渋川マラソン大会

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第40回

4時間掛けて、ようやく会場に到着。ここまで長い時間を掛けてまで走りに行くなんてね。

申込書で見た通り、ローカルな大会な香りが。地元の方ゴメンなさい(>_<)。

時間は掛かったけど、こういう感じが好きで選んだのだ。

周りの雰囲気を確認しながら、少しずつ準備をし始める。
10時、小学生男子の部がスタート。
1人1スポーツを掲げている渋川市だけあって、本格的なランニングウェア来てスゴいなぁ。


それから20分後、小学生女子の部・親子の部
さらにその20分後、中学生男子の部・女子の部がスタート。
見れば見るほど、本格的で本気。ここでも親の方が熱くなっていて、PTAによっては幟まである小学校もあるよ。

そして11時、とうとう、一般の部がスタート。
いつもの如く中央付近だけど人数が少ないので中央も何も無いかな。

グランドを抜けると、すぐにサイクリングロードに入るのだが、道がやや狭く走り辛い。
小気味良いテンポで走っているのに、前の人が真ん中を走っているので、右からも左からも抜けない状態。
仕方が無いので、後を追う様に走りながらタイミングを見計らって抜く。
そんな状態で走りながら約3キロ、ようやくサイクリングロードを抜け伊香保インター付近へ。
やや、くねくねと進むと市民ゴルフ場の脇道。
走りながら周りの様子を伺っているんだけど、給水所の気配が全くない。
ローカルチックな大会だから仕方ないと言えば仕方ない。でも、喉が渇いてきちゃったよ。
適当に誤魔化しながら、とりあえず走る。

ここで少しちょっとした話を。
どの大会でも毎度のことなんだけど、大概、抜きつ抜かれつの攻防戦を繰り広げる人がいる。
そんな中、今回は20m先くらいかな、今時のランニングウェアを着て走っている女性が一人。
今回は、その女性を目標に走ってみた。
でも、走っても走っても、その女性に追い付けない。ずっと同じ距離間。
むしろ折り返し過ぎたら、距離が離れてきた気がする。
そりゃー、あなた。相手の方が早いからでしょ。
えっ?!、まー確かにそうだけどさ、ここで諦めたら男が廃る。男じゃないのに(苦笑)。
とりあえず抜かせなくても、同じ距離間は保ちたい。自分に負けちゃダメなんだよ。
すると、畑だか田圃だかの脇の通り付近で、○○番!頑張れの声援。
ありがたい。心強くなります。ありがとうございます(^-^)。

そんなことを思いながら走ること、残り3キロ手前。ようやく給水所。軽く口に含んで喉を潤す。

給水して間もなくして、目標にしていた女性を確認。うん、まだいる。
しかーし、結局、その女性は更にペースを上げて段々と姿が小さくなってきてしまった。
しょうがない。今回は諦めてあげるよ。
最初から負けてるのに強がってどうする。・・・あっはい、そうでした(苦笑)。

そんなんで、自分が走れるペースで身近な人を目標に走りながら、少しずつ抜かせる人を抜かしていく。
そうこうしている内に残り1キロ。グランドまで、もう少し。
あっ、店長だ。写真撮ってるぞ。格好つける間も何もないよ。視線をカメラに向けつつも、ただひたすらに走る。


すると、駐車場に差し掛かる手前で別の女性を発見。
頑張れば抜かせるかも。最後のあがき。必至に走る。
グランドに入る所で追い付いた。やったね。

すると、その女性も負けじとスピードを上げる。
でも、負けたくない。更にスピードを上げてグランドに入った所で抜かした。
更にラストスパート。そのままゴール。やったね。どうにかゴールできたー。

店長曰く13番目だよ。
そうなんだ。人が少ないと言っても、ごちゃまぜだから順位なんて分からないしね。
とにかくゴールできて良かったよ。
軽いストレッチをして更衣室で着替え。

「一般女子の部の表彰を行います。10位までに入賞した方は名前を呼びますので本部前に集合下さい。」
「○○さん、○○さん、・・・」
自分には関係ないことだな。
そう思って聞いていると、最後の10人目の名前が一緒。
へー、こんな人数が少ない大会で、同じ名前の人がいたんだ。

すると「○○さん、本部前にお越し下さい。」2回ほど呼び出し。
同じ名前の人、何やってるのかね。
えっ?、まさかー、13番目って言ってたし、違うでしょ。そう思いながら店長がいる場所へ。
すると今度は、フルネームで呼び出し。
えっ、私だったの?・・・鈍すぎです(苦笑)。
慌てて本部前へ。

いやー、ビックリです。女性10人が並んで表彰。この中に自分が入ったなんて。
10位だけど、入賞したには変わりないし、やっぱり嬉しいもんだね(^-^)。

表彰状を受け取り握手をしながら会話する。
わざわざ○○からお越し頂きありがとうございます。伊香保も良い所ですから是非。
はい、実は今日一泊するんです。
そうでしたか。それはどうもありがとうございます。是非のんびりして行って下さい。

10人で記念撮影。みんな笑顔でパチリ。新聞にでも載るのかしら。一躍有名か。違うって(苦笑)。

でもさー、あの女性を抜かさなかったら11位だったんだよ。それって後で物凄い悔しくなるね。
逆言ったら、あの女性は物凄く悔しがっているんだろうな。あの時、抜かされなければって。

すったもんだがあった出だしだったけど、その分、ツキを運んでくれたのかも。
これで、旅行のツキ、使い果たしちゃったかな。それはそれでいいや。


今回、出場した大会は、この40回大会を持って一区切りつけるとのこと。
初めて出場した大会が、最後の大会になるなんて思いもしませんでしたね。
こじんまりした大会ではありましたが、アットホームな感じで、
しかも、ここまで続いてきた歴史ある大会だと思うと
なくなってしまうのは、とても残念でなりません。
別の形でいつかまた復活する日を楽しみにしています。
大会運営に携わった方々、今まで永きに渡り、本当にご苦労さまでした。
私にとって、記念すべき日となりました。ありがとうございます(^-^)。



この後、私達は、聖酒造と木曽神社に向かいます。更新は不定で何とも言えませんが、気長にお待ち頂ければ幸いです(^-^)。