ってもダメージを与えられます。

パイロットはガンナーが何処を見ているか画面上の長方形の中の四角で確認出来るので、
見ている方向を考慮しパイロットは機体を制御しましょう。

画面誘導ミサイル
画面誘導ミサイルは発射後、着弾まで軌道をマウスクリックで制御できます。
威力も高く戦車も一撃で破壊出来ます。

武器を画面誘導ミサイルに切り替えると、ミサイルのカメラに切り替わります。

目標を決めたら発射し、発射後は画面下にあるメータが無くなるまで制御できます。



ただし、ヘリによって制御に違いが有ります。
アメリカのヘリ(コブラ)は画面上どこをクリックしても、クリックした箇所に軌道修正しますが、
アメリカ以外のヘリは地上部分をクリックしないと軌道修正しません(最初の発射時を除く)

この画面はヘリ正面しか向いていないので、目標に当てるにはパイロットとガンナーの協力プレーが必要です。

パイロットは目標を、画面誘導ミサイルの画面に収まるように機体を制御しなければならないのですが、
パイロットの視点とガンナーの視点はずれているので、ずれを修正する必要があります。

ガンナーの視点はパイロットの画面中央の標準とガンナー視点の間ぐらいの位置になっています。
戦車等を発見した場合は、目標がその位置になるように機体を制御します。



ガンナーは目標が画面内に収まったら直ちに発射しましょう。
移動しながら目標を画面内に収めていれば良いのですが、ホバリング状態で収めている状態ならば敵からの標的になりやすいからです。

画面誘導ミサイルは攻撃力が高いので外しても良いので積極的に撃つようにしましょう。
機銃で兵士を倒すよりは、APC・戦車を破壊する方がチーム的にプラスになると思います。
運用編
ここでは実戦でヘリを使用する際の運用方法を書きたいと思います。
運用方法は色々あると思うのですが、私がマルチで対戦した際に有効だと思った方法を書きたいと思います。

戦闘ヘリの運用
戦闘ヘリの役割としては、地上の兵士のサポートとして対戦車・対装甲車にあると思います。
そのため、味方からの戦車・装甲車発見の報告が出た場合は、急行し撃破する事で味方の損害を抑えられると思います。

また、戦闘ヘリは単独で敵陣地へ行かず地上の進軍に合わせ、敵陣地へ向かった方が良いと思います。
なぜなら、空と地上両方から進軍する事で敵の目を分散させられ、地上の味方兵士を狙っている敵はヘリが、
空のヘリを狙っている敵は地上の味方が倒す事で、双方の損害が減り敵陣地を攻略する事が容易になると思うからです。

ガンナーとパイロットはボイスチャットで報告しあうのが良いと思います。
なぜなら、弾が無いもしくはチャージ中で発射出来ない場合や、敵発見の報告、攻撃目標の設定などラジオチャットや文字でのチャットでは報告が難しい事柄も報告し合えるからです。

輸送ヘリの運用
輸送ヘリは最大6名も搭乗出来る為、輸送より敵陣地の旗取りに効果を発揮します。
ヘリに隊長を乗せる事で味方はヘリから復活出来ますし、
また、工兵の乗せる事でダメージを負ったヘリを、ヘリポートへ戻らなくても空中で修理する事が可能です。

特にアメリカ軍のブラックホークの装備しているミニガンは強力で、
これに隊長・工兵を乗せたブラックホークは最強の旗取り部隊になります。

ただ、気を付ける事は旗取り時のホバリングです。
ホバリング中は攻撃を受けやすく、また地上のオブジェクトにぶつかりやすいからです。

対ヘリ
敵の戦闘ヘリと戦う場合は、上を取った方が有利です。
なぜなら、ガンナーの機銃は上方向には向けませんし、コブラ以外の攻撃ヘリの画面誘導ミサイルは空中で制御出来ないからです。

同高度での戦闘の場合は、一方向ばかりに進まないようにしましょう。
一方向ばかりに進むと画面誘導ミサイルと、ロケット砲を当てるポイントを調整がし易いからです。

対戦闘機
戦闘機相手ではまず勝つのは難しいので回避を優先します。

まず、戦闘機は速度が速く一箇所に留まる事が出来ません。
そこで戦闘機の方向へ向かったり、建物など壁になるオブジェクトに隠れる事により戦闘機をやり過ごします。
やり過ごした後は戦闘機が旋回し戻ってくる前に移動します。

一応戦闘機に攻撃する方法も説明したいと思います。 戦闘機に対し攻撃を当てれるチャンスは恐らくこちらに向かってくる時しか無いと思います。
やり方として、まず向かってくる戦闘機の方向を向き、
相手が対空ミサイルを撃ってきたらチャフを撒き、機銃で攻撃するようにします。
機銃の照準を出来るだけずらし着弾を減らす為、ナナメ前に移動しながらロケット砲を発射します。

敵戦闘機のと距離が短いだけこちらのロケット砲の当たる確立が上がりますが、
敵の攻撃もそれだけ当たるので勝つ確立は低いです。

簡単ですが個人的なヘリの運用方法を書きました。
攻撃・輸送ヘリ双方に言える事なのですが、 パイロットとして操縦している際にガンナーまたは搭乗員の敵発見の報告は凄く大事だと思いました。
地上・空中の敵が何処にいるかで機首を向き、移動する方向が変わるからです。
もちろん、地上にいる味方からの報告も凄く大事です。

ヘリに乗っている乗っていないに関わらず敵発見の報告はドンドン行いましょう。

後はMAPの固定対空ミサイルの位置・死角、補給地点、対空車両の出現位置等、これらは敵に倒されないようにする為に大体の位置は覚えておきましょう。

対ヘリ編
ここでは上記とは逆にヘリに対抗する方法を書きたいと思います。

ヘリに一番有効なのは戦闘機なのですが戦闘機が出現しないMAPもあるので、ここで地上にいる際の対抗策でいきます。

対空ミサイル
対空ミサイルは陣地に設置している据え置きのものや、ブラッドレーやツングースカ等の対空戦車が装備しているものがあります。
対空ミサイルは2発、対空戦車は4発一度に撃てます。

撃つ際には一度に全部撃たず一発撃ちチャフをわざと撃たせ、チャージ前に撃つ方法が考えられます。
慣れていないパイロットはロックオンしただけで、チャフを事もあるので一呼吸様子を見るのも良いかも知れません。

再度撃つ際には画面上にまだチャフが残っているのでロックオンが難しいのです。
再度ロックオンする際にはチャフが標準内に入らないようヘリを狙います。

機銃
ハンビーなどの車両に付いている機銃がヘリに対して結構なダメージを与えられます。
自身の近くに対空戦車や対空ミサイルが無い場合、ハンビーなどの車両はほとんどの陣地に置いてあるので有効に活用しましょう。
打つ際はオーバーヒートを気にせずに撃ちまくりましょう。
なぜなら、この手の車両は耐久力が少なく、ヘリに狙われたら終わりなのでヘリへのダメージを優先させた方が良いからです。

携帯武器
対戦車兵の対戦車ロケット、アサルト兵のグレネードランチャー、援護兵のライトマシンガン、スナイパーのアンロック武器のM95は ヘリに対しても有効な攻撃が出来ます。

対戦車ロケット・グレネードランチャーは当てるだけで結構なダメージを与えられますが、輸送ヘリの内部に当てる事が出きれば中の兵士を倒す事も出来ます。

ライトマシンガンはダメージ量は少ないですが、ヘリに対して連続してダメージを与えられるので結構なプレッシャーを与える事が出来ます。
ホバリングして旗取りをしているヘリに対して攻撃すれば、気になって移動するプレイヤーもいます。

アンロック武器のM95はヘリのパイロットを狙って撃つとパイロットを倒す事が出来ます。
狙いやすいのはやはり旗取りの為ホバリングしている輸送ヘリでしょう。
ヘリに乗っている際はパイロットが倒されたかどうか分かり難いので、そのまま墜落させる事が出来ます。

陣地確保
ヘリの出現する陣地は決まっています。
そこでその陣地を占領し敵がヘリに乗れせない事で敵の空からの攻撃を行えなくします。

敵に輸送ヘリ専門に扱う部隊などがいるとその陣地を積極的に攻めて来るので、 その場合は占領した陣地を最後まで守りきる必要が出てきます。

神風アタック
余りお勧めしない手段では有りますが、ヘリ・戦闘機による体当たり攻撃も有効です。
使う機会があるとしたら対ブラックホークだと思います。
上記にも記述しましたが対空兵器が少ないMAPでの、ブラックホークは手強くなかなか倒せません。
そこでもし使用されていない味方の輸送ヘリがあった場合は、これを利用し敵ヘリに体当たりを実行します。
特殊兵のC4をつけれたら確実と思いますが、付けなくても体当たりにより倒す事は可能です。

兵器を一機破壊してしまうので個人的にこれを使用する場合は、 敵のブラックホークが手がつけられなく味方の輸送ヘリが余っている場合に行っています。

以上、対ヘリに関する対抗策を書きましたが、 逆を言えばヘリに乗っている際にはこれらの事に気を付けましょうという事です。

おまけ

低空飛行ムービー:wmv形式 1055 KB

ダムマップ トンネルくぐりムービー:wmv形式 1007 KB



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