入国・出国
モンゴルへの飛行機便は成田,関空から直行便や,北京経由便(航空運賃はかなり節約できるが北京に一泊しなければならない)あるいは,韓国インチョン経由(関空および福岡空港発)などがある。直行便の所要時間は,成田から約5時間半,関空から約4時間半。 モンゴル入国にはVISAが必要(パスポートの残存期間が6ヶ月以上)。ただし2006年4月1日から2006年12月31日まで短期査証は免除されている。
出国するときには空港使用料1万3,000TG(トゥルグル)が必要。
時差・気候・保健
日本時間より−1時間,ただし夏時間採用期間(3月下旬〜9月下旬頃)は時差無し。旅行に一番適しているのは6〜8月で,平均気温は15℃〜25℃くらいである。ただし日中は30℃を超し40℃近くなることもあり,この時期は異常ともいえる乾燥ともあいまって熱中症・脱水症状・心筋梗塞・腎臓結石等の被害が多発するという。特に事情に疎い外国人は発症しやすいので,こまめに水を飲み,発汗により失われる塩分の補充等で予防に心がけるべきである。
早い年では8月下旬に早くも初雪を観測し,朝晩は息が白くなるという。地方へ出かける際は,朝晩は冷え込むので,旅行適期といえども防寒対策が必要。
9月下旬になるとウランバートルでも最低気温が0℃になる。12〜2月は平均気温が氷点下15〜」20℃以下となる。春は,風が吹き荒れ砂嵐に見舞われることが多く天候が不安定で旅行には不向きである。
治安
現在,外務省から危険情報は出されていない。「外務省海外危険情報モンゴル」
観光中,危険な感じは全くなかった。ただし,ひったくり・スリの危険性はいずこも同じと考えておいた方が良い。空港や,ノミンデパート出入り口付近,ザハ(市場)は要注意場所といわれている。市場経済化による貧富の差拡大・地方からウランバートルに日雇いの仕事を求めて大量に流れ込んで来た人々がうまくいかずホームレスになるなど治安の悪化を招いている。
在モンゴル日本国大使館 領事・警護班発表の「UB CITY 安全情報(6月号)に,以下の注意喚起事項が記載されている。
1.報道によると,ウランバートル市(スフバートル地区を除く9では,昨年と比較し,殺人21.5%/暴行9.3%/とうなん0.3%/交通事故12.3%も増加したとのことです。
2.在留邦人や短期滞在者の方の被害情報です。十分にご注意下さい。
●イベント会場内で,トイレに行ったところ,リュックのファスナーが開いていると言われたので,中を確認したところ,リュックのポケットに入れていた財布が盗まれているのに気付いた。
●ノミンでパートで,買い物中,閉めていたはずのウエストポーチのファスナーが開けられており,パスポートと携帯電話が盗まれていた。
● ノミンデパート前にて、5人組の男性に囲まれ後から体当たりされた。気が付くと,背負っていたリュックの外ポケットのファスナーが開けられ,入れていた財布が盗ま れていた。 |
ウランバートル市内は,自動車が我が物顔で走っている,歩行者が道路を横断していてもスピードを落とすことがないそうだ。信号つきの横断歩道は,めったに見つけられないので,細心の注意を払って道路横断せねばならない。
通貨・両替
モンゴルの通貨単位はトゥグルグ(TG)。モンゴル市内の銀行やホテルで日本円からTGに交換できる。外国人が利用するようなレストラン,デパート,スーパーなどでは原則TGであるが,US$も使える(おつりはドルで返ってくる)。買い物には日本円は全く使えない。
言葉
ホテル,デパート,レストラン,お土産店では英語が通じる。日本人観光客が多いため、わりと日本語が通じます。みやげ物屋ではみな日本語を話します。
水
どこに行っても水道水は飲むべきではない。旅行者はミネラル・ウォーターを飲んだ方がいい,ホテルのミネラル・ウォーターは高い,街中のスーパーで入手すべきである。
食事
モンゴル料理といえども刺激的な辛さなどは無く,全般的に食べやすい味付けである。肉類(とくに羊肉)が少し多いきらいがあるが野菜類も適当な量が盛られており問題なし。お薦めはロシア風のスープ類,これに作りたてのヨーグルトやチーズがあれば美味しいパン食が戴ける。野菜サラダも必ずついている,人参を千切りしたサラダがこんなに美味しいとは知らなかった。今回,わたしはおなかを壊すことは無かったが,胃腸に自信のない方には,生野菜や果物を避けた方がいいかも。
ウランバートル市内には,日本料理店が数店ある。一週間以上滞在すると日本食が食べたくなるので,料金も高くは無く,ありがたい存在である。
持っていくと便利な物
- 即乾下着
- 洗濯して,一晩おけばほとんど乾いてしまうすぐれもの。今回初めて持っていって便利この上なしであった。
- 防虫スプレー,ハエ叩き
- 地方のゲルに泊まると蝿や虫がブンブン飛び回っている。
- 懐中電灯
- 地方のゲルでは夜半から電灯は消える,トイレに行く時の必需品。できればヘッドランプ式が望ましい。
- 粉末スポーツドリンク
- 発汗により失われた水分,電解質をミネラルウォーターよりも効果的に補える。下痢をしたときの脱水症状にも効果的。
- マスク
- モンゴルの道路はほとんど無舗装,並走車や対向車の巻き上げる土煙から喉を護るためにあれば助かる。
傘(女性用)
雨傘・日傘どちらでもよい。草原の中で”花を摘む”時の遮蔽物として使う。
モンゴルのお土産みやげ
ノミン国営デパートでは,特産の革製品,カシミヤがあるが,品数が少なくデザインを今ひとつのよう。
特産の岩塩も,お土産候補の一つである。オブス県の太古の地層から採掘されるミネラル豊富で甘みのある美味しい塩として日本でもおなじみである。
スカイショッピングセンター(韓国系スーパー)では,ヨーグルトチーズ,ロシア製のキャビア・いくら,モンゴル茶が有名。
飛行場の免税店では,ウォッカが安く買える。
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