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アフリカ大陸で大きな地震が発生! 2008.02

  先日,ラジオニュースでアフリカルワンダとコンゴの国境地域でやや大きな地震が発生したと報道していた。新聞にはまったく報道されなかった。ウェブサイトでは,「毎日com」のみが,以下のような短いコメントを載せていた。
 
 ルワンダとコンゴ国境地域で地震、39人以上が死亡
2008年02月04日00時19分

 ルワンダからの報道によると、同国とコンゴ(旧ザイール)の国境地域で3日午前9時半(日本時間同日午後4時半)と午後1時(同午後8時)ごろ、大きな地震があり、両国で少なくとも39人が死亡、約550人が重傷を負っている。マグニチュードは6.0と5.0。被害は隣国ブルンジでも出ている模様で、さらに拡大するとみられる。

 地元ラジオによると、ルワンダ南西部のルシジ地区ではキリスト教会が崩壊して10人が即死した。


 わたしは,アフリカ大陸は,古い地質から出来ているので地震などないものと思っていたのだが,そうでもないらしい,認識不足であった。 でえ〜 ちょっと調べてみた。

 アフリカ大陸東部にはかの有名な大地溝帯(グレートリフトバレー)があり,毎年数cm広がっており,数十万年〜数百万年後には,アフリカ大陸は東西に分裂すると予測されている。地溝帯の周辺には活発に活動する火山もあり海溝型の巨大地震のスケールほど大きくはないが地震活動の活発な地域に属するようだ。 

 大地溝帯の谷は,幅35-100km,総延長は7000kmにいたる。正断層で地面が割れ落差100mを越える急な崖が随所にあるという。

大地溝帯は,エチオピアを南北に走る高原地帯からズワイ湖・シャーラ湖・チャモ湖・トゥルカナ湖から,タンザニアへと至る東リフト・バレーと,

ウガンダ・ルワンダ・ブルンジから,タンガニーカ湖へ至る西リフト・バレーある。さらに西リフト・バレーからマラウイ湖、モザンビークへと抜ける溝帯を区別してニアサ・リフト・バレーと呼ぶこともある。

東リフト・バレーは,北方へ紅海からシナイ半島を形成。アカバ湾・ヨルダン渓谷を通り世界でもっとも標高の低い陸地である死海へと連なっている。

大地溝帯の形成は,地球内部のマントルの対流と関係があり,マントル上昇流が大地溝帯周囲の地殻を押し上げ,さらに地殻に当ったマントル上昇流が東西に流れるプレートとなり,アフリカ大陸東部を東西に分離する力につながっていると考えられている。

このため、大地溝帯では中央部に巨大な谷,周囲に高い山・火山(アフリカ最高峰のキリマンジェロやアフリカ第ニの高さのケニア山など)を見ることができる。
 プレートとプレートの衝突が原因のいわゆる海溝型地震(下左図で赤ドットの密集したゾーン)と,その対極にある,プレートが生まれる場に発生する海嶺型地震(下左図で赤ドットがやや薄いしたがって線が細く見えるゾーン)(地溝型地震とも云えるかも知れない)というものもあることが分かる。
 

  世界の地震(震源の深さ100km以下)の震源分布           火山の分布とプレート境界
 

 この図からアフリカの大地溝帯付近に地震頻発帯と火山帯が存在していることが分かる。



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