余裕の出発の予定が成田エクスプレスが
満席、あわてて上野へ移動して京成
線特急でと思いきやこちらも満席で
また、東京駅に引き返すという失態。
結局、30分の遅刻。でも2時間前に間に
合わなくてもOKだったので救われた。
格安航空券だったので、乗り遅れでも
した日にはパー。冷や汗ものだった。
海外旅行なんて初めてと言うわけでも
ないのにどうしていつも?こうなるの
と言う感じ。
やっと冷静さを取り戻したものの搭乗
手続きが長蛇の列。アメリカテロ事件の
余韻で審査がメチャクチャ厳しいためか。
日本はこれだからダメなんだよねと思って
いたら、あとで分かったがヒースロー空港の
入国審査も負けず劣らずひどかった。
ところで成田エクスプレスって立って乗って
もよかったのでは?
乗った飛行機はピカチュウの絵の入った
子供なら大喜びしそうなジャンボ。でも
これで外国に行くのはちょっとハデ?
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散歩トップページへホームページへ戻るオックスフォードへの道、完結編へ
ロンドンまでの飛行時間は11時間強。遅々として進まない飛行位置が恨めしい。
モスクワあたりに行き着く手前でかなりばてている。それでもリトル・プリンセスとか
の映画が以外に面白くて何とか時間をつぶした。
ヒースローを出るや、迎えに来るはずの旅行会社の社員が見当たらず。やむなく、
自力で地下鉄を乗り継いで予定のホテルへ。とほほ。
二日後に利用するパディントン駅の下見をしつつ、
けちってそこから歩いてホテルまで行くことにした。
散歩しながらたっぷり時間をかけてホテルに向かった。
それがまた思わぬ事態を引き起こしていたとは露
知らず。ホテルに着いて旅行会社に文句の電話を
入れたところ、まだ社員が空港で自分を探している
と聞いて真っ青。それはそうだよね。2時間?でも
あの時いなかったんだから仕方がないじゃん、と自分
を慰めつつ、後でホテルに駆けつけた職員に陳謝。

ところでロンドンの長距離始発駅にはびっくり。
改札がない。ホームまでは誰でも入れるのだ。
まだ、変なことは色々ある。発車時間は比較的
正確なのだが、15もあるプラットホームのどこから
どの列車が出発するかはそれぞれの発車時刻の
10分前にならないと発表されないのだ。だから
多くの人が電光掲示板の前で立って待っているのだ。
始めはみんながいつまでもいつまでも電光掲示板を
眺めているので、英語が読めないわけでもあるまいし
と不思議でしょうがなかった。そのことが分かったのは
実は二日後の列車に乗ろうとしたとき。そのときの自分
の狼狽ぶりは想像に難くないだろう。それは地元の人
にとっては暗黙の了解。でもそういうことが分からない
のだよね。
ポンドは日本で用意していた。エリザベス女王
のデザインを見るやイギリスがユーロを使わない
わけが少し分かったような。でもこのきれいなお札も
いずれなくなるのか?裏はなぜかダーウィン。種の
起源?イギリス人だったのかと思う。裏の絵柄は
発行年によって違うようだ。小銭は10種類近くも
あってどれがいくらか覚えるまでが大変。
地下鉄の切符はカードの大きさ。往復券があるのも
ユニーク。右のは1日券。
初日はとにかくぐったりでひたすら早く眠りたかった。もちろん半分以上は時差のため。夜の7時は
日本時間の朝の4時。とっくに熟睡している時間だ。眠くて眠くて食欲などまったくなく、ホテル近くの
イタ飯やで間に合わせた。牛肉は絶対食べないと決めていたのにいつもの癖でスパゲッティボロネ−ゼ
(ミートソース)をオーダーしてしまった。ソースだけ残すことは不可能で、結局まるまる食べてしまった。
早く床に入ったので翌朝4時には目が覚めてしまう。これが時差なんだと忘れていたものを思い出す。
アメリカ系ホテルのため、朝食は満足。パンに乗っているのは煮卵?下のビスケはブラックプディング。
翌日は地下鉄でコベント・ガーデンの骨董市へ。
電車道の脇にへんな地下道が、あれはいったい何?
小さい駅ではエスカレーターがなく、全員がエレベーター
に乗らなくてはいけないのは不気味だ。
朝のラッシュ時は車内も結構混む。驚いたことはぎりぎり
服が触れ合うまでは接近するが、肉で押される感触の接触
はない。非常に微妙だ。混んでて乗れないときはどうする
のかと言うと、乗らずに次の電車を待つのだ。これはじっと
観察していて分かったことだ。ちなみにロンドンの地下鉄は
とても狭く、前の座席との間には一人しか立てない。
ここの骨董市は、紹介してないガイドブックもあるが
なかなか面白い。もともとは市場だったところらしい。天気
のいい日は大道芸などもやっていると聞いた。みんな自分の
得意分野の骨董品を並べていて、住み分けているのが
面白い。古い大工道具の店がユニークだった。妙にくどい
化粧の濃い顔のおばちゃん等等、売ってる人たちも色々。
爺さんと交渉して束ねてある古い鍵を買った。大きいのから
ひどく小さい鍵まで揃っていて心を惹かれた。高いのか、安い
のかまったくわからず。この日は午前10時から半日観光に
参加予定だったので、地下鉄で集合場所へ急ぐ。
これらの写真は全部テムズ川沿いのウェストミンスター寺院
の対岸からのもので、観光スポットのひとつらしい。ずっと雨
だったので、車を降りたのはココと次のバッキンガム宮殿前だけ。
バス停や公衆電話がかわいらしい。古い建物は案の定古い
もので、ローマ法王がイギリスで滞在するときに使われるとか。
ゴミ箱にはLitterと書いてあるが、後で調べたら「ごみ」と言う
意味らしい。救命胴衣も赤。ロンドンは赤がよく似合う。
欄干の鉄塔に巻きついているのは、鯉のような顔をしたうなぎ
のような魚のオブジェと髭のおじさんの顔。
バッキンガム宮殿の前は観光客でいっぱいだ。でもこの日は
雨で衛兵の交代は中止。そもそも衛兵の交代は1日毎らしくて
その日はラッキーなことに交代が見られる日だった。が、結局は
雨で中止と言うことはラッキーどころかひどくアンラッキーだった。
ところが交代はしないが衛兵の行進は見られるとのことで、何が
何だかよくわからないが、とにかく衛兵を見れたのだ。
本来赤い服の兵隊がグレーのコートを着ており、変わりに騎馬
隊のコートが赤だった。黄色い色使いのコートを着た騎馬は
おまわりさんだ。馬のお尻がセクシーだった。
バッキンガム宮殿の正面にはグリーンパークを挟んで
エリザベス女王のお母様(100才を越えているらしい)
の住まわれているセント・ジェイムス宮殿がある。グリーン
パークはものもと花のない公園だったのでグリーンパーク
と言うらしい。でも数年前から女王様の花、黄色い水仙を
植えるようになったとのこと。ここに限らずどこもかしこも黄色
水仙で一杯だった。セント・ジェイムス宮殿でも衛兵が見られ、
宮殿の裏ではかわいい衛兵と記念撮影もできる。なぜか
他の観光客は全くおらず、穴場。
いくら伝統のある国だからといってバスやタクシーを
何十年も使い続けているわけではない。するとあの
伝統の形はどうして守られているのかというと、新車
のバスやタクシーもわざわざ古い形にしているのだ。
日本人がらみの店が多く集まっているのはピカでリー
サーカスにもほど近いオックスフォード・サーカスという
駅の周辺だ。高級ブチックの立ち並ぶ新・旧のボンド
ストリートにも歩いて行かれる、治安のいいエリアだ。
この一角にグレイズのアンティーク・マーケットという建物
がある。地下には鯉のいる池もあって雰囲気もいい。
愛想のいいおばあちゃんの店で銀食器を購入。
ボンドストリートには感じのいい花屋も。黒い壁の建物
の一階がティファニーだ(米英の旗が立っている)。
このそばにあるバーリントン・アーケードは183年前に
作られたイギリスで最も古いアーケードとのことだが、
ということは世界で最も古いアーケードだろうか。
とはいえ結構綺麗だ。雨は降り止まず、この日はタクシー
でご帰還。手を挙げればすぐに止まってくれる。乗る前に
行き先を告げるところが少し違う。
ホテルの部屋からはベイカー・ストリート駅が見える。部屋
で困ったことは、歯磨き水でいっぱいの洗面器の水が流れ
ない。ノブを探すも見つからずあせる。手で回転させればよ
かったのだが、それが分かるまでかなりの時間を要した。
3日目はいよいよオックスフォードへ向かう日だ。すっかり乗り
なれた朝ラッシュの地下鉄でパディントン駅へ。自動切符販売
機の下に日の丸が!このボタンに触れると何と表示がすべて
日本語に変わる。なんて親切なのだろう。ところで1日券は9時
半から使えるのだが、「9時半まで」と誤訳されている。在住の
日本人は誰も教えてあげないのだろうか。
他にフランス、ドイツ、スペイン、イタリア語のボタンあり。中国語
や韓国語、アラビア文字のボタンはないが、右に余白のボタンが
2つあるのが気になる。次は何語が採用されるのだろう。ロンド
ンの地下鉄のマークは統一されている。慣れるととても分かりや
すい。左下はホームの自動販売機と公衆電話で、下はたくさんの
監視カメラがで見張っているぞという告知ポスター。
最後の数枚の写真はオックスフォードから戻り、最終日に訪れたポートベロー・マーケット
の様子。このあたりは結構高級住宅街と言った感じ。金曜日は骨董の店は少なく、普段の
食品マーケットばかりだった。右上は常設の骨董店の並ぶエリア。イギリス人老夫婦の店で
銀のナプキンリングをゲット。アールデコ風のデザインのものを選んだらこれは日本の影響を
受けたデザインだろうと言うあたりおじさんはなかなかのインテリ。テーストはそうかもねと
軽く答えておいた。
土曜の骨董市はさぞかし賑やかなのだろうなと無念の思いに駆られつつ、骨董市にせよ
サッカーの試合にせよイギリスに来るなら土曜日を挟まない手はないでしょうと誰かに言って
あげたい気持ちだ。行くつもりで行けなかったところ、ビクトリア・アルバート美術館のティワラ
の特別展とデパートのハロッズ。ハロッズロゴ入りのグッズは空港で買ったからまあいいか。