いちのみや桃の里マラソン

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第24回

初めて遠出してマラソンに参加した。前回一緒に駅伝に出た友達から誘われたのだ。
同じ職場同士や友達の友達と、色々な繋がりで集った総勢30名近く。年齢層も幅広い。
我が家のギャング達は、あまり物怖じをしない。
だから、初めて会った人達なのに隣りに座って楽しそうに会話をしている。
山梨に着くとバスの中から見える景色は、何処を見ても桃色の絨毯。見事だ。

8時半頃には現地に到着したので余裕でのんびりしていた。
その1時間後、他の種目に出る人を見送ったりトイレに行っていたら、徐々に親子が集っている。
時間を聞いて驚いた。集合時間の5分前、10時15分ではないか。
「えっ、もう、そんな時間!?」
慌てて、だんのゼッケンと自分のゼッケンを付けて着替えて集合場所に行った。
ウォーミングアップを軽くしながら10時25分。
何気なく足元を見て、「あーーーっ、チップ!!!」「チップ付け忘れてるーーーっ!!!」
慌てて荷物の置いてある場所に戻り、チップを付けて、また集合場所に戻った。
このチップが無いと計測が出来ない。
気が付いて良かった〜。しかも荷物の置いてある場所が目と鼻の先で良かった〜。
ははっ、相変わらずドジな奴。

そんなんで、戻ってきたら、ものの数分でスタート地点に歩きながら移動。
スタート地点に着いたと同時に10時30分になり、ピストルの号砲が鳴り響いた。
だんには、やや早いペースと思われたが、だんなら大丈夫、ついてこれる。
そう信じて、ずっと同じペースで走り続けた。
しかし、やはり1.5K位の距離で少しばててきた様だ。

「手をつないで・・・」パワーを分けるつもりで手をぎゅっと握った。
数分後、「もう大丈夫」やるぞって顔をしながら、また走り始めた。
「だん、すごいねー、頑張ってるねー、早いよ、早いよー」1分毎位に、とにかく言葉を掛けた。
「まだぁ・・・?」「疲れた・・・!」「残り、1K、もう少しだから、頑張ろう」また手をつないだ。
「ほら、そこを曲がれば、もうすぐゴールだよ」「最後のふんばり、もう少し早く走ってみようか」

だんは素直に要求に応えてダッシュした。ゴールが見えると更に足は速くなり、手を繋ぎながらゴール。
記録証を見たら24位。しかも1K=4分49秒のペース。これは大人でもそれなりの早さなのだ。
やったぁ〜。それはそれは嬉しそうに記録証を眺めていた。
人間やる気になれば何だって出来るんだって、何となくでも分かってくれれば嬉しいな〜。
だん、よく頑張ったね。最高のゴール目指してこれからも楽しく行こうね(^-^)。


キリ番をゲットした際に、完走記念プレートを一緒に作ってくれました。
単なる1回だけのゴールじゃないんだよ。いつも一緒に何かに向かって進んでね。という意味。
本当にそうだね。ほたるさん、素敵なプレートをどうもありがとうv(^-^)v。