富士〜富士宮〜白糸の滝


2004年7月10日(土)

輪行4人組でヘビーポタリング

2003年11月3日(月)。 この日はなかなかに思い出深い。
清水まで相棒担いで行ったものの、雨に降られてサイクリングは中止。 
富士宮まで車で名物のやきそば食べに行ったっけ。

今日は、そのリターンマッチなのだ。

集合場所の富士駅へ向かう途中、根府川駅から見る空は青い。 
だが天気予報では、日中の降水確率が高い。
丹那トンネルを抜ければ空模様も変わるだろう。

 根府川駅

今日のメンバーは、初顔合わせのTさん、前回一緒に走ったDさん、清水のSKさん、そして私。
SKさんと私が、自転車を組み始めた頃、Dさんが新富士(新幹線輪行)から自走で到着。
間もなくTさんも合流し、時間どおりに全員集合となる。

 富士駅にて

Tさんの相棒は、私のと同じALPSなのだが、分解はフォークを抜かない派のよう。
輪行スタイルも様々である。

それぞれに準備をしている間に、雨が音を立てて降り始めた。
走り出しから雨模様になりそうだ。

10時走行開始。 さっきの雨は上がったが、雲は低い。
走り始めてすぐに落し物2連発。 SKさんのバーエンドキャップにDさんの財布。
東海道線の高架下を抜ける、ほんの十数メートルの間の出来事だった。
すぐに気がついたので実害はゼロ。
まあこれで、今日のトラブルは打ち止めでしょう。

富士駅から西へ向かい、富士川橋を見てから雁堤(かりがねづつみ)に出る。

 富士川河畔 雁(かりがね)堤

日蓮上人ゆかりの名刹、実相寺を門前から拝観。
ここから富士宮までは登り基調のコース。
潤井川は富士山の豊かな湧水を集めているためか、流れは豊かで、しかもきれいだ。

 潤井川沿いの自転車道

大中里付近で近くの湧水池に寄り道。

 大中里付近の湧水池

地元の子供達が、駆けてきた。
やにわに池に飛び込んで水遊びを始める。
こんな光景がそこここで見られる、湧水の町なのだった。

 気持ちよさそう

さて、昼も近づき、いよいよやきそばの時間。
前回、月曜定休日で入れなかった店に入る。

 やきそば屋さんの前にて

この店は小卓の鉄板で自分で焼くのではなく、大鉄板で店の人が焼いてくれる。
つまりはプロの味が楽しめるのだ。  4人全員がSKさんお奨めの大盛をたのんだ。

見ていると、麺2玉分はある。 真正の大盛りのようだ。
富士宮のやきそばは、麺1に対して野菜などの具も1の割合。
大きな鉄板の上で、8玉分が豪快に焼き上がっていく。
そんなやきそばをしっかり平らげたので、この先必要なエネルギー補給は充分である。

 ふじのみややきそば(大盛)

やきそばのあとは、食後の休憩も兼ねて浅間神社にお参り。
湧玉池は富士山の雪解け水を集めてできた池で、国指定の特別天然記念物でもある。

浅間神社湧玉池

厄年表によると、数え四十一の私め、今年は前厄なのだ。
よろずの無事を願って祈る。

 今年は前厄だ(浅間神社にて)

ここからは芝川に沿って北上する。
本門寺の山門あたりから雨が降り出した。
本堂の軒先を借りて、しばし雨宿りする。

 本門寺で雨宿り

 本門寺境内の大銀杏

雨は強くなったり弱くなったり。
しかし、止みそうにない雨に、雨具を着込んで出発。
コースガイドにも載っている、大鹿窪発電所や大倉川発電所に立ち寄りながら進む。
いずれも小規模な発電所だが、流れが豊かな場所でなければ見られない。
めずらしい風景だ。

 大倉川発電所

 観音橋

走り進むうちに、雨は小止みになってきた。  狩宿の下馬桜に立ち寄る。
源頼朝が馬を留めたと伝えられる桜である。
説明板には、『あわれその 駒のみならず見る人の 心をつなぐ 山桜かな』
という慶喜の歌が併記されている。

かつては目通り8.5メートル(説明板には書いてありませんが幹周のことでしょう)の
巨木だったそうで、往時の花の季節にはさぞ絢爛だったろうと想像できる。
小さくなったとは言え、ここは桜の名所なのだ。 花の季節にまた来たい。

 狩宿の下馬桜

今日最後の見学地、白糸の滝に寄り、音止めの滝とあわせて2滝を見物する。
白糸の滝より、轟き流れ落ちる音止めの滝のほうが好きだな。
このところの雨のためか、流量は多く、迫力がある。
滝だけ見られれば充分なのだが、さびれた観光地様のみやげ物屋は興ざめだった。

 音止めの滝

 白糸の滝

今日のツーリングの終着点。 5キロほど北にある宿へと向かう。
第2幕は各地から集まったサイクリストのオフ会である。

本日の走行距離:43km
本日の同行:Tさん,Dさん,SKさん

宿に集まった自転車達(名車がズラリ)

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