山域 |
朝日連峰 |
コース |
大鳥〜大朝日岳〜白滝 縦走 |
〜山人復活山行縦走編〜 |
日程 |
平成17年6月4日〜6月7日
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データ |
アプローチ
大宮23:50〜鶴岡駅6:50/7:30(タクシー)−猫渕沢出合8:30
コースタイム
一日目 6月4日(晴れ)
猫渕沢出合9:00〜泡滝ダム10:30/11:00〜七滝沢13:00〜大鳥小屋14:40
2日目 6月5日(小雨又はガス)
大鳥小屋6:30〜オツボ峰9:30〜以東岳10:40〜狐穴小屋13:00(くらいだったと思う)
3日目 6月6日(晴れ)
狐穴小屋5:40〜竜門小屋8:20/9:00〜西朝日岳10:30/11:00〜大朝日小屋12:50/13:50〜小朝日岳15:00〜鳥原山16:30〜鳥原小屋16:50
4日目 6月7日(晴れ)
鳥原小屋5:00〜白滝バス停7:00/8:30(タクシー)〜りんご温泉9:00/10:00(タクシー)〜左沢駅10:15/10:32〜山形駅11:15
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先週Sさんの案内で奥多摩を歩いた。
その後、整形外科へいって診察してもらったところ、「サッカーはいけませんが、15kgくらいの荷物を背負って長時間歩くのは大丈夫ですよ。」とのお墨付きをもらい自信がついてきた。 そこで何度か訪れているが、一度として晴れどころか雨に降られなかったことがない朝日連峰へ行くことにした。朝日連峰は飯豊と並んで最も好きな山域のひとつだ。
天気予報でも傘マークは一つもない。これは期待できそうだ。奥多摩を歩けたので自信がついたこともあって、大鳥から入り大朝日岳を越えて長井葉山までぶっちぎって行こうと贅沢なプランを立てた。
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一日目 6月4日
コースタイム;猫渕沢出合9:00〜泡滝ダム10:30/11:00〜七滝沢13:00〜大鳥小屋14:40
鶴岡までは例によって夜行バスでの移動。
今回は大宮から乗車できるので混んだ池袋まで行って乗るよりも楽である。
バスは2号車まででていて両車両ともほぼ満席であるが3列の独立したシートであるので乗り心地が良い。
ちなみにこのバスは大宮を出た後、東北道に岩槻I.C.からのってなんと一気に山形道の月山I.C.まですべて高速道路で移動するなんとも贅沢なルートで鶴岡へ向かう。
鶴岡第一ホテルに予定通り到着。
駅までのわずかな距離を歩いてトイレを済ませたり駅のコンビニで買い物を済ませていると7:00になり蕎麦屋が開店したので、朝ごはんとする。
こんな風にのんびりしていたらあっという間に7:30になってしまう。しかしムーンライトで来るよりも乗り換えなしで早くに出発できる。
タクシーに乗り込み大鳥に向かってもらう。
行き先はいけるところまで。というのも朝日村役場へ問い合わせしたところ除雪がまだ終わっていなく泡滝ダムまで車で入れるようになるのは6月下旬頃になる予定だとのことで、実際どこまで入れるかがわからないのだ。
タクシーの運転手さんも我々がシーズン初の登山客で会社から
「そろそろ泡滝ダムまでの道を憶えておくように」との指令が出たばかりなのだとか。
なかなか話が楽しい運転手さんであっというまに荒沢ダムに到着。ダム湖の周りを走り始めてすぐに
「あんれ〜」となにかを思い出している。 それは、泡滝ダム方面へいくときに届けを出さないといけないということだった。近くの民宿で確認したところ運転手さんの記憶は確かで、
朝日屋さんで林道奥へいくには届け出るようになっているらしい。ここで登山届を出す。
受け取ってくれたのは若旦那で、除雪が終わってないので車で入れるのは途中まで、つり橋の板はこの間掛けたばっかり、大鳥小屋まで危険な所が2、3箇所ある、水道設備はまだ使えるようになっていないので池か沢の水を使うようになる”と必要かつ十分で適切なアドバイスをくれた。
さらにタクシーは奥へいくと通行止となっているが車一台問題なく通れるようになっている。
「ここでいいです。」といいそうになったが運転手さんの
「どうしようかな、いっちゃう?」というありがたい言葉に
「お願いします。」と即答してしまった。
どんどん進むと道がせまくなって残雪も見かけられるようになる。さすがの運転手さんもなんだか怖くなってきたようなので
「このあたりでいいです。」といって降りたところは猫渕沢出合だった。 泡滝ダムまではまだ遠いが、ここまで歩いてくるだけでも大変で結構な時間の短縮になった。
ここで日焼止を塗ったり、モコモコさんの音頭で体操したりして歩き始める。歩き始めると林道脇はまだ雪が解けたばかりの様子で、沢や日陰の斜面にはまだまだ残雪がある。途中カタクリのかわいい花があちらこちらに咲いている。
30分ほど歩いて左京渕ダムにつくと本当の通行止となっていて4〜5台駐車されている。さらに歩いていくと、落石が目立つようになる。途中車に戻る人たちに会う。山菜採りのようだ。さらにまた山菜採りの人に会う。たくさんの収穫があったようだ。 泡滝ダムへ近づくと除雪作業をしているのが見えるようになる。さらに山菜採り帰りの人に会うとその人から
「アイゼン持ってるか?このこの先あぶねーぞ」といわれる。
「はい、持ってます。」というと
「そうか、気をつけてな。」との言葉をもらう。
除雪作業のところにいくと、ブルドーザーでまず切り開いて作業道をつくり、その後をシャベルカーで道を掘り出している。現場監督さんらしき人にこの上を通っていくようにいわれる。この上?といって残雪を見ると、雪の壁のようになっているところをトラバースするようにということらしい。登山道に入る前に第一の核心部を迎えてしまったようだ。
核心部を越えると、引き返してきたという釣り人に会う。なんでも登山道がダムからすぐに残雪に覆われていて断念したのだそうだ。 結構大変そうだぞ。泡滝ダムで腹ごしらえをしてからスパッツをつけてピッケルを取り出した。
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猫渕沢周辺の残雪 |
第1の核心部を越えて ブルドーザーの上(泥がついているところをトラバースしてきました) |
歩き始めてすぐに登山道が残雪に覆われる。大鳥川へ続く恐怖の雪渓滑り台が何箇所も出てくる。トラバースに失敗すれば大鳥川へダイブかゴロゴロしている石に激突する可能性がある。キックステップにも力が入る。雪渓の距離はそう長くはないがここ一番の集中力が必要になった。
途中、後から追いついてきた単独の方(新潟のYさん)と前後するようになると雪渓に乗り上げるところがかぶっている。先行者がいるらしくステップがきってあるが、あと一歩がでない。そこで空身になってモコモコさんのピッケルをかりてなんとか這い上がる。ザックを2人分荷揚げしていよいよモコモコさんが挑戦する。最初の一歩はなかなか良かったが、やはりあと一歩がでないらしい。山人が手を貸して何とか突破。
単独の方は大丈夫かなあと気になったが、問題なく通過してきた。やはりこの時期に来る人はなかなかの兵であった。単独で来ていた方何人かに後でどうやって登ったかをきくと、アイゼンをつけて登ったのだそうだ。
難所はここでほぼ終了。小ハエのような格好をしていて全身にたかってくる虫(多分ブヨ。きれいな自然水のない山人&モコモコの住処周辺にはいないのです)が周りを飛び始めた。悪いものになると噛み付いてくる。以降、我々はこの虫を
”バカ虫”と呼んだ。朝日縦走中ずーとこの虫に悩まされるとはこのとき知る由もない・・・。
七滝沢のつり橋でカメラ道具を背負い込んだ方(Sさん)に出会う。Sさんは飯豊・朝日を中心に撮影をしているそうだ。先週は石転沢行ったらしいが、林道の除雪が終わっていなくてアプローチが大変だったとのこと。また大鳥池にいくには逆に残雪がたくさんあったほうが楽に登れるとのことだった。(七ツ滝橋から三角池に伸びる緩やかな尾根)
九十九折の登りに取り付くと折り返し点に残雪が付いていて逆に歩きづらくなる。結局ところどころ残雪をショートカットして登ると素敵な残雪のぶな林に出る。
大鳥小屋までぶな林の散策ができる。大鳥池は予想以上に凍っていて、まだ5月の装いのような感じだ。小屋について今晩のアルコール燃料を冷やしてから水汲みに行く。池の水が沢の水を利用するようになるといわれていたが、水門のすぐ下流の沢水なので結局は池の水ということになる。水は澄んでいてとても冷たい。
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水はきれいだけど、落ちたら大変。 |
残雪と素敵なぶな林 |
水汲みを終えて小屋に入る。1階は釣人で埋まっていたので、2階に寝ることにする。最初はがらがらだったが、何人かが到着して最終的に12人ほどになった。
夕食の準備にとりかかり、早速冷やしておいたビールで乾杯をする。新潟のYさんとおしゃべりをしていると釣り人が戻ってきてなにやら撮影をしている。モコモコさんが見に行くと、”わずかに融けたところでなんとか4匹獲得した、岩魚を釣りに来たのにほとんどがヒメマスだった(まあ、ヒメマスはおいしいけどねとの注釈つき)。水温が低いからなかなか釣れないよ”との説明を受けたらしい。
Yさんと明日の予定を話す。Yさんは化穴山に登るのだそうだ。昨年も挑戦したが、残雪の量が少なく断念し今年は再挑戦であるとのこと。話を聞いていると一緒に行きたくなってしまう。色々な山の話をしていると楽しい時間はあっという間に過ぎていく。Yさんからおいしいチャーシューをいただきすっかりご馳走になってしまった。酒が進みすぎて、500ml持ってきた焼酎が4分の1になってしまった。明日以降が心配になってしまった。
明日に備えて寝ることにする。明日もいい天気になりますように。
2日目 6月5日
コースタイム;大鳥小屋6:30〜オツボ峰9:30〜以東岳10:40〜狐穴小屋13:00(くらいだったと思う)
朝起きると・・・・がーん!!
雨が降っているーーーー。
夜中1時くらいにものすごい降り方をしていたが、朝まで続くとは。やはり山形の山に嫌われているのか?
まあ、今日はあまり行動時間が長くないのでぎりぎりまで小屋で待機することにする。
余談だが、モコモコさんはこの雨に全く気が付かないくらいぐっすり眠っていたらしい。この雨に気が付かなかったのは恐らくモコモコさんくらいしかいないだろう。
朝食を用意しているとだんだんガスがうすくなってきたようだ。Yさんは予定通り化穴山を目指すとのことで出発していった。Yさんからりんごをいただいた。山でりんごとは贅沢だ。あまりにも居心地がいい小屋なのでこのまま停滞もいいなーという思いが一瞬頭をよぎるが、次々と周りが出発していき釣り人も釣りに出かけていったので我々だけが残ってしまったので重い腰をようやく上げて雨具を着て出発する。
なんとか霧雨程度になってくれている。気温は低いが今日は登りが多いのでちょうどいいくらいだ。水門へ行くと都内の釣堀よりも小さい範囲で釣り人が釣りを楽しんでいる。水門を渡ってすぐがオツボ峰コースの取り付きであるが、残雪で覆われているので一瞬通り過ぎてしまう。モコモコさんに注意されて夏道通りに取り付く。登り始めてからもしばらくは残雪上を歩く。先行者がいるようだ。まだ雪もあまり柔らかくなっていないので先に行った人は結構大変だったろう。
尾根の形が顕著になってくると夏道も現れてくる。気温は相変わらず低いままなので思ったより体が楽だ。夏道と残雪上を交互に歩いて標高をどんどん稼ぐとガスが濃くなってくる。三角峰手前の小ピーク付近にわりと広い範囲で残雪があり、行く方向が怪しくなるところもでてくるが、先行者のお陰で比較的スムーズに方向をつかむことができる。こっちかなあといいながら行くと休憩している先行者のOさんに追いついた。
やはり先頭は大変だったみたいで道を探しながらだったのですごく時間がかかったとのことだ。最初は以東岳往復かなと思ったが、荷物の多さをみておそらく縦走だろう。今日はどこまでですか?とたずねると竜門小屋までとのこと。行き先は同じだ。よろしくお願いしますと挨拶を改めてして、今までのお礼をいい、先頭を交代する。
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あーあ、ガスッてしまった |
大鳥池での釣り人。池は今白熊の毛皮状態で見えるはず。見えるかな〜? |
先行してすぐに三角峰を巻いていく道になる。モコモコさんと今日の濃いガスで残雪があったらこわいねと恐れていたところだったが、幸いにして残雪がとけきったばかりのようで夏道が出ていて水場の標識まで問題なく行ける。
ここからオツボ峰までところどころ残雪を踏んでいく。歩くには快適な気温と登山道だが、オツボ峰に向かうにつれてガスが濃くなるだけでなく、だんだん風と雨も強くなってくるようになる。
オツボ峰までの間は花がきれいなところで、ヒメサユリやウスユキソウなど夏の花はまだ芽が出てきたばかりといった感じだが、峰桜がとてもきれに咲いている。景色はまったく見えないがとても慰めになる。
オツボ峰に近づくにつれてますます風が冷たく吹いてきて、さすがのモコモコさんも手袋をする。山人もそれに習い手袋をし、さらにシャツを1枚着込む。ついでにハイ松の陰で風をよけて休憩をしていると先ほどの方(埼玉のOさん)が追いついてくる。お互いに
「いやーとんだ天気になりましたね。」と言葉を交わす。Oさんはそのままオツボ峰へ向かう。
我々もOさんに一足遅れてオツボ峰に到着。天気がよければお互い写真を撮りあうところだが、撮ってもなにも見えないので証拠写真のみの撮影。ここらから再び我々が先行する。以東岳までは主に4つの小ピークを越えていく。
ところどころ以東岳へ向かうときには出谷川(左)側が切れ落ちているのだが、豊富な残雪がへばりついており、ガスが濃いのも手伝ってあまりそんな感じがしない。それよりも残雪の多さと、亀裂の深さに驚いてしまう。
1つ2つと小ピークを越えてだんだん以東岳へ近づくにつれますます天候が悪化してくるので、会話が最初は
「大鳥池がみえないよー。せっかく白熊の毛皮になってるのにー残念!!⇒今日は竜門まで行くの大変だね⇒竜門まで行けなかったら葉山は無理だね⇒狐穴小屋で様子を見て先へ進むか判断しよう」と変わっていく。
歩くのもそれにあわせてペースダウン。とうとう以東岳へ着く頃には
「なんだか狐穴でもよくなってきた。もしOさんが先へ進むなら一緒にいくことにしよう。」となる。
以東岳へ着いて以東小屋で休憩するかモコモコさんにきくと「いかなくていいからどんどん先に進もう」という。何回か聞いても答えは同じなので先に進む。私としては以東小屋のトイレを借りたほうがいいんじゃないかな?と思ってきいていたのだが(この心配は的中し、このあとモコモコさんはむくみに悩まされることになる)。
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三角峰に行く前にすでにこの残雪 |
オツボ峰〜以東岳間にはこのような状態の残雪がたくさんある。亀裂の深さから多雪であったことが伺える。 |
※このあと濃いガス、強風&雨による寒さのため写真撮影せず。よって狐穴までの写真はありません。 |
以東岳からはぐんぐん下る。
くだり始めても全くやまない冷たい風と時折降る雨始終濃いガスのため、モコモコさんも一枚着込む。気温は腕時計でみると腕にしていてもせいぜい8℃。そんなこんなで、とうとう葉山まで行かなくていい、狐穴小屋泊りにしようと決断した。
晴れていればのびやかな稜線も、視界が悪いので残雪で道をはずさないように注意して歩いた。
ときどき雨が止むようになってきたので余裕がでてきたのか、
「今日の夕飯なんだっけ?」
「○△で朝は×□」
「違うよ、●×だよ」
「え〜、○△だったよ」
「だって○じゃ●に合わないでしょ」
「あ、そっか。でも朝は絶対×□だよ」とご飯のことを話し始める。どこへ行ってもどんなときでも食い意地がはっている山人とモコモコであった。
ご飯の話をしているうちに中先峰に着いた。あともう少しで小屋だ。しばらく黙々と歩くと広い雪田が現れ、登山道が稜線から外れるようになると間もなく狐穴である。
狐穴小屋は稜線にできた雪堤状の残雪から降りたところにあって分かりにくいとなにかの情報を見た覚えがあるので、慎重に小屋を探しながら行くと小屋の4〜5m近くまできてやっとガスの中から小屋を見つけた。
狐穴小屋は、雪堤状の残雪のふちのぽっかりと雪がついていないところに建っている。ほんとうに素晴らしい場所を見つけたものだ。
狐穴小屋はすぐ前が水場となるのだが、まだその水がでていない。水場を探して雪渓のふちを歩くとすぐに融雪水が沢状になって流れているところを見つけた。
荷物を小屋において、今夜の人間の為のアルコール燃料を冷やしてから水汲みに行き、早速小屋に上がる支度をする。
モコモコさんが先にあがると
「このバカ虫ー」といってなにやらはき掃除をしている。聞くと床一面バカ虫の死骸が転がっていたんだそうだ。まあ最初に掃き掃除しておけば明日の掃除が楽になる。
そうしているうちにOさんも到着。先に行くのかを聞くとすっかり泊りモードに入っている我々を見たのが原因かは分からないが
「いや、もうやめます。ここに泊ります。」ということで今夜も一緒の泊りになった。
お昼ご飯としてそうめんを食べる。葉山までいくには少なくとも今日中に竜門小屋までいかないとこなせないのだが、竜門までいかなかったので計画を変更しないといけない。最終日(6月7日)は早めに帰らないといけないのでお昼くらいの新幹線に乗りたい。
これを実行できるコースは、竜門山又は大朝日経由で明日中に下りて日暮沢小屋に泊ることかと思案していると、Oさんは翌日鳥原小屋までいくそうだ。下山場所は白滝にするとコースタイムで2時間30分くらいで降りられるらしい。それを聞いて大朝日岳で携帯がつながってタクシーを呼べたら鳥原小屋泊、つながらなかったら日暮沢に降りることにする。
夕飯まで時間があり、少し寒くなってきたのでラジオの天気予報を聞く係りをモコモコさんに任せてシュラフに包まることにした。
いつの間にか寝てしまってモコモコさんに起こされる。夕飯の支度をする。Oさんと今日の無事と天候の回復を祈って乾杯をした。予定ではそうめんを食べた後もう一踏ん張り歩くはずだったのだが、大幅変更で寝てしまったのでお腹の空き方が足りない。
Oさんとひと時のおしゃべりを楽しむ。この方はなかなかの健脚の持ち主で、ムーンライトできて、大鳥まではバス、そこからの林道はひたすら歩いてきたそうだ。
ラジオでニュースと天気予報が始まる。一同耳を傾ける。今日は寒気が入ったため山では天気が悪くなってしまったようだ。下ではいい天気だったが、寒気のため雹が降ったらしく作物にだいぶ被害がでたらしい。そして気になる明日の天気はというと、
「高気圧に覆われて一日良い天気でしょう」とのことだ。一同笑みが浮かぶ。
Oさんも安心してシュラフに包まる。
モコモコさんが外の様子を見に行くと
「外すごいよ」とモコモコさんの勢いのほうがすごいよという感じで戻ってくる。急激に天候が回復してきて雲海が素晴らしく以東岳のガスも晴れてきているらしい。
明日の晴れは間違いなく期待できそうだ。
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雲海がすばらしかった |
以東岳にかかるガスもきれそうだ |
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